戸澤らの裏切りにあい、CIMAがまさかのBW追放!サイバーがBWに復帰したが、Kzyの暴走によりトライアングルゲート王座は剥奪!
DRAGON GATE
2012 PRIMAL GATE
日時:1月19日(木)開始:18:30
場所:後楽園ホール
観衆:1750人(超満員)
19日、後楽園ホールで行われたDRAGON GATE『2012 PRIMAL GATE』。ドラゲー2012年最初の後楽園大会では、昨年の11・4後楽園大会に続きBlood WarriorsとJUNCTION THREEの5vs.5敗者ユニット脱落マッチの第2Rが行われた。
前回はサイバー・コングがYAMATOに敗れてBWから脱落したが、今回は何と1・21京都大会と2連戦で行われるだけに、ここで敗れたユニットは大幅な戦力ダウンとなってしまう! さらに1・15大阪大会のCIMAロワイヤルを制し、2・5博多大会でCIMAの保持するドリームゲート王座挑戦が決まっているススムにとっては大事な前哨戦。戸澤と鷹木、ハルクとYAMATOも2・20神戸でノーロープマッチが決まっているため、熱い前哨戦になると思われた。
試合はやはりCIMAvs.ススム、戸澤&ハルクvs.鷹木&YAMATOが中心に進んでいく。今年に入り戸澤とマライサの間にややギクシャクした雰囲気はあったものの、戸澤がカゲトラをキャメルクラッチに捕らえると、ハルクが脳天にカカトを落とし、続けてCIMAがツームストンパイルで叩き付ける。さらにBWは交代交代でカゲトラの両足を持ち、ロープで固定すると、次々に馬跳びヒップトスを落としていくなど好連携を見せる。
大「カゲ」コールを受けて何とかカゲトラが反撃すると、ようやくタッチを受けた鷹木が大暴れ、さらにYAMATOも戸澤のバイシクルキックをキャッチしてドラゴンスクリューで投げると、矢のような串刺しドロップキック。続いてCIMAがススムにヴィーナスからアイコノクラズムを決めてからコーナーに登っていくが、すぐさま追いかけていってススムは雪崩式エクスプロイダー。
そこにカゲトラが入ってきてジミーズが合体攻撃を決めるが、斎了がススムを場外に引きずり出すとCIMAはトペを発射。その間に鷹木がハルクにブラッド・フォール。これを着地したハルクはバズソーキックを叩き込むと、E.V.O.で叩き付けてからカカト落とし。だが、鷹木もショートレンジラリアットを返す。そこからYAMATOがドロップキック、ススムがジャンボの勝ち!キッドがメサイヤを決めると、鷹木がトドメのパンピングボンバー。
これをハルクはブロックしたが、鷹木はバックスピンエルボーを叩き込むと、MADE IN JAPAN。しかしBWはハルクを救出するとトレイン攻撃。そこから堀口が鷹木にバックスライド・フロム・ヘルを狙うが、そのまま肩車した鷹木はコーナーに登っていき、キッドが飛び付いて超高層雪崩式フランケン。さらに鷹木のラストファルコンリーからYAMATOがギャラリアで叩き付け、キッドがウルトラ・ウラカン・ラナ!
だが、回転の途中で踏ん張った堀口はビーチブレイク! そこにCIMAがメテオラを発射。YAMATOがカットに入るが、戸澤がバックを取るとハルクがカカト落とし。そして戸澤はジャーマン。カウント2で返したYAMATOにパッケージジャーマンを狙う戸澤だが、これを回転してアンクルホールドで切り返したYAMATOは、そのままバックマウントを取るとスリーパー! これがガッチリと決まり戸澤がタップしたその瞬間、セコンドのKzyが八木レフェリーの頭から麻袋を被せて場外に引きずり出す!
その間に土井と神田が乱入し、Kzyもコーナーに登っていくが、ここで前回に敗者ユニット追放マッチで敗れて以降、望月の温情によりJIII入り寸前の状況だったサイバーが入ってきてKzyの攻撃を阻止! サイバーのお陰で最大のピンチを脱したJIIIは、逆に望月も乱入して三角蹴りを狙う。ところが、コーナーに飛び乗った望月をサイバーが突き飛ばし、鷹木やYAMATOにパイナップル・ボンバー!
