煽りVの中で「久しぶりにマジの高木三四郎を見せる」と語っていた高木はアコースティックギターを持参して入場したものの、その表情は厳しい。だが、いきなりジェネリコが長身の割にトリッキーな動きを駆使して高木を場外に追いやるとトペ・コンヒーロを発射！　だが、すかさず場外戦に持ち込んだ高木は「歌舞伎町行くぞ〜！」と叫んでFACEの外から出ると、まずは喫煙スペースの中で大乱闘！
　その後も売店から大量のチラシをぶち撒けたり、トイレの中に入っての乱闘を繰り広げる。ジェネリコも飲料販売コーナーで水分を補給すると、ようやくFACE内に戻り、高木の突進をかわして鉄柱に誤爆させる。そこからスケボーを持ち出したジェネリコは、通路をスケボーで滑走して高木に向かって行く。高木はラリアットで迎撃しようとしたが、かわしたジェネリコは振り向きザマに攻撃。
　さらにFACE特有の長いテーブルの上に乗ったジェネリコは、その上もスケボーで滑走して高木にアタック。しかし高木は「お前らバックステージに来い！」と叫んでジェネリコをバックステージに連れて行く。そこにあった高木のアタッシュケースを開けると、大量のAVが......。バックステージでの大乱闘から再びFACE内に戻ると、入場時に持っていたアコギで殴りかかる高木。
　しかしアコギを奪い取ったジェネリコはテーブルの上に上がると、高木の攻撃に待ったをかけていきなりセッションを始める。高木はジェネリコのギターに合わせて（？）、なぜか『ギザギザハートの子守歌』を熱唱！　歌い終わりハイタッチしたところで、再び攻撃していった高木は、かつて澤宗紀との変態大社長コンビ時代に繰り出した自転車を持ち出し、自転車で滑走してのラリアットをお見舞い。
　さらにテーブルの上にジェネリコを寝かせた高木はステージ上からダイブしてテーブルクラッシュ！　FACE内から完全に出ることこそなかったが、エニーウェアフォールマッチらしく会場中を使って強敵ジェネリコを追い込んだ高木。ようやくリングに戻ると、パワーボムから得意のシットダウン・ひまわりボムを狙うが、ジェネリコはこれをドクターボムで切り返す。さらにヤクザキックを連発していったジェネリコだが、高木もテキサス・クローズラインからのスピコリドライバーで応戦。
　すると高木は掟破りのBrainbustaaaaahhhhh!!!!!を予告！　コーナーに乗せられたジェネリコは間一髪で回避すると、背後から高木を肩車して逆に掟破りのシットダウン・ひまわりボム！　それでも高木はカウンターのスタナーから久しぶりにクローズライン・フロム・ヘブンを狙ってコーナーに登っていったが、ジェネリコは対角線ダッシュしてのヤクザキックで蹴り上げると、そこから必殺のBrainbustaaaaahhhhh!!!!!を決めて3カウント！

