夢のオールスター戦で三大王者相手にKENSO劇場!小橋&武藤は月面水爆の競演!第2回大会は来年2月に仙台で開催!

110827_AllTogether-1.jpg新日本プロレス/全日本プロレス/プロレスリング・ノア
東日本大震災復興支援チャリティープロレス
ALL TOGETHER
日時:8月27日(日)開始:16:00
場所:日本武道館
観衆:17000人(超満員札止め)

 27日、日本武道館で行われた夢のオールスター戦、東日本大震災復興支援チャリティープロレス『ALL TOGETHER』。新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノアのメジャー3団体が集結して、総勢82人が出場し、全10カードのドリームカードが組まれた。
メインでは「ALL TOGETHER(1つになろう)」の言葉通り、新日本のIWGPヘビー級王者・棚橋弘至、全日本の三冠ヘビー級王者・諏訪魔、ノアのGHCヘビー級王者・潮崎豪がチャンピオントリオを結成し、今年の『G1クライマックス』覇者・中邑真輔、現世界タッグ王者のKENSO、前GHCヘビー級王者の杉浦貴と対戦。

 いきなり一番最初に入場したKENSOがパートナーの中邑と杉浦とも睨み合うと、何とリングの"ど真ん中"に立ち、潮崎、諏訪魔、そして棚橋と次々に睨み付けていく。リング上に豪華な顔触れが揃った上、選手をノアの仲田龍リングアナがコールし、裁くのは和田京平レフェリー! 武道館に「キョーヘーイ」コールが響き渡り、まさに役者が揃ったという感じ。
 まずは諏訪魔と中邑がお互いにレスリング流の動きで相手を牽制。続いて潮崎が杉浦に対して強烈な逆水平チョップを打っていくと、棚橋にタッチ。するとKENSOがタッチをアピールするが、杉浦は無視して棚橋とやり合う。しばらくやり合ったあと、杉浦がようやくKENSOにタッチすると、棚橋は観客に「棚橋」コールを要求。そんな棚橋にいきなり張り手を見舞っていったKENSOは棚橋を場外に放り投げると、控えの潮崎にフロントキック、諏訪魔に張り手を見舞ってから満を持してプランチャを投下するが、かわされて自爆!
 これでヒザを傷めてしまったKENSOだが、それでも棚橋に急所攻撃を見舞ってから京平レフェリーに「私は何もやってないでしょうが!」とアピール。その間に中邑が棚橋をコーナーに乗せてヒザで蹴り上げ、杉浦がサッカーボールキック。しかし杉浦の蹴り足をキャッチしてドラスクを返した棚橋は諏訪魔にタッチ。すると、諏訪魔は潮崎、棚橋と共にトリプルドロップキックを発射!
 そこからオクラホマ寸太ピートやアンクルホールドで攻めていった諏訪魔に対し、杉浦もスピアーからアンクルホールドをお返し。続いて潮崎が中邑に対してローリング袈裟斬りからショートレンジラリアットを叩き込むが、中邑もガットバスターからリバースパワースラム。しかしボマイェは潮崎がラリアットで迎撃。続いて再び棚橋vs.KENSOに。そこに中邑が加勢しようと棚橋を攻撃していくと、KENSOが「邪魔するな!」とばかりに中邑に張り手をお見舞い!
 すぐに杉浦が止めに入るように入って来るが、KENSOは杉浦にも張り手。怒った杉浦がKENSOをオリンピック予選スラムで投げると、中邑がボマイェを発射! 仲間割れして孤立無援になりながらも腰紐で棚橋の首を絞めていったKENSOだが、諏訪魔が棚橋を救出。その諏訪魔に中邑が襲いかかるが、潮崎がゴーフラッシャー。そこに杉浦がスピアーで襲いかかるが、棚橋がスリングブレイドで蹴散らす。
 これでリング上はチャンピオントリオvs.KENSOに! 雄叫びをあげるKENSOに対し、潮崎が豪腕ラリアットを叩き込むと、諏訪魔がラストライドで叩き付け、最後は棚橋がダメ押しのハイフライフローで3カウント。ある意味KENSOがオイシイところを持っていった感はあるが、最後はチャンピオントリオがFUNKISTと公式テーマ曲の『ALL TOGETHER』を歌っているところに、出場選手たちが集まってくる。そして来年2月19日に宮城県・仙台サンプラザホールで第2回『ALL TOGETHER』が開催されることが発表されると、最後は棚橋が「ALL TOGETHER、愛してま〜す!」で夢のオールスター戦を締めくくった。

