第2回総選挙締め切り直前!各立候補者が試合をして最後のお願い!DDTvs.ユニオンの対抗戦はユニオンに軍配

110925_DDT-1.jpgDDTプロレスリング
DDT48総選挙 最後のお願いスペシャル
日時:9月25日(日)開始:12:00
場所:後楽園ホール
観衆:1623人(超満員)

 25日、後楽園ホールで行われたDDTプロレスリング『DDT48総選挙 最後のお願いスペシャル』。今年2回目を迎えたDDT48総選挙だが、26日の投票受付締切を直前に控え、今大会には1人でも多くの立候補者が出場して有権者の皆さんに"最後のお願い"が出来るように、メイン以外の試合はすべて10分1本勝負で行われることに。

 メインではDDTのトップ3とユニオンのトップ3が6人タッグマッチで激突することに。DDTからは現KO-D無差別級王者のKUDOを筆頭に、HARASHIMA、飯伏幸太という文句なしのトップ3で行く予定だったが、飯伏が負傷欠場となったため代わりにMIKAMIが出陣することに。
 ユニオン側は大家健の提案により、現在抗争を繰り広げているユニオン正規軍、TKG48、スーザン親衛隊からそれぞれ石川修司、高木三四郎、大家(真霜)拳號を選出してタッグを組むことに。だが、明らかにチームワークに難があるユニオン側。3人がそれぞれ自分のテーマ曲でバラバラに入場し、先発で誰が出るかで早くも小競り合い。すかさずDDT側が奇襲攻撃を仕掛けていき場外乱闘から試合開始。
 KUDOと大家(真霜)が場外で激しく蹴り合う中、リング上ではHARASHIMAが高木を攻撃。そこに大家(真霜)を振り切ったKUDOが入ってきて合体攻撃を狙ったが、高木は2人をコーナーに叩き付けていくと、串刺しラリアットから2人まとめて抱え上げのバックフリップ。しかしユニオン側はタッチ1つ取っても一触即発な感じだが、なんだかんだ言っても相手が現KO-D無差別級王者のKUDOということもあり、代わる代わるKUDOを攻撃して捕まえていく。
 だが、大家(真霜)の串刺し攻撃をかわしたKUDOはスワンダイブ式ミサイルキックを返して、ようやくHARASHIMAにタッチ。HARASHIMAは石川を場外に追いやりプランチャを放っていくが、石川は横にいた大家(真霜)と共にキャッチ。だが、そこにKUDOがトペで飛び込んでいく。リングに戻ったHARASHIMAは大家(真霜)とミドルキック合戦。お互いバンバン蹴り合うが、途中から笑みすら浮かべながら「まだまだ」となおもを蹴り合う。かなりダメージを負った大家(真霜)を見て、ついに高木が「大家!」と叫びながら身を乗り出してタッチを求めると、大家(真霜)も素直にタッチ。
 高木がドラゴンリングインすると、すかさずKUDOが蹴りで迎撃。怒った高木はゆずポンキックを炸裂させるが、KUDOも8×4からのダイビング・ダブルニードロップ。続いてMIKAMIがミサイルキックからミッキーブーメラン、450°スプラッシュを決める。さらにリング内に持ち込んだラダーに登っていったMIKAMIだったが、反対側から追いかけていった高木が雪崩式ブレーンバスターを狙う。これを着地して逆に雪崩式スク〜ルボ〜イで丸め込んだMIKAMIはもう一度ラダーの上へ。しかし、再び追いかけていった高木は雪崩式スタナーを決める。
 15分が経過して石川がMIKAMIのデュランダルをブレーンバスターで切り返すと、TSUNAMIをお見舞い。MIKAMIもスク〜ルボ〜イやカニ挟みでラダーで激突させるなど、インサイドワークを活かして巨人石川に向かって行く。だが、MIKAMIがスーサイドボムを決めたところにカットに入った高木は、MIKAMIをスピコリドライバーで叩き付けると、その高木をリバースフランケンで投げたHARASHIMAが蒼魔刀を発射。そこに大家(真霜)が入ってきて垂直落下式ブレーンバスターで叩き付けるが、KUDOが大家(真霜)に左右のハイキック。だが、そのKUDOを石川がリバースパワースラムで投げていく。さらに石川はMIKAMIのラダーからのムーンサルトアタックをキャッチしてファイアーサンダーで叩き付けると、ロープに立てかけたラダーの上にパワーボムで叩き付けてから、ダメ押しのスプラッシュ・マウンテンで3カウント!
 試合後、石川は「ユニオン正規軍は本来イサミだったり、諸橋さんだったり、何と言っても大家さんだったりするので、今度は本来のメンバーでユニオンが勝ちます!」と宣言。するとHARASHIMAが大家(真霜)に向かって「真霜! 大家拳號? 何かそういうの分からないけど、お前とは当たっても組んでも面白いし、今日だってリングで楽しませてもらったよ! まだやり足らないよ!」と言う。KUDOも石川と大家(真霜)に宣戦布告。完全に仲間外れにされた高木は「俺だけ仲間外れにするんじゃない! 俺だって一生懸命頑張ってんだ! ユニオンだって盛り上げているんだ!」と猛抗議すると、勢いに乗って選挙アピールをしようとするが、鶴見亜門GMがGMストップ! すると大家(真霜)まで「「俺にもひと言いわせてもらうよ。俺だってやり足らねぇんだよ。いつでもやってやるからよ! また来てやるからよ! そういうワケなんで皆様にお願いがあります。またDDTに来られるように清き1票を......」と選挙アピールを確信犯的にやろうとしたため、GMはこの日会場にいた立候補者全員をリングに上げて、ひと言選挙演説をさせることで後楽園大会を締めくくった。

