総選挙1位の光留とのシバキ合いを制したKUDOの前に、じゃんけん選抜を勝ち抜いた高梨が立つ!ほもクロがまさかの大増殖!?

111023_DDT-1.jpgDDTプロレスリング
DDT Special 2011
日時:10月23日(日)開始:12:00
場所:後楽園ホール
観衆:1292人(満員)

 23日、後楽園ホールで行われたDDTプロレスリング『DDT Special 2011』。この大会はDDT48総選挙で18位以内に入った選抜メンバーのみが出場出来る特別な大会。今年は総選挙2位だった飯伏幸太が負傷欠場のため、19位の中澤マイケルが繰り上げ出場となった。
 メインでは昨年の総選挙で2位、そして今年念願の1位となった佐藤光留が、KUDOが保持するKO-D無差別級王座に挑戦。1位の賞金を返上し、どうしても闘いたいという飯伏の治療費に充ててほしいと申し出た光留としては、是が非でもKUDOに勝って飯伏と対戦したいところだが、KUDOとしては自分ではなく飯伏に目が向いている光留には絶対に負けられない!

 キックトランクス風の新コスチュームで登場した光留は、KUDOをロープに押し込むと離れ際に強烈な張り手をお見舞い。KUDOも臨むところだとばかりに張り手の打ち合いに応じる。さらに両者はサッカーボールキック合戦へ。KUDOが打ち勝ってみせたが、光留もカニ挟みからヒザ十字固めに捕らえる。そこからKUDOの左ヒザを集中的に狙っていった光留は、場外に引きずり出してニークラッシャーで客席に叩き付ける。すぐにKUDOのもとに駆け寄ってきたセコンドのほもいろクローバーZ勢を睨み付け、払いのけた光留はリングに戻ってヒザ固めやアキレス腱固めで追い込む。
 どうにか脱出したKUDOは光留のナックルパンチを張り手で迎撃すると、蹴りで反撃。8×4、ハイキック、スワンダイブ式ミサイルキックと畳みかけたKUDOだが、バックを取られた光留はビクトル投げからヒザ十字を狙う。だが、後方回転で回避したKUDOはそのまま起き上がってジャーマン。さらに左右のハイキックで光留をなぎ倒すと、髪の毛を掴んでナックルパンチ。だが、光留もKUDOのダイビング・ダブルニードロップをかわして自爆させると、逆片エビ固めへ。ロープに逃げられると、続いてクロスヒールホールド。さらにアンクルホールドで追い込むと、ロープに逃れようとするKUDOをバックドロップで投げていく。
 さらにハイキック、投げ捨てジャーマンと見舞っていった光留はKUDOをコーナーに乗せていくが、KUDOも投げられまいと踏ん張る。コーナー上で張り手やヘッドバットを打ち合うと、光留はニヤリと笑ってフロントネックロック。どうにかKUDOが首を抜くと、今度はぶら下がり式腕十字へ! だが、足で光留を引き剥がしたKUDOは逆さ吊りになった光留に、垂直落下式のダブルニードロップ。さらに立ち上がろうとする光留の後頭部にダブルニーを落としたKUDOは、掌底、ミドル、スピンキックと怒濤の打撃を叩き込んでいくと、渾身のバズソーキック2連発! それでも3カウントを許さない光留だが、KUDOはダメ押しのダイビング・ダブルニードロップをボディに突き刺して3カウントを奪った。