110827_AllTogether-2.jpg セミファイナルでは"天才"武藤敬司と"鉄人"小橋建太がタッグを結成! 闘魂三銃士、四天王プロレスでそれぞれ一時代を築いた武藤と小橋だが、タッグ結成はこれが初めて。対するは最近さらに勢いを増している矢野通&飯塚高史のCHAOSコンビ。まずは超満員のファンによる「小橋」コールの中、小橋が入場すると、続いて一時は不出場なんじゃないかとも言われた武藤が入場し、リング上でガッチリ握手。だが、そこにいつの間にか入場していた矢野&飯塚が奇襲攻撃!
 まずは武藤に対して2人がかりで襲いかかったCHAOSだが、武藤はドロップキックで2人まとめて蹴散らす。そこに小橋が来て逆水平チョップを打っていくと、武藤とダブルタックルから合体ブレーンバスター。さらに武藤はこのリングには上がらなかった盟友へのメッセージを送るようにSTFを決めていく。続いて小橋が袈裟斬りチョップの連打からハーフネルソンを狙うが、これを急所蹴りで脱出した矢野は小橋を場外に連れ出してハサミを持ち出す。
 小橋は矢野の手を鉄柱に叩き付けて阻止したが、飯塚がイス攻撃を見舞っていく。武藤もイスを持って小橋を救出しようとするが、レフェリーは阻まれてしまう。何とかリングに戻った小橋だが、矢野はサミングを見舞うと「ヤノ・トウ・ルー!」。さらにターンバックルが外され、ムキ出しになったコーナーの金具に小橋を叩き付けていくと、飯塚がコブラクロー。
 しかし小橋は矢野を逆にコーナーの金具に叩き付けると、ブレーンバスターで投げてから武藤にタッチ。低空ドロップキック、ドラスクから足4の字固めに捕らえると、カットしようとする飯塚を小橋がコブラツイストで捕まえる。さらに武藤は串刺し式シャイニングから正調シャイニングを放っていくが、矢野が腕でブロックすると、飯塚がタッチロープを使ってチョーク攻撃。しかし何とか脱出した武藤が小橋にタッチすると、小橋は怒りのマシンガン逆水平。武藤も側から驚いた表情をしながら小橋にエールを贈ると、小橋はローリング袈裟斬り!
 だが、スリーパーで反撃した飯塚はペディグリーで叩き付けると、ついにアイアンフィンガーを装着。だが、地獄突きをハーフネルソンで切り返してみせた小橋。そこに矢野が入ってくるが、小橋はショートレンジラリアット。続けて武藤がシャイニング・ウィザードを叩き込むと、ムチのようにしなるムーンサルトプレスを投下。だが、これではカバーに行かず小橋を指差す。すると拳を握った小橋は、大歓声の中、高さのあるムーンサルトプレスを投下して3カウント! 豪華ムーンサルトの競演で見事勝利した小橋が拳を握ってガッツポーズをすると、その下で武藤がLOVEポーズと、最後まで観客を魅了した。

