カナアユがラッシュ&パワーズにタッグ王座を防衛!次なる挑戦者はハタナカヨウコとの職人対決を制した植松☆輝に決定!

120129_Wave-1.jpgプロレスリングWAVE
プロレス大感謝祭
〜プロレスリングWAVE EXTRA 9 in NAGOYA
日時:1月29日(日)開始:13:00
場所:愛知・クラブダイアモンドホール
観衆:369人(超満員札止め)

 29日、愛知・クラブダイアモンドホールで行われたプロレスリングWAVE『プロレス大感謝祭〜プロレスリングWAVE EXTRA 9 in NAGOYA』。2012年最初の名古屋大会には超満員札止めの観客が集まった。

 メインでは水波綾&勇気彩の"ラッシュ&パワーズ"が、華名&栗原あゆみの"カナアユ"が保持するWAVE認定タッグ王座に挑戦。栗原にとっては田村欣子と持っていたNEOタッグ王座を奪われた因縁のチームであり、水波は地元名古屋での挑戦に気合いが漲っている。
 華名と水波が先発。水波の息づかいが聞こえる静かなグランドの攻防を展開する。水波がエルボーを放つと、カナアユがダブル攻撃を狙う。これをスピアーで返した水波が勇気との連係を決め、タックルで挟み撃ち。すぐに勇気が捕まり、カナアユのダブル攻撃に守勢を強いられる。栗原のぶら下がり式の腕ひしぎ逆十字固め、卍固めに捕まり、同時に華名も水波に卍固め。王者組のペースで試合が続いた。勇気は風車式背骨折りで反撃に転じ、長滞空式ブレーンバスター、ビッグブーツ、チョークスラムを栗原に浴びせる。水波と交互にタックルを連発し、勇気のファイアーマンズキャリー、水波のダイビングギロチンドロップで栗原を攻め立てた。しかし、水波の裏投げは栗原が許さず、華名の顔面蹴り、栗原のジャーマンで水波が劣勢に。それでもパワースラムでピンチを脱した水波がギロチンドロップを栗原に見舞っていく。水波が裏投げを狙うと華名がカット。
 しかし、ハイキックが栗原に誤爆。栗原が水波に裏投げで投げられたが、プランチャ、ミサイルキック、裏投げでやり返し、華名もミサイルキックを放った。ラッシュ&パワーズがタックルで同士討ちとなるも、直後にダブルのタックルを華名に放つ。華名が水波が腕固め。カットに入った勇気がブレーンバスターで投げ捨て、水波がダイビングギロチンドロップ。2発目は華名がすかして栗原が顔面ドロップキック、華名が投げっぱなしジャーマン、スライディングキック、裏拳で水波を追い込んだ。勇気が栗原にジャーマン、華名にチョークスラムを見舞い、水波も華名に裏投げ3連発、ダイビングギロチンドロップで追い込む。
 しかし、栗原のデュランダル、華名のジャーマン、側頭部へのローキックで流れが変わる。後ろ回し蹴りを食らいながらも倒れずジャーマンを決めた水波だったが、再び後ろ回し蹴りを食らいダウン。側頭部へのローキックを食らうと、肩を上げることができず3カウントを聞いた。

120129_Wave-2.jpg 植松寿絵が「職人対決をやってみたい」と希望した植松☆輝vs.ハタナカヨウコ。タッグ王者決定トーナメントで当たることができなかった組み合わせが実現した。
 植松☆輝が先にGAMIにドロップキックの挟み撃ちを決めれば、ハタナカヨウコは輝へダブル攻撃でやり返す。植松の顔面ウオッシュを浴びたGAMIは中川にタッチ。植松と中川が緊張感あるグラウンドの攻防を展開するも、GAMIは試合そっちのけでシューズの紐を締め直しはじめ「中川ガンバレ! 取り返せ!」と適当に声援を飛ばす。
 さらに中川がピンチに陥ると、GAMIはタッチロープを外して何かを企んだが、先に中川が自力で脱出したため未遂に終わった。植松のツノを掴んでヘアー投げ、さらにツノを絞めあげたGAMIはロープ渡りへ。輝にトップロープを蹴れられて転落し、輝の顔面ウオッシュを浴びた。それでも植松に雪崩式フランケンシュタイナーを決め、中川が側頭部にドロップキック。ハイジャックパイルドライバー、中川のフィッシャーマンズ・スープレックスで植松を追い込んだ。
 輝が流れを変えるも、三角蹴りはGAMIがメガホンで阻止。植松☆輝のハイアングル植松が決まるも、GAMIがメガホンを乱れ打ち。GAMIが植松☆輝を2人まとめて首固めで丸め込み、さらにハタナカヨウコで後ろから前から、ラリアットと水面蹴りの合体攻撃、GAMIの垂直落下式ブレーンバスターで輝を追い込む。輝も垂直落下式ブレーンバスターでやり返し、再びGAMIも垂直落下式ブレーンバスター。両者ダウン状態となる。先に立ち上がったGAMIがラリアット。さらにアディオスアミーガを決めたが植松がミサイルキックでカット。中川の延髄斬りがGAMIに誤爆。輝のエルボー連打を耐えたGAMIは逆さ押さえ込み、目突き、ドラゴンスープレックスと畳みかけ、輝のエルボーを植松に誤爆させたが、倒れた植松が両足をGAMIの首に絡みつけて倒し、すかさず輝がフォール。植松最後の名古屋大会は植松☆輝が勝利。
 試合後、GAMIが植松☆輝に「今日、タイトルマッチがあるから週プ○さんが取材に来てるんですよ。タイトルマッチがあると来てくれるから、たくさんタイトルマッチやろう。今日勝った方とタイトルマッチね」と言うと、植松も「(輝が)自分の引退までにタッグタイトルを巻くって約束してくれたんで」とやる気十分。そしてメインでカナアユがタッグ王座防衛に成功したあと、リングに上がった植松☆輝が言葉はなく右手を差し出すと、カナアユは握り返した。この結果、2・5大阪大会でカナアユvs.植松☆輝のタッグ選手権が決定した。

