鷹木と関本が真っ向勝負の中、日高が横須賀を下す!望月は金原に11・16『U-SPIRITS』での垣原戦を直訴!
DRAGON GATE特別興行
東日本大震災復興支援チャリティ特別大会
武勇伝・復
日時:9月7日(水)開始:19:00
場所:新木場1stRING
観衆:444人(超満員札止め)
7日、新木場1stRINGで行われた望月成晃プロデュースによるDRAGON GATE特別興行『武勇伝・復』。望月のライフワークともいえる『武勇伝』が2009年11月以来、約1年10カ月ぶりに、東日本大震災復興支援チャリティ特別大会として2日連続で開催されることになった。
今回、橋本大地にオファーを出したのをキッカケに望月と日高郁人の間で、チャリティ大会なのだから大谷晋二郎を参戦させる代わりに、ZERO1の天下一Jrトーナメントにドラゲーの選手を参戦させることに決まった。そして『武勇伝・復』初日のこの日、ZERO1の大谷と日高は今年の『火祭り』優勝者である関本大介とトリオを組み、望月&鷹木信悟&横須賀享と対戦した。
火祭り刀を突き付ける関本に対し、一斉に反応したJIII勢だが、先発を買って出た望月は「大谷晋二郎、来い!」と指名。大谷がこれを受けて先発で出て行くと、望月はゴングと同時にフロントキックを叩き込み、ショルダータックルでぶつかっていくが大谷は倒れない。ならばとミドルキックを蹴っていくと、大谷もボディスラムで叩き付ける。しかし望月はすぐさまサッカーボールキック。
両者のぶつかり合いに触発されるように、鷹木がリングインすると関本を指名。ショルダータックルでぶつかり合うと、倒したのは鷹木のほう。さらに鷹木はグーパンチと逆水平チョップを交互に叩き込んでいくが、関本もエルボーを返していってエルボー合戦に。そこからその場跳びドロップキックを叩き込んだ関本は、ブレーンバスターの体勢に。これを鷹木が逆に投げようとするが、背後に着地した関本はマッケンロー。タッチを受けた大谷は鷹木をコーナーに逆さ吊りにすると、顔面に低空ドロップキック。さらに日高を呼び込んでダブルの低空ドロップキックをお見舞いすると、さらに関本も呼び込みトリプル低空ドロップキック!
だが、鷹木も日高のシュリケンをキャッチしてブン投げていき、そこからJIIIは日高の腹部に集中攻撃。とくに鷹木がパワーで押し込んでいったが、日高はミスティフリップを決めて脱出すると関本にタッチ。望月と横須賀は合体攻撃を狙うが、ラリアットで次々になぎ倒していった関本がコーナーに望月と横須賀を叩き付けると、そこに大谷が入ってきてまとめて顔面ウォッシュ。「お前にもやってやる!」と鷹木にも顔面ウォッシュを狙った大谷だが、ロープに飛んだところに鷹木はカウンターのショルダータックル。
望月は関本にカカト落としから飛び付き腕十字を狙うが、バスターで叩き付けた関本は大谷&日高とのトレイン攻撃から串刺しラリアット。さらにフロッグスプラッシュを投下すると、大谷が投げ捨てドラゴンスープレックス。これをカウント2で返した望月は、スパイラルボムを狙った大谷をウラカンで投げていくと、すかさず横須賀と鷹木がトレイン攻撃。さらに鷹木が雪崩式ブレーンバスターで投げると、入ってきた日高と関本を鷹木と横須賀が同時にデスバレーボムで叩き付ける。そこから横須賀と鷹木は次々にラリアットを叩き込むが、大谷は倒れずに受け止める。だが、望月がランニングローでなぎ倒すと、そこから一気にツイスター。
だが、横須賀の夢限をリバースで大谷が返すと、日高がスワンダイブ式低空ドロップキック。日高はショーンキャプチャーを狙うが、バックに回って逃れた横須賀。すると関本が入ってきて日高ごと眉山で投げ飛ばす。そこから6選手が次々に得意技を繰り出していき、最後は日高が横須賀に野良犬ハイキックから今度こそショーンキャプチャー! これがガッチリと決まって横須賀はギブアップ。
