渋谷&春日に勝利した植松☆輝「気持ちは伝わったが...」。ブラックダリア入りした中森がいきなりGAMIから白星!

120117_Wave-1.jpgプロレスリングWAVE
Weekday WAVE Vol.44
日時:1月17日(火)開始:19:00
場所:新木場1stRING
観衆:131人

 17日、新木場1stRINGで行われたプロレスリングWAVE『Weekday WAVE Vol.44』。新木場では今年最初の大会となったため、オープニングでWAVE所属のGAMI、春日萌花、桜花由美、渋谷シュウ、植松寿絵が挨拶。
 メインで植松とタッグでの対戦する渋谷が「自分が植松さんから取る予定でありますので。予定はそうなってますので、そのつもりで見ていてください」と挨拶すると、植松は「渋谷に取られる予定の植松です。今年、とうとう引退を迎える日が刻一刻と近づいてきています。痛いところが増えてきているので、4月30日までこの体が持てばいいなと思いますが、そういうものを感じさせないファイトをしていきたいと思います」と挨拶した。

 そしてメインのカードは植松が「4月30日までにこの子たちを成長させたい。輝の力が必要」と希望して組まれた植松☆輝vs.渋谷&春日。春日が植松と手四つの力比べからクロスボディーアタック。植松もクロスボディーアタックをやり返し、アームロックで絞めあげた。2人がかりで春日の右腕を攻める植松☆輝に渋谷がカットに入るも、春日の劣勢は続く。輝へのネックロックでようやく春日が渋谷へチェンジ。渋谷が輝と向かい合うも、植松が襲いかかり、今度は渋谷が捕まる。植松の足4の字固めに捕まった渋谷に輝がニードロップ。ボディーへのタックル、ミサイルキック、顔面ウォッシュと植松が攻め立てたが、最後の一撃は春日がドロップキックで阻止。
 しかし、すぐ輝が入り、植松☆輝の連係が渋谷に決まり逆転を許さない。輝にタッチしようと背中を見せた植松に渋谷がドロップキック。さらにレッグラリアットを見舞って春日にチェンジ。春日は空中胴絞め落とし、ダブルリストアームサルト、リストクラッチ、クリストで植松を攻める。植松☆輝のダブル攻撃をかわすと、輝への空中胴絞め落としを植松の上に落とし、渋谷がクロスボディーアタック、春日がダイビングクロスボディーアタックで2人をなぎ倒す。さらに輝にボディーアタック、後方回転エビ固めから丸め込みで春日が攻め立て、渋谷がミサイルキック、カサドーラで続く。渋谷&春日のダブル攻撃を輝にかわされ失速したが、渋谷が感情をこめたエルボーを輝に放ち、スタナー、飛び付きDDTで攻め込んだが、植松のトラースキック、輝のジャーマン、植松のダイビングボディープレス、トラースキック、ダイビングボディープレスで追い込まれる。
 ハイアングル植松をかわすと、2人を相手にエルボーで反撃。輝のキチンシンク、植松のドラゴンスープレックスを浴びてもトップロープ越しのエルボードロップ、春日のダイビングフットスタンプ、渋谷のノーザンライトスープレックス、ミサイルキック、ジャーマンで反撃。輝のニーアタックからハイアングル植松を浴びてもドラゴンスープレックスは許さず、変形ラ・マヒストラルで丸め込んで粘りを見せた。しかし、最後は強烈な輝のエルボースマッシュを浴び、植松のドラゴンスープレックスで渋谷が3カウントを聞いた。
 試合後、植松が「どうだった?」とパートナーの輝に尋ねると、「うーん、気持ちは伝わった、と私は思います」と答えた輝。植松は「怒ることはない。説教マイクは大嫌いだ。気持ちは伝わった。それに伴う技術をつけてくれ。まだ間に合う。頑張れ!」と若い2人に檄を飛ばした。もう一歩インパクトを残せなかった渋谷はバックステージで、「まだ3カ月あるので、ここでどう切り替えて成長するかっていうのが自分の気持ちだから。悪いことをグチグチと言っても始まらないから。次の一試合一試合は自分のしたミスはもうしない。4月30日までに植松さんを越える。それでいいと思います」とコメントした。

