旗揚げ1周年記念大会で世IV虎が美闘に借りを返す!デビューした翔月はAMA軍、須佐は奈苗軍団、鹿島はBY軍入りが決定!
スターダムSeason5
NEW YEAR STARS 2012
〜スターダム1周年記念日〜
日時:1月22日(日)開始:12:00
場所:新木場1stRING
観衆:431人(超満員札止め)
22日、新木場1stRINGで行われたスターダムSeason5『NEW YEAR STARS 2012〜スターダム1周年記念日〜』。昨年1・23に旗揚げしたスターダムの1周年記念大会ということで、メインでは旗揚げ戦のメインカードと同じ美闘陽子と世IV虎の一騎打ちが再び行われた。
旗揚げ戦で勝利した美闘はその後なかなか本領発揮出来ない部分もあったが、夏樹☆たいようや長野美香から勝利を挙げた上、後愛川ゆず季とのタッグBY砲で初代タッグ王者にも輝いた。一方、黒星デビューとなった世IV虎だったが、その後は飛躍的に活躍。タイトルにこそ縁はなかったが、昨年末に行われた新人王トーナメントでは見事優勝した。
1年ぶりの一騎打ちということで美闘は青のコスチュームを新調。一方、とにかく美闘に借りを返したい世IV虎は入場してからずっと美闘にメンチを切り続ける。そしていざ試合が始まりエルボー合戦になると、両者の意地が爆発! 激しいエルボー合戦からお互いにストレートパンチを相手に体に叩き込み合うと、強引に押し倒した世IV虎がマウントエルボー。美闘もスイープしてエルボーを返していくと、怒った世IV虎は馬乗りになってチョーク攻撃!
世IV虎はそこから顔面ウォッシュや美闘をロープに貼り付け、エプロンから踏みつけると「ブサイクが!」と捨て台詞。これに怒った美闘は「お前のほうがブサイクなんだよ!」と叫びながらニーリフトを叩き込んだ美闘は、串刺しドロップキック。だが、美闘の蹴りを見事にブロックした世IV虎はシャチホコ気味に逆片エビ固め。
かなり長時間捕まってしまった美闘だが、何とかロープに脱出。美闘はブロックしにくい二段蹴りで反撃するとブレーンバスターで豪快に投げていったが、コーナーに登ったところを捕まえた世IV虎はファイアーマンキャリーで担ぎ上げると、バックフリップで叩き付けてから世IVコブラを狙う。必死に抵抗して決めさせない美闘をショートレンジラリアットでなぎ倒した世IV虎はセントーン6連発から、上からヨシコを投下!
これをかわして自爆させた美闘は立ち上がろうとする世IV虎の側頭部にハイキックを叩き込むと、ミサイルキック、カカト落としと畳みかける。世IV虎もラリアットを返すが、美闘は高山善廣のエベレストジャーマンばりに高さのあるジャーマンで世IV虎を投げていったがカウントは2!
ならばとデビュー戦のときのフィニッシュホールドだったドールBを叩き込むが、これもカウントは2。続く二段蹴りをブロックした世IV虎はネックハンキングボム。さらに上からヨシコを投下するが、美闘もカウント2で返す。もう一度コーナーに登っていった世IV虎に二段蹴りを叩き込み、コーナー上まで追いかけていった美闘だが、ヘッドバットで叩き落とした世IV虎はコーナー二段目からのダイビング・セントーンを投下して3カウント!
