ソルジャーボーイ一樹が堀を下して70-75kg級王者に!吉永は衝撃的KO勝ち!シバ仁田厚が佐野哲也に電流爆破マッチでの対戦を要求!?

120212_Outsider20-1.jpgFIGHTING NETWORK RINGS
THE OUTSIDER 第20戦
日時:2月12日(日)開始:15:00
会場:ディファ有明
観衆:2046人(超満員札止め)

 12日、ディファ有明で行われたFIGHTNG NETWORK RINGS『THE OUTSIDER第20戦』。いよいよ3月にリングスが再始動するが、リングス本戦への登竜門的大会の『BATTLE GENESIS』が復活したこともあり、今回のTHE OUTSIDERには新規選手が多数出場した。

 そんな中、メインでは1・22『BATTLE GENESIS vol.9』でNAKADAIに1RKO勝ちを収めたことで「これからはプロとして活躍していきたい」と思ったという伊澤寿人が返上した70-75kg級タイトルを、これまでの実績や経験を含めて考慮して選出された《法曹界の最強戦士 人権派 柔術弁護士》堀鉄平と《神速》ソルジャーボーイ一樹で争うことになった。
 低い構えからタックルでテイクダウンを狙う堀だが、一樹が腰を引きガブって潰す。しつこく足を取って何とか倒そうとする堀だが、一樹は腰が重く倒れない。2Rに入り、一樹のパンチをかいくぐって堀がタックルで飛び込むが、そこに一樹の左フックがカウンターでヒット! ダウンした堀は左目を押さえて苦悶の表情。そこでドクターチェックを受けると、ドクターが試合をストップ!
 無念そうに崩れ落ちた一樹に対し、腰にベルトを巻き、頭にウイニングローレルを乗せた一樹は「何をしゃべろうか決めてなくて、このまましゃべっても滑っちゃいますので......1つ思ったことを言います。今日......え〜......う、嬉しいです! 本当に嬉しい気持ちです。強い選手とやれて、いま本当に......ありがとうございました!」とマイクアピール。第2代70-75kg級チャンピオンになった一樹だが、前田日明代表は「見る度に確実に、順調に、どんどんレベルアップしているし、注目株ですね」とその素質を高く評価した。

120212_Outsider20-2.jpg スペシャルワンマッチには65-70kg初代王者の《キング・オブ・アウトサイダー 格闘彫師》吉永啓之輔が出場。昨年は65-70ランキングトーナメントでは4位、そしてZSTとの対抗戦にも出場した《天才不良品》三枝美洋と体重Limit72kgで対戦した。
 好勝負になることが期待されたが、三枝はまずテーピングが施された吉永の右ヒザにビシビシとローキックを入れていく。そこからコーナーに押し込んでいった三枝はヒザを出すが、これはローブローになってしまう。試合が再開されると三枝はまた右ヒザへのローから、やや不用意に前蹴りを出す。これを吉永がブロックすると、ガードが下がった状態で慌ててパンチを出した三枝だが、吉永はそこに左フック!
 これで三枝のアゴにクリーンヒットし、前のめりに顔面からマットに倒れ込む衝撃のKO! その後、無事に目を覚ました三枝は思わず苦笑い。それほど綺麗に意識を吹っ飛ばされたようだ。キング・オブ・アウトサイダーらしい勝利を収め、ベルトを肩に掛けた吉永は「アイアム、チャンピオン! 負けるわけねぇだろ! 今年もみんなでアウトサイダーを盛り上げてください。アウトサイダー最高っ!」と叫んだ。

 なお、この日は60-65kg級ランキング戦として同級2位の《富山の極悪ちびまる子》ピロシに、闘う放送作家こと《サンジャポ専属総合格闘作家 ザ・タイタン》野口悠介が挑んだ。プレッシャーをかけてくるピロシに対し、野口は下がりながらもピロシのアゴに右ストレートをヒットさせると、さらに右フック。これでピロシがヒザをついてダウン。そのまま試合終了し判定となった結果、3-0で野口が勝利して、60-65kg級ランキング3位となった。
  65-70kg級ランキング戦では同級3位の《群馬のリアルアウトロー》萩原裕介に、第15、17、18、19戦と4連勝中の《鹿児島灘のエンドレス・マシンガン》茂木優樹が挑んだが、鋭く破壊力のあるパンチと下になっても三角絞めや腕十字を積極的に狙っていった荻原が、右目尻から出血して腫れ上がった茂木の顔面にヒザ蹴りを入れたところでレフェリーが試合をストップ。こちらは3位の荻原が勝ったためランキングの移動はなかった。