120117_Wave-2.jpg ブラックダリア(以下BD)入りした中森華子の初戦。入場と同時にBD勢が襲いかかり、GAMIに集中攻撃。桜花やチェリーも加勢し、BDのペースで試合が進む。中森がGAMIのトラースキックからラッシュ&パワーズのダブル攻撃で捕まる場面もあったが、再びBD勢がGAMIへ集中攻撃。大畠に腹の肉を掴まれたGAMIの動きが止まり、大畠&中森のムチ攻撃、文子のイス攻撃を浴びた。メガホンの乱れ打ちでの反撃も失敗したGAMIだったが、コーナーに上った文子を勇気が捕まえ、GAMIが雪崩式フランケンシュタイナー。
 ラッシュ&パワーズがダブルタックルで3人をはじき飛ばし、2人でGAMIをリフトアップ。文子の上に落とした。勇気が風車式背骨折り、ビッグブーツ、ブレーンバスターで、水波が高速ギロチンドロップ3連発を文子に見舞う。イス攻撃をかわしてスピアーを放つとコーナーからダイビングショルダータックルへ。これをイスで迎撃した文子が延髄斬り。大畠が3人にムチを浴びせ、さらにチョーク攻撃。堂々と試合に介入する桜花らの姿にGAMIは「お前らも出ろよ!」と自軍のセコンドを叱りつけ、大畠の胸を掴んで形勢逆転。ロープ渡りからぶら下がり式の腕ひしぎ逆十字固めを決めた。しかし、場外から桜花のムチを食らい、大畠の飛び付きDDT、中森の延髄斬りを浴びる。
 GAMIは「お前、新入りか?」と中森にケンタッキーボム。コーナーに上ると大畠のカットに邪魔され、中森が雪崩式のフィッシャーマンズスープレックスで投げられた。中森がディスティニーハンマーを狙うもかわされ、水波のスピアー、勇気のショルダータックル、GAMIのラリアット、ポキに捕まる。桜花のムチに助けられ、GAMIのアディオスアミーガはチェリーがバットで阻止。中森がハイキックを見舞う。GAMIの目突きから首固めも桜花がムチでカットに入り、ネックハンギングボムでたたきつけた。大畠が逆打ち、文子がスピンキックと畳みかけ、最後は中森がディスティニーハンマーでGAMIから3カウントを奪取した。
 試合後、GAMIが「まいど! 小林? 中森? 中森華子が勝てたかもしれへんけど、明らかに多勢に無勢やろ。いくらなんでも1対5は負けるわ。痛いわ、ムチ! なんで腹を捕まれやなあかんのや。デブやない。"愛されゆるふわボディ"です。これからのキャッチコピーです。長いなら"愛・ゆる・ふわ"でええわ。この3人で肉団子(のテーマ曲)がかかったらどうしようと思ったよ。でも、(中森は)ブラックダリアの方がええんちゃう? なんやったけ? ライブドアみたいな名前。ラブドライト? 勝てないやろ? ブラックダリアに入ったら私に勝てるんやで? まあ、私は若干弱いんやけどな。まあ、ブラックダリアの方がいいんじゃないの。そんなに人数が多いならブラックダリアvs.その他大勢で対抗戦やるか? うちらが勝ったら言うこと聞いてもらうで。ブラックダリア全員でYシャツマッチとかどうですかね?」と、勢力を拡大し続けているBDに対して、"敗者チームYシャツマッチ"による全面対抗戦を提案。大畠が「こっちが勝ったら、そっちがYシャツマッチやれよ!」と逆要求するが、すかさず桜花が「見たくねえよ!」と突っ込みを入れたが、果たして......

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 スクランブルWAVE 20分1本勝負
華名/○紫雷美央
12分14秒 紫閃光→片エビ固め
ケリー・スケーター/●飯田美花

▼第2試合 コミカルWAVE 20分1本勝負
○GAMIさくら/中川ともか
14分39秒 オットット→体固め
●桜花由美/チェリー

▼第3試合 Black WAVE 30分1本勝負
浜田文子/大畠美咲/○中森華子
20分4秒 ディスティニーハンマー→片エビ固め
●GAMI/水波綾/勇気彩

▼第4試合 UEMATSU TOSHIE FINAL ROAD・T02〜Grow up〜 30分1本勝負
○植松寿絵/輝優優
20分50秒 ドラゴン・スープレックス・ホールド
●渋谷シュウ/春日萌花

【記事提供/プロレスリングWAVE】

このページの先頭へ
コラム女子プロレス団体『FEATURES』
スターダム世IV虎の番長日記
はるか悠里の格闘アイドル育成計画
スターダム須佐えりの初勝利への道
月別アーカイブ
団体