旗揚げイヤーの新人王トーナメントを制した世IV虎は、美闘と奈苗に宣戦布告!決勝で敗れた星輝も愛川の白ベルトに挑戦表明!

112111_Stardom-1.jpgスターダム
Goddesses in Stars2011〜新人王決定トーナメント〜
日時:12月11日(日)
開始:12:30
場所:新木場1st RING
観衆:395人(超満員札止め)

 11日、新木場1stRINGで行われたスターダムSeason4『Goddesses in Stars2011〜新人王決定トーナメント〜』。新人王決定トーナメントは今年デビューした美闘陽子、世IV虎、星輝ありさ、岩谷麻優、須佐えり、鹿島沙希の6人が出場して行われるワンデイ・トーナメント。

 11月27日に開催された『GODDESSES OF STARDOM打ち上げパーティー』で組み合わせ抽選会が行われ、1回戦第1試合では優勝候補の1人である美闘が鹿島とシングル初対決。初勝利をあげて勢いにのる鹿島がクリストからのヒザ十字やフェースクラッシャーで攻め込み、必殺のしじみも決めたがカウントは2。なおも執拗なヒザ十字固めで攻め込んだ鹿島だったが、カウンターのトラースキックを叩き込んだ美闘が左ハイキックからのジャーマンで投げて3カウントを奪った。
 同じく1回戦もう1つの試合では、岩谷と須佐のライバル対決が実現。一度は須佐に敗れている岩谷は、会見で「ここは自分が勝たないとスターダムは面白くない! これからのスターダムは自分が築いていく。やっぱり自分が引っ張っていかないとダメだと思うので、今回優勝して頂点に立ちたい!」と豪語していたが、エルボー合戦で打ち勝った須佐は、ブラディーEX、アンクルホールドと攻め込む。しかし再びエルボー合戦になると、岩谷は張り手。すかさず須佐が打ち返すと岩谷はヒザから崩れ落ちる。さらにランニングエルボー、飛び付きDDT、スイングDDT、スイング式首固めでカウント3寸前まで追い込まれたが、どうにか10分時間切れまで粘ってみせた。
 延長戦に入ると、須佐は首固めやスイング式首固めで秒殺を狙ったが、辛くもしのいだ岩谷は連続ダブルリストアームサルトからコーナーに登り、クロスボディ式のフロッグスプラッシュをお見舞いして3カウント! 岩谷は悲願のシングル初勝利をあげて準決勝に進出した。

 準決勝第1試合では1回戦を勝ち上がった美闘がシードの星輝と対戦。蹴りを得意とする2人だけに序盤からローキックの応酬。星輝はスピードに乗ったロープワークで翻弄し、鎌固め、インディアンデスロックで反撃。コーナーに上ったところをジャーマンで投げられ、ミサイルキックを浴びたが、キャッチ式延髄斬り、サマーソルトドロップでやり返す。美闘もジャーマンからのドールBを放ったが、これをかわした星輝は首固め。キックアウトした美闘はもう一度ドールBを星輝はブラジリアンキックで迎撃! さらに星輝は対角線をダッシュしてのダブルニーアタックを叩き込むと、全体重をかけてエビ固めで抑え込み3カウントを奪った。
 準決勝第2試合ではシードにしてもう1人の優勝候補である世IV虎が、岩谷を迎え撃った。ゴングと同時にドロップキック。回転エビ固め、ウラカンラナ、カサドーラと畳みかけて秒殺勝利を狙った岩谷だったが、世IV虎はパワー殺法で形勢逆転。岩谷はシングル初勝利を取ったダイビング・クロスボディーアタックも見舞っていったが、世IV虎はカウント2で返すと岩谷のウラカンをシャチホコ固めで切り返し、さらにセントーンを連発。最後はアゴをクラッチする変型コブラツイスト、その名も世IVコブラで勝利した。

