ユニオン初の昼夜興行、昼のメインではイサミを下しジェネリコがエクストリーム王座を奪取!チェリーが奈苗に肉薄!

1110919_Union-1.jpgユニオンプロレス
ユニオンイリュージョン 〜夢〜
日時:9月19日(月)開始:13:30
場所:新宿FACE
観衆:378人(満員)

 19日、新宿FACEで行われたユニオンプロレス『ユニオンイリュージョン 〜夢〜』。この日はユニオン初の昼夜興行。昼の『〜夢〜』のメインでは、木高イサミの保持するDDT EXTREME王座にアメリカインディー界の大物エル・ジェネリコが挑戦。

 ハードコアルールということで、激しい場外乱闘から高さのあるバックブリーカーでイサミを痛めつけていくジェネリコ。イサミが用意したイスも先に使ったのはジェネリコ。するとイサミはテーブルを持ち出してコーナーに立てかけ、ジェネリコを叩き付けようとするが、ジェネリコはスライディングして回避。そこにイサミが突っ込んでいくが、ジェネリコは正面から受け止めると、エクスプロイダーでテーブルに叩き付ける。
 さらにテーブルを場外にセットしてイサミを寝かせ、コーナー最上段からプランチャを投下したジェネリコだが、これはヒザの剣山で迎撃。だが、なおもテーブルをセットしたジェネリコはエプロンにイサミを上げると、奈落式みちのくドライバーIIで叩き付けてテーブルクラッシュ! リングに戻ってすぐにカバーしたジェネリコだが、カウントは2。するとジェネリコはイスを3脚重ねてイサミを叩き付けようとするが、踏ん張ったイサミはロープに飛ぶ。するとジェネリコはカウンターでのみちドラIIでイサミをイスの山に叩き付ける!
 イスを座られる状態にしてからイサミを寝かせ、コーナーに登っていったジェネリコだが、追いかけていったイサミは雪崩式フランケンでジェネリコをイスの上に投げつける。続いてイスを下敷きにしたてダイビング・ダブルニードロップを投下したイサミだっが、これはかわされて自爆! すかさず串刺しヤクザキックからBrainbustaaaaahhhhh!!!!!を狙うが、うまく逃れたイサミは勇脚。さらに今度こそイスを下敷きにしたダイビング・ダブルニードロップを投下したイサミは、バズソーキックから勇脚。だが、キャッチしたジェネリコはイスの上にハーフネルソンスープレックスで叩き付けると、串刺し式ヤクザキックから必殺のBrainbustaaaaahhhhh!!!!!を決めて3カウント!
 試合後、抱き合って健闘を称え合ったイサミは、正座をしながらベルトを進呈。それを深々とお辞儀をして受け取ったジェネリコは、夜興行で早速石川修司を相手に初防衛戦を行う。EXTREME王座は王者がルールを決めること出来るのだが、ジェネリコは石川に通常のプレスルールを要求。石川も「自分は全然問題ないので、正々堂々闘いましょう」と承諾してジェネリコと握手を交わした。

1110919_Union-2.jpg チェリーの申し出により約1年半ぶりに高橋奈苗との再戦が実現。この1年はスターダムに専念していた奈苗だが、チェリーが幼い頃憧れていた赤いベルト(当時はWWWA世界王座。現在のはワールド・オブ・スターダム王座)を持ってユニオンに乗り込んだ。
 チェリーから握手を求めていき、奈苗が応じようとするとスカしてみせたチェリー。今度は奈苗が握手を求めていき、チェリーが応じようとすると奈苗がスカすが、チェリーはその手を叩いていく。試合が始まると、ロックアップ、ハンマーロック、エルボーといった基本技でも奈苗のほうが明らかに上回っていく。さらに奈苗はカナディアンバックブリーカーから、コーナーに叩き付けて逆さ吊りにすると、そこにコーナースプラッシュ。そして逆片エビ固めに捕らえていく。ガッチリ決まったが、チェリーがギブアップしない。
 普段、他団体に乗り込むことがあってもチェリーはユニオン唯一の女子選手のため、セコンドもおらず単身で試合をすることが多いのだが、この日は大家健や司法試験に合格した竜剛馬など、ユニオンのメンバーがセコンドについてチェリーに檄を飛ばす。執拗に奈苗に飛び付きスリーパーに捕らえたチェリーは、さらにドラゴンスリーパーで絞め上げる。これを堪えた奈苗はチェリーのウラカンをパワーボムで切り返すと、アルバトロスに捕らえる。
 さらに投げ捨てジャーマンからコーナー二段目からのボディプレス、そして最上段から冷蔵庫爆弾を投下した奈苗だが、足をあげて迎撃したチェリーはダイビング・フットスタンプ2連発からチェリトーン・ボムを投下。さらに変型グラウンド卍で絞め上げるが、奈苗はロープに脱出。そしてチェリーの張り手をブロックして逆に張り手を叩き込むと、レッグラリアット。だが、チェリーもコルバタで飛び付くと春夜恋で丸め込む。
 カウント3寸前で返した奈苗はラリアットを打っていくが、チェリーは春夜恋で切り返す。カウント2で返した奈苗はもう一度冷蔵庫爆弾を投下するが、かわしたチェリーはまたも丸め込む。これはカウント3入ったかと思われたが、松井レフェリーはカウント2だとアピール。すると奈苗はラリアットでなぎ倒して三度目の正直で冷蔵庫爆弾を投下すると、ワンセコンドの体勢から垂直に落とすワンセコンドEXで叩き付けて3カウントを奪った。
 試合後、奈苗は「私がスターダムに専念している間に、チェリーちゃんは成長していると思います。でも赤いベルトを口にする以上、こんなもんじゃねぇだろ! 次、対戦できるときは赤いベルトを賭けられるくらいになっていればいいなと思っています。そのときを楽しみにしています」と声をかけると、健闘を称え合った。

