大日本×ユニオンの合同興行で行われたヤンキー二丁拳銃の蛍光灯デスマッチ対決は、宮本がイサミに勝利!大家が殊勲の勝利!
大日本プロレス×ユニオンプロレス合同興行
大日本×ユニオン対抗戦だったりなかったり
日時:3月29日(木)開始:19:00
場所:新宿FACE
観衆:329人(満員)
29日、新宿FACEで行われた大日本プロレス×ユニオンプロレス合同興行『大日本×ユニオン対抗戦だったりなかったり』。大日本1・4新木場大会で行われた葛西純&宮本裕向vs.沼澤邪鬼&木高イサミの試合後、宮本とイサミの思いを聞いた大日本の登坂栄児代表は「選手の思いを実現する、ということも我々の使命」と思ったという。これをキッカケにこの合同興行が実現!
メインでは宮本裕向が木高イサミが保持するDDT EXTREME級王座に挑戦する形で現BJW認定タッグ王者である"ヤンキー二丁拳銃"対決が実現! しかも、この一戦は新宿FACEでは初となる蛍光灯デスマッチで行われた。
いきなり四方を取り囲む蛍光灯に激突させられたイサミだが、その反動で宮本にドロップキックを見舞って宮本も蛍光灯に激突。破裂音と共に蛍光灯の破片が周囲に飛び散る! さらに宮本は蛍光灯を叩き割ると、その先端をイサミの額に突き刺して流血させる。だが、イサミも宮本を場外に追いやると、蛍光灯に激突するのをモノともせずロープに飛んでトペを発射! そのまま場外で宮本の額を叩き割ると、リングに戻って傷口に蛍光灯を突き刺していく。
コーナーに宮本を追い詰めたイサミは、間に蛍光灯を挟んでのエルボーを連打。しかし宮本もカウンターのフロントスープレックスで投げると、蛍光灯の束を間に挟んでの串刺し式コンドルキック。そこから蛍光灯の束の上にアバランシュホールドで叩き付けていくが、イサミもブレーンバスターを逆に投げる戸、串刺しフロントキックから雪崩式フランケン。
すぐに立ち上がった宮本だが、自らの身体で蛍光灯を叩き割ったイサミはその破片をまとってのパンチから蛍光灯の束を間に挟んでのダブルニードロップ。バズソーキックで宮本をエプロンに追いやるが、蛍光灯で殴打した宮本はロープ越しのブレーンバスター。何とかエプロンに着地したイサミは蛍光灯を挟んでのヘッドバットからコーナーに登るが、宮本はエルボーで場外に叩き落とすと、対角線をダッシュして鉄柱越えのトペコンを発射!
リングに戻った宮本はラリアットからファイヤーサンダーで叩き付けると、極太の蛍光灯の束を持ち込み、ダウンしたイサミの上に乗せ、その上にムーンサルトプレスを投下! もの凄い破裂音が場内に響き渡る中、どうにかカウント2で返したイサミは、宮本のハンドスプリングエルボーをかわしてバズソーキックと勇脚を叩き込む。ダブルダウン状態から立ち上がり、エルボー合戦を展開すると、そこから宮本がニールキック。イサミも勇脚を返してから螺旋丸を狙ったが、宮本はこれをジャーマンで切り返すと、勇脚を返してロープに飛んだイサミをカウンターで捕まえ、そのまま旋回式ファイヤーサンダーで叩き付けて3カウント!
壮絶な一戦の末、DDT EXTREME級王座を宮本が奪取し、ベルトが他団体に流出! しかし、試合後宮本が「イサ! 楽しかったな。すげー楽しかったな。こんな面白い試合、出来るのは二丁拳銃だけだろ? これからも大日本タッグチャンピオンでいような」と声をかけると、「強いなぁ〜。でも楽しかったね。タッグのベルトずっと持ってましょう」と潔く負けを認めてガッチリ握手。まったく遺恨を残すことなく、爽やかに試合を終えた。
この大会の開催が決まった時点から、合同興行ではなく対抗戦だと主張し続けている大家健。そこで大日本の登坂代表から大家が負けた場合、「ユニオンは今年いっぱいユニホンプロレスという名前で大日本の3部リーグにします」と提案! ユニオンのナオミ・スーザン代表は却下したが、登坂代表は「ウチが負けたら、その時点で売れ残ってる大家Tシャツを買い取りますよ。ユニホンTシャツも作っておきます」とヤル気満々。
そこで大家は3・18新木場大会で大家との『BEST OF THE SUPER 大家』に勝利して真の大家となった大家(真霜)拳號をパートナーに指名し、伊東竜二&星野勘九郎とハードコアタッグで対戦することになった。だが、大家がロープを開けているのに、大家(真霜)は違う方向からリングインするなど、大家組はただでさえ下馬評で圧倒的に不利と言われているのに、チームワークにも不安が......
