今年は大仁田との"選挙落選コンビ"で佐藤兄弟と宇宙大戦争を行ったサスケ「2012年12月は本当の終末が待っている」

111211_Michipro-1.jpgみちのくプロレス
宇宙大戦争~ファイナル~
日時:12月11日(日)開始:18:30
場所:後楽園ホール
観衆:1850人(超満員札止め)

 11日、後楽園ホールで行われたみちのくプロレス『宇宙大戦争〜ファイナル〜』。年末恒例みちのくプロレス後楽園大会の『宇宙大戦争』も早6年目。今年は何とかつて壮絶な電流爆破マッチで対戦した大仁田厚とタッグを結成! しかも大仁田が得意とするノーロープ有刺鉄線マッチに加え、何と敗れたチームは岩手県より追放となり、以降岩手県内での試合は出来ない特別ルールが採用された。
 日本プロレス界のインディーを代表するサスケと大仁田。ともに選挙に落選するなどの共通点も多く、タッグを組んだら佐藤兄弟としても厄介な相手となるだろう。佐藤兄弟はサスケ惑星の宇宙人だというサスケの地球侵略を阻止出来るのか? それとも大仁田の圧倒的な存在感が宇宙をも食い尽くすのか?

 休憩中に『ゴジラ』のテーマが流れる中、ロープを外されたリングの四方に有刺鉄線が巻き付けられていく。物々しい雰囲気の中、選手たちが入場してくると超満員の観客は完全に"デキあがった状態"で大歓声を送る。
 大仁田が奇襲攻撃を仕掛けていくと、場内は「バカ兄弟」コール。早速大仁田がイスで攻撃していくと、佐藤兄弟もカラーコーンや排気管などを駆使して反撃。するとサスケはせっかく張った有刺鉄線をペンチで切っていき、四方のうち一面の有刺鉄線を撤去! そして和桶を頭から被って場外ダイブを狙うが、下を見ていなかったのかそのまま場外に転落!
 和桶を転がしながらサスケが場外を移動していると、背後から秀が襲いかかっていくが、秀を和桶に叩き付けたサスケはラダーを持ち出して登っていくと、トペ・アトミコを発射するがかわされて和桶に自爆! 何と和桶の底に穴が開くほどの衝撃だった。

111211_Michipro-2.gif 大仁田が恵を壁や鉄製の柵に叩き付けている間に、もう1脚ラダーを持ち出したサスケはラダーを2脚並べると、毎年恒例となってきた竹刀をラダーに通しての逆上がりをやり始めるが今年も失敗! ならばと鉄棒を持ち出してラダーの間を通し、逆上がりすると今度は成功したが、そのままラダーが崩れて転落(何がしたいんだ)!
 エプロンから秀をリング内に引きずり込んだサスケは、散々アピールしてから小さなラダーに登って鉄柱の上に登っていき、さらにそこから鉄柱の上に登ってラムジャムを狙うが、なかなか鉄柱に乗れずいつも以上に時間がかかっていると、エプロンから恵がサスケの足を掴んでカット。秀も起き上がると、佐藤兄弟はデッドリードライブでサスケを有刺鉄線の上に叩き付ける! これでサスケは右腿の裏を裂傷!
 さらに佐藤兄弟はサスケの体にゴムを巻き付けると、その先端に付いた有刺鉄線ボールをゴムパッチンの要領で叩き付けるゆーとぴあ攻撃。秀がさらに距離を取って強烈なゆーとぴあ攻撃を見舞おうと、ゴムを伸ばしていくが、サスケは隠し持っていたペンチで伸びたゴムを切り、秀に逆ゆーとぴあ攻撃をお見舞い!
 それでも佐藤兄弟は「モスラだー!」と恵の口からお告ゲルの代わりに出て来た糸をサスケの首に巻き付けていく。20分を経過してサスケが動けなくなった間にリングに戻った佐藤兄弟は大仁田を有刺鉄線に叩き付ける。