　敢えて高木の得意とする試合スタイルに挑んだジェネリコだったが、その適応能力の高さを証明した上で高木を下し、EXTREME王座2度目の防衛に成功した。試合後、高木はジェネリコの強さを認めると、「ひと言だけ言わせてくれよ。ユニオン6周年おめでとうございます。どうなるかと思ったユニオンも6年間続きました。これもユニオンのみんなとナオミ・スーザンが頑張ったからだと思います。僕も1年前にユニオンに来ましたけど、7年間のユニオンは彼らが動かしていけばいいと思います。TKG48は今日で解散します。ジェネリコ、ありがとう」と突然のTKG48解散宣言！
　ユニオンを活性化するために結成された"国民的プロレスグループ"だったが、プロデューサーの口から飛び出した解散宣言に、セコンドについていたTKGの入江茂弘や菊地毅は動揺した様子。菊池が「聞いてねぇぞ！」と高木に食ってかかると、「言ってねぇもん。あんた1人でやっていけるよ」と吐き捨てて高木は去ってしまったが、その後のUSTREAM中継での『一夜明ける前会見』に菊池が乱入した結果、TKGの解散をひとまず12・14新宿大会まで延期し、そこで高木vs.菊池のシングルマッチを行うことが決定した。
　さらに第1試合に出場したあと、後楽園ホールに移動して大日本プロレスの最侠タッグリーグ決勝トーナメントに出場していた木高イサミが、流血した状態のまま再びFACEまで戻ってきて、リング上のジェネリコに対して「次のチャレンジャーは俺だ！　1月3日の後楽園で俺に挑戦させろ！　ルールはTLCだ！」と訴える。
　すかさず大家や福田、チェリーも「お前の挑戦は認めないぞ！」と割って入ってくるが、そこにスーザンストップをかけたナオミ・スーザン代表は「私はイサミに任せたいと思う。1月3日、ホールでやりたいんだ？　......うん。イサミに任せたいと思う」と代表権限でイサミを次期挑戦者に指名。ジェネリコもイサミの挑戦を受けることを受諾すると、イサミは「あっち（＝大日本の任侠タッグ）がダメだったらこっちっていうのも都合良すぎと思うけど、俺、命懸けでやります！　大家さんごめんなさい、チェリーさんごめんなさい、福田ごめんなさい。今のままじゃ足りないものとかたくさんあると思います。それを全部1月3日に補って、最高の結果と最高の試合をして、あのエクストリームのベルトを僕の腰に戻したいと思います」と涙ながらに訴えた。
　さらに12・14新宿大会には健介オフィスから中嶋勝彦と北宮光洋が参戦し、石川修司＆Xと対戦することが決定！　さらにさらに来年1・3後楽園大会には紫雷イオと全日本プロレスのKENSOが参戦することも発表された。高木とKENSOは2006年の『WRESTLE EXPO』で有刺鉄線電流爆破マッチで対戦したことがあるが、それ以来の再会となる！

　ユニオン入団を断られ、"大家預かり"となっていた折原昌夫だったが、10・19新宿大会で我慢の限界に達し、大家とあっさり決別。すると、そこに"駄犬"大家のご主人様である紫雷美央が現れ、折原に対して「私以外の誰もコイツを蹴っ飛ばしたりしちゃいけないの！」と物怖じすることなく言い放った。その結果、美央＆大家vs.折原＆諸橋というカードが決定したのだが、折原は美央に5秒以上触れることの出来ない特別ルールで行われことに。
　ついに『大家、愛の劇場〜健と美央〜』と題した東京ラ●ストーリーチック（？）な煽りVまで流れるようになった健と美央。だが、折原の指示を受けて試合前に諸橋が美央の控室に忍び込み、イジリー岡田チックなリポートをしてしまいそうになるのを必死に堪えながら、美央のバックから"何か"が入った紙袋を盗み出す。すると折原は「お客さん、今日俺たちが勝ったあかつきにはこの中身をプレゼントしようじゃねぇか！」と言い出す。
　激怒した美央が折原に殴りかかっていくが、折原は張り手から馬乗りエルボー。だが、5秒以上触れることが出来ないため、どんどんイラついていく。折原はトップロープに美央の顔面を擦りつけたり、サッカーボールキックを叩き込んだりと、短時間しか触れないながらも強烈な攻撃で美央を追い込んでいく。
　大家からの檄を受けて、美央が「ふけざけるな！」とミドルキックを打って行くが、折原はサミングをお見舞いすると、エルボーやニードロップを落としていく。堪らず大家がカットに入って来るが、折原は美央の髪の毛を掴んでタッチをさせない。それどころかボディスラムで叩き付け、ダイビング・フットスタンプを落としてから場外に連れ出し、イス攻撃を見舞っていくというやりたい放題っぷり。
　諸橋もイスで大家を攻撃すると、美央を羽交い締めにした折原が攻撃するように指示するが、「女の子は無理！」と拒否。仕方なくリングに戻った折原は容赦なく美央をみちのくドライバーIIで叩き付けるが、美央も必死にカウント2で返す。ならばとスパイダージャーマンを狙うが、これは5秒以上触れたためギリギリで回避。だが、我慢の限界に達した大家が入ってきて折原に殴りかかっていく。スピアーはヒザで迎撃されたが、美央が飛び付いていって必殺の首4の字固めへ！
　これを諸橋がカットすると、ようやく美央からタッチを受けた大家がスピアーで折原に反撃。だが、エプロンからイス攻撃を見舞って折原を救出した諸橋は折原とトレイン攻撃。そこに美央が入ってきて倒れた大家を踏み台にして諸橋にハイキック。そこから大家がジャーマンで投げていったがカウントは2！　続いて美央がフロントキックの連打から諸橋に飛び付いていってスタンディングの首4の字を決めていくが、諸橋は後方に倒れて脱出。
　そこに折原がイスをリング内に持ち込んで攻撃しようとするが、さすがに諸橋が止めに入る。イスを折原から奪い取った諸橋だが、折原に一喝されてしまう。大家が何とか美央の前に立ちはだかり、両手を広げて美央を守ろうとするが、諸橋が意を決してイスを振りかざすと、大家がしゃがんでかわしたため背後の美央を直撃！　諸橋は大家にもイス攻撃を見舞ってKOすると、倒れた美央を折原と共にカバーして3カウント。
　勝った折原は約束通り、諸橋が盗んできた紙袋から黒い下着（パンツ）を取り出し、「コレ、欲しい人！」と観客を煽るが、それを見た美央が「それ、俺のじゃねぇ！」と言い放つと、突如カス・ラチョーラス・メンタル・ヘルスのグッドナース円華が現れ、折原の持っていたパンツを確認。自分のものだと確認した円華はそのまま無言で持ち帰った......。
　美央から「お前ら本当にバカだな！」と言われた折原だが、嫌がる諸橋を「立派なルードに育てる！」と吠えながら退場。すると今度は大家が「オイ、紫雷美央、何なんだよ！　お前、いつものようになんで今日はギラギラしてないんだよ！　お前がそんなんだからカレーとかシャバシャバで、嫁とか行けないんだよ」と嘆き出す。スーザン代表から「落ち着いて要点をまとめて」と言われた大家は「お前がなんでギラギラしてないか分かった！　それはお前にベルトがないからだ！　だから次は俺と2人でタッグのベルト獲るぞ！」と言い出す。
　呆気にとられるスーザン代表、美央、そして観客。「ベルトがないと我々はギラギラ出来ません！　ギラギラ出来ませんので、ベルトに挑戦させてください！」とワケの分からない理由でタイトル挑戦を直訴した大家だが、スーザン代表は「タイトルマッチはそんな簡単に実現するもんじゃないし、まぁ次回はちょっと考えているカードがあるから。そのカードですごく頑張って追い風を起こすような......それで勢いをつけて1月3日の後楽園でタイトルマッチが出来るように頑張るってことで」と大家を説得。そして12・14新宿大会で大家＆美央はロシア唯一のプロレス団体IWFからロシアンディーバのボニーを連れて再び来日するイワン・マルコフと対戦することが決定した。

