植松が引退ロードでこれがWAVE所属第1戦の水波と対戦!GAMIと広田がラウンドごとにルールが変わる3分3Rで激突!

120212_Wave-1.jpgプロレスリングWAVE
バレンタインスペシャル
日時:2月12日(日)開始:17:00
場所:東京キネマ倶楽部
観衆:270人(超満員札止め)

 12日、東京キネマ倶楽部で行われたプロレスリングWAVE『バレンタインスペシャル』。今回の植松寿絵引退ロードの相手は、これがWAVE所属第1戦となる水波綾。水波にとって植松はGAEA JAPAN時代からの先輩だけに、水波の気持ちもかなり高ぶっているようだった。

 水波はWAVEのTシャツ姿でリングに上がると、深々と一礼。新しいコスチュームで試合開始のゴングを聞いた。力比べから互角のタックル。エルボーを打ち合い、水波がタックルで植松を倒す。スライディング式のギロチンドロップを連発すると、植松は鼻ツマミを連発。さらに顔面ウォシュへ。最後の一発をかわした水波が「お世話になります」と掟やぶりの顔面ウォッシュ。植松も最後の一発は許さずかわすと、水波は「嫌な予感した〜」とまたも植松の顔面ウォッシュを浴びた。
 植松はコブラツイスト、足4の字固めと攻め立て、ドラゴンスープレックスを宣言。これをかわした水波が裏アキレス腱固めでやり返し、コーナーに逆さ吊りにすると右足へラリアット。さらに右足へのスピアーも決める。水波コースターをかわした植松が水波の顔面にドロップキック、ミサイルキックを放つ。さらにコーナー2段目からの倒れ込み式ボディープレス2発、最上段からスーパーフライで飛んだが、水波は裏投げで反撃。雪崩式パワースラムを決め、植松を場外に落とすと、立ち上がった植松めがけてエプロンからギロチンドロップを敢行する。
 さらに串刺し式のタックル連発、ギロチンドロップ、ダイビングギロチンドロップ、水波コースターと畳みかけた。植松はサミング攻撃から場外にエスケープ。リングに戻ると回転エビ固めから顔へ水を噴射し、ドラゴンスープレックスで投げるもカウント2。水波が裏投げで反撃し、逆にドラゴンスープレックスで投げたが、自身の得意技を使われた植松が「コンチクショー!」と立ち上がってウラカンラナ。これで3カウントが入り、植松の勝利に終わった。
 試合後、植松は「引退ロード、水波が入団して一発目。昔からの付き合いです。これからはWAVEでガンバレ、仙女への感謝を忘れないで、WAVEでもっともっとガンバレ。この後に引退ロードでやりたい相手。どうしてもこの人とやりたいです。広田さくら。私の時は手を抜かないで(笑)。3月6日の新木場、最後に笑いを伝授してください(笑)」と広田を指名。さらに「WAVEにはたぶん、私が言わなければ絶対に上がれなかった人です。先の話になります。4月20日の大阪でさくらえみ。シングルマッチやります」と発表した!

120212_Wave-2.jpg センダイガールズの里村明衣子が参戦し、ブラック・ダリア(以下BD)と遭遇。里村と浜田文子は2月26日のセンダイガールズ大阪大会でのシングルマッチが決まっており、前哨戦となる。
 BDの奇襲で試合が始まり、花月に照準を絞る。ムチを使ったチョーク攻撃やイス使用、セコンド大畠の介入など反則攻撃を続けるBDにローンバトルを強いられた花月だったが、桜花にカウンターのドロップキックを見舞ってようやく里村とチェンジ。里村もBDのラフに手を焼き、桜花の顔面ウオッシュ、ダイビングクロスボディーアタックと劣勢となるも、里村もロープを使ったアームロックでやり返す。それでも桜花の勢いは止まらず、顔面へのケンカキック、バックドロップを浴びた。文子との対戦になると、お互い動きを読み合うギリギリの攻防。
 文子はイスを使ってペースを握ると、さらにイスで殴りにいく。これはレフェリーが止めに入り、里村と文子が張り手の応酬。里村がエルボーをかちあげて文子をふらつかせたが、文子は再びイスを手にする。これは花月がスワンダイブ式ミサイルキックを放ち、イスの上から文子を吹っ飛ばした。さらに文子にバックフリップを見舞った花月は、交差式腕固めで絞めあげる。しかし、桜花がムチで邪魔に入り、文子がニールキック。里村が助けに入り、コーナーで逆さ吊りになった文子めがけてオーバーヘッドキックを放った。
 花月は桜花のムチを浴びずドロップキック。ネックハンギングボムは三角絞めに切り返す。さらにフロントネックロックをブレーンバスターでぶっこ抜き、文子のニールキックを桜花に誤爆させると、里村が桜花に、花月が文子に、同時にバックフリップを決める。花月は桜花を担いで回転してからバックフリップと攻め込んだが、カウンターのネックハンギングボムでたたきつけられてしまう。さらにビッグブーツを浴びながらも逆にフォールするなど粘りを見せたが、文子のイス攻撃、桜花の顔面蹴りでグロッギー。垂直落下式ブレーンバスターで力尽きた。

