綱引きマッチも敗者ユニット脱落マッチもJIIIが勝利!サイバーはBWから脱落!横須賀&KAGEがマライサを下し、地味に実績を作る!

111104_DragonGate-1.jpgDRAGON GATE
CROWN GATE
日時:11月4日(金)開始:18:30
場所:後楽園ホール
観衆:1860人

 4日、後楽園ホールで行われたDRAGON GATE『CROWN GATE』。抗争が激化するBlood Warriors(以下BW)とJUNCTION THREE(以下JIII)。しかし「二軍抗争になって軍団に所属していたら、それで満足......それは違うんじゃないか? タイトルマッチや綱引きマッチは緊張感のある試合が出来ても、それ以外の試合はそうでもないんじゃないか?」と問題提起した八木本部長が、5vs.5の10人タッグマッチに負けた選手はユニットから追放されるというルールを追加!
 この"敗者ユニット脱落マッチ"に出場するメンバーは、かつてはベーカリー八木だった八木本部長らしく焼きたてパンを"パン食い抽選"により、CIMA&土井成樹&B×Bハルク&戸澤陽&サイバー・コングのBWvs.望月成晃&吉野正人&鷹木信悟&YAMATO&GammaのJIIIに決定。

 いきなりCIMA、土井、戸澤の同時トペから試合が始まると、各所で場外乱闘に。リングに戻っても鷹木がハルクをショルダータックルでなぎ倒したところにCIMAがミサイルキックで飛んで来くるが、GammaがCIMAを捕まえてスイートエンジェルキッスをお見舞いすると、CIMAも唾を吹きかけてBW全員でGammaを踏みつける。Gammaが何とか望月にタッチすると、望月は戸澤にニークラッシャーからローキック。そしてアキレス腱固めに捕らえるがCIMAがカットに入る。だが、望月はCIMAの足も掴むと、戸澤の足とまとめてアンクルホールド!
 戸澤を捕まえたJIIIは望月が汚水攻撃をお見舞いするが、戸澤はスリーパーを仕掛けてきたYAMATOの指に噛みついて脱出。すかさずCIMAがリバースのインディアンデスロックに捕らえると、吉野がカットしようとするがCIMAはそのままの状態でブレーンバスターを狙う。だが、背後に着地した吉野はフロムジャングル! JIIIはまたも戸澤を捕まえていくが、ハルクが入ってきてYAMATOにサンドイッチ串刺し攻撃を決めると、そこに土井が大暴走。
 逆にYAMATOを捕まえたBWは太鼓の乱れ打ちから一斉にストンピング。さらにハルクがこめかみ辺りにスピンキックを叩き込んでからその場飛びツイスタープレス。CIMAもYAMATOをコーナーに貼り付けて急所を蹴り上げてから土井と合体攻撃。サイバーがネックハンキングで吊り上げたところで20分が経過。場内から「ヤマト」コールが起こる中、戸澤とハルクが薄ら笑いを浮かべながら「どうしたよ?」とYAMATOを挑発!
 10・16大阪大会でのマスカラ・コントラ・カベジュラ金網サバイバル6WAYマッチで敗れ、坊主にされたYAMATOは戸澤を睨み付けてエルボー。だが、戸澤はハルクと合体攻撃を仕掛けていく。これをまずハルクへのスピアーで回避したYAMATOは、戸澤にドロップキック。サイバーが飛び込んでくるが、鷹木がパンピングボンバーで吹っ飛ばし、望月が戸澤にミサイルキックからの三角蹴り。さらにBWを場外に追いやった望月らはセコンドのキッドも交えて4人同時ケブラーダを発射!
 リングに戻った戸澤は鷹木にマシンガンチョップからグーパンチを叩き込むが、グーパンチを返した鷹木はパンピングボンバーを狙う。これを腕へのバイシクルキックで迎撃した戸澤はハルクとの合体攻撃。ハルクが望月と激しく蹴り合うとCIMAがハルクと合体技を狙うが、望月はランニングミドルで回避。CIMAもバッククラッカーを返し、そこにコーナーから吉野がダイブしてきたがドロップキックで迎撃する。BWは波状攻撃で畳みかけると、サイバーが鷹木をファイアーサンダーで叩き付けると、ハルクがカカト落としからファーストフラッシュ。さらに戸澤がパッケージジャーマンを狙うが、鷹木がどうにか回避すると、今度はJIIIが波状攻撃。
 戸澤に対してGammaのパワーボム+望月の三角蹴りからGammaのブリッツェン、吉野の超高角度ミサイルキック(戸澤にはセントーン)、Gammaのスカイツイスタープレス、鷹木のパンピングボンバーからのMADE IN JAPANと決めていく。だが、戸澤もYAMATOのギャラリアをどうにか回避。そこにBWがトレイン攻撃を見舞っていくと、サイバーの投げ捨てパワーボムからCIMAがメテオラを発射! さらに戸澤がパッケージジャーマン!
 カウント2で返したYAMATOだが大の字にダウン。神田が背後からボックス攻撃を見舞うと、サイバーはショートレンジラリアットからサイバーボムを狙う。どうにかYAMATOが逃れると、望月が入ってきて蹴りまくり三角蹴りを放っていくが、サイバーはラリアットで叩き落とす。しかし吉野が入ってきてアナザースペースからのトルベジーノ。さらに鷹木がパンピングボンバーからのパワーボムを決めると、YAMATOはファイアーマンキャリーの体勢からギャラリア。さらに望月が顔面に三角蹴りを叩き込むと、YAMATOが飛び付いていってスリーパー。JIIIのメンバーがBWがカットに入れないように抑え込んだ結果、サイバーは崩れ落ち胴絞めスリーパーをガッチリ決められてギブアップした。