111023_DDT-2.jpg 「光留さん、あなたは本当に最強のチャレンジャーでした。俺は彼とだったら何度でも試合がしたい! いつでもこのリングで待ってます!」と言うKUDOに対し、敗れた光留は無言のままリングを降りる。
 すると鶴見亜門GMがリングに上がってきて、11・6大阪府立大会でKUDOのKO-D無差別級王座に挑戦する選手を決めるべく、1位の光留と12位のKUDOを除いた、2位の飯伏幸太〜18位の高尾蒼馬までの16名がトーナメント形式でのじゃんけん選抜を行うことに。特別レフェリーとして和田京平レフェリーが裁く中、まずゴンタ君のつなぎを着た大石が登場するが、高尾の欠場により不戦勝。続いて長渕ルックの高梨と空手着を着た石井の対決はパーで高梨の勝ち。さらにエンジェルの格好をしたチェリーと普段着のニラの対決は、チョキでニラの勝利。続いてチョーノサンシローの格好をした高木と、O.K.Revolutionの格好をした大家の対決はグーで大家の勝ち。アントンの格好をしたヤスと、田子作タイツの石川。試合では石川が勝ったが、じゃんけんではチョキでヤスがリベンジ成功!
 そしてヤスの格好をしたアントンと、BOYZ塾長のときの袴姿のディーノの対決はパーでディーノの勝ち。特攻服のイサミと怪物くんの格好をしたMMIKAMIの対決は、パーでイサミの勝ち。ニラの格好をした飯伏とキャプテンアメリカの格好をしたHARASHIMAの対決はグーで飯伏の勝ち。
 2回戦に投入し、大石vs.高梨はパーで高梨の勝ち。大家とニラの対決はチョキで大家の勝ち。ヤスとディーノの対決はグーでディーノの勝ち。イサミと飯伏の対決はパーで飯伏の勝ち。ついに準決勝に突入。高梨と大家の対決はパーで高梨の勝ち。続いてディーノと飯伏の対決はグーで飯伏の勝ち。決勝は高梨vs.飯伏! 欠場中の飯伏が優勝したらどうするのだろうか? そして、その結果はチョキで高梨が勝利!
 KUDOが「高梨、運がいいみたいだな。でも俺はDDTのチャンピオン、お前には絶対負けないよ」と言うと、高梨は自分が大阪でデビューする日がKUDOがはじめてKO-Dに挑戦する日だったが、それでもKUDOが自分のセコンドについてくれたという思い出を語った上で、「正直、大阪府立のメインに立つのは怖い! 俺は実力で上がったわけでもなしい、ひかるんみたいな最強の挑戦者じゃないかもしれない! でも俺はKUDOvs.高梨っていうのは、どの試合よりも思い入れのある試合だと思います! 怖いけど叫ぶぞ、来月の大阪府立はKUDOvs.高梨のメインで超満員にしてやる! そして勝つのはDDT史上最汁レスラー、マサ高梨だ!」と絶叫した。

111023_DDT-3.jpg 3位の男色ディーノと6位で選抜メンバー入りしたのを機にDDTに正式入団した大石真翔のほもいろクローバーZと、13位の高木三四郎と18位の高尾蒼馬のTKG48が、プロレス界NO.1アイドルユニットの座を賭けてランバージャックルールで全面対決する予定だったが、高尾が腸炎により急遽欠場! 今回は選抜メンバーしか出場できないため、高木は1vs.2のハンデキャップマッチを了承。しかも、ももクロ推しの平田一喜や福田洋らや、AKB推しの堀田裕美子や入江茂弘らが、ランバージャックメンバーとしてリングを取り囲む。
 『会いたかった』を踊りながら入場したTKGに対し、『行くぜっ!怪盗少女』を踊りながら入場してきたほもクロ。そして飯伏、大石、ディーノがももクロがやるように自己紹介。
 それを見ていた高木は「ふざけるんじゃないよ! 俺たちだってプロレス界のアイドル、TKG48! チームワークは完璧かもしれないが、お前達の中に裏切り者がいるんじゃないのか? オイ、平田! お前は会社に言われてやっているだけじゃないのか? お前のTwitter、フォローしてるももクロ関係者は1人もいねぇんだよ! AKBだけじゃねぇか!」と指摘。しかし、ディーノが疑う妻木に張り手を見舞って「メンバーを信じましょうよ!」と力説。
 そこに高木はスタナーで奇襲攻撃を仕掛けていき、大石を場外に投げ捨てると、早速堀田が大石を客席に叩き付ける。何度も大石をランバーの餌食にしている間に、高木はディーノをSTFに捕らえるが、大石がここでCDを持って音響ブースに向かおうとする。だが、場外に出た瞬間、TKG側のランバーに食い止められる。大石からCDを託された妻木がどうにか音響ブースにCDを届けると、『ココ☆ナッツ』が流れはじめるが、大家が曲をストップさせる! そこに入江が違うCDを音響ブースに届ける。すると『会いたかった』が流れ、TKG側は全員で踊り出す。さらに高木はディーノと大石をコーナーに叩き付けると、串刺しラリアットから2人まとめて担ぎ上げてのバックフリップ。
 しかし今度はほもクロ側の妻木が曲をストップさせることに成功。「俺は悩んだ! 悩んだよ! AKBも好きだけど、いまはももクロのほうが大好きなんだー!」と妻木が絶叫すると、『ワニとシャンプー』が流れる。これでディーノが復活し、パイプカッターからコックボトムで叩き付けると、男色ナイトメアーをお見舞い! さらにほもクロ側のランバーがサイリウムを振りながらリングに乱入してトレイン攻撃! なぜかニラや入江もサイリウムを振りながらトレイン攻撃を決めると、ディーノが男色ドライバーで叩き付けるがカウントは2。
 しかしディーノのリバースエビ反りジャンプをかわして自爆させた高木は、大石にスタナーを決めると一気にシットダウン・ひまわりボムで叩き付けて3カウント! 「TKG48が勝ったぞ! イコールAKB48の勝利だ!」と勝ち誇る高木だが、ディーノが「まず空気読もうか。どう考えてもあの状況だとアタシたちの勝ちだったじゃない! もうちょっと読みなさいよ! でもこれは試合に負けて勝負に勝った感じよ。なぜなら試合が始まる前よりほもクロ側が増えてるわ!」と言うと、完全に入江やニラがほもクロ側に付いている!
 大増殖したほもクロ側が全員で『行くぜっ!怪盗少女』に乗って踊り出すと、高木が動揺しながらも「おかしいじゃねぇか! でもAKB側には堀田裕美子がいる! AKBの魅力をアイツらに説明してやってくださいよ!」と切り札を投入。堀田は「なんだよ、お前ら気持ち悪い!」と言うが、再び『行くぜっ!怪盗少女』が流れると、何と堀田まで踊り出す。しかも堀田がパーカーを脱ぐと、その下にはほもクロTシャツが! ディーノはガク然とする高木に「高木、これが現実だ!」と言い放ち、後楽園を桃色に染め上げた。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○HARASHIMA【第8位】
10分51秒 蒼魔刀→体固め
●大家健【第11位】with 紫雷未央(トリプルテイルズ.S)