120212_Outsider20-3.jpg 毎度プロレスラーをモデルにして登場する《リアルアマプロレスラー》のシバターが今回"シバ仁田厚"のリングネームで出場! リングネームだけでどのプロレスラーがモデルか一目瞭然だが、シバ仁田は『ワイルドシング』が流れる中、ジーパンに白いタンクトップ、そこに背中に「邪道」と書かれた革ジャンを羽織って登場! しかも手にはイスとペットボトル。"聖水"を観客に浴びせるわけにはいかず、自分にかけながらリングインしたシバ仁田だが、試合はいつも通り赤いショートタイツ一丁。
 その姿通り、ミノワマンばりにゴングと同時に浴びせ蹴りを放っていったシバ仁田だが、あっさりかわした《三枝軍団 平成の次世代喧嘩戦闘機》島田勇は、倒れたシバ仁田の上になるとパウンド。だが、シバ仁田はその腕を取ると電光石火の腕十字に捕らえタップを奪った!
 1Rわずか8秒で勝利したシバ仁田は「オイ、オイ、オイ、オイ! 俺がシバ仁田厚だ!」と"シバ仁田劇場"を始めるが、当たり前だがリングサイドに観客は集まらない。するとシバ仁田は「次は前田さん、ロシア人か佐野哲也! オイ、佐野哲也、次はお前だ!」とリングサイドから観戦していた65-70ランキング1位の佐野哲也に対戦要求!
 名指しされた佐野は大仁田劇場のときの大仁田信者のように(?)リングに吸い寄せられると、「あのさぁ、キャリアの浅い人とばっかりやって恥ずかしくない?」とまさかのダメ出し! 絶句したシバ仁田だったが、「オイ、佐野! テメーとはデスマッチ、電流爆破で吹っ飛ばしてやるから覚悟しろよ!」とOUTSIDER史上初の電流爆破マッチを要求するが、佐野が「キミとは勝っても負けても損しかしないから、やるなら別のところでね」と返すと、場内は笑いに包まれた。
 そんなシバ仁田だが前田代表は、殺伐とした雰囲気になることもあるOUTSIDERの中で"ガス抜き"というか"清涼剤"的な存在だと評価。ちゃんとした実力があることを認めた上で「正直言って重い(階級の)連中ってね、レベル的にあんまり高くないんですよ。でもシバターが入ることによって、こんな奴に負けるのかって悔しがって練習してくれればいい」と語った。

 また、大会のエンディングで「3月9日に行われるリングスの後楽園大会にOUTSIDERから3人の選手が出場します。それは近日中に記者会見をしたいと思います。2月にUFCの(日本)大会があるそうですが、(いずれ)UFCのチャンピオンになるようなカリスマ性や華のある選手がOUTSIDERから出ると思います!」と語った前田代表だが、3・9リングス再始動後楽園大会に、クリストファー・ヘイズマンの参戦やヴォルク・ハンらの来日のほか、ちょっとニュースになるような大物格闘家が出場することを予告。その大物格闘家にとっては、3・9の試合が総合初挑戦になるという。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 シングルマッチ 体重Limit65kg
《柔道二段 吉永道場のタップアウト・グラップラー》○武田真美
1R 2分52秒 アームバー
《栃木のリアルクラッシャー 抱き鯉金太郎》●英樹crash

▼第2試合 シングルマッチ 体重Limit63kg
《打撃上等 遠州浜松の若獅子龍》●鈴木隆太
判定0-2
《周防国 ブレイド・ストライカー》○MASAMUNE

▼第3試合 シングルマッチ 体重Limit70kg
《筑波大学体育専門学群 スポーツエリート界のアウトサイダー》●神田周一
判定0-3
《沼コンバ共和国の超人 柔道×フィジカル馬鹿一代》○コンバ王子

▼第4試合 シングルマッチ 体重Limit76kg
《中村トッシー推奨 豪傑男気祭》○山口直人
1R 40秒 KO
《動けば雷電の如く 発すれば風雨の如し 北海道十勝のタイガードラゴン》●久保昌弘

▼第5試合 シングルマッチ 体重Limit75kg
《近代護身術盾の会 ゾッド・レーシング》●大町幸宏
2R 2分51秒 TKO(ドクターのタオル投入)
《宮城 TEAM BADLUCKの弁天小僧》○シンタロウ

▼第6試合 シングルマッチ 体重Limit61kg
《薩摩極悪暴走族 寿護割第十二代総長》●勇公
1R 1分17秒 腕ひしぎ十字固め
《石川県能登のレッド・ブル》○SIN

▼第7試合 シングルマッチ 体重Limit66kg
《琉球王国 烈風の沖縄魂》○石原昌史
1R 31秒 KO(パンチ連打)
《悪魔の子》●RYUYA

▼第8試合 シングルマッチ 体重 Limit68kg
《愛知格闘技集団 チーム南攻坊「紫電」》○古田博之
判定2-0
《冷徹拳闘士 クール・トレーナー》●松田貴也

