脇澤との"黄色対決"を制し、白ベルトV3を達成したゆずポンがユニット名を「全力女子」と発表!奈苗に善戦した惡斗は一期生に下克上!

120226_Stardom-1.jpgスターダム
NEW YEAR STARS 2012
日時:2月26日(日)開始:12:00
場所:新木場1stRING
観衆:405人(超満員札止め)

 26日、新木場1stRINGで行われたスターダムSeason5『NEW YEAR STARS 2012』。1・22新木場大会で愛川ゆず季と初対決を行ったあと、「スターダムに黄色は2人もいらないんですよ!」と宣戦布告した脇澤美穂。愛川が「私の持っている白いベルト、欲しかったから欲しいって言ってもいいですよ」と言い返したことで、両者が白いベルト(ワンダー・オブ・スターダム)とイメージカラーの黄色の"2色"を賭けて激突した。

 顔には全日本女子時代を彷彿させる黄色のペイントをして登場した脇澤。握手を求めていった愛川だが、突き飛ばして拒否した脇澤。仕方なくコーナーに戻ろうとした愛川に対し、脇澤はゴング前に背後からのエルボーで奇襲攻撃! さらに顔面に唾を吹きかけた脇澤は、ドロップキックの連打からヘアホイップで投げるとキャメルクラッチ。1人ミホカヨポーズから「写真だ、写真!」と叫んだ脇澤は愛川に鼻フックをお見舞い。
 怒った愛川は蹴りや得意の首4の字固めで反撃するが、エルボー合戦で愛川をなぎ倒した脇澤は首4の字をお返し。そこから反転した脇澤は、愛川の頭をマットに叩き付けようとしたが、頭を抜いた愛川は馬乗りになってバチバチ殴ってから気合いの雄叫び。脇澤も愛川あの蹴り足をキャッチキャッチして張り手をお見舞いすると、一気にダイビング・ボディプレスへ。これをかわして自爆させた愛川は、すかさずSTFに捕らえる。
 リング中央でガッチリ決まったが、脇澤は辛くもロープに脱出。そこからお互いに得意技であるフィッシャーマンズ・スープレックスで投げようとするが、どちらも譲らず投げられない。すると脇澤はスイング式ネックブリーカーにチェンジ。3連発で決めた脇澤はコーナー最上段から、立ち上がろうとした愛川にダイビング・ボディプレス。10分経過と同時にFクラッシュを狙った愛川だが、うまく逃れた愛川はYKレッドから腕固めへ。
 脇澤もローリングクレイドルで回すと、この試合用の秘密兵器・裏アキレス腱固めに捕らえる。悲鳴をあげながらもロープに逃れた愛川だが、脇澤はコーナー最上段からミサイルキック。さらに愛川をコーナーに振って、追走式の串刺し攻撃を狙った脇澤だが、愛川はソバットで迎撃すると、新技パイパイアタックを見舞ってからフィッシャーマンズ・スープレックス。
 カウント2で返した脇澤はYKブルー(後ろ回し蹴り)をモロに食らったものの、続くYKレッド(カカト落とし)をかわしてフィッシャーマンバスター! カウント3寸前で何とか返した愛川をFクラッシュで叩き付けた脇澤だが、愛川はこれもカウント2で返す。ならばと2連続でFクラッシュを狙った脇澤だが、これをDDTで切り返した愛川はシャイニングゆザード。さらにYKブルー→YKレッドを立て続けに叩き込んで3カウント!

120226_Stardom-2.jpg 全女出身らしい粘り強い脇澤を紙一重のところで撃破し、V3を達成した愛川はBY軍のメンバーと抱き合って喜びを爆発させる。ベルトをたすき掛けにしてセクシーポーズで記念撮影に応じる愛川の横で、敗れた脇澤は号泣。
 そんな脇澤を尻目にマイクを持った愛川は「勝ったぞー! この白いベルトも防衛して、黄色も私のものになりました。脇澤さん、いまからワキの色、肌色のコスチュームにしてもらいましょうか......と言いたいところなんですけど、私よ〜く考えてみたら、私の着ているこの色は"ゆず色"でした。なので、そんなに黄色が着たければ着ていればいいんですよ。これからもゆず色は負けませんので」と温情をかけた。
 さらに愛川は「そしてこのベルトを防衛して、今日発表したいことがあります。BY砲、軍団になりまして名前を考えてきました。私たちはただのアイドルグループじゃありません。毎回全力、全身全霊で闘っています。その意味を込めまして、私がこの名前をつけました。全力女子......どうですか? 略しまして"ゼンリョ"!」と、愛川&美闘陽子&鹿島沙希&宝城カイリのユニット名をBY軍改め"全力女子"にすると発表!
 「全力女子、略してゼンリョ」と、どこかで聞き覚えのあるフレーズだけに、すかさず高橋奈苗が「全女って言ったら私なんだよ! 全女までパクるのか?」と食ってかかっていくが、愛川は「耳までトシのせいでおかしくなったんですか? 全女じゃなくてゼンリョです」とバッサリ斬って落とすと、旗揚げ1周年記念大会でパートナーの美闘が世IV虎に敗れたこともあるので、3・20後楽園大会で夏樹&世IV虎の川崎葛飾最強伝説の挑戦を、ゴッデス・オブ・スターダム王者チームとしてBY砲が受けて立つと表明!
 すると世IV虎がBYの前に立ちはだかり、「お前から後楽園って吐いたんだから覚悟しておけよ! 次回3月11日完全復活します!」と凄みを効かせてから、3・11新木場大会から復帰すると宣言した。

