カナアユがプラスマイナス0を下してタッグ王座防衛!打ち上げWAVEでのロイヤルランブルで優勝した植松は引退ロード第1戦に輝を指名!

111211_Wave-1.jpgプロレスリングWAVE
大師走・東'11
日時:12月11日(日)開始:17:30
場所:新木場1stRING
観衆:345人(超満員札止め)

 11日、新木場1stRINGで行われたプロレスリングWAVE『大師走・東'11』。今大会では1年ぶりの復帰戦で「WAVEのトップにのしあがる」と宣言するも、4カ月でいまだ白星のなかった渋谷シュウがシングルマッチで桜花由美からピンフォールを奪った。しかし、その渋谷が参戦を熱望していたブル中野引退興行だったが、ブルは植松寿絵、桜花、そして春日萌花の3人にオファーを出した。

 メインでは華名&栗原あゆみの"カナアユ"が保持するWAVE認定タッグ王座に、勢いに乗っている大畠美咲&紫雷美央の"プラスマイナス0"が挑戦。大畠の「ボイン出てこい!」という要求に栗原が一歩前に出る。大畠が「本物のボイン出てこい」と訂正。プラスマイナス0が華名にダブル攻撃を仕掛けるも、すぐにカナアユも連係を決めて大畠に決まる。美央へのトレイン攻撃から栗原がぶら下がり式の腕ひしぎ逆十字固め。大畠がカットに入ろうとするも、栗原はかわしてミサイルキックを放った。さらに低空ドロップキックからマフラーホールドへ。これは大畠がムチでカット。
 華名が美央にジャーマン、水面蹴り。美央もサッカーボールキックでやり返すが、蹴り足をキャッチした華名がアンクルホールド。美央は首4の字固めに切り返した。チェンジした大畠がムチを振り回す。華名のヒップドロップをムチで撃墜し場外に落とす。すかさず美央がトペを敢行するも、足がロープに引っかかり失敗。
 しかし、大畠がプランチャを決めて流れは渡さず、場外で華名を痛めつけた。大畠は先にリングに上がり、華名がリングに上がるのを妨害。場外勝ちを狙ったが、栗原が大畠にミサイルキック。華名が美央にロシアンフック、大畠にソバットを放ち、華名が大畠に、栗原が美央に、同時に飛び付き腕ひしぎ逆十字固めを決めた。栗原が大畠にミサイルキック、串刺しダブルニーアタック、顔面ドロップキックと攻め込んだが、大畠がムチで流れを変えると、美央がスイングDDT、大畠が顔面へのドロップキック、逆打ち、花マルどっかんを栗原に放つ。
 華名が大畠の側頭部にローキックを放って逆転。栗原が裏投げを決める。美央の紫閃光から大畠の花マルどっかんで危ない場面もあった栗原だったが、大畠のブルーダリアをかわして裏投げ。技を浴びながらもフォールを切り返して粘る大畠にヘッドバットを見舞い、華名の後ろ回し蹴りから栗原の裏投げ、変形裏投げで3カウントを奪った。
 試合終了後、渋谷から「自分は来年から一歩も二歩も上のステージに行きたいと思っています。そのために自分とシングルを...してくれ!」と対戦要求された栗原が受諾したため、両者の対決が1・4新宿FACE大会で決定した。

111211_Wave-2.jpg 東京での年内最終興行後には恒例の『打ち上げWAVE』を開催。自分を客観的に見たい」という米山の希望により、広田さくらが米山(こめやま)さくらに変身! 米山に似ているせいか、同じ動きをする。「やるね」「そっちこそ」とお互い褒め合い、広田が「調子に乗るな!」と攻撃。仰向けの米山の上に重なった広田は「幽体離脱〜」と上体を起こした。広田は「プレゼントがある」とラビットからチラシを受け取るも、広田が出演する舞台の告知。米山が破り捨てると、広田が不知火へ。しかし、失敗して自爆。「大丈夫?」と心配した米山が「私もプレゼント持ってきたよ」とポスターを手に後楽園大会をPR。広田は引退興行のポスターを破ることはできなかった。広田は「あ、Leonだ!」と油断させてからロールスルージャーマン。しかし、投げることができずに潰れた広田が、本物のロールスルージャーマンで力尽きた。

