望月が光留、蹴撃トリオとバッチバチの試合を1日2試合!澤から勝利した横須賀がZERO1『天下一Jrトーナメント』に出場決定!
DRAGON GATE特別興行
東日本大震災復興支援チャリティ特別大会
武勇伝・復
日時:9月8日(木)開始:19:00
場所:新木場1stRING
観衆:444人(超満員札止め)
8日、新木場1stRINGで行われた望月成晃プロデュースによるDRAGON GATE特別興行『武勇伝・復』。東日本大震災復興支援チャリティ特別大会として、2日連続での開催となったが、2日目のこの日、ノーアポ状態で某携帯サイト上でいきなり『武勇伝』参戦をアピールした佐藤光留に対し、対戦要求された望月は"第0試合"で迎え撃つことになった。
まずロープに押し込んでいった光留が先制の張り手を見舞っていくと、望月は「来た、来た、来た!」と叫んで強烈な張り手を返す。張り手合戦から望月はタックルでテイクダウンを奪うが、光留は下からの腕十字。ロープに逃れた望月は光留が突進してくると、トップロープを下げて場外に追いやろうとしたが、光留もロープを掴んでエプロンに着地。
だが、望月はそこにランニング・サッカーボールキック。リングに戻った光留はヒザ十字を仕掛けて来た望月の足を取ってアキレス腱固め。カカトを落として「離せ!」と叫ぶ望月だが、光留もカカトを落とし返す。すると望月はその足を巻き込んでクロスヒールホルドに。ロープに逃れた光留だが、望月はニークラッシャーとローキックで光留の足を攻撃していくが、光留もカウンターのニールキックを返すと、水車落としで叩き付けて、蹴り足をキャッチした望月に飛び付き腕十字。
だが、後転した望月は足を取ってアンクルホールドへ。光留もアンクルホールドで切り返すと、そのまま立ち上がった望月をバックドロップで投げていく。さらに下から顔面を蹴り上げてからの投げ捨てジャーマン。ブレーンバスターが無理と判断するやワキ固めにスイッチした光留だが、望月は顔面をヒザで蹴り上げて決めさせないと、串刺しフロントキック。光留はカニ挟みからのヒザ十字を狙うが、これを失敗すると望月は容赦なく顔面を踏みつける!
それでも張り手とヘッドバットを返した光留だが、最強ハイキックを返した望月は一気にツイスター。光留はカウント2で返して意地を見せるが、望月はマウントから顔面パンチを叩き込むと、そのままカバーして3カウントを奪った。試合後、望月は「オイ、佐藤光留(変態)。お前40過ぎたオッサンに1日2試合もやらせるじゃねぇ。でもお前の完全アポなしの参戦表明、俺は嬉しかったよ。11月11日、年内にもう1回武勇伝あるから今度はダークマッチじゃなく、こっちから正式にオファー出させてもらうから、そんときはよろしく頼むよ」と声をかけると、ガッチリ握手を交わして敵地に単身乗り込んで来た光留の健闘を称えた。
『武勇伝・復』の1日目は関本大介&日高郁人&大谷晋二郎に敗れた望月&鷹木信悟&横須賀享のJIIIだが、この日は『武勇伝』ではお馴染みの中嶋勝彦&フジタ"Jr"ハヤト&澤宗紀の蹴撃トリオと対戦。この日2試合目となる望月に対し、やりすぎってくらい執拗にちょっかいを出していく澤。鷹木も勝彦をかなり意識しており、自ら先発を買って出ると勝彦も先発で出て行き、いきなり鷹木に強烈なフロントキックを連打。
