石川も大家（真霜）も狙いは大腸ポリープの除去手術をしたばかりの高木の腹部。大家（真霜）がランニングローで高木と石川をまとめて蹴り倒すと、石川が大家（真霜）を場外に放り出してから高木にニーリフト、ボディプレス、そして「石川修司130キロ」と叫んでからさくらえみばりに串刺し式クロスボディ。さらにフットスタンプまで落としていく。悶絶しながらも高木は石川と大家（真霜）を2人まとめてカーフブランディングで叩き付けると、ダブルラリアットで2人をなぎ倒す。
　さらに大家（真霜）にゆずポンキックを落としてからラリアットを狙ったが、これは大家（真霜）が無道で切り返す。これをカットした石川は大家（真霜）をサイドバスターで叩き付けると、コーナーに登っていく。これを高木が追いかけていって雪崩式ブレーンバスターで投げようとするが、さらに大家（真霜）が近づいていき高木をパワーボムで叩き付けるが、結果的に高木も石川に雪崩式ブレーンバスターを決める格好に。
　なおも高木と大家（真霜）がバックの取り合いをしていると、背後から石川が眉山を狙うが、大家（真霜）だけ脱出。だが、石川は高木を投げ捨てたあと、すぐに大家（真霜）にも投げ捨てジャーマン。さらに場外にテーブルをセットした石川は、その上に高木と大家（真霜）を乗せると、コーナー最上段からダイブしてテーブルクラッシュ！　リングに戻り、大家（真霜）にテーズドロップ、かんぬきからのヘッドバット、かんぬきスープレックス、チョークスラムと決めた石川はトドメのスプラッシュ・マウンテンを狙う。
　そこに高木が戻ってきて大家（真霜）を踏み台にしてシャイニング・ウィザード。そこから大家（真霜）をスピコリドライバーで叩き付けた高木だが、真霜もジャンピングハイを返す。そこに背後から石川が近づいてきた大家（真霜）に投げ捨てドラゴンスープレックス。さらに高木をファイアーサンダーで叩き付ける。だが、続くスプラッシュ・マウンテンをネックブリーカーで切り返した高木は張り手の打ち合いから、石川のニーリフトにテキサス・クローズラインで応戦し、渾身のテキサス・クローズラインでなぎ倒してからシットダウン・ひまわりボム。
　これは大家（真霜）がカウント2でカットしたは、高木は大家（真霜）を石川の上にパワーボムで叩き付けると、石川にもう一発テキサス・クローズラインを叩き込んでからひまわりボムで叩き付けて3カウントを奪った。腹部を攻められかなり苦しい状況に追い込まれた高木だったが、最後はジェネリコとどうしても闘いたいという執念で、エクストリーム王座への挑戦権を手に入れた。

　試合を見守っていたナオミ・スーザン代表が「凄い闘いでした。大家拳號選手、私はあなたのことを素晴らしい選手だと思っています。1選手としてリスペクトしています。だから敢えてこの場で大家拳號選手に聞きたいことがあります。スーザン親衛隊は今日で終わりでいいですね？」とどさくさに紛れて尋ねると、この日から使用しているDXのテーマ曲に乗って矢郷良明が登場！
　なぜか白衣を着た矢郷さんは「DXの曲はもういい。スーザン代表、おかしなことを言って大事な真霜拳號を惑わせないでくれ。スーザン親衛隊は今日で解散するが、このユニオンプロレスで活躍してきて大変なことが分かった。このユニオンプロレス、並びに全プロレスラーは精神的な病に冒されている！」と言い出す。
　何とプロレス界の精神科医になると言い出した矢郷さんは、真霜に白衣を手渡すとこのユニットのリーダーである円華先生を呼び込む。『Oro De Ley』に乗って登場した円華はナース服に般若の面、木刀の代わりにホウキという出で立ち。そして面を取って、北斗晶ばりのメイクを披露した円華先生を矢郷さんは"バッドナース円華"と紹介！　そこまでやった円華の心意気を買って（？）真霜も白衣を着てユニット入りを承諾。
　スーザン親衛隊は解散となったが、矢郷さんは「我らはプロレス界の病気を治すために立ち上がったカス・ラチョーラス・メンタルヘルスである！　カチョラスと呼んでくれ。まず第1の患者として近々に診断しないといけない選手がいる。今日の第1試合で大変なことをしてしまった松本都！」と、どこかで似たような名前を聞いたことのあるようなユニット名を発表したあと、試合という名の診断をする相手として崖のふちプロレス代表にして、BENTENのディーバを務めている松本都を指名！
　崖のふちでMSG大会をやりたいという夢を持っている都に対し、「それは妄想癖だな。キミは自己喪失病です」と診断した矢郷先生は、さらに「もっと病気だと思うのは隣にいるBENTEN！　お前は医者の息子らしいが、こんなことをして親は泣いていないのか？」と尋ねる。そして11・22ユニオン新宿大会で矢郷先生withグッドナース円華vs.ミヤコwithBENTENを行うと発表した。なお、11・22新宿大会はユニオンの6周年記念大会ということで、ユニオンと縁のある小笠原和彦、ポイズン澤田、A・YAZAWA、竜剛馬、趙雲子龍、メカマミーlite、明子姉ちゃん、南野たけしの参戦が発表された。