112111_Stardom-2.jpg 決勝は星輝vs.世IV虎のシード同士の対決に。ライバル美闘に決勝でデビュー戦のリベンジをするという願いは叶わなかったが、タイトルに縁がない世IV虎としてはこの新人王トーナメントだけは絶対欲しい勲章。
 世IV虎の顔面ウォッシュに対し、ローキックで対抗した星輝。さらに世IV虎のワキ固めに苦しめられた星輝は腕十字を狙うが、これをパワーボムで切り返した世IV虎はパワー殺法やラフ攻撃を駆使して攻め込んでいく。ダイビング・セントーンを狙った世IV虎をハイキックで叩き落とした星輝は、正拳突きや1399、そして美闘を破ったブラジリアンキックからのスタンディング・ダブルニーアタックを放っていくが、世IV虎はこれをスパインバスターで切り返す。
 それでも星輝は二度目のトライでスタンディング・ダブルニーアタックを叩き込むことに成功! 辛くもロープを掴んだ世IV虎は星輝のブラジリアンキックをデュランダルで切り返すと、ラリアット、ネックハンギングボム、セントーン4連発からの新必殺技"上からヨシコ"(リバーススプラッシュ)を投下して3カウントを奪った。

112111_Stardom-3.jpg デビューイヤーの最後の最後で新人王トーナメントという勲章を手に入れた世IV虎は「よっしゃー! みなさんの期待通り、世IV虎が勝ちました。今回試合した岩谷麻優、星輝ありさ。まあ、お前ら頑張ったと思うけど、うちからしたら大善戦でしかなかった。それより美闘陽子、てめえ何で上がってこねえんだよ。ふざけんじゃねえよ!」と美闘を睨み付ける。星輝がマイクを奪い「私、準優勝したのでひとこと言ってもいいですか? 準優勝すっごく悔しいけど、私はゆずポンの持てる白いベルトに挑戦したいんです! ゆずポンとは年が一回りも違うし、私は16歳という若さで勝ちにいきます。受けれますか? それとも逃げますか?」と愛川のベルトに挑戦を表明。
 すると愛川ゆず季は「いつも若いと若さを売りにしてるようですが、誰だって16歳は来るし、30歳も来るし、リングの上では関係ないの。だから、ありさの若い時の記念のために白いベルト、挑戦を受けましょう」と星輝の挑戦を受諾。その様子を見ていた世IV虎は「何様? まあ、お前らは勝手にやっておけよ。うちは白いベルトに興味はない。高橋奈苗の持つ赤いベルト、絶対に挑戦してやるからな。それと美闘陽子。スターダム1周年(大会)で一騎打ちを要求する」と奈苗、美闘に宣戦布告。美闘が即受諾すると、世IV虎は「お前な、今日負けておいてな。ちゃんと出直してこいよ。1周年で自分が勝ちますから。そこのところ世露IV苦」と締めくくった。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 ルーキー・オブ・スターダム2011〜スターダム新人王決定トーナメント〜1回戦 10分1本勝負
○美闘陽子
7分59秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド
●鹿島沙希

▼第2試合 ルーキー・オブ・スターダム2011〜スターダム新人王決定トーナメント〜1回戦 10分1本勝負
△岩谷麻優
時間切れ引き分け
△須佐えり

▼延長戦 5分1本勝負
○岩谷麻優
1分59秒 ダイビング・クロスボディーアタック→体固め
●須佐えり

▼第3試合 ルーキー・オブ・スターダム2011〜スターダム新人王決定トーナメント〜準決勝 15分1本勝負
○星輝ありさ
6分46秒 スタンディング・ダブルニー→エビ固め
●美闘陽子

▼第4試合 ルーキー・オブ・スターダム2011〜スターダム新人王決定トーナメント〜準決勝 15分1本勝負
○世IV虎
3分28秒 世IVコブラ
●岩谷麻優

▼第5試合 スペシャル6人タッグマッチ 15分1本勝負
△高橋奈苗/夏樹☆たいよう/山縣優(フリー)
時間切れ引き分け
愛川ゆず季/紫雷イオ(フリー)/△松本浩代(エスオベーション)

▼第6試合 ルーキー・オブ・スターダム2011〜スターダム新人王決定トーナメント〜準決勝 30分1本勝負
○世IV虎
12分35秒 上からヨシコ→片エビ固め
●星輝ありさ
※世IV虎がルーキー・オブ・スターダム2011優勝

【記事提供/スターダム】

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