結局、改心してJIII入りを目指していたのではなく、BWに復帰したサイバーをCIMAがハイタッチで迎え入れようとした瞬間、何とサイバーはCIMAにもパイナップル・ボンバー! さらに戸澤がCIMAの脳天にイスを振り下ろし、ハルクがファースト・フラッシュを叩き込む! その間にサイバーはカゲトラをサイバーボムで叩き付け、グロッキー状態のカゲトラを大の字に倒れたCIMAの上に乗せたところで、レフェリーが3カウントを叩いて試合終了! この結果、CIMAがBWから追放されることになった!
まさかの展開に場内は騒然! それでもなお戸澤たちがCIMAを袋叩きにしていると、ドン・フジイが入ってきてCIMAを救出! 長年"夫婦タッグ"を組んできた2人だが、CIMAがBWを結成してヒールになってからは疎遠になっていた。しかしサイバーとハルクを蹴散らし、戸澤をのど輪落としで叩き付けたフジイはCIMAを担いで引き揚げていく。
結局サイバーに裏切られた望月は「お前のアホさには馬鹿負けしたぞ。こんな短期間に同じような行動する奴がいるとは思わなかったからよ。鷹木、YAMATO、スマン!」と頑なにサイバーのJIII入りを認めなかった2人に謝罪。そんな望月に向かって戸澤が「いまの試合の結果でBWからCIMAは追放じゃ! 偉そうにBWを仕切りやがってよ。俺らはいっつもギリギリのところで抑え付けられて、こっちはストレス溜まっとんのじゃ! それよりサイバーちゃんと一緒に暴れたほうが楽しいやないかー!」と言い放つ。
だが、そんな戸澤の前にマライサが立ちはだかり、「戸澤、CIMAにあんなことしてどういうつもりなんだ?」と堀口が詰め寄るが、戸澤は「堀口と斎藤了、お前らは黙って俺に付いてくればいいんじゃ!」と言い放って堀口を蹴り倒す。それを見た望月が「オイ戸澤、ずいぶん偉そうじゃねぇか。別にCIMAに同情しないが、CIMAのいないブラッドなんて機能しないんじゃないのか?」と挑発。
ドラゲーの頂点である現ドリームゲート王者のCIMAを追放してしまったが、CIMAの代わりにサイバーが復帰したBWのメンバーを背にした戸澤は自信満々の様子で「それより俺は早くJIIIを解体したいんじゃ! こうなったら解体マッチやろうじゃねぇか!」と敗者ユニット脱落マッチではなく、その上を行くユニット解散マッチを要求! それを聞いたYAMATOはまず人が良すぎる望月を一喝してから戸澤に向かって「俺はいまの試合で確実にコイツにタップアウト奪ったよな。明後日の京都、敗者脱落マッチ(土井&神田&Kzyvs.望月&吉野&Gamma)に俺も信悟も入ってない。解体マッチ、俺らが立候補してやろうじゃねぇか! でもただのルールじゃ面白くない! ルールはどうするんだ?」と受けて立つ構え。
するとサイバーが「ルールだと? 俺が入ってんだぞ。ルールは1つしかないやろ。俺がずっと待ち望んでいた吉田式しかないやろ! 吉田式イリミネーションマッチで解体マッチや!」と自ら考案した名称が付けられたなにわ式改め吉田式イリミネーションマッチを提案。その結果、2・9後楽園大会で戸澤&ハルク&サイバー&X&X&X&Xvs.鷹木&YAMATO&X&X&X&X&Xの解散・コントラ・解散 7vs.7 吉田式イリミネーションマッチが正式決定した。
1・8名古屋大会でトライアングル王座V5を達成したチーム土井ダーツは、昨年12・20後楽園大会で苦杯を舐めた無所属の新井健一郎&岩佐拓&K-ness.相手に6度目の防衛戦を行った。しかし、チーム土井ダーツの不安要素は谷嵜が1・8名古屋の試合で右肩を脱臼&骨折してしまいその後の大会を欠場していること。案の定、土井とKzyの2人だけで登場し、土井が「谷やんは全治半年の大ケガや! でも今日は俺とKzyの2人で......」と言おうとするが、Kzyが割って入り「いやいやいや土井ちゃん! 2人なんてそんな......でも俺は見てしまったんだ、この後楽園ホールの控室でコスチュームを着た谷嵜なおきを! というわけで、谷嵜なおき出てきてくださーい!」と叫ぶ。
