なにわ式イリミネーションマッチでBWが勝利したため、今後は「吉田式」に名称変更!復帰戦で敗れたK-ness.はゴミ扱い!

110825_DragonGate-1.jpgDRAGON GATE
STORM GATE
日時:8月25日(木)開始:18:30
場所:後楽園ホール
観衆:1780人(超満員)

 25日、後楽園ホールで行われたドラゴンゲート『STORM GATE』。抗争が激化するJUNCTION THREE(以下JIII)とBlood WARRIORS(以下BW)だが、この日はJIIIの吉野正人、鷹木信悟、YAMATO、KAGETORAと、BWの土井成樹、B×Bハルク、サイバー・コング、戸澤陽がなにわ式イリミネーションマッチで激突。しかも吉野が考案したこの「なにわ式」という名称が気に食わないサイバーが噛みつき、BWがこの試合を制した場合、なにわ式を「吉田式」に変えるという"ノンブレ"(※スペイン語で名前の意味)を賭けたノンブレ・コントラ・ノンブレとなった!

 第1試合終了後に行われた抽選の結果、なにわ式では有利と言われる先攻をGETしたBW。いきなりハルクvs.鷹木のシングルで試合が始めると、B2番手の土井が入ってきて2人がかりで鷹木を攻撃。どうにか鷹木が踏ん張ると、JIII2番手のKAGETORAが入ってきて、土井に延髄蹴り、ハルクにジャンピングラリアットをお見舞い。形勢逆転したJIIIだったが、BW3番手のサイバーが入ってきてKAGETORAをバックドロップで投げていき、鷹木に攻撃されていたハルクを救出!
 そこにJIII3番手の吉野がリングにスライディングイン。サイバーがベアハッグで受け止めてからブレーンバスターで投げようとするが、これは吉野が逆に投げてみせる。そしてBW最後の4番手として戸澤が入ってきて鷹木と激しいエルボー合戦を展開していると、JIII4番手のYAMATOが入ってきて、ここからはオーバー・ザ・トップロープ(以下OTR)ありのイリミネーションルールとなった。
 なおも戸澤と鷹木は激しい逆水平チョップ合戦を展開していると、全選手が場外に雪崩れ込んでいって場外乱闘に。リングに戻ったYAMATOとハルクが激しくやり合うと、戸澤、土井、サイバーも加勢してYAMATOを追い込む。ターンバックルを外し、コーナーの金具に叩き付けていったBWだが、何とかピンチを脱したYAMATOは鷹木にタッチ。鷹木と吉野がもの凄い勢いで反撃。土井を捕まえたKAGETORAがロープに飛んだところに、サイバーが割って入って体当たり!
 すかさず土井がバカタレスライディングキックを叩き込み、ハルクがカカト落とし。カウント2で返したKAGETORAだが、土井がなおもDOI555→バカタレ。だが、これを影縫で切り返したKAGETORAが3カウント! 土井を退場させたJIIIだが、すぐさまハルクがKAGETORAにファーストフラッシュを叩き込んで3カウント。そこからサイバーが大暴れするが、吉野がスピードスターで丸め込んでいって3カウント。しかし、その吉野をハルクが雪崩式E.V.O.で叩き付けて3カウント。
 2vs.2となり、鷹木は宿敵ハルクを捕まえてSTAY DREAMを狙う。これを戸澤がバイシクルキックでカットして鷹木をエプロンに追いやると、自らもエプロンに出てバイシクルキックからの投げ捨てジャーマンを決めて鷹木をOTRで失格にさせる。これでJIIIはYAMATO1人に。戸澤をスリーパーに捕らえていったYAMATOだが、ハルクがカット。しかしYAMATOはすぐさまハルクに武者返しを決めて3カウント。これで戸澤vs.YAMATOの一騎打ちとなると、YAMATOはアンクルホールドや8・21博多大会で戸澤を失神させたスリーパー。
 さらにギャラリアで叩き付けていったが、カウント3寸前でサイバーがレフェリーの足を引っ張ってカウントを阻止。さらにKzyがエプロンからボックス攻撃を見舞うと、戸澤がバックを取る。そこにハルクが口から水をYAMATOの顔面に向かって噴射! そのまま戸澤はパッケージ・ジャーマンで投げて3カウント。なにわ式でBWが勝利したため、今後このルールの試合はサイバーの主張した「吉田式」と呼ばれることが決定。

