STYLE-Eの竹田がストリートファイトで、ドラゲーのアラケンに勝利!ポーゴを体感した光留は鬼神道のエース&継続参戦を宣言!

111229_Kishindo8-1.jpg鬼神道プロダクション
鬼神道Reterns8〜ミスター雁之助プロデュース興行〜
日時:12月29日(木) 開始:19:00
会場:新木場1stRING
観衆:237人(満員)

 29日、新木場1stRINGで行われたミスター雁之助プロデュース興行『鬼神道Reterns8』。雁之助と交流のある団体から様々な選手が参戦する鬼神道マットだが、今大会ではStyle-Eとドラゴンゲートという対照的な団体の選手が対抗戦第2Rが行われた。

 9・15『鬼神道Reterns7』ではタッグマッチで激突した新井健一郎と竹田誠志、K-ness.と田村和宏が、今大会ではそれぞれシングルマッチで対戦。まずK-ness.vs.田村は田村の左腕責めに苦しめられたK-ness.だったが、逆に右ヒザを攻撃し返していき、最後はダークネスバスターで勝利。試合後、田村はミスター雁之助プロデューサーに「雁之助さん、悔しいっす! また組んでください! 勝つまでやります!」と訴えた。
 続くアラケンvs.竹田は9・15の試合後にアラケンが「今度はデスマッチでも何でもやってやろうじゃねぇか!」と発言したことで、ハードコアマッチで行われることに。しかし竹田が有刺鉄線バットを持参して登場すると、アラケンは「確かに前回『この次はデスマッチでも何でも』って言ったけど、あんなのリップサービスに決まってるだろ! 俺はドラゴンゲートの選手だぞ。世界一お洒落でスタイリッシュな団体だぞ」と言い出す。
 すると竹田が「分かりましたよ。バット置きますよ。今日はフェアに行きますよ。じゃあ景気づけに酒でも行きますか」と言って、缶ビールで乾杯しようとするが、次の瞬間その缶で殴りかかっていき試合開始。竹田はさらに有刺鉄線バットで殴りかかるが、うまくかわして奪い取ったアラケンは有刺鉄線バットを竹田の額に押し付けて流血させる。
 だが、竹田もすぐにバットを奪い返してアラケンの額に押し付けて流血させると、ロープに振って戻ってきたアラケンにバットをフルスイング! 「ドラゲー、こんなもんかよ」と挑発しながらアラケンを踏みつける竹田は、コーナーポストを外して金具を剥き出しにすると、そこにアラケンを叩き付ける。
 しかしアラケンもミサイルキックで反撃すると、台車を持ち出しステージ上で竹田を台車に乗せて壁に激突させた。だが、竹田もステージ上でアラケンにスピアーを食らわすと、逆に台車の上にアラケンを乗せてステージ上からそのまま落下させる! 大きなダメージを負ったアラケンの背中にバットを置いた竹田はダイビング・フットスタンプを投下。悶絶したアラケンは急所蹴りからヘッドバット、リバースブレーンバスター、足4の字固めで反撃。
 だが、花道でエクスプロイダーを決めた竹田はラダーを持ち出すと、ラダーを頭から被るようにしてアラケンを殴打していく。アラケンもラダーの上に竹田をブレーンバスターで叩き付けるとラダーの上に登っていく。だが、竹田も反対側から登っていき、超雪崩式ブレーンバスター。そこから両者缶ビールを手に取ると、PRIDEでのドン・フライvs.高山善廣ばりに至近距離でド突き合い。
 そこから竹田が有刺鉄線バットで殴りかかろうとすると、アラケンは隠し持っていたウイスキーを口に含んでウイスキーミストで迎撃! そして得意のダイビング・ヘッドバットを投下したが、かわして自爆させた竹田はランニングニー。さらに国体一回戦スラム、ラダーの上にジャーマン(ただしラダーにはかすった程度)、至近距離からの顔面へのニーリフトと畳みかけ、最後はジャーマンでアラケンから3カウントを奪った!
 ついにドラゲーに一矢報いた竹田は「今日は楽しかったよ。俺はドラゴンゲート全然知らないけど、アラケンさんは昔週プロで見たことがある。そんな人と俺の畑であるハードコアでこんなめちゃくちゃやれて楽しかったねぇ〜。鬼神道くらいだね、こんな絡みも」とマイクで言うと、バックステージでは「ドラゴンゲート、おもしれぇな。スゲー興味沸いてきたよ」と発言した。

