ジュニアリーグ開幕戦でケニーが現世界ジュニア王者のKAIを破る!金本も近藤に勝利!諏訪魔と激突した秋山は三冠への挑戦を表明
全日本プロレス
2011 FLASHING TOUR
〜富士急 presents 2011 ジュニア・ヘビー級リーグ戦〜
日時:9月11日(日)開始:12:00
場所:後楽園ホール
観衆:1700人
11日、後楽園ホールで行われた全日本プロレス『2011 FLASHING TOUR〜富士急 presents 2011 ジュニア・ヘビー級リーグ戦〜』開幕戦。全12選手が参加し、A・B両ブロックに別れて行われるジュニア・ヘビー級リーグ戦。
開幕戦となる今大会のメインでは史上初の世界ジュニア王者にしてリーグ戦優勝を目指すKAIと、盟友・飯伏幸太がIWGPジュニア王者になったため、世界ジュニア王座奪取を目指して全日本に参戦してきたDDTのケニー・オメガが対戦。敵地に乗り込んできたケニーだが、DDTファンも駆け付けたようで大量の紙テープが飛んだ。試合が始まると、いきなりお互い相手の突進をリープフロッグでかわして、機敏な動きを見せたが、エプロンに出たKAIがスワンダイブを狙ったところをフロントキックで蹴落としたケニーがトルニージョを発射。
場外戦になるとKAIが鉄柵攻撃を狙うが、ケニーは鉄柵を飛び越えて回避。するとケニーはKAIをステージに叩き付けてからステージに登り、さらに記者席のテーブルの上に乗ってケブラーダを発射! いきなり全日本マットでも"カナダの路上王"っぷりを披露したケニー。KAIも串刺しダブルニーやケニーをトップロープに逆さ吊りにしてのドロップキックなどで反撃するが、スワンダイブ式ミサイルキックをケニーがドロップキックで迎撃すると、ケニーはコタロークラッシャー、カミカゼ、グラウディング・シューティングスターで畳みかける。KAIも矢のようなドロップキックを返したKAIは、スワンダイブ式ミサイルキック。
しかしケニーは強引にSTOP!エンズイギリを叩き込むと、蒼い衝動からファイアーバードスプラッシュ。だが、これをかわして自爆させたKAIは、波動拳もトラースキックで迎撃。延髄蹴りからジャーマンで投げるがカウントは2。するとケニーはKAIを場外に追いやって、ノータッチトペコンを発射。KAIも必死に丸め込んでいくが、カウント3は奪えない。ならばと三角蹴り、トラースキック、LATと畳みかけ、勝負を賭けたスプラッシュ・プランチャを投下。だが、ケニーは間一髪ヒザの剣山で迎撃! すかさず波動拳でKAIを吹っ飛ばしたケニーは、クロイツ・ラスを決めて3カウント! 初出場の全日本ジュニアリーグで、ケニーがいきなり現王者のKAIから3カウントを奪うという展開に、場内は一気に沸き上がった!