試合後、握手を交わす両チームだが、鷹木は関本との握手を拒否し、場内からも一騎打ちのムードが高まる。その後、1人リングに残った望月が「実はここで私ごとなんですけど、1人紹介した選手がいるんで入ってきてください」と言うと、『UWFメインテーマ』に乗って金原弘光が登場。金原に「自分はガチガチのUWFファンなので、自分のUスピリッツを見て下さい!」と言った望月は、金原がデビュー20周年記念興行として開催することを発表した11・16『U-SPIRITS』(後楽園ホール)に出場が決まったことを発表した。
"最強ハイキック"などの技名でも分かるようにUインター時代の高田延彦を強く意識している望月だが、元々は武輝道場の選手。武輝出身の選手がUのリングに上がるというのも感慨深いが、望月は『U-SPIRITS』で一夜限りの復活をすることを発表している垣原賢人を対戦相手に指名! 初のUルールでの試合となる望月だが、望月の試合を見て「これはUWFスタイルでやったら面白い」と思っていたという金原は、「僕も垣原さんと望月選手の試合が見たいです! ここで決定します!」と、その場で宣言した。なお、2日連続で行われる『武勇伝・復』だが、今年は11月11日に3回目の開催が決定しているという。
望月からのラブコールを受ける形で武勇伝初参戦となった橋本大地。気合い十分の様子で入場してきた大地に対し、いきなりKzyが「俺たちがなぜこのセミにいるか分かるか? 橋本大地君、今日はキミとラップバトルするって聞いているんだけど? ラップ知ってるよね? 若いもんな。そっちのオッサン(=横山)......も知ってるよな? 今日は普段闘えない相手とやれるんだぜ、こんなテンション上がることねぇよな」と言い出し、まずは自分でラップをやり始める。
Kzyがラップを終えたところに横山がショルダータックルで奇襲攻撃! リング上ではハルクと大地がお互いに独特な軌道を描く蹴りを
出し合う。そこから大地がフライングメイヤーからのサッカーボールキックを蹴っていくと、ハルクはローリングソバットを返し、ムッとした表情で倒れた大地の頭を踏みつける。「どうした、大地君!」と挑発するハルクに対し、大地は怒りのミドルキックからサッカーボールキックをお返し。タッチを受けた横山もエルボーを落としながら「オッサンじゃねぇ!」と反論。
「オッサンだろうが!」と叫びながら横山をコーナーに押し込んで踏みつけていったKzyは、ハルクが抑え付けた横山に対してロープに飛んで入念に勢いを付けてから急所蹴り。さらに合体攻撃からハルクがその場飛びツイスタープレスを落とすと、横山はハルクにしがみつきながら立ち上がろうとするが、ハルクは容赦なくスピンキックを叩き込む。だが、何とか自力でピンチを脱した横山が大地にタッチすると、大地はハルクに蹴りのコンビネーションからニールキック。さらにミドルキックの連打からDDT。
ハルクも水面蹴りからその場飛びムーンサルトを落とすとE.V.O.で叩き付ける。横山が入ってきて大地のピンチを救うと、ZERO1組はKzyにトレイン攻撃。さらに大地の三角蹴りから横山がアラバマボムからの逆片エビ固め。これをカットしたハルクは横山にカカト落とし。そこにKzyがKZ.timeを投下すると、ハルクはハーフダウンの横山に左右のハイキックからカカト落とし。そして踏みつけフォールするが、横山はカウント2で返して意地を見せる。ハルクはダメ押しのファースト・フラッシュを叩き込むと、踏みつけではなく片エビ固めで押さえ込んで3カウント。