110827_AllTogether-3.jpg かつて全日本、ノアで暴れ回っていた高山善廣&大森隆男の伝説のタッグチーム『NO FEAR』が、約10年ぶりにまさかの再結成! しかも相手は大森がノアを飛び出してから初めての再会となるノアの秋山準と、同じく大森とはWJ時代の因縁がある佐々木健介のタッグ。様々な思いが交錯する目が離せない一戦となったが、『DESTRUCTIVE POWER』に乗ってまずはNO FEARが揃って入場。続いて秋山が入場すると大森に向かってノアのロゴが大きく入ったタオルを広げてニヤリ。そして健介が入場すると、高山から大森と握手を交わして大森が先発で出て行く。
 いきなり秋山と相対した大森はロープに秋山を押し込み、離れ際にチョップを叩き込むと、秋山のショルダータックルを受け止めてからエルボースマッシュでカチ上げる。秋山もヒザでカチ上げてから健介にタッチすると、健介は高山を指名。大森が高山にタッチすると、健介は力比べで高山を押し込んでから逆水平チョップを打っていくが、高山もカウンターのビッグブーツ。すぐさまパワースラムを返した健介は秋山にタッチ。だが、高山が秋山をバックドロップで投げていくと、大森が入ってきてNO FEARは交互にエルボーを落としていく。
 さらに2人がかりで秋山を踏みつけていったNO FEARは、ダブルタックル→腕を交差してのエルボードロップを落とすノーフィアー・ドロップを久しぶりに決めていく。そこから高山が串刺しジャンピングニーを叩き込むと、秋山もジャンピングニーを返して健介にようやくタッチ。時間差フェースクラッシャー、トルネードボム、逆一本背負いと高山に決めていった健介がストラングルホールドγに捕らえると、大森がカットに入るがなかなか離さない。
 仕方なくロープに飛んだ大森だが、健介はラリアットで迎撃。さらに健介は高山にもラリアットを連発するが、高山は倒れない。カウンターのニーリフトを叩き込んだ高山だが、健介もショートレンジラリアットを返してお互いにタッチ。胴絞めフロントネックロックに捕らえた秋山は、そこからカバーするがカウントは2。大森も突進してくる秋山にトラースキックをお見舞いすると、ニールキックからアックスボンバーを狙うが、秋山はエクスプロイダーで切り返す。
 さらに健介がノーザンライトボムを狙うが、何とか逃れた大森はバックドロップの体勢に。そこに高山はランニングネックブリーカーで合体すると、NO FEARはクロスボンバーからビッグ・ハイヤー・デモリッションを狙う。だが、これは秋山が阻止。高山が秋山を場外に連れ出している間に、大森が健介にフルネルソンバスターからダイビング・ニードロップ。そして満を持してのアックスボンバーを狙ったが、腕へのラリアットで迎撃した健介は後頭部ラリアット。そこに秋山が戻ってきてエクスプロイダーで投げると、地団駄を踏みながら健介に指示。すると健介は地団駄ラリアットを叩き込んでから、必殺のノーザンライトボムを決めて3カウント。
 NO FEARは久しぶりの復活を勝利で飾れず、高山は1人先に退場してノーコメント。仲間割れこそしなかったが、2人揃っての「行くぞ、NO FEAR!」は出ず終い。だが、大森は「佐々木&秋山に負けたのはNO FEARのせいじゃねえ、大森隆男個人のせいだよ。NO FEARは関係ねぇだろ! 俺が最後にミステイクをしたから負けただけだ。NO FEARは無敵なんだよ。誰にも負けねぇんだよ。恐れ知らず、それがNO FEARだよ!」と言い放った。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 ALL TOGETHER オープニングマッチ SUNRISE OF J 30分1本勝負
飯伏幸太(DDT)/○石森太二(NOAH)/BUSHI(全日本)/大和ヒロシ(全日本)
10分05秒 450°スプラッシュ→片エビ固め
タイガーマスク(新日本)/カズ・ハヤシ(全日本)/近藤修司(全日本)/●リッキー・マルビン(NOAH)