▼第9試合 シングルマッチ 体重Limit74kg
《エンセン大和魂継承》○YOSHIKI
1R 1分0秒 TKO(パンチ連打→レフェリーストップ)
《極真黒帯 理学療法士》●千木良佑介

▼第10試合 シングルマッチ 体重Limit72kg
《天上天下唯我独尊 悪魔の整体師》●ゴッドハンド奥井
1R 1分24秒 腕ひしぎ十字固め
《人獣 群馬高崎のクロヒョウ》○清水拓也

▼第11試合 シングルマッチ 体重Limit70kg
《福岡太宰府 666FIXXER グラップラーオキ》○沖高志
判定3-0
《寄居のバイキンマン》●齊藤勇駿

▼第12試合 シングルマッチ 体重 Limit60kg
《ヨコハマ・メタルシティ 凌辱キング》○土橋政春
1R 2分55秒 腕ひしぎ十字固め
《俺式対人機関砲ゲパルト》●増田竜也

▼第13試合 シングルマッチ 体重Limit68kg
《北九州ストリートの元帥》●曽根修平
2R 1分18秒 レフェリーストップ(パンチ連打)
《チーム道志 BIFの暴れん坊》○藤田雄祐

▼第14試合 シングルマッチ 体重Limit70kg
《副省級市・西安からの刺客 格闘技チーム919代表》●チョン ツゥウェ
1R 53秒 KO(パンチ→レフェリーストップ)
《北海道十勝の最強バトルラングラー》○久保和弘

▼第15試合 シングルマッチ 体重Limit65kg
《黒石魂継承 横浜義道会二代目総長》○寺内芳彦
1R 2分19秒 TKO(2ダウン)
《天下無双 和神会の暴君》●高森茂之

▼第16試合 シングルマッチ 体重Limit64kg
《日本×ブラジル 若きハイブリッド柔術家》○ジエメルソン・ハタ
1R 59秒 腕ひしぎ十字固め
《栃木 漆黒の流星》●手塚勇太

▼第17試合 シングルマッチ 体重Limit65kg
《大阪枚方のストリート・キングホーク》○鷹亜希
1R 12秒 KO(パンチ→ダウン)
《静岡浜松アウトローチーム「舞闘派」リーダー 高速クリケット》●モンちゃん

▼第18試合 シングルマッチ 体重Limit62kg
《横濱地獄族 第二十四代総長》○統好
判定3-0
《埼玉白岡町の兄貴分 一蓮托生》●佐藤美朗

▼第19試合 シングルマッチ 体重Limit80kg
《GTA福岡》○ダグラス
1R 2分13秒 三角絞め
《愛知犬山のボス猿 犬山藩丸一の闘将》●モンキー・B・コージ

▼第20試合 シングルマッチ 体重 Limit60kg
《沖縄グレイシーコンバット》○宮城貴志
1R 1分52秒 腕ひしぎ十字固め
《黄金の右 千葉の守護神》●鈴木貴博

▼第21試合 シングルマッチ 体重Limit60kg
《歓楽街の仕分け人》○須藤和哉
1R 1分58秒 TKO(2ダウン)
《濱の勇二》●高垣勇二

▼第22試合 シングルマッチ 体重Limit80kg
《リアルアマレスラー》○シバ仁田厚
1R 8秒 腕ひしぎ十字固め
《三枝軍団 平成の次世代喧嘩戦闘機》●島田勇

▼第23試合 THE OUTSIDER 60-65kg級ランキング戦(同級2位)体重Limit60-65kg
《富山の極悪ちびまる子》●ピロシ[60-65kgランキング2位]
判定0-3
《サンジャポ専属総合格闘作家 ザ・タイタン》○野口悠介
※野口が60-65kgランキング2位となる

▼第24試合 THE OUTSIDER 65-70kg級ランキング戦(同級3位)体重Limit65-70kg
《群馬のリアルアウトロー》○萩原裕介[65-70kgランキング3位]
2R 1分30秒 TKO(レフェリーストップ)
《鹿児島灘のエンドレス・マシンガン》●茂木優樹

▼第25試合 スペシャルワンマッチ 体重Limit72kg
《キング・オブ・アウトサイダー 格闘彫師》○吉永啓之輔
1R 29秒 KO(左フック→ダウン)
《天才不良品》●三枝美洋

▼第26試合 THE OUTSIDER 70-75kg級タイトルマッチ 体重Limit70-75kg
《法曹界の最強戦士 人権派 柔術弁護士》●堀鉄平
2R 29秒 ドクターストップ(顔面パンチ→左目負傷)
《神速》○ソルジャーボーイ一樹
※ソルジャーボーイ一樹が第2代王者となる

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