111104_DragonGate-2.jpg 40分もの熱戦を制し、勝利したJIII。これでサイバーはBWから"脱落"することになったのだが、試合終了直後に戸澤が「オイ、サイバー、コラ! 今日は何が何でも負けたらアカンちゃうんか!」と辛らつな言葉を浴びせると、ハルクも「情けない野郎だな! さっさと消え去れ!」と容赦なく、土井は「暴走獣も今日で終わりやな! 負けは負けや」、CIMAも「サイバー、何ギブアップしとんのじゃ! 自分でギブする奴がいるか! せっかく大阪でお膳立てしたのに台無しじゃねぇか!」と冷たい言葉を浴びせまくる。
 その様子を見ていたYAMATOはサイバーを見下ろすと「負けたら負けたでヒデェ言われようだな。でも今日で俺の気が晴れたと思うなよ。大阪で受けた屈辱を返すために、テメーはシングルでボッコボコにしてやるからな」と宣戦布告。するとサイバーは「ブラッドの野郎ども、お前ら好き勝手言いやがって。こんなチームなら追放されてよかったわ。オイ、YAMATO。俺とシングルマッチでやりたいんか? 俺とお前も決着つけなアカンしな。熱い試合やろうやないか! 俺は1人でも自分の力でやってみせるぞ。俺は1人でもこのリングで暴れ回ったる」と"はぐれ筋肉獣"としてまずはYAMATOとの一騎打ちへ。
 八木本部長も両者の主張を受理して12・1後楽園大会でYAMATOvs.サイバーのシングルマッチを行うことを決定した。

111104_DragonGate-3.jpg パン食い抽選から漏れた神田裕之、堀口元気、斎藤了、谷嵜なおき、トマホークT.Tと、ドラゴン・キッド、横須賀享、スペル・シーサー、KAGETORAは綱引きマッチによって、それぞれシングルマッチで対戦することに。JIII側にリッチ・スワンが加わることになると、BW側はトマホークはしゃべれないため、口の代わりにKzyをトマホークと組ませ、綱引きでトマホークを引いた選手には1vs.2のハンデ戦でやってもらうという理不尽要求を突き付けた。
 第1試合の前に行われた綱引きによる組み合わせ抽選会の結果、先鋒戦は谷嵜vs.スワン、次鋒戦は堀口vs.KAGETORA、中堅戦は斎了vs.シーサー、副将戦はKzy&トマホークvs.横須賀、大将戦は神田vs.キッドに決定。
 いきなりスワンがロンダート・フェニックスからのその場跳び450°を決めて谷嵜に勝利すると、KAGETORAの一騎当千を急所鳧で回避した堀口がバックスライド・フロム・ヘルで勝利。再三ヨシタニックを狙ったシーサーだったが、あと一歩のところで決められず斎了のダブルクロスに沈んだ。トマホークT.T&トマホークKzyの2人を1人で相手にすることになった横須賀だったが、ジャンボの勝ちでKzyを吹っ飛ばしてから夢限で叩き付けて勝利。
 2勝2敗のタイスコアで迎えた大将戦。キッドがスピードとトリッキーな動きで神田を翻弄するが、BW側はセコンド陣も乱入してトレイン攻撃を決めると、神田のジョン・ウーも炸裂。ウルトラ・ウラカン・ラナを神田がかわすと、Kzyのボックス攻撃から神田が琉'sを狙うが、これを回避したキッドは素早く神田に飛び付いてバイブルを決めて3カウント。綱引きマッチは3勝2敗でJIIIが勝って、前回の綱引きマッチの雪辱を晴らした。
 キッドがJIIIの勝利を喜んでいると、堀口が「ちょっと待て、クソチビ! 全勝したつもりかもしれないが、斎藤了と俺はちゃんと勝ってんだ」と釘を刺す。すかさずKAGETORAが「勝ったって言ったって、急所打ちからの丸め込みじゃねぇか」と文句を付けると、堀口はお前の金玉は蹴り甲斐もなかったよ。最近、お前と享、地味な2人がタッグを組んでいるらしいが、タッグと言えばマライサなんだよ。来月の後楽園でやってやってもいいんだぞ」と宣戦布告。
 すると、横須賀が「勝ったって言うけど、俺は1人でそこの変態2人に勝ったんだよ。確かに俺とKAGEは地味だ。でも気付かれないかもしれないけど、俺とKAGEは勝ってんだよ。来月とか勿体ぶらないでいますぐやってやってもいいだぞ!」と言って、急遽横須賀&KAGETORAvs.マライサの一戦が行われることに。
 マライサは抜群の連係で優勢に試合を進めていたが、KAGEにビーチブレイクを狙った堀口を横須賀がファイアーマンキャリーの体勢に捕らえると、KAGEが半月。そのまま横須賀はデスバレーボムで叩き付けてからジャンボの勝ち! さらにKAGEが車懸りからの一騎当千で叩き付けて3カウント!
 マライサを倒した横須賀はメイン終了後、「オイCIMA! 俺が何を言いたいか分かるよな。俺たち地味かもしれないけど、それでも綱引きのあと堀口たちにも勝った。地味だから気付かないかもしれないけど、何気に実績は作っている。俺たち2人をお前らのツインゲートに挑戦させろ」とKAGETORAとのタッグでCIMA&リコシェが保持するツインゲートへの挑戦を表明! 地味ながらこの日の横須賀とKAGEは2人揃ってメガネをかけてセコンドにつくという自己表現をしてみせたが、CIMAは「最近お前ら勝ちまくってるかもしれんけど、いかんせん地味過ぎるから俺のほうまで伝わってこないんや。まずそのメガネはなんや! まぁいいよ。ツインゲートのベルトも腐らせるわけにはいかんからな。タイプの違うお前らとやるのもいいだろう。リコシェとはアメリカで合体するから、俺たちはいつでも、エニータイム、どこでも、エニーウェア、ヤル気やからな!」と承諾。12・1後楽園大会で横須賀&KAGEのツインゲート挑戦が決定した。