「なんじゃそりゃ!」と受け止めた鷹木だが、勝彦はフロントキックからのミドルキックでダウンさせると立ち上がった鷹木をなおも蹴っていく。しかし蹴り足をキャッチした鷹木がドラゴンスクリュー。続いて澤と横須賀も張り手合戦を展開すると、当然望月とハヤトもバチバチとやり合う。場外戦になっても澤は横須賀をイスの上にDDTで叩き付けてから、イスに座らせておいてイスを投げつける。その間、リング上では鷹木とハヤトがやり合っていたのだが、澤は密かに相手コーナーに近づいていって控えの望月を攻撃! 怒った望月は逃走する澤をダッシュで追いかけていって飛び蹴り。
リング上では勝彦が横須賀をコーナーに追い詰めてミドルキックを連打。エプロンから鷹木が近づいていくが、勝彦は鷹木をミドルキックで花道まで吹っ飛ばしてみせる。澤は横須賀をヘッドシザースに捕らえると、そのまま指極めワームロック。続いて勝彦がマサ斉藤直伝の監獄固めに捕らえると、鷹木が入ってきて勝彦にグーパンチ! だが、勝彦は技を解かずに足4の字固めに移行。
何とかロープに逃れ、勝彦にカウンターのラリアットを叩き込んだ横須賀だが、勝彦も連打してくる横須賀に対し、腕へのフロントキックを見舞って迎撃。それでも組み付いてエクスプロイダーで投げた横須賀が鷹木にタッチすると、リングインした澤が左右の張り手を連打。だが、鷹木はまったく動じない。体勢を入れ替えて逆水平チョップを打っていくと、背後からハヤトが襲いかかるが、鷹木はコーナーに叩き付けて串刺しラリアット。さらに澤にも串刺しラリアットを見舞うと、ラストファルコンリー。
そこに勝彦が入って来ると、望月もスワンダイブで入ってくるが、かわした勝彦はハーフハッチからミサイルキック。望月もソバットを返して一角蹴りを狙うが、かわした勝彦は逆に掟破りの一角蹴り。だが、望月は勝彦の蹴りを飯伏幸太ばりのマトリックスでかわすと、イリュージョンからハイキック。勝彦もハイキックの相打ちに持ち込んでジャーマンで投げていくが、着地した望月はバックドロップからフロントキックへ。しかし、これも相打ちに。
その間に横須賀を場外に連れ出してイスに座らせた澤はひな壇席の最後方からダッシュしてシャイニング・ウィザードを放ったが、助走が長過ぎたためかわされて自爆。リング上ではハヤトが鷹木にヘルムからのK.I.D.。カットに入ろうとした望月を勝彦がコブラツイストに捕らえると、澤も横須賀にお卍固め。さらに蹴撃トリオは望月にトレイン攻撃から立て続けにランニングローを叩き込んでいく。第0試合でも光留とバチバチやり合った望月だは、3人の蹴りを2周分くらい受け止めると、勝彦に渾身のランニングローをお返し!
さらに鷹木が入って来るが、勝彦はミドルキックからトラースキック。鷹木もショートレンジラリアットを返すが、勝彦はソバット。だが、鷹木は倒れず渾身のショートレンジラリアットでなぎ倒す。さらに横須賀が雪崩式エクスプロイダーで投げていくが、澤が入ってきて横須賀と張り手合戦。そこにハヤトも入ってきてジャンピングニーを叩き込むと、澤と一緒にLOVEポーズ。すると澤がシャイニング・ウィザード。
武勇伝の試合は基本的に全試合20分1本勝負のため、「残り試合時間3分!」のアナウンスがあると、場内は「あ〜、引き分けか」という雰囲気に。だが、そんな雰囲気を吹き飛ばす勢いで、澤の突進を横須賀がラリアットで迎撃すると、望月が三角蹴り。だが、そこに勝彦が三角蹴りを返すと、鷹木にはハヤトとのダブルミドルキック。その2人に横須賀がジャンボの勝ち!を叩き込むと、澤が横須賀にレッグラリアット。だが、横須賀はジャンボの勝ち!を澤にも叩き込むと、続けてもう一発! それでも立ち上がろうとする澤に、横須賀はダメ押しのジャンボの勝ち!を叩き込むと、そのままガッチリと押さえ込むジャンボの勝ち!固めで3カウント!