111211_Michipro-3.jpg サスケもリングに戻ってきてラダーに登っていくが、恵が追いかけていって雪崩式ブレーンバスターの体勢に。サスケが踏ん張ると、秀が2人まとめてジャンピング・パワーボムのような形で叩き付けていく。さらにマネキンにサスケマスクを被せ、有刺鉄線を巻き付けた"サスケくん"を持ち出した佐藤兄弟は、リング上から恵がサスケを場外に投げ飛ばし、待っていた秀がサスケくんで殴打!
 だが、場外で秀を捕まえた大仁田はそのままテーブルに乗っかっていくとパイルドライバーでテーブルクラッシュ! その間にまたもや和桶を頭から被ったサスケが、今度こそトペ・アトミコを発射するが、そこにいたのは佐藤兄弟ではなくサスケくん! サスケがサスケに自爆トペをお見舞いしている間に、恵が大仁田にパウダー攻撃を見舞っていくが、大仁田がかわして秀に誤爆させると、大仁田は恵にブルーミストを噴射!
 そして大仁田が佐藤兄弟から奪い取ったギャラクシーアーマーを装着すると、いつの間にかサスケもギャラクシーアーマーを装着し、2人同時にサンダーファイアーパワーボムで佐藤兄弟を叩き付ける。そしてダウンした恵の上にサスケくんを乗せたサスケは、小さなラダーの上からサスケ・スペシャルX Ver.10.2セグウェイ(ものまね禁止)を発射するが、足を引っかけて転倒!
 するとサスケは大きなラダーの上に登っていき、今度こそサスケ・スペシャルX Ver.10.2セグウェイ(ものまね禁止)を恵に叩き込んで3カウント! 長い宇宙大戦争にようやく一応の終止符を打った。

111211_Michipro-4.jpg この結果、佐藤兄弟は来年1・14岩手大会より岩手県での試合から追放されることになったのだが、ジーパンの下は実はノーパンなのに、ジーパンが破れたせいで片●が見えていたという大仁田が、敗れた箇所にテーピングを巻きながら「アイツら2人、もの凄くプロレスを愛してるから、愛しているから、もしよかったら帰してやってくれよ!」と佐藤兄弟の恩赦を呼び掛ける。
 そんな大仁田に「大仁田さんも大概邪道ですよね」とサスケが語りかけると、大仁田は「大概邪道って何だよ。邪道って俺が言ったんだよ」と返し、2人は大仁田が還暦を迎える6年後に再び電流爆破マッチで対戦することを約束! さらに「知事選に出たほは私のほうが早い」「国会議員になったのは俺のほうが早い」と大人げなく言い争った両者だが、大仁田が「まぁ待て、サスケ君! 俺たちしつこいよな? 俺が嫌われる理由ってそれかな?」と尋ねると、サスケは「それがいいんですよ」とキッパリ。
 答えが出たところで観客をリングサイドまで呼び寄せた大仁田は、聖水をまき散らすと「オイ、オイ、オイ......! オイ、よーく聞け! 俺もサスケも胸一杯プロレスが好きなんじゃ!」と邪道節を炸裂させ、サスケと抱き合った。そして大仁田が去って行ったリング定でサスケは「宇宙大戦争ファイナル、終結しました。今年決着しましたんでね。来年2012年12月は本当の終末が待っているから。もうその時、私はこの地球上にいないかもしれないので、皆さんごきげんよう、さようなら。今年もありがとうございました。大仁田さんも50超えて革ジャン着てデスマッチして、選挙に落ちて。俺も選挙に落ちたけど、選挙に落ちて何が悪い! 皆さんが1人でもいる限り、みちのくプロレスは永遠に不滅です!」と叫んで2011年の宇宙大戦争を締めくくった。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 シングルマッチ 15分1本勝負
○大柳錦也
11分57秒 最強変形弓矢固め
●佐々木大地

▼第2試合 タッグマッチ 20分1本勝負
○新崎人生/気仙沼二郎
15分7秒 極楽固め
ウルティモドラゴン/●ラッセ

▼第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
ヤッペーマン1号/●ヤッペーマン2号
11分50秒 舎人雷→エビ固め
○南野タケシ/卍丸

▼第4試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
○拳王/Ken45°/剣舞
14分34秒 ドラゴンスープレックスホールド
フジタ"Jr"ハヤト/日向寺塁/●野橋太郎

▼第5試合 ノーロープ有刺鉄線・敗者岩手追放デスマッチ 時間無制限1本勝負
○ザ・グレート・サスケ/大仁田厚(フリー)
27分7秒 ラダートップからのサスケスペシャルVer10.2セグウェイ(モノマネ禁止)→片エビ固め
佐藤秀/●佐藤恵
※佐藤兄弟は2012年1月14日の岩手大会より岩手県での試合から追放

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