いきなり場外乱闘で試合が始まると、大家が場外にテーブルをセットし、大家(真霜)が星野をその上に寝かせる。コーナーに登っていった大家だが、伊東がデッドリードライブで投げていき、逆に大家がテーブルクラッシュ! さらにリングに戻った伊東は大家の背中をイスで思い切り殴打。星野も大家の脳天にイスを振り下ろし、座面がポーンと抜けると、その座面で殴打していく。
星野は大家の上にイスを乗せ、その上にセントーンを落とすと、イスの上に垂直落下式ブレーンバスターで叩き付けようとしたが、これは大家が逆に投げていき、ようやく大家(真霜)にタッチ。大日本コンビを2人まとめて無道に捕らえた大家(真霜)は、伊東の串刺し攻撃をかわしてテーブルに激突させる。そしてイスの上に伊東を叩き付けようとしたところで、大家が「よーし任せろ!」とタッチを要求。
観客も大家(真霜)も不安にしかならない状況だが、大家(真霜)はタッチに応じる。足を踏みならしてから炎のスピアーを放った大家だが、伊東はアッサリかわすとイスを投げつける。さらに星野との合体攻撃からドラゴンスプラッシュを投下。辛くも大家(真霜)がカットに入ったが、星野が大家(真霜)をジャーマンで投げると、伊東がドラゴンキッカーで大家(真霜)を場外に追いやってプランチャ。
その間に星野がラダーを持ち込み、大家をその上に叩き付けてからダイビング・セントーンを投下。これを辛くもかわした大家は炎のスピアー。だが、星野は真正面から受け止める。そこに大家(真霜)が戻ってきて真剣を叩き込むと、大家がジャーマン。カウント2で返した星野だが、今度こそ大家は炎のスピアーで星野をなぎ倒し、ラダーの上に激突させると、そのままガッチリ抑え込んで3カウント!
下馬評をひっくり返して大家が殊勲の勝利を収めると、大家(真霜)笑顔で拍手をしながら大家の勝利を称えた。大家は愛するユニオンが1年間"ユニホン"になることを見事に防いだ!
高木三四郎だらけの時間差バトルロイヤルは、まずは本物の高木三四郎こと旧高木が入場。『FIRE』に乗って四方のコーナーでファイヤーポーズを決めると、続いてユニオンではお馴染みになった松田慶三似の新高木三四郎が登場。こちらも『FIRE』に乗ってファイヤーポーズを決める。
さらにまたまた『FIRE』が鳴り響き登場したのは、どこからどう見ても普通にSECRET BASEの清水基嗣。清水が高木三四郎シークレットということなのだが、コスチュームから一切似せる気なし。清水は「だって俺、こういう試合だって知らなかったんだよ」と嘆くが、登坂代表からは「(清水には)連絡してなかったけど、空気を読め! だからお前の団体は小っちゃいままなんだよ!」とヒドイことを言われてしまう始末。
そこに4人目の高木として某BJWデスマッチヘビー級王者に体型が似ている愛高木三四郎が『FIRE』に乗って現れ、コーナーの上から「新宿にお越しの皆さん、愛してま〜す」と叫んでから脳天唐竹割りを旧高木に落としてから、バカチンガーエルボー。すると、5人目の高木として高木三四郎×(ばってん)が『FIRE』のばってんバージョンで登場。ファイヤーポーズではなくばってんポーズを取り続ける高木×にはブーイング。
するとほかの4人の高木が高木×にトレイン攻撃から一斉にドロップキックをお見舞いする。これで予定されていた5人の高木が登場したのだが、再び場内に『FIRE』が鳴り響き、そこには某アジアタッグ王者によく似た6人目の高木こと、高木三四郎ビッグバディが登場!
スキンヘッドに黒く髪を塗っているだけのビッグバディだが、オーバー・ザ・トップロープで愛高木と新高木を失格にさせると、シークレットもリフトアップスラムで場外に投げ捨てて失格にさせる。さらに旧高木とラリアットの相打ちになると、そこからまさかのゆずポンキック! 呆気にとられる旧高木をオーバー・ザ・トップロープで失格にさせたビッグバディだが、背後から高木×が急所攻撃。
しかし怒ったビッグバディはすぐに高木×をなぎ倒すと、コーナー最上段からゴーレムスプラッシュを投下して3カウントを奪った。総勢6人の高木三四郎が出場した時間差バトルロイヤルが、高木三四郎ビッグバディが制した。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○チェリー(ユニオン)/グレート小鹿(大日本)
8分11秒 チェリートーンボム→片エビ固め
●紫雷美央(フリー/トリプルテイルズ.S)/塚本拓海(大日本)
▼第2試合 悩む男子に勇気を与える戦い 30分1本勝負
●ビッグルード(ユニオン)
5分55秒 プロピア
○"黒天使"沼澤邪鬼(大日本)
▼第3試合 高木三四郎だらけの時間差バトルロイヤル 30分1本勝負
<一人目>
○高木三四郎ビッグバディ
7分54秒 OTR
●愛高木三四郎
<二人目>
○高木三四郎ビッグバディ
8分2秒 OTR
●新高木三四郎
<三人目>
○高木三四郎ビッグバディ
8分12秒 OTR
●高木三四郎シークレット
<四人目>
○高木三四郎ビッグバディ
8分40秒 OTR
●高木三四郎
<五人目>
○高木三四郎ビッグバディ
9分16秒 ゴーレムスプラッシュ→片エビ固め
●高木三四郎X(ばってん)
▼第4試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○関本大介(大日本)
6分57秒 逆エビ固め
●福田洋(ユニオン)
▼第5試合 ハードコアタッグマッチ 30分1本勝負
○大家健(ユニオン)/大家(真霜)拳號(K-DOJO)
12分22秒 炎のスピアーwithラダー→片エビ固め
伊東竜二(大日本)/●星野勘九郎(大日本)
▼第6試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○石川修司(ユニオン)/入江茂弘(チームでら)
12分17秒 スプラッシュマウンテン→エビ固め
佐々木義人(大日本)/●忍(666)
▼第7試合 DDT EXTREME級選手権試合〜蛍光灯デスマッチ 60分1本勝負
[王 者]●木高イサミ(ユニオン)
15分12秒 旋回式ファイヤーサンダー→エビ固め
[挑戦者]○宮本裕向(666)
※第17代王者イサミが2度目の防衛に失敗。宮本が第18代王者となる
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