輝とのタッグでタッグ王座を奪取した植松は、ベルトを巻いたまま引退宣言!BDvs.その他大勢の5対5勝ち抜き戦で負けたチームは...

120205_Wave-1.jpgプロレスリングWAVE
大阪ラプソディVol.14
日時:2月5日(日)開始:18:00
場所:大阪ミナミ ムーブ・オン アリーナ
観衆:272人(超満員札止め)

 5日、大阪ミナミ ムーブ・オン アリーナで行われたプロレスリングWAVE『大阪ラプソディVol.14』。植松寿絵の「(輝優優が)自分の引退までにタッグタイトルを巻くって約束してくれたんで」という希望から、『DUAL SOCK WAVE 2011』の決勝戦で敗れた華名&栗原あゆみの"カナアユ"が保持しているWAVEタッグ王座に挑戦した植松☆輝。

 先発は栗原と植松。栗原がバックを取ると背後から輝のヒザ蹴りを食らう。しかし、植松☆輝のダブル攻撃は許さず、逆にカナアユがダブルのドロップキックから合体攻撃を連発。栗原、華名と植松にドロップキックを見舞った。植松は華名へのサミングでピンチを切り抜け、輝とチェンジ。華名がヒザ十字固め、栗原はレッグロック、キャメルクラッチと攻め立てるも、栗原が輝のキチンシンクで劣勢に。植松が顔面ウオッシュを浴びせ、走り込んでの一撃は3連発。最後の一撃は植松のアイコンタクトを受けた輝が浴びせた。
 その後もサンドイッチドロップキックなど植松☆輝の連係攻撃が続くも、カナアユも負けじと背中へのダブルドロップキックでお返し。一進一退の攻防を展開する両チームだが、植松に栗原のデュランダルから華名のジャーマン、栗原の串刺しダブルニーアタック、ミサイルキックを浴びせ、華名のスライディングキック、栗原の裏投げと波状攻撃で追い込む王者チーム。
 栗原が必殺の変形裏投げを狙うと輝が助けに入ったが、栗原はエルボーをかわして輝にジャーマン。改めて植松への変形裏投げを狙ったが、ソラリーナに切り返され、ドラゴンスープレックス2連発を浴びた。植松が華名にドラゴンスープレックス、輝が栗原に垂直落下式ブレーンバスターを同時に決めるも、華名がすぐに起き上がって植松にロシアンフック。栗原がヘッドバットをたたきこみ、変形裏投げを決めたが輝のカットで3カウントは入らない。輝のエルボーで栗原が倒され、華名のロシアンフックを浴びた植松が、倒れながら栗原をフォール。最後は輝の強烈なエルボースマッシュから植松のドラゴンスープレックスで栗原が撃沈。植松☆輝の腰にベルトが移動した!
 約束通り、植松の引退前にベルトを奪取した輝が「植松が(引退まで)あと3カ月切ってるんですけど、それまでに必ずベルトを巻きたいって思っていたから。必ずベルトを巻いたまま引退しよう」と言うと、記者から「王者のまま引退?」と聞かれた植松も「もちろん。(後輩に譲るほど)そこまで人のいい植松コーチじゃないですよ。植松☆輝は辞めても歴史に残るチームだと思うから」と語った。

120205_Wave-2.jpg ブラック・ダリア(以下BD)から桜花由美、チェリー、中森華子、浜田文子、大畠美咲の5人と、GAMI、勇気彩、紫雷美央、下野佐和子、中川ともかの5人によるその他大勢チームがシングル勝ち抜き戦で激突! 負けたチームは4・20大阪大会でYシャツマッチを行うギャンブルWAVE!
 まず先鋒の桜花とGAMIの対戦は序盤ペースを握ったGAMIが目突きからの首固めでフォール勝ちして先制。しかし続くBD次鋒のチェリーとは10分間闘い時間切れ引き分け。BDの中堅・中森華子とその他大勢チームの次鋒・勇気彩の一戦は勇気が直伝デスバレーボムを決めたところで文子がイスを持ってカットに入ると、桜花と大畠がダブルのムチ攻撃からトレイン攻撃とBDがやりたい放題! 最後は中森がチェーンパンチから制止するレフェリーを突き飛ばして反則負けとなった。
 まだ次鋒のその他大勢チームに対し、残るは副将と大将の2人だけとなったBD。しkっし副将の文子は勇気が直伝デスバレーボムを決めてフォールに来たところを、うまく切り返して逆に3カウント。さらにその他大勢チームの中堅・紫雷美央との試合では、美央のケンカキックからのウラカンをAPクロスで切り返して連勝。
 副将同士の対戦まで持ち込んだBDだが、残り30秒となったところで文子がイスを持ってムーンサルトプレス、パワーボムでフォールしたが、GAMIがメガホンを投げつけてカウントを阻止。その結果、その他大勢チームの副将・下野が大健闘を見せ、10分時間切れで引き分けたため決着は大将戦へ。
 その他大勢チームの大将・中川がレッグラリアットを放っていくが、BDの大将・大畠もかわして丸め込む。中川も延髄斬りからエビ固め。唸れ豪腕をかわした大畠が十字固めでフォールし、そのまま丸め込み合戦へ。中川のCRBを桜花がムチでカットに入り、大畠がミサイルキック2連発。大畠が腕固めで絞りながら噛みつき、さらに腕ひしぎ逆十字固め、背中を踏みつけて顔をマットにたたきつけていく。チョーク、串刺し低空クロスボディーアタック、ダイビングクロスボディーアタック、ヒザを立てながらの逆エビ固めと大畠のペースで試合が進んだが、中川はレッグラリアットで反撃。GAMIもリング下からメガホンでアシスト。
 中川が延髄斬り、フィッシャーマンズスープレックスと攻め込んだが、大畠はムチを使って流れを戻すと首を絞めていく。桜花、チェリー、文子がリングに上がり、大畠がダイビングボディープレス、低空クロスボディーアタック、中川が逆打ちをかわして延髄斬り。大畠がジャーマンで投げるも、中川のカニ挟みで大畠の上半身はロープの外へ。リング下からGAMIが胸を鷲づかみ。悲鳴をあげた大畠に、チェリーのバット攻撃が誤爆し、中川が120%スクールボーイでフォール。その他大勢チームの勝利に終わった。