勝ったKzyはZERO1勢に向かって「大地君、横山君、これが俺たちの力ですよ! 分かりました? 何か闘った奴に技もらっているらしいからラップ教えてあげてもいいよ。次当たるまでにラップとプロレス、勉強しておけよ、以上!」と吐き捨てた。
かつて『武勇伝』で対戦した際は"裏メイン"と言われた伝説の一戦、ランジェリー武藤vs.ジャクソン・フロリダが再び行われることに。11月のバトラーツ解散興行後、引退することを表明していた澤宗紀はランジェリーも同時に引退することを示唆しているだけに、もしかしたらこの名勝負数え唄も今回が最後になってしまうかも......。それだけに、この一戦は武勇伝のスペシャルサポーターであり、お笑いプロレスの第一人者である菊タローが特別レフェリーを務めることになった。
お互いに"ガラスのヒザ"を抱えているだけに、試合序盤から両者ヒザを抑えながらヨロヨロ。チョップ合戦をしていてもなぜかダメージはヒザに......。だが、ジャクソンの反則攻撃に怒ったランジェリーはスペース・ローリング・エルボーからのフェースクラッシャーを決めると、フラッシング・エルボーを落とす。ジャクソンもランジェリーをコーナーに叩き付けると、菊タローにホイップするように依頼。
菊タローは十分な勢いをつけてジャクソンをホイップしようとしたが、ヒザが限界に達したジャクソンは対角線上のランジェリーに突っ込むことなく場外に転落! すかさずランジェリーは場外ダイブを狙ってダッシュするが、菊タローが足をひっかけて転倒。そこにエプロンまで戻ってきたジャクソンが杖を手にスワンダイブで襲いかかるが、かわしたランジェリーはドラゴンスクリュー。勢い余って菊タローにもドラスクを決めたランジェリーは、ジャクソンに足4の字固め!
だが、レフェリーの菊タローは吹っ飛ばされた勢いでロープにもたれ掛かるように逆立ち状態で失神中。どうにかロープに逃れたジャクソンは急所蹴りをお返し。ようやく目を覚ました菊タローがフラリと近づくと、ジャクソンはやっぱり菊タローにも急所蹴り。怒った菊タローがダブルラリアットで2人を吹っ飛ばし、「尺があるんだからちゃんとやれ!」と檄を飛ばすと、ランジェリーがシャイニング・ウィザード。
そこからムーンサルトを狙ってコーナーに登るが、ヒザの痛みにより転落! すかさずジャクソンがコーナーに登り、直立不動状態でのダイビング・ヘッドバットを投下するが、かわしたランジェリーがもう一発シャイニング・ウィザードを叩き込んで勝利。最後はランジェリーと菊タローが並んでLOVEポーズを決めてみせた。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負
渡辺陽介/●富永千浩(デビュー戦)
11分06秒 ナイトライド→片エビ固め
トマホークT.T/南野タケシ(フリー)
▼第2試合 シングルマッチ 20分1本勝負
●ジャクソン・フロリダ
7分46秒 シャイニング・ウィザード→片エビ固め
○ランジェリー武藤(珍日本プロレス)
※特別レフェリー:菊タロー(アキバプロレス)
▼第3試合 タッグマッチ 20分1本勝負
KAGETORA/●琴香
15分26秒 K.I.D
谷嵜なおき/○フジタ"Jr"ハヤト(みちのくプロレス)
▼第4試合 タッグマッチ 20分1本勝負
○B×Bハルク/Kzy
ファースト・フラッシュ→片エビ固め
●横山佳和(ZERO1)/橋本大地(ZERO1)
▼第5試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
望月成晃/鷹木信悟/●横須賀享
17分53秒 ショーンキャプチャー
関本大介(大日本プロレス)/○日高郁人(ZERO1)/大谷晋二郎(ZERO1)
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