　紫雷美央に奪われたSGPグローバル王座を奪回すべく、9・19新宿大会では浴衣を着た美央相手にチェーンデスマッチでリターンマッチに挑んだ大家健。しかし美央はチェーンを巧みに使いつつ、ミニスカ浴衣でセクシーに闘った上で完勝！　すると惨敗を喫した大家に叱咤したチェリーが次の挑戦者として名乗りを上げた。チェリーを「ババア」呼ばわりして挑戦を受けることにした美央だが、大家は何とロビンさんから預かったSGP王座をチェリーに獲られては困るということで、美央のセコンドにつくことになったのだが、これがアダとなってしまう。
　美央が羽交い締めにしたチェリーに乱入した大家が炎のスピアーを放ったのだが、チェリーにかわされて美央に誤爆！　そこをチェリーが春夜恋で丸め込んで美央から3カウントを奪い、SGPグローバル王座を奪取したのだ。試合後、美央は泣きながら「お前のせいでベルトがなくなったらもうユニオンさんに呼ばれないんだよ！　私がここに出る理由がお前のせいでなくなったんだよ。皆さん、どうもありがとうございました。皆さんの前で試合が出来て楽しかったです」と言って去っていった。呆然とする大家の横で、チェリーはゆずポンばりのグラビアポーズで記念撮影......

　さらに大家の負の連鎖は続き、入団査定試合で反則攻撃を繰り出してしまい、ユニオン入団を断られた折原昌夫を"大家預かり"としていた大家は、この日その折原とタッグを組んでビッグ諸橋＆福田洋と対戦。ちょいちょい反則攻撃を繰り出す折原に対し、「昌夫、ちゃんとプロレスをやれよ！」と指示していた大家だったが、大家が福田のプリックバスターで投げられて大ピンチのところに、折原がカットに入ると「昌夫、よくやった！」と褒め出した大家。さらに折原が福田を羽交い締めにしたところに大家は炎のスピアーを放っていったのだが、またしてもかわされて誤爆！
　「ちゃんと抑えてなきゃダメだろ！」と折原にダメ出しをする大家を諸橋がDDTで叩き付けると、続いて福田がパーフェクト・プレックスで投げていって3カウント！　福田に自力初勝利を献上してしまった大家は試合後、折原を正座させると「なんで負けたんだ、全部お前のせいだろうが！　お前がミスったせいだろうが！　口答えするな！」と説教してから八つ当たりのストンピング！　これに折原がついにブチ切れて「お前なんかに付いていけるか！」と決別のガットショット！　諸橋が必死に折原を止める中、美央が現れて折原に向かって「お前なんなんだよ！　人の犬に手を出して。私以外の誰もコイツを蹴っ飛ばしたりしちゃいけないの！」と言い放つ。
　ある意味では愛情のこもった発言であり、場内かも「ヒュー、ヒュー」という声が飛ぶが、激怒しまくっている折原は「お前誰だ？」と美央に凄んでいく。しかし美央は引くことなく、「知らないの？　健のご主人の紫雷美央です！　お前もさっきまで駄犬にアゴで使われてたじゃん。ってことは必然的にアンタも私の犬なんだよ！」と反論。完全にブチ切れた折原は嫌がる諸橋をパートナーにして、健と美央に直接対決を要求。この結果、11・22ユニオン新宿大会で健と美央vs.折原＆諸橋が決定！
　美央が大家に「私はユニオンに出るためにお前を利用させてもらう。でもお前もリベンジ出来るからいいよな！　チンパチの折原と筋肉バカの諸橋を頑張って倒すぞー！」と言うと、大家も呆然としながらも一緒に「倒すぞー」と唱和。バックステージでも最初のうちは「リベンジしたいけどさ、お前となんか別に組みたくないし！」と強がった大家だったが、美央から「私だってアンタと何か組みたくないよ。でも私はアンタと組まないとユニオンさんに呼ばれないかもしれないから、ここは涙を飲んでお前と組む」と言われると、「涙を飲んで組むのかよ！　もっと何かあるじゃん！　プロレスっていうのは友情とかさ遺恨とかさ、そういうのがあって組むんじゃないの？」と言い出す。しかし美央は「ここの関係にそんなのは必要ないの。お前は私に黙ってついてくればいいの！」とキッパリ。健と美央のツンデレストーリーはどうなっていくのだろうか......

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▼第1試合　シングルマッチ 30分1本勝負
△BENTEN with ミヤコ（崖のふちプロレス）
6分6秒　両者リングアウト
△怨霊（666） with 高梨マサ子

▼第2試合　タッグマッチ 30分1本勝負
●ランジェリー武藤（珍日本プロレス）／ビッグバンランジェリー（入江茂弘の化身）
8分25秒　自爆（コーナートップに股間をぶつけ落下）→体固め
○矢郷良明（スーザン親衛隊／フリー）／円華（スーザン親衛隊／フリー）

▼第3試合　妻木洋夫壮行試合 30分1本勝負
○木高イサミ with 風間ルミ
6分58秒　勇脚・斬→片エビ固め
●妻木洋夫

▼第4試合　SGPグローバル選手権 30分1本勝負
［王　者］●紫雷美央（トリプルテイルズ.S）
5分24秒　春夜恋
［挑戦者］○チェリー
※第5代王者が2度目の防衛に失敗。チェリーが第6代王者となる

▼第5試合　シングルマッチ 30分1本勝負
●菊池毅（TKG48会員番号6番／フリー）
10分44秒　反則
○RG（吉本興業）

▼第6試合　タッグマッチ 30分1本勝負
●大家健／折原昌夫（大家預かり）
11分14秒　パーフェクトプレックス
ビッグ諸橋／○福田洋

▼第7試合　DDT EXTREME級選手権次期挑戦者決定3WAYマッチ 60分1本勝負
○高木三四郎（TKG48プロデューサー）
18分54秒　ひまわりボム→エビ固め
●石川修司
※もう１人は大家（真霜） 拳號（スーザン親衛隊／K-DOJO）
※高木がDDT EXTREME級次期挑戦者となる