植松☆輝にとっては最後の北海道で、ハタナカヨウコ相手にタッグ王座防衛!山縣は地元での試合を自らの勝利で飾る
プロレスリングWAVE
プロレスリングWAVE EXTRA・11
日時:4月1日(日)開始:13:00
場所:北海道・札幌テイセンホール
観衆:403人(満員)
1日、札幌テイセンホールで行われたプロレスリングWAVE『プロレスリングWAVE EXTRA・11』。3年ぶりに開催となったWAVEの北海道大会。
メインではこれが最後の北海道での試合となる植松寿絵&輝優優の植松☆輝が、GAMI&中川ともかのハタナカヨウコを相手にWAVE認定タッグ王座の初防衛戦を行った。GAMIがロープ際でラリアットを放つと、輝がキチンシンクでやり返す。GAMIが大外刈りからブレーンバスターで反撃し、中川にチェンジ。中川が植松☆輝の連係攻撃に捕まり、ローンバトルを強いられる。GAMIは花道を駆け抜けてのメガホン。リング上でもメガホンを振り回して形勢を逆転すると、バックドロップで投げ捨てる。植松が噛みつきで脱出を試みたが、GAMIがトラースキックで動きを止め、植松への集中攻撃が続いた。
GAMIの汚水攻撃まで食らい、精神的ダメージも負った植松はカウンターのラリアット、ケンタッキーボムを食らいながらもカウント2で返し、ジャーマンをバック宙で切り返してウラカンラナ。輝とチェンジする。GAMIは輝と一発一発力のこもったエルボーを打ち合いロープ渡りへ。植松にロープを揺らされて落下すると、植松☆輝のサンドイッチドロップキック、輝のジャーマンを浴びたが、2人まとめてフェースクラッシャーでたたきつけ、輝にはフェースカッター、垂直落下式ブレーンバスターを決める。輝も垂直落下式ブレーンバスターでやり返し、バックフリップ。植松がダイビングボディープレスを浴びせた。
植松がフィニッシュ宣言からコーナー上へ。中川が阻止するとGAMIが雪崩式フランケンシュタイナー。中川が回転足折り固め、植松が逆さ押さえ込み、ウラカンラナと丸め込みの攻防が続き、中川のフィッシャーマンズ・スープレックスは植松がことごとく切り返す。植松の逆さ押さえ込みを切り返した中川がCRB。ハタナカヨウコの後ろから前からは植松がすかし、輝が中川にニーアタック、植松が顔面にドロップキックを見舞い、輝がジャーマン。さらに輝がダイビングニードロップを落とすと、植松は場外のGAMIに向けプランチャで飛んだ。
ハタナカヨウコのハイジャックパイルドライバーが決まると、植松☆輝もハイアングル植松でお返し。ハタナカヨウコが輝に後ろから前から、首と足へのサンドイッチラリアット、中川の唸れ豪腕と畳みかけた。しかし、中川の延髄斬りがGAMIに誤爆。輝のエルボースマッシュ、垂直落下式ブレーンバスターはGAMIがカットに入った。植松がGAMIにドラゴンスープレックス、中川が植松にフィッシャーマンズスープレックス。植松のトラースキックから輝がヨーロピアンクラッチを狙うと、中川は切り返して逆にフォール。GAMIの目突き、トラースキックから中川の120%フォールでも3カウントは入らない。カウンターのエルボーを決めた輝が渾身のエルボースマッシュ。輝が中川から3カウントを奪取し、植松☆輝が初防衛に成功した。
試合後、植松は「WAVE3年ぶりの札幌大会、こんなにたくさんの方にご来場いただきありがとうございました。私は4月30日に引退します。輝も今年いっぱいで引退します。今日が北海道で最後の植松☆輝、最後のチャンピオン姿です。しっかり目に焼きつけていただいたでしょうか? 私たちが引退してもWAVEはまだまだ大きくなります。来年も来られるよう、また足をお運びください。ありがとうございました」と挨拶した。
北海道が地元の山縣優が春日萌花、豊田真奈美と組んで、桜花由美&浜田文子&チェリーのブラックダリア(以下BD)と対戦。
ムチ、イス、バットを持ったBDが奇襲。6人が場外の3方向で攻防を展開する。文子がイスで豊田を押さえつける間に、リング上では桜花とチェリーが春日&山縣を痛めつけた。さらに春日へ3人攻撃。山縣に替わってもチェリーのバット攻撃から3人の蹴りと、連係に勝るBDペースで試合が続いた。
山縣は文子への背骨折りで反撃するも、桜花のムチ、文子のイスを浴びる。視線が定まらないほどのダメージを負った山縣に桜花が串刺しビッグブーツを連発。BDの容赦ない3人攻撃が続いた。
ようやくタッチをかわした豊田はミサイルキック、ロープ二段目からのブーメランアタック、場外プランチャとBD3人を相手に大暴れ。春日も桜花へダイビングボディーアタック、コルバタ、クリストを決めた。さらに豊田と山縣が息の合った連係で桜花を攻め立てたが、桜花はトップロープ越しのブラディーEX、ダイビングボディーアタック。豊田もローリングクレイドルでやり返した。
桜花が豊田に雪崩式ブレーンバスターを決めたが、文子のムーンサルトプレスは豊田が剣山。豊田のムーンサルトプレスも文子が足を立てて決めさせない。豊田がだるま式ジャーマンで文子を投げると、山縣が背後からミサイルキック。さらにフェースバスターでたたきつけた。ジャーマンで投げられてもすぐに立ち上がって延髄斬り。文子もすぐにやり返し、アイコノクラズム、ランニングニーアタック。イスを使ったムーンサルトプレスが決まると、Tommyレフェリーは認めずカウントを拒否。改めて文子がライガーボムでたたきつけたが、山縣は2カウントで肩を上げた。
文子のニールキック、桜花のかかと落とし、チェリーのバット攻撃で追い込まれた山縣だったが、チェリーの裏拳からのフォールを切り返し、側頭部へ蹴り。最後は変形デスバレーボムでマットに突き刺し、地元での試合を自らの勝利で飾った。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 SAPPORO・GENKI・WAVE 15分1本勝負
○渋谷シュウ
9分51秒 タイムマシンにのって
●下野佐和子
▼第2試合 SAPPORO・コミカルWAVE 15分1本勝負
○勇気彩
7分50秒 直伝デスバレーボム→体固め
●広田さくら
▼第3試合 SAPPORO・テイルズWAVE 20分1本勝負
○栗原あゆみ/飯田美花
13分39秒 変形裏投げ→片エビ固め
華名/●紫雷美央
▼第4試合 SAPPORO・ライバルWAVE〜again〜 20分1本勝負
○水波綾
10分19秒 紅の豚→片エビ固め
●大畠美咲
▼第5試合 SAPPORO・スクランブルWAVE 30分1本勝負
春日萌花/豊田真奈美/○山縣優
18分44秒 凱旋→片エビ固め
桜花由美/浜田文子/●チェリー
▼第6試合 北海道日刊スポーツ発刊50周年記念タイトルマッチ〜WAVE認定タッグ選手権試合 30分1本勝負
[王者組]植松寿絵/○輝優優
26分35秒 エルボースマッシュ→片エビ固め
[挑戦者組]GAMI/●中川ともか
※第2代王者組が初防衛に成功
【記事提供/プロレスリングWAVE】
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