桜花と最初で最後のシングルマッチを行った悲恋が、WAVEラストマッチとして同期の勇気と急遽対戦!

111024_Wave-1.jpgプロレスリングWAVE
Weekday WAVE Vol.41
日時:10月24日(月)開始:19:00
場所:新木場1stRING
観衆:165人

 24日、新木場1stRINGで行われたプロレスリングWAVE『Weekday WAVE Vol.41』。10・30『Like a Virgin 1224』WEST JAPAN~大阪ラプソティDX~(大阪府立体育館第二競技場)直前ということもあり、植松と華名、春日と渋谷が大阪に向けた前哨戦を行った。

 春日が渋谷に襲いかかって試合は始まる。エルボーを打ち合い、春日が空中胴絞め落とし。さらにマウントエルボーを交互に打ち付けていく。渋谷はボディースラム連発、レッグラリアットと優勢のまま華名とチェンジ。植松が春日を呼び戻し、タッチをかわす。植松の切り返しをかわしながら華名が蹴りを見舞っていく。再び春日と渋谷へ。春日がドロップキックを連発するも、すぐに渋谷が流れを変える。春日は必死に食らいつき足攻めへ。アピールしてから決めた足4の字固めはすぐにうつ伏せにされたが、カウンターのクロスボディーアタックから首固めで逆転。しかし、植松との合体攻撃はかわされ、渋谷&華名のドロップキックを浴びた。
 植松と華名がじっくりとしたグラウンドの攻防。華名が腕を極めると春日がカットに入るが、華名のドロップキックではじき飛ばされ、渋谷のドロップキック、ボディースラム、華名の串刺しヒップアタックと劣勢が続いた。植松が華名にミサイルキックを放つと、渋谷が植松にミサイルキック。華名のソバットから渋谷との連係が決まり、植松が華名の打撃のラッシュを浴びた。植松はドラゴンスープレックスで華名を投げるも、足折り回転エビ固めはスリーパーに切り返されてしまう。植松は意表をつくスピアーを見せ、春日がダイビングボディープレス。華名のロシアンフックでぐらついた春日だったが、渋谷が出てくると息を吹き返してエルボーを見舞う。コルバタ、ハルヒーアタック、ダイビングクロスボディーアタック、クリストで渋谷を追い込んだ。
 しかし、プランチャは飛ぶ前に渋谷に捕まり、飛び付きDDT、ジャーマンで劣勢。植松がカットに入り、渋谷にドラゴンスープレックス。春日はダブルリストアームサルトでフォールするもカウント2。渋谷にジャーマンやDDTを食らいながらも先に立ち上がる春日だったが、カウンターのコンプリートショット、背後からミサイルキックを浴びてしまった。それでも春日が逆さ押さえ込み、モダンタイムスと諦めずに攻め込み、最後はお嬢様固めで3カウント奪取。負けた渋谷が試合後もマウントで殴りつけたが、春日&植松が勝ち名乗りを受けた。

111024_Wave-2.jpg 9・26新木場大会でこれまで対戦する機会がなかった悲恋に対し、シングルマッチを申し入れた桜花。悲恋が引退する前に実現することになった最初で最後の一騎打ち。2人は両手でがっちりと握手。ゴングが鳴って先に仕掛けたのは悲恋。秒殺狙いのフォールをかわされるとビッグブーツを打ちあう。悲恋は蹴り足をキャッチしてアンクルホールド。桜花は「(最後の試合なのに)すぐに終わらせる気かよ」とにらみつけた。串刺しビックブーツを決めた桜花がムチでチョーク攻撃。場外でも首を絞め続けた。悲恋はビッグブーツやネックブリーカーで反撃するも流れを変えることができず、桜花の蹴りを受け続ける。
 ダイビングクロスボディーアタック、逆片エビ固めを耐え切った悲恋は、ビッグブーツ。ミサイルキックを決めるも、2発目は放つことができず、雪崩式ブレーンバスター、ドラゴンパンサーと劣勢が続いた。しかし、タイガースープレックスは許さずアンクルホールドに切り返す。攻勢となった悲恋が顔を踏みつけ、トップロープ越しに放った桜花のビッグブーツもアンクルホールドに捕らえる。イスを投げつけ、右足に3度のイス攻撃。イスに座らせミサイルキックを放った。桜花もイスを持って殴打。2発目は悲恋がイスごとビッグブーツで吹っ飛ばしたが、桜花がバックドロップで逆転する。
 顔面を蹴り上げ、クロスフェースで絞めあげた。これは何とかサードロープに足を伸ばす。コーナーに上った桜花を捕まえ、雪崩式ドラゴンスクリュー、アンクルホールドで反撃したが、ジャーマン、顔面蹴りで再び劣勢に。スピードの乗ったビッグブーツから丸め込み、裏投げと諦めずに攻め続けたが、カウンターのネックハンギングボムで力尽きた。

111024_Wave-3.jpg 試合後、GAMIが「感傷に浸っているところを申しわけないですが、ここがWAVEってこと忘れてませんか? 引退するんでしょ? 引退ってことはあれですよ。悲恋ちゃん、5分だけ時間をいただけたら、悲恋さんとどうしても対戦したいっていう選手がいまして。鈍臭い子ですけど、いいですか?」と言うと、同期の勇気がリングに上がった。
 ゴングと同時に勇気が蹴り、エルボー、タックル、アトミックドロップ2連発と一方的に攻め立てる。悲恋はネックブリーカーでやり返し、ヒザをついたまま張り手合戦。悲恋の号令でブラックダリア勢が出てくるが、大畠の攻撃をかわした勇気が他の選手も呼び込み、全選手が悲恋にトレイン攻撃。ブラックダリアも加わった。広田とGAMIはときめきメモリアル。悲恋は2人にダブルのネックブリーカーでやり返した。勇気が滞空時間の長いブレーンバスター、ダイビングエルボードロップと攻め立てると、ブラックダリアがムチでカットに入る。悲恋はビッグブーツからチョーク攻撃。残り1分。悲恋がイスで殴りつけ、イスに座らせてビッグブーツ。アンクルホールドで絞めあげる中、時間切れのゴングが鳴った。
 最後にマイクを握った悲恋は「本日はたくさんのご来場ありがとうございます。まもなく自分は引退しますが、こうやって桜花選手と初めて対戦できて良かったです。結果はともあれ、こんな風に送り出してもらえて、とっても幸せ者だと思います。引退まで精一杯頑張りますので、応援よろしくお願いします。27日の(仙女)後楽園大会、見に来てください。よろしくお願いします。(水波に向かって)あまり調子に乗らないようにお願いします。仙女の一員として」と挨拶すると、「これがWAVEだ!」で締め括った。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 ヤングWAVE 30分1本勝負
水波綾/勇気彩/○下野佐和子
13分2秒 えびす落とし→片エビ固め
紫雷美央/ラビット美兎/●川佐ナナ

▼第2試合 ブラック・コミカルWAVE 30分1本勝負
チェリー/バンビ/○大畠美咲
20分2秒 ブルーダリア
●GAMI/広田さくら/中川ともか

▼第3試合 スクランブルWAVE 30分1本勝負
植松寿絵/○春日萌花
18分38秒 お嬢様固め
●渋谷シュウ/華名

▼第4試合 ブラックWAVE 30分1本勝負
○桜花由美
17分22秒 ネックハンギングボム→体固め
●悲恋

▼特別試合 5分1本勝負
△悲恋
時間切れ引き分け
△勇気彩

【記事提供/プロレスリングWAVE】

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