1年前の借りをキッチリ返した世IV虎は「よっしゃ、1周年大会、うちが勝ったぞ! マジ嬉しい。でも今日は1年前の借りを返しただけなので、自分はもっと上を目指していくんで」とマイクアピール。その後、須佐えりと鹿島沙希に「お前ら川崎葛飾の弟子になるか? それとも大好きなAMAに入るか?」と呼び掛ける。
すると須佐はカワカツ入りもAMA入りも全否定! その上で「私は奈苗軍団に入ってもっともっと実力をつけたいです!」と爆弾発言。奈苗が大喜びする横で鹿島は奈苗軍団入りも、カワカツ入りも、AMA入りも拒否。すると愛川がリングに上がってきて「私が沙希ちゃんをプロデュースしていく!」と表明。歌詞も「すごいチャンスをもらった!」とBY軍入りを表明。
メインで勝利し、この日の主役のはずなのに袖にされた世IV虎だが、最後は「今日自分が美闘に勝ったのは本当に当たり前のことだと思っています。自分はこれから美闘の持っているベルトを"かりにいく"んで......(観客から「借りに行く?」の声があがる)......ベルト狩りにいくんで! 今年は東スポ新人賞も狙っている」と豪語して1周年記念大会を締めくくった。
1・7新木場大会でデビューした宝城カイリ。デビュー戦の相手を務めた愛川ゆず季からBY砲にスカウトされた宝城は、早速愛川とタッグを組んで高橋奈苗&脇澤美穂の同期タッグと対戦。愛川と奈苗といえば1年前の旗揚げ戦でも対戦しており、奈苗は久しぶりに愛川の顔面を崩壊させるかもと予告していた。
試合前、握手を求めていった愛川に対して慎重に握手に応じた奈苗だが、愛川は次の瞬間張り手をお見舞い。さらに開始早々愛川と宝城で脇澤をダブルの羽根折り固めに捕らえて「BYフォー!」と決めポーズ。だが、脇澤からタッチを受けた奈苗は宝城をショルダータックルでなぎ倒すと、相手コーナーに投げつけて愛川を指名。
手四つの力比べを要求する奈苗にボディブローをお見舞いした愛川は首4の字固めに捕らえると反転して奈苗の頭をマットに叩き付ける。だが、奈苗も愛川を首4の字に捕らえると同じ攻撃をお返し。さらに奈苗の足4の字固めに脇澤が首4の字で合体すると、続いて合体ビッグブーツから脇澤がキャメルクラッチに捕らえた状態から"ミホカヨ"ポーズ。すると奈苗は「奈苗軍団ーっ!」と絶叫。
その後も脇澤はキャメルクラッチに捕らえたまま、反則カウント4までサミングや鼻フックをお見舞い。さらに宝城には顔面への唾攻撃とやりたい放題の脇澤。BY軍もダブルの串刺しドロップキックから2人でのダブルチョップで反撃すると、宝城は奈苗にダイヤル固めからスピアー。これをキャッチしてカナディアンバックブリーカーで持ち上げた奈苗。愛川が救出に入って来ると、脇澤が応戦。
お互いに得意技にしているフィッシャーマンズ・スープレックスを狙うが、どちらも投げさせない。愛川がSTFを出せば、脇澤は唾攻撃からスクールボーイ。これを返した愛川はYKスペシャル(コンビネーション)から今度こそフィッシャーマン。だが、脇澤もローリングクレイドルを返す。タッチを受けた奈苗は愛川の顔面を崩壊させるべく張り手を叩き込むが、愛川も張り手で応戦。
そこからバックドロップで投げた奈苗は、脇澤とのファンタスティックフリップを決めると、2人で対角線上のコーナーにそれぞれ立ち同時にダイビング・ヘッドバットを投下。これをかわした愛川はゆずポンキックで反撃すると、シャイニングゆザードを狙うが横から脇澤が飛び込んできてカットすると、逆に奈苗が冷蔵庫爆弾を投下。だが、宝城が脇澤にスピアーからエビ反り固め(仮)を決めて反撃。さらに愛川のゆずポンスタナーから宝城がダイビング・エルボードロップを投下。
続くスピアーを脇澤がかわすと、愛川には奈苗がラリアット。ここで脇澤が復帰戦3戦目にしてようやく風香直伝のFクラッシュを豪快に決めていき、宝城から3カウント! 本格復帰後初勝利をあげた脇澤に「脇澤、久しぶりの勝利よかったね!」と大喜びする奈苗だが、脇澤は冷静に「奈苗軍団のことはよく分かりませんが、私はゆずポンと闘いたい。スターダムに黄色は2人もいらないんですよ!」と、愛川に向かって宣戦布告。
