植松輝を破り、WAVEタッグ初代王者となったカナアユが次期挑戦者に指名したのは...!大畠がGAMIプロデュースで写真集発売へ

111030_Wave-1.jpgプロレスリングWAVE
Like a Virgin 1224 WEST JAPAN
〜大阪ラプソディ DX〜
日時:10月30日(日)開始:17:30
場所:大阪府立体育会館第二競技場
観衆:721人(満員)

 30日、大阪府立体育会館第二競技場で行われたプロレスリングWAVE『Like a Virgin 1224 WEST JAPAN〜大阪ラプソディ DX〜』。新設された"WAVEタッグチャンピオン"の初代王者チームを決めるためのタッグトーナメント『DUAL SHOCK WAVE 2011』も、ついに決勝戦を迎えた。決勝戦まで勝ち上がったのは植松寿絵&輝優優の"植松輝"と、華名&栗原あゆみの"カナアユ"。

 序盤はカナアユが植松を攻めるも、輝に替わると形勢が逆転。華名と植松のグラウンド戦は一瞬の隙も許されないせめぎあいに。カナアユの連係でまたも植松を捕まえ、栗原がメキシカンストレッチで絞めあげる。植松輝も連係で栗原を攻め込むも、栗原は輝にぶら下がり式腕ひしぎ逆十字、卍固めで攻める。華名も同時に輝を卍固めで捕らえた。栗原はメキシコ仕込みの入り方からダイヤル固めへ。華名と輝は打撃戦から華名がアンクルホールド。華名、輝と交互にジャーマンで投げる。輝は華名のハイキックをかわして三角絞めに引きずり込んだ。植松のソラリーナ狙いを華名は腕ひしぎ逆十字固めに切り返す。輝のニードロップでカットされるも、栗原が植松の背後からミサイルキック。串刺しで華名がヒップアタック、栗原がダブルニーアタック、栗原のデュランダルから華名が側頭部へのローキック。
 しかし、コーナーで華名が輝に捕まり、逆さ吊りのドラゴンスリーパー、植松のダイビングボディープレス、ドラゴンスープレックスと華名が劣勢。チェンジした栗原がヒザを突き上げ、顔面ドロップキック、ミサイルキックと畳みかけるもカウント2。裏投げは植松がバックフリップに切り返すも、栗原は輝を裏投げで投げ捨てる。すかさず植松が栗原めがけてミサイルキック。終盤に栗原がハイアングル植松、植松のジャーマンを浴びるも、ドラゴンは許さずマサドーラ。華名のソバットから栗原が変形の裏投げを狙う。これは植松がソラリーナに切り返し、華名が植松にドラゴンスープレックス。輝のエルボーから植松が後方回転エビ固め、植松のドラゴンスープレックスが決まるも、栗原はすべてカウント2で返す。2発目は許さず、華名の後ろ回し蹴りから華名が裏投げ。最後はヘッドバットから変形裏投げで3カウントを入れ、カナアユが初代王者となった。

111030_Wave-2.jpg 試合後、カナアユにWAVEタッグ王者のベルトが贈らると、華名が「私たちがWAVE初代チャンピオンや! 挑戦したいヤツがおったら言うてくれ」と早速挑戦者を募る。すると、ブラックダリア、ハタナカヨウコ、水波&勇気、下田&花月がエプロンへ。広田&乱丸も一応リングに向かう。だが、華名は「決めてるヤツがおる。乗りに乗ってる紫雷美央とやりたい。ベルトをかけて戦おう」と、何とトリプルテイルズ.Sの盟友である紫雷美央を次期挑戦者に指名!
 突如、華名から指名された美央は「ぶっちゃけ、すっげえ複雑っす。うちらが姉妹で超えたかった植松輝さんに、こんないいところで超えられちゃって。本当ならイオと組んでたら、私がここで植松輝さんと戦ってたかもしれないんですよ。指名してくれて嬉しい。ただ、植松輝さんが倒されたのが悲しい。だから、マジでいく。オ社長に媚びへつらってる私じゃないぞ。てめえらを倒しにいく。しかし、組む相手がいない...」と複雑な心境を吐露すると共に、パートナーがいないことに戸惑う。
 だが、華名が「おるやん。プラスのヤツが」と言うと、大畠が「私と組みたい?」と上から目線。美央が「そういうプレイは控え室でやりましょう」と受け流すと、GAMIが防衛戦の場所を華名に尋ねる。華名が「ええやろ。東京で」と言うと、GAMIも「ここ大阪やで。いつやんの? 大阪の話は大阪でやりたいけど、東京の人がへそを曲げるので、東京でやってくれ。勝った方が大阪で防衛戦ということで。12月25日は勝った方が防衛戦。お前も喋れ」と言って栗原にマイクを促す。
 最後は栗原が「初防衛戦をプラスマイナスでやって、そこで勝った"後ろから前から"(ハタナカヨウコ)とやってやってもいいよ。では、あれで締めたいと思います。これがWAVEだ!」と締めくくった。