 ところが、大会終了後にBWが11・30新木場1stRINGで行われるBW自主興行『1st. Blood』でCIMA&リコシェvs.タッグリーグ戦覇者の戸澤&ハルクをやると発表。しかもCIMAは「ベルトを持っていってもいいぞ」と戸澤&ハルク戦にツインゲート王座を賭けることを示唆。
 戸澤はリングを降りる際、横須賀&KAGEに対して「何があっても後悔するなよ。物事には順序ってものがあるんや。来月の後楽園、楽しみやな」と謎の言葉を吐いていたのだが、その言葉の意味はここにあったようだ。
 
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
ドン・フジイ/超神龍/●琴香
10分16秒 熨斗紙→体固め
新井健一郎/○岩佐拓/K-ness.

▼第2試合 BW VS JIII 綱引きマッチ 6vs5 全面対抗戦<先鋒戦> 時間無制限1本勝負
[Blood Warriors]●谷嵜なおき
3分31秒 その場飛び450°→片エビ固め
[JUNCTION THREE]○リッチ・スワン

▼第3試合 BW VS JIII 綱引きマッチ 6vs5 全面対抗戦<次鋒戦> 時間無制限1本勝負
[Blood Warriors]○堀口元気
5分11秒 バックスライド・フロム・ヘル
[JUNCTION THREE]●KAGETORA

▼第4試合 BW VS JIII 綱引きマッチ 6vs5 全面対抗戦<中堅戦> 時間無制限1本勝負
[Blood Warriors]○斉藤了
5分3秒 ダブルクロス→片エビ固め
[JUNCTION THREE]●スペル・シーサー

▼第5試合 BW VS JIII 綱引きマッチ 6vs5 全面対抗戦<副将戦> 時間無制限1本勝負
[Blood Warriors]トマホークT.T&●トマホークKzy
6分47秒 夢限→片エビ固め
[JUNCTION THREE]○横須賀享

▼第6試合 BW VS JIII 綱引きマッチ 6vs5 全面対抗戦<大将戦> 時間無制限1本勝負
[Blood Warriors]●神田裕之
9分37秒 バイブル
[JUNCTION THREE]○ドラゴン・キッド
※3勝2敗でJUNCTION THREEの勝利

▼緊急決定試合 タッグマッチ 時間無制限1本勝負
[Blood Warriors]斉藤了/●堀口元気
2分34秒 一騎当千→片エビ固め
[JUNCTION THREE]横須賀享/○KAGETORA

▼第7試合 BW VS JIII 八木パン・サバイバル 敗者ユニット脱落マッチ 時間無制限1本勝負
[Blood Warriors]CIMA/土井成樹/B×Bハルク/戸澤陽/●サイバー・コング
40分1秒 胴絞めスリーパー→ギブアップ
[JUNCTION THREE]望月成晃/吉野正人/鷹木信悟/○YAMATO/Gamma
※サイバー・コングがBlood Warriorsから脱落

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