美央が植松にシングルで勝利!飯田も誕生日プレゼントとして植松と急遽対戦!水波と大畠のライバル対決は決着がつかず、再戦を要求!

120324_Wave-1.jpgプロレスリングWAVE
Beach time st
日時:3月24日(土)開始:18:30
場所:東京・浜町スタジオ
観衆:123人

 24日、東京・浜町スタジオで行われたプロレスリングWAVE『Beach time st』。オープニングの選手入場式でGAMIが「まいど! 初めての会場です。若干緊張しています。緊張のあまり、リングシューズを忘れてきたバカ者がいます」と挨拶したのだが、そのシューズを忘れたのは何と植松寿絵!

 この日のメインで自身のFINAL ROAD・S08〜again〜で紫雷美央とシングルで対戦する植松は広田さくらのシューズを拝借するが、「やりづらい」と漏らす。「負けても文句言うなよ」という美央に、植松は「こいつ(シューズ)のせいだな」にニヤリ。美央は「卑怯者!」と言い放った。
 美央は逆片エビ固めで絞めあげ、串刺しのキチンシンク。植松は「カメラは向こうだ!」と正面側のコーナーに座らせて顔面ウォッシュへ。しかし、最後の一発は美央が許さず顔に張り手。首4の字固めでギブアップを迫った。その後もぶら下がり式も含め、首4の字で追い込んでいった美央はケンカキックを連発。紫閃光をブロックした植松もウラカンラナ、トラースキック、ドラゴンスープレックスを返すが、これはカウント1でキックアウトされ、ソラリーナもカウント2。美央がグーパンチ、かかと落としを放ち、紫閃光を浴びせると3カウント。美央が植松との最後のシングルで初勝利をおさめた。
 試合後、マイクを持った美央は「ありがとうございました。植松さんに勝てましたけど、自分、前に植松さんがシングルで私を超えろって言ってくれたこと胸に刻んで、目標を持ってきました。植松さんがいなくなっても女子プロレスが廃れないように、面白い選手でいたいと思うので、安心して引退ロードを走って下さい。マジでありがとうございました。でもね、植松さん。自分、勝ったのでお願いしていいですかね? この子(飯田)昨日誕生日だったんですよ。植松さんの引退ロードに絡んでないです。今日しかチャンスがないんですよ」とお願い。
 ダメージの大きい植松は「昨日誕生日プレゼントをあげたから」と逃げようとするも、美央が「選手としての飯田へのプレゼントとして。5分だけ」と食い下がり、植松が「美央の蹴りと広田のシューズのせいで足元がおぼつかないけどいいですか?」と承諾した。

120324_Wave-2.jpg Tシャツにジャージ姿の飯田がゴングの鳴る前から襲いかかり、ドロップキックを5連発。飯田は勢いよくTシャツを脱いでコスチューム姿へ。しかし、ジャージはシューズにかかってしまった。植松が助けて完全なコスチューム姿となると、植松が顔面ウォッシュ。ドロップキックで反撃した飯田が「座っとけ!」と逆顔面ウォッシュを決めた。
 植松は場外にエスケープしたが「時間ないから」とセコンド陣に上げられる。渋谷、美央が植松を押さえ、飯田がミサイルキック。河津落としから津軽固め、ミサイルキック2発と攻め立てた。植松は両手を広げて正面から受けとめたが、飯田はさらに「ドラゴン!」とフルネルソンの体勢。これには植松が「お前にやった覚えはない!」と切り返す。飯田が後頭部へのヘッドバットからヨーロピアンクラッチ。残り30秒。植松がミサイルキック、ジャーマンと勝負を決めにいくも、ダイビングボディープレスをかわした飯田がミサイルキック。ここで時間切れとなった。ゴングが鳴った後に改めて飯田がフォール。植松が3つ入れさせた。
 その後、マイクを持った植松が「今日は初めての会場でしたけど、来ていただいて本当にありがとうございました。植松の引退ロード、あと38日にとなりました。試合は今のところあと11試合で終わると思います。だから、いろんな団体に植松さんを出して下さいと(笑)あと20試合くらいさせてください。戦隊もののような、玉手箱のような、いろんなプロレスがWAVEです。これからもお願いします」と挨拶。
 最後はこの日24歳になった水波綾、23日に20歳となった飯田がリングに上がり、WAVE恒例の顔面ケーキでお祝いした。

120324_Wave-3.jpg ジュニア時代からベルトを巡って争うなど、ライバル関係にある水波綾と大畠美咲が久しぶりのシングルマッチ。先に入場した大畠が水波のリングインと同時にムチを投げつけ、クロスボディーアタックを狙う。これはアルゼンチン式背骨折りに切り返され、ショルダーバスターを決められたが、「フィニッシュ!」とダイビングギロチンドロップを狙ってコーナーに上がった水波に、場外からセコンド桜花がムチで攻撃。客席の中に投げ捨て、大畠がコーナーからプランチャで飛び、リングに戻ってからも桜花がムチ、チェリーがバットを使って痛めつけた。
 髪の毛を掴んだキャメルクラッチ、チョーク攻撃、セコンドの介入と反則攻撃を続ける大畠の一方的な攻めで5分が経過。ムチをかわされスピアーで反撃を許すと、ショルダータックル4連発、ダイビングショルダーアタックを浴びた。ムチの乱れ打ちで再び流れを掴んだ大畠がドロップキック、スリーパー、チョーク攻撃。コーナー上に座りムチを使ったチョーク攻撃を狙うが、これは水波が阻止。それでも大畠のペースを続き、ロープを使ったアームロック、三角絞め、腕固めで追い込んだ。
 ダイビングボディープレスをかわされた大畠は、カウンターのパワースラム、スピアー、ダイビングギロチンドロップと劣勢を強いられる。大畠がジャーマン、水波が裏投げ、大畠がジャーマン、低空クロスボディーアタック、逆打ち、水波が水波コースターと大技の攻防が続いたが、残り時間は1分。力を振り絞ってエルボーを打ち込んだ水波の足をリング下から桜花が引っ張る。エプロンまで上がったチェリーをスピアーで場外に落とし、桜花にはスライディングキックを浴びせた水波だったが、大畠にスピアーを決めたところで時間切れのゴングが鳴った。
 試合後も小競り合いが続いたが、水波は「大畠テメエ! 決着つかなかったけどな。札幌、まだカード決まってないだろ。再戦だよ! 首洗って待ってろ!」と4・1札幌での決着戦を要求した。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 テクニカルWAVE 15分1本勝負
○中川ともか
13分58秒 変形エビ固め
●GAMI

▼第2試合 コミカルWAVE 20分1本勝負
○山縣広田/モーリー
9分19秒 フラフラ・ドーン
●春日萌花/山縣優

▼第3試合 JWP認定ジュニア&POP選手権試合 30分1本勝負
[王 者]○下野佐和子
7分53秒 えびす落とし→体固め
[挑戦者]●川佐ナナ
※王者が第21代JWPジュニア&第11代POP王座5度目の防衛に成功

▼第4試合 ライバルWAVE 20分1本勝負
△水波綾
時間切れ引き分け
△大畠美咲

▼第5試合 スクランブルWAVE 30分1本勝負
○桜花由美/チェリー
16分12秒 ビッグブーツ→エビ固め
●渋谷シュウ/華名

▼第6試合 UEMATSU TOSHIE FINAL ROAD・S08〜again〜 20分1本勝負
○紫雷美央
11分23秒 紫閃光→体固め
●植松寿絵

▼5分1本勝負
△植松寿絵
時間切れ引き分け
△飯田美花

【記事提供/プロレスリングWAVE】

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