120212_Wave-3.jpg 広田さくらがコスプレなしの普通のコスチュームで入場すると、GAMIは「お前、今日やる気ないやろ」と突っ込み。広田は「(事前の発表は)時間無制限だったから、ありのままの私で」と釈明するも、GAMIは「ルール変えた」と一方的に通告。「もう仕込んでおいた」というルールは3分3ラウンドで、各ラウンドごとにルールを変えるというもの。ルールが書かれた封筒7つが用意され、中身は「普通」「スローモーション」「モシャス」「ランバージャック」「サイレント」「PRIDE」「K-1」の7種類。
 まず広田がひいた封筒は「ふつう」。通常のプロレス対決となったが、お互いに相手への"口撃"で精神的に痛めつけた末に3分時間切れ引き分けに。するとGAMIが「通常、インターバルは1分ですが、精神的なダメージが大きいため、次の試合の後にします」と退場してしまった。
 第3試合のあとに行われた2R、GAMIが6通の中からひいた封筒の中身は「サイレント」だった。選手2人が声を出してはいけないルール。お互い何となく声が聞こえたような場面があったが、2Rも時間切れ引き分けに。GAMIは「いちいち上(控室)に戻るのがきついから」と広田とともにステージ上へ。
 そして第4試合のあとに行われた3R、最後の勝負でGAMIが封筒を選び、中身は「ランバージャック」。さらに「お仕置きルール」と書かれた紙も入っていた。GAMIは「そんなはずはない」と他の封筒の中身すべてを確認したが、K-1やPRIDEもちゃんと入っており、ランバージャックお仕置きルールで行われることに。
 ムチ、チェーンを持ったBD勢がリングを囲んで試合開始。手四つでGAMIは「お前、彼氏と別れたらしいな」と暴露。「私だけお仕置きになってる」と文句を言う広田だったが「2年間、どうもお世話になりました。これからはプロレスが恋人」とロープ渡りへ。GAMIが「お前、新しい彼氏がおるやんけ」と暴露を続けると、広田は場外に転落。BD勢のムチを浴びた。結局、そのまま時間切れに。
 試合後、マイクを持ったGAMIは「この続きは休憩...後にはやりません。次、やる時はラウンド制はやめよう。本気でK-1ルールでやろう。コミカル頂上決戦はまだまだ続く」と再戦を示唆した。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 チャレンジWAVE 15分1本勝負
○渋谷シュウ
8分13秒 ノーザンライト・スープレックス・ホールド
●ラビット美兎

▼第2試合 プレミアム・コミカルWAVE 3分3R(1R/プロレスルール)
△GAMI
時間切れ引き分け
△広田さくら

▼第3試合 バレンタインWAVE 20分1本勝負
勇気彩/○下野佐和子
11分0秒 えびす落とし→片エビ固め
●春日萌花/山縣優

▼第2試合 プレミアム・コミカルWAVE 3分3R(2R/サイレントルール)
△GAMI
時間切れ引き分け
△広田さくら

▼第4試合 ブラックWAVE 20分1本勝負
大畠美咲/○中森華子
14分11秒 ディスティニーハンマー→片エビ固め
栗原あゆみ/●飯田美花

▼第2試合 プレミアム・コミカルWAVE 3分3R(3R/ランバージャックお仕置きルール)
△GAMI
時間切れ引き分け
△広田さくら

▼第5試合 プレミアムWAVE 30分1本勝負
○桜花由美/浜田文子
18分14秒 垂直落下式ブレーンバスター→体固め
里村明衣子/●花月

▼第6試合 UEMATSU TOSHIE FINAL ROAD・S05〜Aell〜 20分1本勝負
○植松寿絵
16分5秒 ウラカンラナ
●水波綾

【記事提供/プロレスリングWAVE】

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