111229_Kishindo8-2.jpg 2012年からUスタイルによる『ハードヒット』という自分の城を本格的にスタートさせる佐藤光留が、何と"デスマッチ大王"ミスター・ポーゴと超異次元対決を行った。相手が還暦ということもあり、敢えて相手の土俵であるストリートファイトマッチでの対戦を受諾した光留。総合の試合から路上プロレスまでこなすパンクラシストは、極悪大王相手にどんな試合をするのか注目された。
 ストリートファイトということで光留はキックトランクスに素足、足首と拳をテーピングで固めるという武闘派スタイルで登場。いきなり奇襲攻撃を仕掛けていった光留は、ポーゴを場外に連れ出し蹴りとパンチでポーゴを流血させると、リングに戻り大の字に倒れたポーゴを踏みつけてファイティングポーズ。
 さらに腕十字からコーナーに追い詰めての蹴り、パンチを叩き込んでいったが、突進してきた光留の顔面にカウンターのフックを叩き込んだポーゴは、鎖鎌を持ち出すと光留の額に突き立てて流血させる! さらにチェーンを光留の首に巻き付け、ロープの外に放り投げて絞死刑にすると、手錠で両腕を拘束。完全に動けないようにしたポーゴはリング上からビッグファイアーを噴射!
 その後も刃が付いた鉈を光留の顔面に押し当てていくと、さすがに"危険過ぎる"と判断したレフェリーが止めようとするが、ポーゴはレフェリーを突き飛ばして拒否。これでポーゴの反則負けが告げられると、観客からは「えー」の声。ポーゴは「よく聞け、お前ら! デスマッチに反則負けなんかあるのかよ! なぁ雁之助、お前もデスマッチやってきただろ? 何が反則負けだ。危険なことを最後までやり抜くのがデスマッチだろ! 佐藤、もう一度俺様と勝負しろ! その時はお前を完全に燃やしてやる!」と吐き捨てた。
 メイン終了後、雁之助プロデューサーが次回大会が2012年3月29日に決定したことを発表すると、666の山田太郎が「聞いてない」と入ってきて、「前回、僕が澤(宗紀)さんに鬼神道のエースって言われたんですけど」と言い出す。すると田村和宏も入ってきて「僕がエースじゃないんですか」と雁之助に詰め寄る。そこに、何と光留も入ってきて「お前ら何言うとるんじゃ! 本人(=澤さん)がそんなこと覚えているわけないだろ! 今日から鬼神道は佐藤光留の"ロード・オブ・ミスター・ポーゴ"になったんだよ! 必ずストリートファイト総合ルールでやれるまで継続参戦させてください! 次回、僕にメインをやらせてください! 僕はいまから鬼神道のエースですよ!」と言い出す!
 光留から「継続参戦させてほしい」と熱望された雁之助は「その日DDTとかあってもいいんだな?」と念を押した上で、光留の心意気を買って3・29『鬼神道Reterns9』のメインイベンターに指名した(対戦相手は未定)。

111229_Kishindo8-3.jpg 来年1月7日の『仙台リボン』を最後にさくらえみがアイスリボンを退団することが話題になっているが、さくらよりひとあし早くアイスを退団した真琴とミクロ(都宮ちい)が、かつてアイスリボンの最高顧問を務めていた雁之助のリングで再会! この両者のシングルマッチが崖のふちプロレス(松本都vs.さくらえみ)の裏で行われたのも何たる因縁か......。
 ロックアップからロープに押し込んだ真琴だが、体勢を入れ替えたミクロはエルボー。そしてドロップキック4連発を叩き込むが、真琴もヘアホイップからフェースバスターを返すと、キャメルクラッチに捕らえながら「マホマホ印」とポーズ。ミクロは真琴の耳元で絶叫すると、ミサイルキックを発射。
 真琴も串刺しフロントキックからクロスボディ、W・W・ニーで反撃すると、FUNAKI直伝のスピアーを狙うが、カニ挟みで迎撃したミクロは両ヒザをついている真琴にフランケンシュタイナー。さらにウラカン・ラナも綺麗に決めてみせたがカウントは2! 真琴はカウンターでネックハンキングボムを決めると、ダブルアーム・スープレックス・ホールド。
 カウント2で返したミクロだったが、立ち上がったところに真琴のスピアーがズバリと決まって3カウント。大の字に倒れたミクロに抱きついていった真琴は、ミクロと一緒に"萌え萌えキュン"ポーズを見せると、仲良く手を繋いで引き揚げていった。
 インタビュースペースでは元アイスリボンの2人に「さくらさんがアイスを退団することになりましたが?」という質問が飛んだが、棒読みながら「サクラサント、マタ、シアイヲヤルタメニ、ジブンハ、マダマダプロレスヲ、ツヅケタイトオモイマス」と答えたミクロに対し、真琴は「自分はこれで、アイスリボンのことを気にかける理由が半分消えました」と答えた。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第0試合 シングルマッチ 15分1本勝負
○山田太郎(666)
4分39秒 ドラゴンスリーパーを切り返してのエビ固め
●トサ波辰爾(ガッツワールド)

▼第1試合 オープニングタッグマッチ 30分1本勝負
宮本裕向(666)/○吉野達彦(ガッツワールド/TRUTH)
7分19秒 ジャーマンスープレックスホールド
ガッツ石島(ガッツワールド/悪魔同盟)/●CHANGO(フリー/悪魔同盟)

▼第2試合 元アイスリボン同門対決!シングルマッチ 30分1本勝負
○真琴(SMASH)
5分28秒 スピアー→片エビ固め
●ミクロ(WALLABEE)

▼第3試合 リアルプロフェッショナル・レスリング!シングルマッチ 30分1本勝負
●GENTARO(FREEDOMS)
9分30秒 ケイチャンボンバー!!→片エビ固め
○矢野啓太(WALLABEE)

▼第4試合 スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
○藤田峰雄(ZERO1)/木高イサミ(ユニオン)
10分46秒 雁之助クラッチ
ヤスウラノ(DDT)/●神威(FREEDOMS)

▼第5試合 スタイルE対ドラゴンゲート!シングルマッチ 30分1本勝負
●田村和宏(STYLE-E)
10分21秒 ダークネスバスター→体固め
○K-ness.(DRAGON GATE)

▼第6試合 パンクラシスト対デスマッチの帝王!超異次元対決ストリートファイトマッチ 時間無制限1本勝負
○佐藤光留(パンクラスMISSION)
6分17秒 反則(レフェリーが危険とみなしたため)
●ミスターポーゴ(WWS)

▼第7試合 スタイルE対ドラゴンゲート!ハードコアマッチ 時間無制限1本勝負
○竹田誠志(STYLE-E)
21分3秒 ジャーマンスープレックスホールド
●新井健一郎(DRAGON GATE)

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