CMLL二大女子王座戦はREINA史上最高の盛り上がりに!栗原がヘイリーを下して薄氷の初防衛!タイトル初挑戦の沙耶は玉砕!

120115_Reina24-1.jpgREINA女子プロレス
REINA 24
日時:1月15日(日)開始:18:00
場所:新宿FACE
観衆:415人(満員)

 15日、新宿FACEでREINA女子プロレスが『REINA 24』を開催。メインイベントでは、栗原あゆみが最強の挑戦者ヘイリー・ヘイトレッドを相手にCMLL女子世界王座の初防衛戦を行った。

 メキシカンの伝統的な闘い方と違い、3本勝負初体験だと事前に不安を語っていたヘイリーは1本目からパワー全開で勝ちに来た。圧倒的な怪力殺法で王者・栗原あゆみを徹底的に痛ぶり、ほとんど反撃のチャンスを与えないまま6分29秒、強烈なラリアットで栗原を沈めた。
 2本目、ヘイリーは短期決着に出て、開始早々にも破壊的なラリアットで栗原の体を宙に浮かせる。和田京平レフェリーも、思わず2.9のギリギリであった。その後もヘイリーの猛攻が続いたが、なんとか2分41秒、王者が横回転エビ固めでスコアをタイに持ち込んだ。
 3本目は死闘に。コーナーポストからドロップキックを放っても、払いのけてしまうパワーがヘイリーには残っている。圧巻だったのは栗原にとっての必殺技である、変形裏投げを三連発お見舞いしたのに、ヘイリーが立ちあがってきたことだ。しかし、諦めない栗原は強烈な頭突きをゴツンと打ちこみ、脳震盪を起こさせた上で再度の変形裏投げを決めてみせたのだ。これでスリーカウント! 苦しみながらも栗原が王座を防衛、試合後はメキシコ遠征での防衛戦を掲げていた。

120115_Reina24-2.jpg 新春スペシャルと題されたセミファイルでは、堀田祐美子、豊田真奈美、石橋葵組が、CMLL所属の下田美馬、カサンドラ、オーストラリアからプロレス留学中のケリー・スケーター組という豪華な顔ぶれの6人タッグ戦が実現。
 豊田真奈美の「体重48kg」とのコールに「え〜!」というお約束の観客の声があったが、試合が始まれば"飛翔天女"はローリングクレイドルで下田を回し、また強烈なミサイルキックを打ちこむハッスルぶり。最後は2・18『DEEP 57』TDCホール大会で、アマンダ・ルーカスとの総合格闘技戦を控える堀田が、腕ひしぎ十字固めを下田に極めた。敗れた下田だが、マイクを取って格闘技戦に挑む堀田にエールを贈った。
 CMLL-REINA認定インターナショナル・ジュニア選手権試合は、メキシコでRayを破って第2代王者となったシルエタがREINAに凱旋! タイトル挑戦は初だったという沙耶と中身の濃い接戦を披露。ベルトを巻いたことで一回り大きく成長した感のあるシルエタも素晴らしかったが、沙耶の大健闘も光っていた。

▼第1試合 新鋭がベテラン・ルチャドーラに挑む15分1本勝負
●飯田美花
6分40秒 変形ストレッチ
○サオリ

▼第2試合 キャットなお色気満開!? 20分1本勝負
○ラ・マルクリアーダ/バンビ
10分54秒 マルクリバスター→体固め
アップルみゆき/●レイディ・アフロディータ

▼第3試合 CMLL-REINAジュニア王座選手権試合 30分1本勝負
[王 者]○シルエタ
11分24秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め
[挑戦者]●沙耶
※第2代王者のシルエタが初防衛に成功

▼第4試合 新春スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負
○堀田祐美子/豊田真奈美/石橋葵
21分09秒 腕ひしぎ逆十字固め
●下田美馬/ケリー・スケーター/カサンドラ

▼第5試合 CMLL女子世界王者選手権試合 無制限3本勝負
[王 者]○栗原あゆみ
2-1
[挑戦者]●ヘイリー・ヘイトレッド
【1本目】○ヘイリー 6分29秒 ラリアット→片エビ固め
【2本目】○栗  原 2分41秒 横回転エビ固め
【3本目】○栗  原 8分12秒 変形裏投げ→体固め
※第14代王者の栗原が初防衛に成功

【記事提供/REINA女子プロレス】

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