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▼ダークマッチ　「カス・ラチョーラス・メンタル・ヘルス」治療マッチ
矢郷良明（フリー）／○グッドナース円華（フリー）
2分35秒　垂直落下式ブレーンバスターによる治療完了
●ミヤコ（崖のふちプロレス）／BENTEN

▼第1試合　シングルマッチ 20分1本勝負
○木高イサミ with 風間ルミ
6分35秒　裏足4の字固め
●福田洋

▼第2試合　SGPグローバル選手権〜マスカラコントラマスカラルール 30分1本勝負
［王　者］○宇宙銀河戦士ソフィア（チェリー）
6分58秒　春夜恋
［挑戦者］●宇宙銀河戦士ジャスティーヌ（アップルみゆき）
※第6代王者宇宙銀河戦士ソフィア（チェリー）が初防衛に成功

▼第3試合　シングルマッチ 30分1本勝負
○大家（真霜）拳號
12分2秒　真剣→体固め
●入江茂弘

▼第4試合　タッグマッチ 60分1本勝負
●紫雷美央（フリー／トリプルテイルズ.S）／大家健
12分17秒　イス殴打→体固め
折原昌夫（メビウス）／○ビッグ諸橋

▼第5試合　ユニオン6周年記念試合〜1対9ハンディキャップマッチ30分1本勝負
○石川修司
10分31秒　スプラッシュマウンテン→エビ固め
小笠原和彦／ポイズン澤田／A・YAZAWA／竜剛馬／●趙雲子龍（新北京プロレス）／メカマミーlite／明子姉ちゃん／南野たけし（フリー）／菊地毅（プロレスリング頑）

▼第6試合　DDT EXTREME選手権試合〜エニーウェアフォールマッチ60分1本勝負
［王　者］○エル・ジェネリコ（フリー）
23分21秒　Brainbustaaaaahhhhh!!!!!→片エビ固め
［挑戦者］●高木三四郎
※第16代王者ジェネリコが2度目の防衛に成功