120226_Stardom-3.jpg 今年は三期生を相手に高橋奈苗が情熱を注入していく『STARDOM PASSION INJECTION』も3戦目。今回はヒール志望の安川惡斗が奈苗に挑むが、現在は川崎葛飾最強伝説の"仮メンバー"状態の惡斗にとって、カワカツ入りに反対している世IV虎を納得させるだけの結果を残しておきたいところ。
 ウイスキー瓶を片手に入場した惡斗は、リング上でガンガン飲酒しはじめると、奈苗に向かって口に含んでいたウイスキーを吹きかけ、ゴングと同時にドロップキック。これはかわした奈苗だが、惡斗も奈苗のドロップキックをかわすとケンカキック。ドロップキックを返した奈苗に対し、惡斗は力比べを要求。だが、奈苗は惡斗の手を払いのけて自ら力比べを要求。「大人げねぇな!」と吐き捨ててから力比べに応じた惡斗だが、パワーでねじ伏せた奈苗。しかし惡斗も奈苗の腕を取って腕固めで切り返すとフィンガーロック。
 奈苗もすぐに反撃していくが、フライングメイヤーを着地した惡斗は、脳天にエルボーを叩き込むとエルボーを連打してからロープに飛ぶ。逆にエルボーで迎撃した奈苗はカナディアンバックブリーカーからコーナーに叩き付けて逆さ吊りにするとコーナースプラッシュをお見舞い。だが、2発目をかわした惡斗は馬乗りナックルからフロントネックロックへ。これを脱出した奈苗に張り手を見舞った惡斗だが、より強烈な張り手を変える奈苗。
 しかし惡斗はそこからマフラーホールドに捕らえて奈苗に悲鳴をあげさせると、ACTスペシャルを狙うが、背後に着地して回避した奈苗。だが、奈苗のミサイルキックをかわした惡斗はケンカキックから今度こそACTスペシャルで叩き付ける。一気に惡トーンを狙った惡斗だが、奈苗もコーナーに登っていくと惡斗の背後に回ってスリーパーで吊り上げる。さらにダイビングラリアットをお見舞いしてからバックドロップ2連発。
 10分が経過し、勝負に出た奈苗はコーナーに登っていくが、惡斗は反対側コーナーまで転がっていって冷蔵庫爆弾を防御。一旦コーナーから降りた奈苗は、惡斗のボディを踏みつけてから再びコーナーへ。しかし、またも転がる惡斗。すると奈苗はドラゴンリングインからジャンピングボディプレス。これをヒザ剣山で迎撃した惡斗は、ウイスキーを上からぶっかけると、フロントネックロックの体勢のまま回転してから胴絞め式フロントネックロックへ。
 酒を頭から大量に浴びてから回転したことで、奈苗は気を失いかけるが、ギリギリで踏み止まる。しかし酔っ払ってしまったのか足元がフラフラ。チャンスと見た惡斗は今度こそ惡トーンを投下。続けて2連発を狙った惡斗だが、惡斗と同じように転がって防御した奈苗は、すぐさまコーナーに登っていくと雪崩式ブレーンバスター。
 さらに張り手の連打から延髄蹴りを叩き込むと、自らウイスキーを口に含み、倒れた惡斗に思い切りウイスキーを吹きかけると、今度こそ冷蔵庫爆弾を投下して3カウント。試合後、ウイスキーをラッパ飲みした奈苗だが、すぐに吐き出す始末。千鳥足になりながら惡斗を引き起こそうとした奈苗だが、惡斗はその手を払いのける。大善戦だった惡斗が夏樹の肩に担がれて退場すると、超満員の観客からは惜しみない拍手が贈られた。
 その惡斗はメイン終了後、里村明衣子とのワールド・オブ・スターダム防衛戦の意気込みを語っていた奈苗からマイクを奪い取り、「高橋奈苗に負けましたけど構わないよ。これから......あんなぁ......世IV虎さん、スミマセン。ベルトとかどうでもいいんだよ! 後楽園、三期生は一期生と闘いたいんだよ! ロッシー小川、カードよろしく。どんどん潰していきたいんだよ」と、ハチャメチャながらも三期生を代表して一期生に喧嘩を売った!
 突然惡斗から下克上を叩き付けられた一期生だが、星輝ありさが「お前調子乗ってんじゃねぇよ。デビューしたばっかりなのに、なんでそんな調子に乗っているわけ? こうなったら後楽園、この4人vs.そっちの4人で全面対決しようか」と珍しく低いトーンで凄みを利かせた。一期生の星輝、岩谷麻優、須佐えりに二期生の鹿島を加えた4人と、三期生の惡斗、宝城、翔月なつみ、はるか悠梨が激しい睨み合い。3・20後楽園で一期生&二期生vs.三期生の世代闘争が勃発か!?

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 PLANET結束タッグマッチ 20分1本勝負
○紫雷イオ(フリー)/岩谷麻優
12分10秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め
星輝ありさ/●翔月なつみ

▼第2試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○夏樹☆たいよう
6分22秒 トリプルたいようちゃん☆ラ・マヒストラル
●ケリー・スケーター(PWA)

▼第3試合 ユニット対抗戦 20分1本勝負
美闘陽子/鹿島沙希/●宝城カイリ
14分36秒 ひろよストーン→片エビ固め
○松本浩代(エスオベーション)/須佐えり/はるか悠梨

▼第4試合 STARDOM PASSION INJECTION2012〜情熱注入〜(3)30分1本勝負
○高橋奈苗
15分3秒 冷蔵庫爆弾→体固め
●安川惡斗

▼第5試合 ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
[王 者]○愛川ゆず季
14分24秒 ゆずポンキック・レッド→片エビ固め
[挑戦者]●脇澤美穂
※初代王者・愛川が3度目の防衛に成功

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