111211_Wave-3.jpg そして年末恒例の超豪華ロイヤルランブルへ。熱くやり合っている渋谷と春日の2人で試合開始。その後、栗原、ハタナカヨウコ、植松☆輝、トリプルテイルズ.S、ブラックダリアらが次々にリングインして試合に加わっていく。
 スローモーションタイムに突入するが、Leonは知らずにスピアーを放ちポーズを決める。GAMIが試合を中断させ「スローモーションやろ! 今の曲は何や?」と抗議すると、Leonは「出会いはスローモーションです」と返す。GAMIは「それは歌の出だしや。誰がプロレスを教えたんや」と叱りつけると、アカペラで「スローモーション」を歌い、Leonのスローモーション練習。GAMIが「みんな元の位置について」と戻して、改めてスローモーションタイムをやり直した。Leonには大きな拍手が送られる。
 水波が退場となったが、失格した選手やセコンドのラビット美兎も加わって、これがこの日5試合目となった米山への惜別トレイン攻撃が始まる。最後のGAMIだけ攻撃をかわされ、場外に落とされてしまった。失格となったGAMIは「普通は足を出す(蹴り)とかやろ。なんやの」とクレーム。米山が全員をアームホイップ。最後の欽ちゃんジャンプは大畠だけ飛ばない。しかし、騙す側つもりだった大畠が実は騙され、他の選手は飛んでいた。「大畠5周年おめでとう!」と胴上げ。しかし、最後はマットに落とされ、全員フォールで3カウント。
 その後も次々に選手が失格になり、残りは植松☆輝と中川の3人に。2対1を強いられた中川だったが、ハイアングル植松で輝が裏切って植松をマットにたたきつけ、中川にランニングエルボー。輝が中川を丸め込んでフォールすると、植松は2人の体勢を入れ替え、輝を下にして3カウントを入れて優勝を決めた。
 優勝した植松は「締めのバトルロイヤル、確か去年も優勝した気がしますが、優勝すれば願い事が何でも叶うんですね。来年から植松の引退ロードが始まります。特にあの人とやりたいって言うのはやり尽くしたので、やりたい選手はGAMIさんに申告すればできると思います。来年は1月4日から始まりますが、1発目にどうしてもやりたい選手がいます。輝優優です!」と引退ロード第1弾の相手にタッグパートナーの輝を指名! これをGAMIも受諾し、両者のシングルマッチが来年1・4新宿FACE大会で行われることが決定した。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 WAVE of WAVEs 15分1本勝負
○GAMI
8分8秒 アディオス・アミーガ→体固め
●春日萌花

▼第2試合 レギュラーWAVE 20分1本勝負
○中川ともか/下野佐和子
13分57秒 120%スクールボーイ
●勇気彩/飯田美花

▼第3試合 プレミアムWAVE 15分1本勝負
△植松寿絵
時間切れ引き分け
△浜田文子

▼第4試合 WAVE of WAVEs 15分1本勝負
●桜花由美
13分32秒 変形ラ・マヒストラル
○渋谷シュウ

▼第5試合 WAVE認定タッグ選手権試合 30分1本勝負
[王者組]華名/○栗原あゆみ
14分6秒 変形裏投げ→体固め
[挑戦者]●大畠美咲/紫雷美央
※初代王者が初防衛に成功


打ち上げWAVE

▼第1試合 メモリアル・コミカルWAVE 15分1本勝負
○米山香織
4分30秒 ロールスルー・ジャーマン・スープレックス・ホールド
●広田さくら

▼第2試合 年末恒例・超豪華ロイヤルランブル
○植松寿絵
31分12秒 体固め
●輝優優
<入場順>渋谷シュウ、春日萌花、栗原あゆみ&飯田美花、GAMI&中川ともか、植松寿絵&輝優優、華名&紫雷美央、水波綾&勇気彩&下野佐和子、大畠美咲&桜花由美&浜田文子&チェリー、米山香織&広田さくら、Leon、山縣優
<退場順>下野、飯田、広田、春日、水波、GAMI、大畠、桜花、文子、チェリー、Leon、山縣、米山、栗原、渋谷、勇気、美央、華名、中川、輝

【記事提供/プロレスリングWAVE】

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