110925_DDT-2.jpg ユニオン9・19新宿大会で木高イサミを破りエクストリーム王座を奪取したエル・ジェネリコは、ユニオンの若手・福田洋とタッグを組んで、男色ディーノと大石真翔のほもいろクローバーZと対戦! ほもクロはこの日から発売されたほもクロTシャツにサイリウムを持ち、『行くぜっ!怪盗少女』(ほもクロバージョン)に乗って入場。
 そしてディーノはジェネリコに対していきなり男色殺法全開で襲いかかるが、ジェネリコはその高い身体能力を駆使してギリギリのところで回避してみせる。福田もジェネリコの勢いに乗るようにアメリカンプロレス殺法でディーノを追い込んでいった上、ディーノの男色クローにも気合いで耐えてみせる。5分が経過して残り時間が5分になると、大石がCDも持って音響ブースにダッシュ。そして「これが最後の曲になります」と言うと、『ココ☆ナツ』が流れ出す。
 勢いを吹き返したディーノが反撃に出ると、大石も福田とジェネリコをまとめてコブラツイストに捕らえてから福田にスイングDDT。そしてサビの「♪コココ、コーコ、コッコッコー...」の部分になると、踊り始めるほもクロ! さらに合体攻撃も決めていったが、ジェネリコが旋回式ブルーサンダーで叩き付けると、福田がダブルスレッジハンマーを落とす。ここで2度目のサビに突入。すると福田が釣られるように踊り出し、驚いた様子だったジェネリコまでもが何かが憑依したかのように踊り出す! そこからジェネリコは大石に串刺し式ヤクザキックからハーフネルソンで投げていったが、何とかディーノが救出。さらにディーノはジェネリコのパンチをかわして福田に誤爆させると、福田に男色ドライバー。
 ここで3度目サビに突入すると、ついにはセコンド陣も交えてリング上、リング周りの全員が踊り出す! ココ☆ナツ感染状態の中、ジェネリコにリップロックを決めたディーノは、福田を男色ペディグリーで叩き付けると、リングに背を向けてコーナーに登っていき、何とムーンサルトプレス! ......いや、その名もリバースエビ反りジャンプを決めて3カウント! 月末後楽園を勝利で飾ったほもクロは、欠場中のコウタ(飯伏幸太)を呼び込み、さらにすっかりココ☆ナツに感染した様子のジェネリコも入れて、私たちいま会えるアイドル! 月末後楽園! ほもいろクローバーゼーット!」と決めポーズ!