1110919_Union-3.jpg TKG48プロデューサーの高木三四郎が、貧乳好きの彰人とタッグを組み、TKG48会員番号36番の入江茂弘&会員番号38番の高尾蒼馬と対戦。貧乳の萌えキャラが全面で描かれたシーツを持って入場した彰人に対し、入江は「彰人さんが貧乳好きの変態なのはよく知っているんですが、高木さんはどちらかというと巨乳好きじゃないですか? あれだけゆずポン、ゆずポンって言ってたんじゃないですか?」と痛いところを突く。
 「ゆずポンは巨乳じゃないよ、爆乳だよ!」と訴える高木に対し、さらに「奥さんも巨乳じゃないですか?」と詰め寄る入江。「お前、ウチの嫁をそんないやらしい目で見ていたのか?」と驚いた様子の高木だったが、高木曰くモデル体型で貧乳の篠田麻里子をプロレス名鑑の"好きなタレント"欄に3年連続書いたという理由で、彰人と貧乳好きタッグを組んだ主張。
 そんな彰人が入江&高尾に捕まっていると、控えの高木が「貧乳派の意地を見せろ!」と檄を飛ばす。「貧乳最高!」と叫びながら反撃する彰人だが、「俺には関係ねぇ!」と叫びながらエルボー、ドロップキックを打っていく高尾。その高尾に松井さんは「実はどうなんだ?」と詰め寄る......。観客の「貧乳」コールを受けて低空ドロップキックからのレッグラリアットを返した彰人はようやく高木にタッチ。ドラゴンリングインからラリアットを叩き込んだ高木は入江にゆずポンキック。しかし、実はゆずポンのことも好きな入江は、ゆずポンキックをお返し。
 1人頑なに何派かカミングアウトしない高尾は、彰人にスイングDDTからトラースキック。続いて入江が入って来るが、彰人は低空ドロップキックからグランドクロスに捕らえる。さらに入江の足にショルダーレッグブリーカーを決めると、高木が入ってきてスピコリドライバーで入江を足から叩き付ける。「貧乳バンザイ!」と叫びながらのダブルドロップキック。
 そこから彰人が一気にアンクルホールドに捕らえるが、入江はロープに脱出。そして彰人の低空ドロップキックを、何とヒップトスで迎撃した入江は改めてテディベア。彰人も必死に丸め込みを狙っていくが、入江は回転させずにぶっこ抜いて勝つ上げると自分が垂直落下式バックフリップを決めて3カウント。
 しかし巨乳派か貧乳派かの対決に終わりはなく、試合後も4者入り乱れての大乱闘を展開! すると、そこに全日本プロレス後楽園ホール大会の試合を終えたばかりの大森隆男が現れ、「お前ら待て! 胸も人生と同じように80%の満足があればそれでいいじゃねぇか! 巨乳も貧乳もどちらも美しい!」と力説。この大森さんの言葉に目からウロコだった高木がTKG48解散の危機を脱して「俺たちまた1つになれました! 1つになれたってことはおっぱいボンバーズの結成ですね?」と叫ぶと、大森さんは「おっぱいボンバーズの結成だな! いくぞ、おっぱいボンバーズ!」と言って5人で手を取り合い、天に向かって突き上げた。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負
イワンマルコフ(IWF)/○ロニークリムゾン(IWF)
3分39秒 スホーイ27→体固め
趙雲子龍(新北京)/●福田洋

▼第2試合 折原昌夫ユニオン入団査定試合 30分1本勝負
○大家健
9分21秒 首固め
●折原昌夫(フリー)

▼第3試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○石川修司
4分38秒 レフェリー暴行→反則
●BENTEN with ミヤコ

▼第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
高木三四郎(TKG48プロデューサー)/●彰人(スポルティーバ)
9分32秒 自分が垂直落下式バックフリップ→体固め
○入江茂弘(チームでら/TKG48会員番号36番)/高尾蒼馬(DDT/TKG48会員番号38番)

▼第5試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
○菊地毅(フリー/TKG48会員番号6番)/ビッグ諸橋/妻木洋夫
10分39秒 グラウンドコブラ
●矢郷良明(スーザン親衛隊)/大家(真霜)拳號(スーザン親衛隊)/円華(スーザン親衛隊)

▼第6試合 シングルマッチ 30分1本勝負
●チェリー
14分31秒 ワンセコンドEX→片エビ固め
○高橋奈苗(スターダム)

▼第7試合 DDT EXTREME選手権試合 60分1本勝負
[王 者]●木高イサミ
20分5秒 Brainbustaaaaahhhhh!!!!!→片エビ固め
[挑戦者]○エル・ジェネリコ(フリー)
※第15代王者が5度目の防衛に失敗。ジェネリコが第16代王者となる。

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