さらにジュニアリーグ戦では開幕戦からいきなり、近藤修司とリーグ戦初出場となる新日本プロレスの金本浩二の初対決が実現。ジュニスタを復活させたときと違い、今年の『チャンピオン・カーニバル』に出場した永田裕志同様、敵地に単身乗り込む形になった金本はロングガウンにサングラス姿で入場。
いきなり金本が近藤をロープに押し込んでいって張り手を見舞っていくと、近藤も張り手を返していくが、金本はナックルパンチ。前のめりにダウンした近藤を場外に放り出した金本は鉄柵に叩き付けていくと、近藤の左足を鉄柵に巻き付けてからローキック。リングに戻っても金本は厳しい蹴りで近藤を追い込んでいく。だが、近藤も顔面ウォッシュを狙ってロープに飛ぼうとした金本に対し、立ち上がってコーナーに叩き付けて阻止。
これに怒った金本は強引に顔面ウォッシュをお見舞いすると、ハーフダウンの近藤に額をくっつけて睨み付ける。ロープに飛んだ金本に近藤はザ☆オリジナルを狙うが、背後に着地した金本は足を取ってアンクルホールド。だが、立ち上がった近藤は袈裟斬りチョップで脱出すると、今度こそザ☆オリジナルを決めてからランサルセ、そして渕正信直伝の逆片エビ固めへ。
さらに背中を踏みつけていった近藤に対し、金本も下から蹴り上げると、ファルコンアローで叩き付けてからコーナーへ。だが、近藤はコーナー上でのラリアットで叩き落とす。さらに袈裟斬りチョップからブレーンバスターを狙った近藤だが、金本は背後に飛び付いてスリーパー。強引にマットに叩き付けて逃れた近藤だが、金本はなおも足を取ってアンクルホールドへ。だが、近藤はぶっこ抜きジャーマンで脱出。近藤のラリアットを受け止めた金本はハイキックを叩き込むが、近藤も倒れずにショートレンジラリアットでなぎ倒す。
そしてもう一度逆片エビ固めに捕らえるが、金本はアンクルホールドで切り返す。近藤の足をクロスして近藤を動けないようにすると、ついに近藤はギブアップ。幸先いいスタートを切った金本はガックリと肩を落とす近藤に向かって「近藤よ、クソったれ、壊れんかったの。まぁ調子に乗るわけじゃないけど、コイツ倒したことで次につながるからよ。近藤よ、サンキューな。全日本ファン、新日本ファン、ありがとう!」と余裕のマイクアピール。
また、開幕戦ではもう1つカズ・ハヤシvs.稔という優勝候補同士の公式戦も行われたが、この試合は高度な攻防の末にカズがパワープラントをズバリと決めて稔に勝利した。
今年の『チャンピオン・カーニバル』に出場しながらも優勝を逃したことで、その後三冠ヘビー級王座への挑戦も実現しないまま一旦フェードアウトしたプロレスリング・ノアの秋山準だったが、改めて三冠挑戦を目指して再び全日本マットに参戦。この日はノアの大阪大会とダブルヘッダーだったため、第1試合に出場となった秋山だが、いきなり秋山&青木篤志vs.諏訪魔&大和ヒロシと現三冠王者の諏訪魔vs.秋山が実現することになった。
諏訪魔vs.秋山で試合が始まると、諏訪魔がショルダータックル一発で秋山をなぎ倒すと、秋山は一旦場外にエスケープ。追いかけていった諏訪魔は秋山を鉄柵に叩き付けてリングに戻るが、秋山もすぐさまリングに戻ってエルボーで諏訪魔をなぎ倒す。いきなりバチバチとやり合った両者は睨み合いながらお互いにタッチ。大和も青木をロープに押し込んでいって張り手を見舞っていくと、青木もすぐさま張り手を返す。そこから青木が大和を場外に放り出すと、秋山が鉄柵攻撃からマットのないとことでDDT。さらにイスまで持ち出して攻撃していくと、全日本ファンからブーイングが飛ぶ。
リングに大和を戻した秋山は逆エビ固めに捕らえながら、控えの諏訪魔を挑発。大和は必死にロープに逃れていったが、秋山はなかなか離さない。それでも大和は青木が狙ったブレーンバスターを逆に投げていったが、秋山が入ってきてタッチを阻止。またも観客からブーイングが飛ぶと、秋山は鬼の形相で「うるせぇ、この野郎!」と一喝。必死に食い下がった大和は秋山の串刺し攻撃を迎撃すると、ミサイルキックを発射してようやく諏訪魔にタッチ。ジャンピングショルダー、ラリアット、ベリートゥベリーで一気呵成に攻めていく諏訪魔に対し、秋山も得意のフロントネックロックに捕らえるが、諏訪魔はコーナーに叩き付けてからキャプチュードで投げていく。
続くアンクルホールドを逃れた秋山はフロントキック合戦からエクスプロイダー。諏訪魔も投げ捨てジャーマンを返すが、秋山はもう一発エクスプロイダー。さらに諏訪魔のラリアットにジャンピングニーを合わせるが、諏訪魔はそこからショートレンジラリアット。タッチを受けた大和が青木をスパイダー式フロントスープレックスで投げてからミサイルキックを発射するが、青木も大和の腕を掴んでオーバーヘッドキックを叩き込むと、青木は大和の腕を集中攻撃。