すると、そこに登場したのはひと回り以上体の大きな谷嵜......というか、確かにパッと見はよく似ているが、どう見てもトマホークT.T! アラケンが「どっからどう見てもトマホークじゃねぇか!」と指摘するが、背中をタトゥーをマジックで描いたトマホーク谷嵜は「オイ土井ちゃんよぉ!」と叫びながらヒザを上げる谷嵜の仕草を完コピ! 結局かなり強引ながらトマホークを谷嵜ということにして試合開始。
チーム土井ダーツは谷嵜の口癖である「よいしょ〜!」「よいしょ〜!」を連呼しながら攻撃していくが、挑戦者チームは抜群の連係で徐々に流れを掴み、アラケンがケンカキックでKzyを吹っ飛ばすと、偽谷嵜には投げ捨て式阪神タイガー。さらに岩佐が熨斗紙で叩き付けると、K-ness.がトドメのダークネスバスターを狙う。
ここでKzyがボックス攻撃でカットすると、そのボックスを岩佐に投げつけ、さらにアラケンにはイス攻撃をお見舞い。試合はメチャクチャとなり、八木レフェリーはチーム土井ダーツの反則負けを告げるが、トライングルゲートは反則決着では王座は移動しない。だが、堪忍袋の緒が切れた八木レフェリーは「何してくれてんだ! 大体コイツが谷嵜だって言い張ってるのもメチャクチャだし、試合もメチャクチャだし。確かに反則裁定じゃタイトル移動はないが、谷嵜は長期欠場だし、こんな試合しか出来ないようじゃこのトライングルゲートのベルトは剥奪させてもらうからな!」と言い放つと、ベルトを持って引き揚げていってしまった。
Kzyの暴走で虎の子のトライングルゲートを剥奪されてしまった土井は「お前がアイツらに対して腹立っているのは分かるが、いまの反則はやり過ぎやろ! お前ちょっとは考えろよ!」とKzyを一喝。しかしKzyは「土井ちゃん、いつからヤワになっちゃったんですか? 暴走マッスルがそんなこと言っちゃう? それなら次の京都の脱落マッチ、残れないんじゃないかな? 今日は谷やんが頑張ってくれたから、土井ダーツは奇跡的に集まって奇跡的に獲れたんだから、もうそろそろいいかな! じゃあ谷やん、帰ろうぜ」とまったく反省の色なし。
ちなみに土井はメイン終了後、CIMAを追放したBWが引き揚げようとしたところで、「俺もそれそろ動くかも分からんからな。いろいろ楽しみにしておけよ」と気になる捨て台詞。さらに来月はJIIIのメンバーであるリッチ・スワンの来日が決まっているが、PACには吉野が何度メールしても、今年に入ってから一度も返信が来ていないという......
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負
超神龍/●琴香
6分50秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め
○小林瑛太/渡辺陽介
▼第2試合 新春チャレンジマッチ 20分1本勝負
○ドン・フジイ
6分10秒 HIMEI
●富永千浩
▼第3試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○神田裕之
8分31秒 琉'S→体固め
●スペル・シーサー
▼第4試合 タッグマッチ 45分1本勝負
望月成晃/●サイバー・コング
14分16秒 ソル・ナシエンテ
○吉野正人/Gamma
▼第5試合 オープン・ザ・トライアングルゲート選手権試合 60分1本勝負
[王者組]土井成樹/谷嵜なおき/●Kzy
14分17秒 凶器攻撃→反則勝ち
[挑戦者組]新井健一郎/岩佐拓/○K-ness.
※Kzyの暴走行為により第33代王者組は王座剥奪となり空位に
▼第6試合 Blood Warriors VS JUNCTION THREE 5vs5 敗者ユニット脱落マッチ 60分1本勝負
[BW]●CIMA/堀口元気/斎藤了/B×Bハルク/戸澤陽
32分13秒 BWの裏切り行為→体固め
[JIII]ドラゴン・キッド/鷹木信悟/YAMATO/ジミー・ススム/○ジミー・カゲトラ
※CIMAはBlood Warriorsから追放となる
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