120129_Wave-3.jpg 愛知出身の広田さくらがセミに登場。植松コスプレで登場するも、入場時の水噴射は霧にならずピュ〜っと吐きだした。広田「なぜ植松コスプレなのか。お前、一番対戦したい相手は誰だ?」、紫雷美央「植松さんです」、広田「引退までにどうしても植松さんとやりたいってことを知ったんだよ。でも、植松選手の大切な数試合をお前にあてると思えない。そういう時間もないと思う。自分で気付いてるだろ?」、美央「薄々」、広田「だから、後輩思いの私がやってやったんじゃないか」、美央「ありがた迷惑だよ!」、広田「熱い思いをこの私に存分に...」、話してる途中の広田を美央が蹴りでボコボコに。
 広田は「熱いよ。愛を感じないよ。よかれと思ってやったことが裏目に出てるよ。私のテクニックを身をもって盗め」とリストロックから仕切り直し。ツノをつかまれた広田は「力が抜ける〜」と崩れ落ちたが、蹴りをかわしてボラギノール狙い。これをかわした美央は「植松さんはやらねえっす」と蹴りでお仕置き。恥ずかし固めは美央が切り返し、広田の股が大きく開かれた。
 「輝、出てこい!」という広田の言葉でとりあえず輝がリングに上がる。しかし、ハイアングル植松で広田が落下する。紫閃光をかわしてボラギノールを決めた広田が、美央を蹴りを浴びてフラフラとなったが、そのまま美央に倒れかかってフォール。本物の植松と記念撮影におさまった。
 広田は「今の技、知ってるか? フラフラ・ドーンだ。お前はフラフラ・ドーンごときで負けるやつなんだよ。気付いたけどな、こんなに頑張っても、この後のイベントでみんな植松さんになるんだよ。いろんな植松さんと対戦できるんだよ。セミでこんな試合していいのか? がい旋興行なのに辱めを受けた」とマイク。最後は「これがWAVEだ!」で締めた。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 Black WAVE 30分1本勝負
○桜花由美/大畠美咲/チェリー
15分40秒 ネックハンギングボム→エビ固め
小松奈央/下野佐和子/●飯田美花

▼第2試合 チャレンジWAVE 30分1本勝負
○浜田文子
13分37秒 スピンキック→体固め
●渋谷シュウ

▼第3試合 UEMATSU TOSHIE FINAL ROAD・T03〜special technician〜30分1本勝負
植松寿絵/○輝優優
18分47秒 ジャパニーズ・レッグロールクラッチ・ホールド
●GAMI/中川ともか

▼第4試合 コミカルWAVE 20分1本勝負
○植松さくら
9分50秒 フラフラ・ドーン→体固め
●紫雷美央

▼第5試合 WAVE認定タッグ選手権試合 30分1本勝負
○華名/栗原あゆみ
19分19秒 側頭部へのローキック→体固め
●水波綾/勇気彩
※初代王者組が3度目の防衛に成功


大阪ラプソディ Vol.14
日時:2月5日(日)開場:17:30 開始:18:00
場所:大阪move onアリーナ

<決定対戦カード>
▼ギャンブルWAVE 10分1本勝負 シングル5対5勝ち抜き戦
[ブラックダリア]桜花由美、浜田文子、チェリー、大畠美咲、中森華子
vs.
[その他大勢チーム]GAMI、中川ともか、勇気彩、下野佐和子、紫雷美央

▼スリムWAVE 15分1本勝負
渋谷シュウ
vs.
飯田美花

▼アイドルWAVE 20分1本勝負
春日萌花
vs.
救世忍者乱丸

▼WAVEタッグ選手権 30分1本勝負
[王者組]華名/栗原あゆみ
vs.
[挑戦者組]植松寿絵/輝優優
※王者チーム4度目の防衛戦

【記事提供/プロレスリングWAVE】

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