110925_DDT-3.jpg メイン以外は10分1本勝負だったが、出来る限りDDT48総選挙に立候補している選手を出場させるという大会だったため、いきなり平田一喜と妻木洋夫のDDTvs.ユニオンの若手対決が実現。妻木の蹴りに対し、平田はエルボーやエースクラッシャーで応戦したが、最後はレッグラリアットからの顔面へのソバットでユニオンの妻木が勝利。
 前エクストリーム王者のユニオン・木高イサミとDDTのヤス・ウラノの一騎打ちは、イサミが場外乱闘でヤスの額を叩き割り、ヤスの雪崩式フランケンもエビ固めに切り返し、張り手合戦もヤスが打ち勝ちそうになったところに勇脚を叩き込むなど、優位に試合を進めていたが、軍鶏からのスピンキックをかわしたヤスが、風車式でイサミを抱え上げると、強烈なツームストンパイルドライバーで叩き付けて逆転勝利を収めた。
 DDTvs.ユニオンの対抗戦以外にも、マサ高梨は自身の長期欠場中に台頭してきた高尾蒼馬と一騎打ち。いきなりタカタニックを狙った高梨を場外に追いやり、ノータッチトペコンを発射した高尾だったが、ロープに足を引っかけて転落! 幸い大きなダメージはなく、すぐにミサイルキックを発射していったが、高梨は指に噛みついたり、丸め込んでいったりと持ち前のインサイドワークを駆使。高梨の逆さ押さえ込みを踏ん張った高尾だが、高梨は横回転してからの逆さ押さえ込みを披露。
 だが、「ぐるぐるパンチ!」と叫びながら腕をぐるぐる回してからパンチはことごとくかわされた上、張り手を食らってしまう。だが、高梨はレッグラリアットからタカタニックの体勢に。これを潰した高尾はそのまま高梨を持ち上げるとシュバインで叩き付ける。さらにもう一度シュバインを決めてからダイビング・ギロチンドロップを投下した高尾だが、高梨はキックアウトしながら首固めで丸め込んで3カウントを奪った。
 さらに7・24両国大会のオープニングマッチでも行われ、もの凄い熱戦だった石井慧介vs.入江茂弘の再戦も行われた。セミファイナルに組まれたことで、このカードへの期待感が分かるが、その期待に応えるように両者いきなりガンガンやり合う。入江のWARスペシャルをロープに逃れた石井は、後頭部へのドロップキックから徹底的にニーを落としていく。入江は気合いで受け止めてみせるが、石井はソバットからフェースロックで絞め上げる。5分が経過し、残り5分になるとDDTを狙った石井を入江がぶっこ抜いてブレーンバスター。さらにコーナースプラッシュからスクラップバスターで叩き付けた入江だが、続くバックドロップをDDTに切り返した石井は、入江の側頭部にジャンピング・スライディングキック。
 さらにミサイルキックから入江に飛び付いた石井は、ストラングルホールドγに捕らえる。入江はそのままの体勢で立ち上がるが、バックフリップを警戒した石井は脱出。しかし入江は急角度バックドロップで投げていくと、コーナーに登っていく。だが、石井は背後から入江のヒザ裏にドロップキックを叩き込むと、雪崩式ジャーマン! さらにジャンピングキックからジャーマンで入江の巨体を投げていく。カウント2で返した入江はエルボーで石井に勢いを止めようとするが、石井はその場飛びのニールキック。
 さらにオーバーヘッドキックを入れてからダブルアームの体勢に。入江はコーナーに押し込んで回避しようとしたが、そのままの体勢でコーナーに登っていった石井はスイング式のダブルアームDDT。残り時間わずかとなり、石井はドラゴンスープレックスを狙うが、ここで入江が得意の自分が垂直落下式バックフリップで切り返してみせる! だが、カウント2。その直後時間切れ引き分けを告げるゴングが鳴る。まだやり足らないといった感じで小競り合いを始める両者だが、セコンド陣に分けられると、額をくっつけて睨み合いながらも握手を交わした。

 なお、この日の大会前に発表されたDDT48総選挙の中間発表は、当落ボーダーラインである18位はケニー・オメガと石川、大社長は15位、現KO-D無差別級王者のKUDOは12位にランクイン。そしてベスト10は10位にMIKAMI、9位に大家、8位に大石、7位にヤス、6位にHARASHIMA、5位に高梨、4位にディーノ、3位にチェリー、2位に飯伏、1位は変わらず佐藤光留という結果だった。
 1位の光留はこの日全日本プロレスの試合に出場するため、この大会に出ていない。2位の飯伏も負傷欠場中、さらに3位のチェリーは2位の飯伏とわずか2票差ということで、この『最後のお願いスペシャル』を経て、順位が大きく変動する可能性がある。結果発表は9・29新宿FACEで行われる!