▼第2試合 シングルマッチ 30分1本勝負
●チェリー(ユニオン)【第7位】
7分14秒 オルフェーヴル
○MIKAMI【第9位】

▼第3試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○マサ高梨【第5位】
10分28秒 裏首固め
●DJニラ(フリー)【第14位】

▼第4試合 ハードコア4WAYマッチ 30分1本勝負
○アントーニオ本多(フリー)【第15位】
12分44秒 ダイビング・大根ドロップ→体固め
●中澤マイケル【第19位】
※あと二人は石井慧介【第16位】と木高イサミ(ユニオン)【第10位】

▼第5試合 プロレス界NO.1アイドルユニット決定戦 ほもいろクローバーZvsTKG48 ハンディキャップマッチ 30分1本勝負
[ほもクロ]男色ディーノ【第3位】/●大石真翔【第6位】
8分16秒 シットダウン・ひまわりボム→エビ固め
[TKG48]○高木三四郎(ユニオン)【第13位】
<ほもクロ側ランバージャックメンバー>
平田一喜、福田洋(ユニオン)、彰人(スポルティーバ)、軍団ひとり(売店スタッフ)
<TKG側ランバージャックメンバー>
堀田祐美子(REINA)、入江茂弘(チームでら)、大家健(ユニオン)、DJニラ(フリー)

▼第6試合 シングルマッチ 30分1本勝負
●ヤス・ウラノ【第4位】
15分58秒 スプラッシュ・マウンテン→えび固め
○石川修司(ユニオン)【第17位】

▼第7試合 KO-D無差別級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]○KUDO【第12位】
18分53秒 ダイビング・ダブルニードロップ→片エビ固め
[挑戦者]●佐藤光留(パンクラスMISSION)【第1位】
※第37代王者が2度目の防衛に成功

▼次期KO-D無差別級王座挑戦者決定じゃんけん選抜
<1回戦>
第1試合/○大石真翔(不戦勝)高尾蒼馬●
第2試合/○マサ高梨(決まり手パー)石井慧介●
第3試合/●チェリー(決まり手チョキ)DJニラ○
第4試合/○大家健(決まり手グー)高木三四郎●
第5試合/○ヤス・ウラノ(決まり手チョキ)石川修司●
第6試合/●アントーニオ本多(決まり手パー)男色ディーノ○
第7試合/○木高イサミ(決まり手パー)MIKAMI●
第8試合/●HARASHIMA(決まり手グー)飯伏幸太○
<2回戦>
第9試合/●大石真翔(決まり手パー)マサ高梨○
第10試合/●DJニラ(決まり手チョキ)大家健○
第11試合/●ヤス・ウラノ(決まり手グー)男色ディーノ○
第12試合/●木高イサミ(決まり手パー)飯伏幸太○
<準決勝>
第13試合/○マサ高梨(決まり手パー)大家健●
第14試合/●男色ディーノ(決まり手グー)飯伏幸太○
<決勝戦>
○マサ高梨(決まり手チョキ)飯伏幸太●
※マサ高梨がKO-D無差別級王座次期挑戦者に決定

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