初代王者のバンナが藤田をKOして2億円ベルト初防衛!鈴川は何度も立ち上がるが、アーツに惨敗!蝶野は自演乙に貫禄勝ち!
IGFプロレスリング
東日本大震災復興イベント
INOKI GENOME ~Super Stars Festival 2011~
日時:8月27日(日)開始:16:00
場所:両国国技館
観衆:11600人(超満員札止め)
27日、両国国技館で行われたIGFプロレスリング・東日本大震災復興イベント『INOKI GENOME ~Super Stars Festival 2011~』。当初はこの大会で"2億円ベルト"を争うIGFチャンピオンシップトーナメントの決勝戦として、ジェロム・レ・バンナvs.ジョシュ・バーネットが行われる予定だったが、ジョシュがダブルブッキングにより欠場することになり、不戦勝でバンナが初代IGF王者になることが決定。急遽、初防衛戦を"猪木イズム最後の継承者"藤田和之と行うことになった。
藤田は真っ赤なTシャツ姿で入場。セコンドには、この日ブラックタイガーを下した盟友ケンドー・カシンがつく。バンナはリングインすると礼儀正しく客席にお辞儀。サイモン猪木氏より認定宣言が読み上げられると、ファンファーレの後で爆音と共に花火。
試合が始まると藤田が両足タックルでテイクダウン。これはバンナがエスケープ。藤田がタックルから抱え上げてテイクダウンするとボディに膝を叩き込む。バンナはコーナーに押し込んでボディにパンチ。ブレイクがかかり再開後、バンナの飛び蹴りに藤田はタックルで倒すと掌底で攻め込む。さらに藤田はタックルで抱え上げるとバンナを場外に落とす。しかしバンナはパンチで反撃しすぐにリング内へ。再開後、藤田のタックルにバンナがカウンターの膝。動きの止まった藤田を殴りつけるバンナ。これを制止しようとした和田レフリーをバンナが殴りつけ、なおも藤田を殴る。ここで試合はストップし、バンナのKO勝ちとなった。
現在のIGF日本人エースである鈴川真一は、"ミスターK-1"ピーター・アーツとシングルマッチで対戦。アーツは10オンスグローブ着用し、いつものランバージャックスタイルで入場。鈴川のマーダービンタに対し、アーツはジャブとミドルで応戦。すると鈴川は「来い」と挑発。入ってきたアーツに組みつくと反り投げでテイクダウンを奪うが、アーツはロープエスケープ。
アーツがパンチとミドルで攻めていくと、鈴川は組みつき倒すもアーツはすぐに立ち上がり、重いローやミドルで再び攻め込む。そしてアーツの右ストレートで鈴川がダウン! それでも立ち上がった鈴川はタックルで組みいていくが、総合格闘技経験のあるアーツをなかなか倒せない。さらにアーツの右ストレートで鈴川は2度目のダウン。なおも立ち上がった鈴川は組み付いていくが、アーツはパンチとヒザ蹴りを叩き込む。さらに左ミドルからの左ボディ。苦しい鈴川は何とか組み付き投げにいくが、潰していったアーツはバックを取るとパンチと絞めを狙う。これは決まらなかったが、立ち上がったアーツがボディからの右ミドルを叩き込み、鈴川はダウン!
