父が大好きだった熊本に大地が初上陸!2日前に12日天下に終わった植田が、ポールにリベンジして王座奪還!

プロレスリングZERO1
破壊王子・橋本大地 九州初上陸
日時:11月24日(木)開始:19:00
場所:熊本県熊本市・PBA熊本
観衆:非公開

 24日、プロレスリングZERO1が熊本県熊本市のPBA熊本で開催した『破壊王子・橋本大地 九州初上陸』。大会名通り、九州初上陸となった橋本大地には、父・橋本真也さんを最後まで応援しし葬儀で最後のコールをしたの現福岡市長の高島市長からも激励が届いた。

 思い出の地、熊本での火の国ファイトは、師・大谷晋二郎とのタッグ。しかし歓迎ムードも試合前まで。いざし合いが始まれば、対戦相手の田中将斗&崔領二の猛攻に防戦一方。大谷の「お前がやらなくてどうする!」の一声から、専売特許の「もうひと頑張り」を見せた大地だったが、最後は田中のスライデングDに撃沈。だが、試合後は超満員の会場から大「橋本」コールが起こった。
 試合後、大地は「父の大好きだった熊本で、支援者様の前で、試合ができて、本当に僕は恵まれてるなと思いました。『君のお父さんは、本当に大きかった』と言われることが、プレッシャーになることもあるのですが、皆さんが僕と父を重ねて見て、そしてプロレスラーとして応援してくれていることを、本当に嬉しく感じました。大谷さんの言う『感謝』をたくさん感じました。明日からのチャリティーも頑張ります」と語った。

111124_Zero1.jpg 22日の松江大会でポール・トレイシーに敗れ、NWA UNヘビー級王座から陥落以降、「日常がうまく回らない」とまで言っていた植田使徒。感動の初戴冠から12日天下となってしまった脱落は、想像をはるかにこえるショックであった。
 しかし、ポールも実力はお墨付き。ベルト奪取時も「巧くて強い」という印象を残した。それでもリターンマッチに挑んだ植田は、試合を優勢に進めていたポールの攻撃を力で跳ね返す。そして最後には体ごと倒すラリアットから2発目のドクターボムで逆転勝利! 見事、その腰にベルトを取り戻した。
 試合後、植田は「正直、辛かったです。昨日も、今朝も、恥ずかしいとか、そういうのを通り越して色々悩みました。挑戦を辞退しようとかも。でも、横山(佳和)や大地、外国人達が必死に頑張っているのを見て思い直しました。藤田(峰雄)さんも、『これを乗り越えて、風林火山にもっていう』って、前の試合終わってそのままセコンドについてくれて。正直、皆に助けてもらったベルトです。ポールも本当に強かった。ありがとうと言いたいです」と涙ながらに語った。

 マーク・フセイン相手に世界ヘビー級王座の初防衛戦に挑んだ佐藤耕平。この2人には細かい攻防などなく、殴る蹴るの大激戦に。2m級の両者がぶつかり合っただけに、何ともド迫力なタイトルマッチとなった。何度か追い込まれるシーンはあったものの、最後は耕平が完璧なジャーマンを決めて勝利。耕平の落ち着いた試合運びが飛香、見事初防衛に成功した。

▼第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負 
○KAMIKAZE
11分12秒 ムーンサルトプレス→体固め
●横山佳和

▼第2試合 女子シングルマッチ 30分1本勝負 
○アジャ・コング(OZアカデミー)
12分12秒 ダイビングエルボードロップ→体固め
●松本浩代(エスオベーション)

▼第3試合 6人シングルマッチ 30分1本勝負 
日高郁人/伊藤崇文/●藤田峰雄
13分12秒 変形F5→片エビ固め
菅原拓也(フリー)/ショーン・バーネット/○ライディーン

▼第4試合 NWA UNヘビー級選手権試合 60分1本勝負 
[王 者]●ポール・トレイシー
13分42秒 ドクターボム→エビ固め
[挑戦者]○植田使徒
※第14代王者ポールが初防衛に失敗。植田が第15代王者となる

▼愛5試合 破壊王子 九州初上陸 タッグマッチ 30分1本勝負 
大谷晋二郎/●橋本大地
16分12秒 スライディングD→片エビ固め
○田中将斗/崔領二

▼第6試合 世界ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]○佐藤耕平(王者)
10分10秒 ジャーマンスープレックスホールド
[挑戦者]●マーク・フセイン
※第12代王者の耕平が初防衛に成功

【記事提供/プロレスリングZERO1】

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