残り時間52秒というところで決着がついた。試合後、勝彦やハヤトとなおも一色触発のムードを漂わせた鷹木は1人先に退場。すると敗れた澤がマイクを持って「チクショー、負けちまった! 日高さん、天下一Jrの大事な前哨戦でドン・フジイに敗れてしまいました!」と名前を間違えながらも悔しさを爆発させる。
日高郁人もリングサイドに現れた中、ハヤトが「天下一、俺も出るんだよ! お前、出てこいよ!」と、メインで澤からピンフォールを獲った横須賀を指名。それを受けて横須賀は「ドン・フジイでいいのか? そんなことで言われなくても、ドラゴンゲートの枠があった時点で俺はもう考えてましたよ。昨日、日高郁人に完全にタップを獲られた。でも今日は変態・澤からガッチリ3カウント獲った。まぁ澤はあまり絡みたくないけど、日高、天下一連覇してるんですよね? 3連覇をドラゴンゲートを代表して俺が止めさせてもらいます」と、ZERO1の天下一Jrトーナメントへの出場を宣言した。
すると澤が「ようこそ天下一品の変態が集まる天下一Jrへ! ドン・フジイじゃなくてヨコシマタカシ? まぁいいや。日高さん、よろしくお願いします!」と言うと同時に日高を急襲! ハヤトもすぐさま襲いかかり、早くも天下一Jrが始まった感じに。その光景を目の当たりにした横須賀は「望月さん、あの人怖いよ。もうすぐ引退するとは思えない」と澤にやりすぎっぷりにやや引きながらも、「(天下一Jrって)優勝したら何か願い事が叶うんですよね? 正直、澤選手を引退させないですよ!」と、なかなかニクイことを言ってファンを沸かせた。
そんな状況を呆然と見ていた勝彦が「お久しぶりです。望月さん、ちょっと話がよく分からないんですけど、どうしたらいいんですかね?」と尋ねると、望月は「まぁ澤はいつもああいう奴だからね。あれ、この3人(=望月、横須賀、勝彦)元ファイM(=ファイナルM2K)じゃない? しかも勝っちゃんのスカジャンは緑だから、何か機会があればジャンクションにね」と、勝彦にJIIIの助っ人をお願い。そして締めのマイクを横須賀に任せると、横須賀は「高いところから失礼します。自分、ドン・フジイのような気がします」とひと笑い取ってから「冗談はさておき、昨日ドラゴンゲートを代表してメインで出て負けてしまいましたが、今日は勝つことが出来ました。今日、この武勇伝で得た自信を持って天下一で恥ずかしくない結果を出してきますので、応援よろしくお願いします!」と挨拶して天下一Jrに乗り込んでいく。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第0試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○望月成晃
9分19秒 顔面パンチ→片エビ固め
●佐藤光留(パンクラスMISSION)
▼第1試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
新井健一郎/渡辺陽介/●富永千浩
13分52秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め
宮原健斗(健介オフィス)/○梶原彗(健介オフィス)/西川潤(健介オフィス)
▼第2試合 シングルマッチ 20分1本勝負
●ブルーザー市川
4分36秒 ウェスタンラリアット→体固め
○菊サン・ハンセン
▼第3試合 シングルマッチ 20分1本勝負
●トマホークT.T
7分0秒 ぶっこ抜きジャーマンスープレックス・ホールド
○関本大介(大日本プロレス)
▼第4試合 タッグマッチ 20分1本勝負
○B×Bハルク/菅原拓也(フリー)
14分46秒 ファーストフラッシュ→片エビ固め
日高郁人(ZERO1)/●K-ness.
▼第5試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
望月成晃/鷹木信悟/○横須賀享
19分8秒 ジャンボの勝ち!固め
中嶋勝彦(健介オフィス)/フジタ"Jr"ハヤト(みちのくプロレス)/●澤宗紀(バトラーツ)
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