執念で立ち上がる鈴川に対し、アーツは容赦なくロー、右ストレートを叩き込み、何度でも倒す。アーツは鈴川のタックルをガブると、マウントを取ってパンチを打ち込む。10分が経過し、アーツはさらに左ハイキック。鈴川は辛うじて堪えたが、アーツの重い右ローで倒れるとついにレフェリーが試合をストップした。
だいぶプロレスラーらしさが板についてきた長島☆自演乙☆雄一郎が、"黒のカリスマ"蝶野正洋と対戦。ClariSの『コネクト』が会場に流れる中、『魔法少女まどか☆マギカ』の鹿目まどかと暁美ほむらのコスプレをしたダンサーが登場。そしてその中心にキュゥべえが登場するも、スモークが炊かれた後にその隣に巴マミのコスプレをした自演乙がマスケット銃を片手に姿を現す。続いて蝶野が入場をするも、予告していた"ピンクのカリスマ"的な演出は一切なし。
コーナーに上がった蝶野はまず自演乙のセコンドにいたキュゥべえに蹴りを入れてリング下に落とす。自演乙がまず掌底連打からミドルキックで先制。すると蝶野は猪木ーアリ状態になり、寝転んだ状態で挑発。これに怒った自演乙がさらに掌底を連打から、蹴っていく。そしてボディへのヒザ蹴りを叩き込まれ、たまらず場外に逃れる蝶野。インターバルを取ってからリングに戻った蝶野は、自演乙をシュルダータックルで叩きつけると、リフトアップしてから自演乙の急所にヒザを叩き込む。しかし自演乙はシャイニング乙ザード、乙ミックス、さらに卍固めで反撃。
場外に出た蝶野がエプロンに上がると、自演乙がブレーンバスターを仕掛ける。ここで蝶野の顔色が変わり自演乙を場外へ引きずり落とすと、場外でパイルドライバー。さらにリングに戻した自演乙にダイビングショルダー。そしてケンカキックで追い込んでいくが、2発目をキャッチした自演乙はそのまま蝶野をマットに叩き付けるとムーンサルトを投下。だが、自演乙がもう一度コーナーに登っていったところを追いかけていった蝶野は、逆に雪崩式ブレーンバスターで投げていく。さらにパイルドライバー、ケンカキックと畳みかけるが自演乙はカウント2で返す。
ケンカキックの連発を食らい、ダメージが大きい自演乙だが、ミドルキックとハイキックで必死に反撃。しかし蝶野はボディにヒザを叩き込むと、シャイニングケンカキック。これもカウント2で返した自演乙だが、蝶野はケンカキックからのSTFという必殺フルコース。これには自演乙も動けずギブアップ。
勝った蝶野は自演乙の健闘を称えると、マイクを持って「自分らを含めて、被災地を元気に、日本を元気に! 頑張れニッポン!」と被災地にエールを贈る。さらに福島のスパリゾートハワイアンズのダンサーが登場してダンスを披露すると、最後に蝶野も加わってポーズを決めた。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
△定アキラ
時間切れ引き分け
△松井大二郎
▼第2試合 IGFキックボクシングルールマッチ 3分3R
○木村秀和
3R 判定3-0
●MASASHI
▼第3試合 IGF柔術vs.キックボクシング 30分1本勝負
○タカ・クノウ
2分51秒 逆十字固め
●バル・ハーン
▼第4試合 シングルマッチ30分1本勝負
●ブラック・タイガー
6分50秒 雪崩式飛びつき腕ひしぎ逆十字固め
○ケンドー・カシン
▼第5試合 シングルマッチ30分1本勝負
△ボビー・ラシュリー
5分45秒 両者リングアウト
△エリック・ハマー
▼第6試合 藤波辰爾デビュー40周年記念特別試合第4弾・レジェンドスーパースターズ 10分1本勝負
△藤波辰爾
時間切れ引き分け
△ミル・マスカラス
▼第7試合 黒のカリスマ vs.コスプレファイター 45分1本勝負
○蝶野正洋
12分58秒 STF
●長島☆自演乙☆雄一郎
▼第8試合 シングルマッチ45分1本勝負
○小川直也
12分45秒 レフェリーストップ
●澤田敦士
▼第9試合 シングルマッチ45分1本勝負
●モンターニャ・シウバ
3分40秒 レフェリー暴行→反則
○レイ・セフォー
▼第10試合 シングルマッチ45分1本勝負
●ハリー・スミス
4分47秒 ダブルアームスープレックス→体固め
○鈴木秀樹
▼第11試合 オランダの怪童vs.IGFの怪童 45分1本勝負
○ピーター・アーツ
11分1秒 TKO
●鈴川真一
▼第10試合 IGFチャンピオンシップ 60分1本勝負
[王 者]○ジェロム・レ・バンナ
4分57秒 KO
[挑戦者]●藤田和之
※初代王者のバンナが初防衛に成功
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