▼第2試合 FIGHTING FOR FUTURE 30分1本勝負
内藤哲也(新日本)/○真田聖也(全日本)/谷口周平(NOAH)
11分10秒 ムーンサルトプレス→体固め
●高橋裕二郎(新日本)/征矢学(全日本)/モハメド ヨネ(NOAH)

▼第3試合 OVER THE BORDER 30分1本勝負
○真壁刀義(新日本)/齋藤彰俊(NOAH)
9分55秒 キングコング・ニードロップ→体固め
後藤洋央紀(新日本)/●太陽ケア(全日本)

▼第4試合 JUNIOR ONE NIGHT CARNIVAL 30分1本勝負
プリンス・デヴィット(新日本)/田口隆祐(新日本)/鈴木鼓太郎(NOAH)/中嶋勝彦(健介オフィス)/○KAI(全日本)
15分07秒 スプラッシュ・プランチャ→片エビ固め
金本浩二(新日本)/稔(全日本)/金丸義信(NOAH)/KENTA(NOAH)/●平柳玄藩(NOAH)

▼第5試合 ONE NIGHT REUNION 30分1本勝負
獣神サンダー・ライガー(新日本)/○船木誠勝(全日本)佐野巧真(NOAH)
12分47秒 スタンディング片羽絞め
鈴木みのる(パンクラスMISSION)/タイチ(新日本)/●青木篤志(NOAH)

▼第6試合 デストロイヤー杯争奪ALL TOGETHER スペシャルバトルロイヤル 時間無制限
○志賀賢太郎(フリー)
11分54秒 エビ固め
●外道(新日本)
【退場順】高橋広夢(新日本)→キング・ファレ(新日本)→征矢匠(全日本)→BLACK BUSHI(全日本)→中之上靖文(全日本)→ヒデオ・サイトー(新日本)→渡辺高章(新日本)→レネ・デュプリ(全日本)→田上明(NOAH)→小川良成(NOAH)→曹駿(全日本)→リ・チェギョン (全日本)→MAZADA(フリー)→ザック・セイバーJr(NOAH)→梶原慧(健介オフィス)→石井智宏(リキプロ)→本間朋晃 (新日本)→KUSHIDA(新日本)→西川潤(健介オフィス)→ジョー・ドーリング(全日本)→宮原健斗(健介オフィス)→渕正信(全日本)→S・S・マシン(新日本)→井上雅央(NOAH)→外道(新日本)
特別立会人:ザ・デストロイヤー氏

▼第7試合 MIDSUMMER ENCOUNTER IN BUDOKAN 30分1本勝負
●西村修(フリー)/永田裕志(新日本)/天山広吉(新日本)/井上亘(新日本)
11分20秒 バックドロップ→体固め
吉江豊(フリー)/○森嶋猛(NOAH)/浜亮太(全日本)/曙(フリー)

▼第8試合 NO FEAR! GO AHEAD!! 30分1本勝負
秋山準(NOAH)/○佐々木健介(健介オフィス)
15分44秒 ノーザンライトボム→体固め
●大森隆男(フリー)/高山善廣(高山堂)

▼第9試合 BELIEVE THE POWER OF Prowrestling! 60分1本勝負
○小橋建太(NOAH)/武藤敬司(全日本)
14分58秒 ムーンサルトプレス→体固め
●飯塚高史(新日本)/矢野通(新日本)

▼第10試合 ALL TOGETHER NOW! 60分1本勝負
○棚橋弘至(新日本)/諏訪魔(全日本)/潮崎豪(NOAH)
22分50秒 ハイフライフロー→片エビ固め
中邑真輔(新日本)/●KENSO(全日本)/杉浦貴(NOAH)

このページの先頭へ
コラム女子プロレス団体『FEATURES』
スターダム世IV虎の番長日記
はるか悠里の格闘アイドル育成計画
スターダム須佐えりの初勝利への道
月別アーカイブ
団体