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 シングルマッチ 10分1本勝負
●平田一喜(DDT)
5分45秒 顔面ソバット→片エビ固め
○妻木洋夫(ユニオン)

▼第2試合 シングルマッチ 10分1本勝負
△ゴージャス松野(DDT)
5分45秒 両者リングアウト
△ヨシヒコ(無所属)

▼第3試合 3WAYタッグマッチ 10分1本勝負
彰人(スポルティーバ)/●杉浦透(DEP)
5分27秒 ランヒェイ
○円華(フリー/スーザン親衛隊)/ヒロ・トウナイ(K-DOJO)
※もう1組は関根龍一(K-DOJO/TKG48)&佐々木大輔(フリー)

▼第4試合 タッグマッチ 10分1本勝負
○中澤マイケル(DDT)/松永智充(DDT)
6分37秒 コンバイン
チェリー(ユニオン)/●ばってん多摩川(西口/Aボンバーズ)

▼第5試合 シングルマッチ 10分1本勝負
●木高イサミ(ユニオン)
9分30秒 ツームストン・パイルドライバー→エビ固め
○ヤス・ウラノ(DDT)

▼第6試合 DDTグループNO.1怪奇派決定ランブル
<1人目>
○みんな
2分43秒 OTR
●ポイズンJULIE澤田(DDT)
<2人目>
3分54秒 OTR(自爆)
●DJニラ(フリー)
<3人目>
○星誕期(DDT)
4分25秒 チョークスラム→体固め
●吉田充宏(フリー/Aボンバーズ)
<4人目>
○HERO!(DDT)
5分16秒 OTR
●翔太(フリー)
<5人目>
○タノムサク鳥羽(フリー)
6分9秒 OTR
●星誕期(DDT)
<6人目>
○ビッグ諸橋(ユニオン)
6分35秒 ワイルドボム→体固め
●タノムサク鳥羽(フリー)
<7人目>
○ビッグ諸橋(ユニオン)
7分24秒 ミヤコの金的→体固め
●美月凛音(DDT)
<8人目>
○ビッグ諸橋(ユニオン)
8分1秒 OTR
●HERO!(DDT)
<9人目>
○ビッグ諸橋(ユニオン)
9分19秒 OTR
●BENTEN with ミヤコ(フリー)
<10人目>
○ミスター6号(スポルティーバ)
9分47秒 OTR
●ビッグ諸橋(ユニオン)
※ミスター6号が優勝

▼第7試合 シングルマッチ 10分1本勝負
●高尾蒼馬(DDT/TKG48)
5分14秒 首固め
○マサ高梨(DDT)

▼第8試合 シングルマッチ 10分1本勝負
●アントーニオ本多(フリー)
6分48秒 サムソンクラッチ
○菊地毅(フリー/TKG48)

▼第9試合 タッグマッチ 10分1本勝負
○男色ディーノ(DDT/ほもいろクローバーZ)/大石真翔(フリー/ほもいろクローバーZ)
9分33秒 リバースエビ反りジャンプ→片エビ固め
エル・ジェネリコ(フリー)/●福田洋(ユニオン)

▼第10試合 シングルマッチ 10分1本勝負
△石井慧介(DDT)
時間切れ引き分け
△入江茂弘(チームでら/TKG48)

▼第11試合 DDTvsユニオン対抗戦 6人タッグマッチ 60分1本勝負
KUDO(DDT/ほもいろクローバーZ)/HARASHIMA(DDT)/●MIKAMI(DDT)
18分9秒 スプラッシュ・マウンテン→エビ固め
○石川修司(ユニオン)/高木三四郎(ユニオン/TKG48)/大家(真霜)拳號(K-DOJO/スーザン親衛隊)

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