ピンチの大和だったが、何とかカウンターのスピアー。しかし青木が先に秋山にタッチ。大和はそれでもゼロ戦キックを叩き込むが、返す刀でランニングニーを見舞った秋山は大和のスピアーをフロントネックロックで切り返し、そこからエクスプロイダー。カウント2で返す意地を見せた大和だが、秋山はダメ押しのリストクラッチ式エクスプロイダーで投げていって3カウント。
試合後、諏訪魔が三冠のベルトを手に秋山に詰め寄っていき、人差し指を突き上げたあと、拳を秋山に向かって伸ばしていく。すると秋山はリングを降りてマイクを掴むと「オイ、負けてベルト持ってくるな、この野郎! 勝って持ってこい! おう、やってやる! どこでもやってやるから場所を用意しておけ、いくぞー!」と三冠挑戦を正式に表明。諏訪魔も本部席の内田社長に何やらアピールしていたため、諏訪魔vs.秋山の三冠戦は近いうちに実現すると見ていいだろう。
なお、この大会からAAA時代の仲間であるダーク・オズ&ダーク・クエルボを引き込んで"TEAMビチッと!"なる新ユニットを始動させたKENSOだが、試合開始早々プランチャを自爆したKENSOにクエルボが裏切りのラリアットをお見舞い! さらにコーナーにKENSOを逆さ吊りにしたオズ&クエルボはラダーをKENSOの顔の前にセットすると、イスで殴打するというハードコアな決別宣言。
そんなハートブレイクなKENSOに対戦相手の浜亮太と曙がボディプレスを落とし、船木誠勝がカバーして3カウント。大の字に倒れたKENSOを尻目にAAAのフラッグを広げてオズ&クエルボがアピールしていると、何とKENSOを救出しに入ってきたのは曹駿! その場は「しゃべってもいいですかー! 私、1人でも全然構いません! ビチッと締めたいと思います。いいですかー! OK、じゃあみんなでビチッと5連発、いってもいいですかー! いきます、せーの、ビチッと! ビチッと! ビチッと! ビチッと! ビチッと!」とビチッと締めたKENSOだが、バックステージでは早速「TEAMビチッと!のメンバー、曹駿でございます! そうしゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅんっ!」と曹駿のメンバー入りを決定した。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 タッグマッチ 60分1本勝負
諏訪魔/●大和ヒロシ
16分28秒 リストクラッチ式エクスプロイダー→体固め
○秋山準(NOAH)/青木篤志(NOAH)
▼第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負
●中之上 靖文/曹駿
8分6秒 逆エビ固め
征矢匠/○李在炅
▼第3試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
渕正信/BUSHI/○ジミー・ヤン(フリー)
12分44秒 ヤンタイムB・A→エビ固め
●MAZADA/BLACK BUSHI/佐藤光留(パンクラスMISSION)
▼第4試合 「TEAMビチッと!」始動! 6人タッグマッチ 30分1本勝負
○船木誠勝/曙/浜亮太
2分11秒 曙のボディプレス→片エビ固め
●KENSO/ダーク・オズ(AAA)/ダーク・クエルボ(AAA)
▼第5試合 「ワイルド・コントラ・ワイルド」前哨戦 タッグマッチ 30分1本勝負
真田聖也/○征矢学
18分27秒 ワイルドボンバー→片エビ固め
太陽ケア/●大森隆男(フリー)
▼第6試合 2011 ジュニア・ヘビー級リーグ戦 Aブロック公式戦 30分1本勝負
○カズ・ハヤシ【1勝=2点】
12分21秒 パワープラント→片エビ固め
●稔【1敗=0点】
▼第7試合 2011 ジュニア・ヘビー級リーグ戦 Bブロック公式戦 30分1本勝負
●近藤修司【1敗=0点】
13分28秒 アンクルホールド
○金本浩二(新日本プロレス)【1勝=2点】
▼第8試合 2011 ジュニア・ヘビー級リーグ戦 Aブロック公式戦 30分1本勝負
●KAI【1敗=0点】
18分7秒 クロイツ・ラス
○ケニー・オメガ(DDT)【1勝=2点】
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