すると愛川は「黄色はゆず季の黄色! 確かにスターダムに黄色は2人もいりません。こうやってリング上で言い合っても仕方がないので、リング上で決めませんか? 脇澤さん、私の持っている白いベルト、欲しかったから欲しいって言ってもいいですよ」とワンダー・オブ・スターダムを懸けて脇澤と対戦することを示唆。これを受けて脇澤が......ではなく奈苗が「もう白も黄色も獲っちゃえ、獲っちゃえ!」と檄を飛ばすと、3月の後楽園大会での里村明衣子とのワールド・オブ・スターダム戦の前に、次のシリーズから若手の登竜門的試合となる"情熱注入シリーズ"を行うことを発表した。
昨年末から1人ずつデビューしている3期生だが、今大会では3人目となる翔月なつみが、AMAと合体した紫雷イオを相手にデビュー戦を行った。少林寺拳法を習っていたという翔月は、道着風コスチュームで登場。
序盤でロープに押し込んでいったイオがクリーンブレイクしようとしたところ、腕を取って体勢を入れた翔月はエルボーを連打! いきなり気の強いところを見せた翔月に対し、イオはサーフボードストレッチでじっくり痛めつけてからその場飛びムーンサルトを投下。だが、翔月もエルボー合戦で気合い十分のところを見せると、モンキーフリップで投げてから側頭部に蹴り。さらに卍固めに捕らえていく。
何とかロープに逃れたイオだが、翔月は突き→アッパー掌底→小手投げを連続で決めていくコンビネーション技"宍・龍華翔(しし・りゅうかしょう)"を決めると、ダイビング・ニードロップを投下。これをかわしたイオはクロスフェースに捕らえていくが、ここから脱出した翔月は突き→アッパー掌底→ハイキック→スピンキックというコンビネーションの宍・龍華翔バージョン2を決める。
そして今度こそダイビング・ニードロップを落としていった翔月だが、イオもアッパー掌底を返すと再びクロスフェース。リング中央で決められながらも必死にロープに脱出した翔月だが、ロープを掴んで立ち上がろうとするところに619を叩き込んだオイは、ダブルアーム式フェースバスターからカバージョに捕らえていってギブアップを奪った。
試合後、「翔月なつみ選手、頑張ったんじゃないかなと思います」と翔月の健闘を称えたイオは「翔月さん、私はいまAMAと合体して新しくユニットが始動しているんですけど、そこに入ってスターダムの新しい未来を作っていきませんか?」と翔月を勧誘! 翔月のセコンドについた宝城が必死に断るように促すが、宝城とは組みたいが今はまだお互い勉強の時期。イオと対戦してみせ学ぶことがたくさんあったという宝城は「ほーちゃんとはまだライバルでいたいと思います。イオさん、よろしくお願いします」と言ってAMA軍団入りを表明!
しかも若い選手が集まったAMA軍団の中では、何と来月で23歳になる翔月が年齢では1番上になるということで、イオは「若さ溢れるユニットへようこそ。っていうか、このユニットだと翔月さんが一番年上なんですよ。逆によろしくお願いします!」と言って深々と頭を下げた。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 翔月なつみデビュー戦 15分1本勝負
○紫雷イオ(フリー)
12分28秒 カバージョ
●翔月なつみ
▼第2試合 タッグマッチ 20分1本勝負
○星輝ありさ/岩谷麻優
10分42秒 ブラジリアンキック→片エビ固め
須佐えり/●鹿島沙希
▼第3試合 タッグマッチ 20分1本勝負
松本浩代(エスオベーション)/●はるか悠梨
13分37秒 トリプルたいようちゃんマヒストラル
○夏樹☆たいよう/山縣優(フリー)
▼第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
高橋奈苗/○脇澤美穂
21分7秒 Fクラッシュ→体固め
愛川ゆず季/●宝城カイリ
▼第5試合 シングルマッチ 30分1本勝負
●美闘陽子
15分56秒 ダイビングセントーン→片エビ固め
○世IV虎
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