111030_Wave-3.jpg セミファイナルで激突したGAMIと大畠美咲。この一戦はGAMIが勝てばGAMIプロデュースの大畠写真集発売ということで、観客のほとんどがGAMIを応援。しかし、反則裁定なし、セコンド介入ありルールのため、ムチ、さらに5人がかりの攻撃に序盤から劣勢を強いられる。
 「お前ら助けろよ!」と言われた広田や中川、水波、下野はリング下から(いつもより一生懸命)声援を送るだけ。タオルで首を絞められるなど苦しい展開が続いたGAMIを助けのはメガホン。ようやく流れを掴んだGAMIがロープ渡りへ。セコンド陣は邪魔が入らないようにブラックダリア勢を抑えにいったが、そこで乱闘が始まってしまい、リングを揺らしてしまう。大畠はプランチャからクロスボディーアタックを6連発。
 しかし、コーナーに上った大畠の「クソババァ!」に機嫌を損ねたGAMIが胸を鷲づかみにしてから雪崩式フランケンシュタイナー。さらにお返しのクロスボディーアタック連発に行くも4発でGAMIのスタミナが切れてしまった。中川、勇気、下野、水波がリングに上がってトレイン攻撃。GAMIが雪崩式を狙うと文子が助けに入りライガーボム。大畠がミサイルキック、ジャーマンを放ち広田がカット。「GAMIさーん」と1人ギロチンドロップで騒ぐも、助けにはならず桜花が一蹴。中川がリングインして、GAMIと「後ろから前から」、さらにGAMIがアディオス・アミーガ、ポキと追い込む。バンビのムチでカットされ、ケンタッキーボムを狙ったが、これはDDTに返された。GAMIはカウンターのラリアット、パイルドライバーからコーナーに上ったが、桜花が阻止。
 大畠が雪崩式カサドーラ。大畠の腕ひしぎ逆十字固めを水波がギロチンドロップでカット。桜花がビッグブーツを放ち、アップルがバットでGAMIの頭をホームラン。セコンドが入り乱れる混戦の中、中川が大畠に延髄斬り。広田のときめきメモリアルがGAMIに誤爆し、文子のスピンキック、大畠の花マルどっかんと追い込まれるも、GAMIがTommyレフェリーの手を掴んで3カウントを阻止。大畠のブルーダリアは中川が2人まとめて首固めで丸め込み、GAMIがカンターラリアット、大畠が逆打ちと攻守が激しく入れ替わる中、最後はGAMIが目突きから丸め込んで勝利した。
 観客の期待に応えて見事勝利したGAMIは「まいど! ここでデビュー戦やった時、こんなに人おらへんかった。20年もやると様変わりするものですね。大畠さん、負けたら何やったっけ?」と大畠に尋ねる。大畠が半ばヤケクソ気味に「GAMI監修で写真集を出せばいいんでしょ! 確かに負けたから何でもやるよ。常識の範囲内で何でもやるよ。でも、ひとつだけ。今日ご来場いただいているブル(中野)さんの引退興行。私、まだオファーいただいてないんですよ。GAMIさんの方から口利きをしてくれたら何でもしますよ」と言い放つと、GAMIは「もう帰りはったで。残念。GAMI監修の写真集、宮○りえでいくか、武○久美子でいくか。素材選びからやな。ナニを何で隠すか」と大畠のお願いそっちのけで早くも写真集の具体案を考え始めた。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 ライバルWAVE 30分1本勝負
○春日萌花
8分56秒 チャカチャカ
●渋谷シュウ

▼第2試合 スクランブルWAVE〜パワー&テクニカル〜 20分1本勝負
コマンドボリショイ/○中川ともか/花月
12分4秒 120%スクールボーイ
水波綾/●勇気彩/松本浩代

▼第3試合 チャンスWAVE 15分1本勝負
○春山香代子
5分11秒 ダイビング・ギロチンドロップ→体固め
●紫雷美央

▼第4試合 スペシャルチャレンジWAVE 30分1本勝負
○アジャ・コング
7分1秒 ダイビング・エルボードロップ→体固め
●下野佐和子

▼第5試合 コミカル&SEXY WAVE 30分1本勝負
○桜花由美/バンビ/アップルみゆき
15分10秒 顔面蹴り→体固め
●広田さくら/救世忍者乱丸/ポリスウ〜メン

▼第6試合 ファイナルレボルシオンWAVE 30分1本勝負
○浜田文子
17分4秒 APクロス→片エビ固め
●米山香織

▼第7試合 ギャンブルWAVE 30分1本勝負
○GAMI
15分54秒 スモールパッケージ・ホールド
●大畠美咲

▼第8試合 DUAL SHOCK WAVE 2011〜タッグトーナメント決勝戦 時間無制限1本勝負
華名/○栗原あゆみ
23分3秒 変形裏投げ→片エビ固め
●植松寿絵/輝優優
※カナアユが初代WAVEタッグ王者となる

【記事提供/プロレスリングWAVE】

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