またしてもパンクの左腕を徹底的に狙ってきたデル・リオに対し、パンクはロープに振ってのコブラツイストや故ランディ・サベージを彷彿させるダイビング・エルボードロップで応戦。だが、デル・リオは2日に渡って攻め続けたパンクの左腕に、ついにクロスアーム・ブリーカーを決めてみせる。
　絶体絶命のピンチだったパンクだが、日本のファンの声援を受けてどうにかロープに逃れると、必殺のG.T.S.を決めて勝利。デル・リオに連勝して王座を防衛したパンクを、最前列から観戦していた高山善廣もパンクの腕をあげて祝福した。

　初日のベストバウトの呼び声が高いジョン・シナとザ・ミズが、2日目はタッグマッチで再び対戦。しかもシナのパートナーにはビッグショー、ミズのパートナーにはケビン・ナッシュという豪華カードが実現！
　シナはいつものハーフズボンではなく、何とロード・ウォリーズなどが愛用していたことで有名な"Zubaz"というバギーパンツ姿で登場。入場時にはステーキショップ『リベラ』のジャンパーまで着ていたが、「日本に来たガイジンレスラーと言えば、やっぱりこの格好だろ？」というアピールなのか？
　試合は初日と同様、ビッグショーとナッシュがド迫力のぶつかり合いを見せると、両者ほぼ同時にタッチ。リングに飛び込んできたミズをタックルでなぎ倒したシナは、ファイブ・ナックル・シャッフルからのアティテュード・アジャストメントを決めて勝利。最後はシナだけでなく、ビッグショーもコーナーに登って日本のファンの歓声に応えてみせた。

　また、初日は出場していなかったし、事前に発表されていたカードにも名前はなかったウィリアム・リーガルが第2試合に登場！　現在SMASHで活躍するTAJIRIの師匠であるリーガルは、かつてバトラーツに留学していたサンティノ・マレラと対戦。ともに日本のファンには馴染み深い選手だけに、これは嬉しいサプライズだった。
　さらに初日にはディーバズ王座を賭けて対戦したベス・フェニックスとケリー・ケリーがノンタイトルマッチで再戦を行ったのだが、この一戦を元"スマックダウンNo.1アナウンサー"のFUNAKIがスペシャルレフェリーとして裁いた。初日での対戦でもベスをいいところまで追い込んでいたケリーは、この日も優勢に試合を進めていたが、ベスはケリーのクロスボディをキャッチすると、バックブリーカーからお尻ペンペン。
　そこからエキサイトしたベスが馬乗りになって殴りかかると、FUNAKIレフェリーがブレイクを命じる。納得いかないベスがFUNAKIに抗議していると、背後からケリーが近づきインサイドクレイドルで丸め込んで3カウント！　ノンタイトルマッチとはいえケリーの勝利に場内は大盛り上がりだった。

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▼第1試合　シングルマッチ
○ザック・ライダー
8分12秒　ラフライダー→片エビ固め
●ジャック・スワガー

▼第2試合　シングルマッチ
○サンティノ・マレラ
7分56秒　コブラ→片エビ固め
●ウィリアム・リーガル

▼第3試合　シングルマッチ
○アレックス・ライリー
10分36秒　ヒット・ザ・シャワーズ→片エビ固め
●プリモ

▼第4試合　US王座戦トリプルドレッドマッチ
［王　者］○ドルフ・ジグラー
9分28秒　ライアンのフルネルソンバスター→片エビ固め
［挑戦者］●ドリュー・マッキンタイア
※もう一人は［挑戦者］メイソン・ライアン
※ジグラーが王座防衛に成功

▼第5試合　シングルマッチ
●べス・フェニックス
5分50秒　インサイドクレイドル
○ケリー・ケリー
※スペシャルレフェリー：FUNAKI

▼第6試合　タッグマッチ
ビッグショー／○ジョン・シナ
9分21秒　アティテュード・アジャストメント→片エビ固め
●ザ・ミズ／ケビン・ナッシュ

▼第7試合　WWE王座戦
［王　者］○CMパンク
19分44秒　GTS→片エビ固め
［挑戦者］●アルベルト・デル・リオ
※パンクが王座防衛に成功