大阪でKO-D無差別級王座挑戦が控えている高梨がさくらを相手に壮行試合!飛香がくるみを下してICE×60王座を防衛

アイスリボン
アイスリボン・340
日時:11月5日(土)開始:14:00
場所:アイスリボン道場
観衆:72人

 5日、埼玉県・蕨市のアイスリボン道場で行われたアイスリボン『アイスリボン・340』。DDT10・23後楽園ホール大会で行われたじゃんけん選抜を勝ち抜き、11・6大阪大会でKUDOが保持するKO-D無差別級王座に挑戦するマサ高梨が、決戦前日に応援ツアーを組んで高梨の応援に行くさくらえみと"大阪壮行試合"のシングルマッチを行った。

 まずはさくらが側転式の串刺しエルボーを高梨に決める。さらにロメロスペシャルでギブアップを迫る。高梨はドロップキックからのフェースロックでペースを変えにかかる。しかしさくらは噛みつきで脱出。高梨がネックロックからネックブリーカー。さくらのタイガードライバー狙いを高梨が切り返そうとするが、さくらがこらえてもういちどタイガードライバーを狙う。さくらはダブルアームスープレックスで高梨を投げることに成功。70キロではない、さくらえみ"80キロ"が高梨に直撃。高梨が背後からスリーパーへ。さくらの体勢を崩してグラウンドに持ち込む。さくらが立ち上がりエルボー連打で脱出を試みるも、立ち上がったさくらに再びスリーパー。抜けたさくらが張り手の連打を見舞う。
 10分経過。高梨はコーナーに追い込むが、さくらが背後からキャッチ。しかし高梨がコーナーに乗せてドロップキックからネックブリーカー。タカタニック狙いをさくらが切り返して丸め込む。さくらはコーナーからの攻撃を連続で見舞うが、高梨がキックアウト。ムーンサルトプレスをかわして高梨がトラースキック、首をつかんで丸め込む。もう一発トラースキックを叩き込むと、さくらが返せず3カウントが入った。
 試合後、高梨が「壮行試合的なものを3試合させてもらいました。最後にさくらさんとやらせてもらって、そしていま思うことは、蕨の道場にKO-Dのベルトを持ってきます。そして、猫子のトライアングルにも挑戦します」とアイスリボンへの感謝も込めて言うと、さくらは「いま、高梨さんに負けてホントに悔しくて、高梨さんは負けてしまえと思っています...」と大人げなく言い返した。

 イギリス遠征で初の外国人挑戦者シャナ(ポルトガル)を退けた高校生のみなみ飛香が、IW19王者で小学生のくるみを迎え撃ったICE×60王座4度目の防衛戦。
 ショルダータックル合戦で試合がスタート。飛香が打ち勝つが、直後にくるみが足を引っ掛けてキャメルクラッチ、逆エビ固めにもっていく。飛香が三角飛びでくるみをかわしてスリーパー、逆エビ固め。エスケープを試みるくるみに飛香はえげつない角度で極めにかかる。
 なんとかエスケープしたくるみに、飛香はリング中央にもっていって足4の字固め。くるみが反転するが飛香が意地で元に戻す。解いた飛香をキャッチしてくるみがボディースラムからダイビングボディープレスを投下。飛香が返すとくるみは空飛ぶくるみ割り人形。かわした飛香に、キャトルミューティレーションを仕掛けていく。飛香はブロックバスターにトライするもくるみがかわして再びキャトルミューティレーションにもっていく。飛香が腕を伸ばしてロープに到達。
 サッとくるみがバックをとってジャーマンスープレックス。返した飛香にくるみはセカンドロープからの空飛ぶくるみ割り人形。飛香が返すとトップロープのくるみをブロックバスターで落とす。飛香がボディースラムからトップロープに上がるがくるみが蘇生し雪崩式の一本背負い。反対側コーナーからボディープレスを見舞うが、飛香が返しブロックバスターを狙う。振りほどいたくるみがダッシュすると、キャッチした飛香がブロックバスターホールド。これで3カウントが入り、飛香が4度目の防衛に成功した。
 試合後、敗れたくるみは「負けました。でも私はプロレスをずっとつづけていきます。なぜならIW19のチャンピオンです! 引退するまでこのベルトを持って、IW19のベルトとともに引退します!」と力強くアピール。
 一方、難敵くるみを退けた飛香が「自分は脚をちょっと前に怪我しまして、万全ではなかったんですが、治ったらホントにすぐに次の防衛戦をやりたいと思います」と語ると、藤本つかさが「仙台リボンのためにもベルトがほしいです。私は今年、後楽園大会すべてをメインで上がりました。だから後楽園の前にベルトを取って、後楽園すべてチャンピオンとして上がりたい。みなみ飛香、自分は飛香さんから取られたこと忘れてません」と12・25後楽園大会までにベルトを奪還することをアピールした。

 また、この日藤本とのタッグで松本浩代&長野ドラミと対戦した志田光が、試合で勝利した後、久しぶりにアイスに参戦した松本に対して「やっぱり勝つのは気持ちいい。これがシングルだったらもっと気持ちいいと思うんです。松本浩代さん、松本浩代、私とシングルマッチをしろ! 自分はFlashトーナメントに負けて強い人とやりたいとさくらさんにお願いしました。でも大畠選手と負けて、今日、タッグになりました、藤本のチカラを借りるのではなく。自分の力で勝ちたいんです」とシングル戦を要求。近日中に松本と志田のシングルが組まれることになった。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 シングルマッチ 10分1本勝負
○新田猫子
6分36秒 丸めこみ→エビ固め
●宮城もち

▼第2試合 タッグマッチ 15分1本勝負
松本浩代(エスオベーション)/●長野ドラミ
11分11秒 ビーナスクラッチ
志田光/○藤本つかさ

▼第3試合 シングルマッチ 時間無制限1本勝負
○リボン高梨(DDT)
12分50秒 トラースキック→片エビ固め
●さくらえみ

▼第4試合 ICE×60選手権試合 20分1本勝負
[王 者]○みなみ飛香
9分8秒 ブロックバスターホールド
[挑戦者]●くるみ
※第12代王者が4度目の防衛に成功。

【記事提供/アイスリボン】

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