120205_Wave-3.jpg 試合後、その他大勢チームのGAMIが「まいど! 勝ちましたけど。負けた方が4月20日にYシャツを着て試合をする。素敵なルールやな。(大畠に向かって)あ、プロレス界の高橋みなみじゃないですか。たかみなのYシャツ姿、見たいですよね? 文子、4月までにもうちょっと痩せてくれ」と言い放つ。
 「頑張る」と宣言した文子だが、桜花は観客に向かって「お前ら、BDを応援したのかよ!」と八つ当たり。するとGAMIが「するわけないやろ! その他大勢(のYシャツマッチは)ニーズないやろ。色気もクソもないわ。着ていただいてもいいですかね?」と最もなことを言って、BDにYシャツを着るように促す。大畠が「写真集売れるように...」と漏らすと、GAMIは「やらしいな」とバッサリ。
 するとGAMIは「BDが本日5人ということは奇数ですね。足しましょう。お姉ちゃん(美央)今日勝ってないよな? 下野は引き分けたよな。しかも、文子と引き分けたよな。(美央なら)ニーズあるって。ちょっと向こうに立って。(BDと並んでも)大丈夫や。何の違和感もない。この6人でYシャツマッチやります!」と、その他大勢チームの勝利にさほど貢献出来なかった美央も、Yシャツマッチに参加するように命令(?)。結局、桜花、チェリー、中森、文子、大畠、そして美央の6人が4・20大阪大会でYシャツマッチを行うことになった。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 スリムWAVE 15分1本勝負
○渋谷シュウ
10分56秒 タイムマシンにのって
●飯田美花

▼第2試合 アイドルWAVE 20分1本勝負
○春日萌花
7分13秒 エビ固め
●救世忍者乱丸

▼第3試合 ギャンブルWAVE シングル5対5勝ち抜き戦 各10分1本勝負
[ブラック・ダリア]【先鋒】●桜花由美
3分37秒 スモールパッケージ・ホールド
[その他大勢チーム]【先鋒】○GAMI

[ブラック・ダリア]【次鋒】▲チェリー
時間切れ引き分け
[その他大勢チーム]【先鋒】▲GAMI

[ブラック・ダリア]【中堅】●中森華子
5分58秒 反則
[その他大勢チーム]【次鋒】○勇気彩

[ブラック・ダリア]【副将】○浜田文子
1分47秒 勇気の直伝デスバレーボムからのフォールを切り返す→体固め
[その他大勢チーム]【次鋒】●勇気彩

[ブラック・ダリア]【副将】○浜田文子
4分29秒 APクロス→エビ固め
[その他大勢チーム]【中堅】●紫雷美央

[ブラック・ダリア]【副将】▲浜田文子
時間切れ引き分け
[その他大勢チーム]【副将】▲下野佐和子

[ブラック・ダリア]【大将】●大畠美咲
9分35秒 120%スクールボーイ
[その他大勢チーム]【大将】○中川ともか
※その他大勢チームが1人残りで勝利

▼第4試合 WAVEタッグ選手権試合 30分1本勝負
○植松寿絵/輝優優
18分44秒 ドラゴン・スープレックス・ホールド
華名/●栗原あゆみ
※王者組が4度目の防衛に失敗。植松☆輝が第2代王者となる

【記事提供/プロレスリングWAVE】

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