110825_DragonGate-2.jpg JIII、とくに鷹木、KEGETORA、YAMATOに向かってサイバーが「吉田式舐めるやないぞ」と言葉の意味はよく分からないが、とにかくすごい自信で詰め寄ると、KAGETORAは張り手をお見舞い! そして「お前ら、いつまでも調子に乗ってんじゃねぇぞ! 俺たち3人はいつでもやってやるぞ! なんなら次の後楽園で俺たち3人とお前ら3人とやってやってもいいぞ」と宣戦布告。だが、YAMATOは3vs.3ではなく、戸澤に対して一騎打ちを要求。ハルクは鷹木に「鷹木信悟、お前最近KAGETORAより影薄くねぇか?」と言われ、「毎日でもやってやるぞ!」と応戦。
 すると、そこに八木本部長が「若いうちはそうやって何も考えずにガンガンやればいいんだよ!」入ってきて、その場で9・16後楽園大会で鷹木&KAGETORAvs.ハルク&サイバーのKAMIKAZE対決と、YAMATOvs.戸澤のスペシャルシングルマッチを行うことを決定する。これを受けて戸澤は「YAMATO、9月16日の後楽園は喧嘩や! お前の言う通り、これはプロレスじゃないぞ! 9月16日後楽園はYAMATOと戸澤の決着の日や!」と捨て台詞を吐いて退場。
 これを受けてYAMATOは「俺は疑問ですよ。アイツに喧嘩が出来るか。俺は自信あるよ。KAMIKAZEもなくなったけど、こうして3人で組んでいるのも何かの縁でしょう。これからも2人のことを頼っていくのでよろしくお願いします」と言って、鷹木、KAGETORAとガッチリ握手。YAMATOは30代になって初めての後楽園大会で、戸澤と一騎打ちを行うことになった。

110825_DragonGate-3.jpg 肩鎖関節脱臼で2月から欠場していたK-ness.が、盟友・横須賀享とのクネスカで復帰戦を行った。相手はアラケンとK-ness.同様長期欠場していた岩佐拓のタッグ新岩。だが、そこにSummer Adventure Tag Tournament 2011で惜しくも優勝を逃した堀口元気&斎藤了のマライサが割って入り、3WAYタッグに変更! 堀口はK-ness.の復帰戦をお涙頂戴の青春ドラマに終わらせないと宣言していた。
 JIIIの緑ではなく、K-ness.に合わせて黒と紫のクネスカカラーのコスチュームで登場した横須賀。3WAYではあるが試合巧者のマライサは、まずクネスカと新岩を闘わせておくと、隙を突いてK-ness.を捕まえる。コーナーに逆さ吊りにして、斎了がK-ness.の顔に痰を吐きかけると、堀口が「引退しておけばよかったんだよ!」と叫びながらストンピング。さらにマラハイサッパを狙ったが、これは新岩が阻止。だが、マライサはクネスカに同時スイングDDTを決めると、堀口がK-ness.に垂直落下式ブレーンバスター。さらにマライサは合体攻撃を狙ったが、K-ness.は昇龍脚を叩き込むとコルバタ。
 そこに横須賀が入ってきてジャンボの勝ちを乱打すると、堀口に須賀ドラニーを決めていく。新岩も岩佐が横須賀をファイアーマンキャリーの体勢に担ぎ上げると、アラケンがニードロップを落とし、そこから岩佐が牛殺し。斎了がコーナーに登っていくと、立ち上がった横須賀が追いかけていくが、先にマットに降りた斎了はパワーボムで叩き付けてからもう一度コーナーへ。だが、今度はK-ness.が追いかけていって雪崩式ブレーンバスター。
 さらにアラケンがダイビング・ヘッドバットを落としていくと、横須賀がコーナーに登ってアラケンに足印鑑をやろうと持ち掛ける。だが、倒れていた斎了を堀口が救出したため、横須賀はコーナーの上で足印鑑をやろうとしていたアラケンに雪崩式デスバレーボム。だが、岩佐が入ってきて横須賀に豪腕から熨斗紙を決めていく。さらにアラケンと斎了にびっくりしたなぁもうを決めると、K-ness.には合体ブレーンバスター、堀口には岩佐が変型go2sleepを決めてから熨斗紙を狙うが、堀口は切り返そうとする。
 何とか振り切って豪腕を叩き込んだ岩佐だが、そこにアラケンが入ってくると、堀口は一瞬の隙を突いてバックスライド・フロム・ヘルを決めて3カウント。これでまずは新岩が退場に。横須賀が斎了を雪崩式エクスプロイダーで投げると、待っていたK-ness.が介錯を叩き込む。さらにクネスカは幻壊を決め、横須賀のジャンボの勝ち→K-ness.が青き光を狙うが、堀口はバックスライド・フロム・ヘルで切り返す。
 カウント2で返すと、神田がエプロンからK-ness.にボックス攻撃! すかさず斎了がドラゴンスープレックスで投げるが、これもカウントは2。ならばと斎了はダブルクロスで叩き付けて3カウント。終わってみればマライサの圧倒的な強さが光った一戦だった。完勝だった斎了hが「オイ、K-ness.! ポンコツ野郎! 復帰するのはいいけど、試合中に疲れてんじゃねぇぞ! 俺らに敵うわけねぇだろ! お前が復帰したからって何になるんだ。このリングにはテメーみたいなポンコツがいる場所はねぇんだよ! お前なんかいつまでも享と絆、絆言って青春しておけ!」と吐き捨てる。
 すると堀口は「俺はそんな鬼じゃねぇから、お情けでもう1回チャンスをやるよ。お前ら4人でタッグを組め。その相手は俺ら2人とブレイブゲートチャンピオンのリコシェとCIMA。この4vs.4、よくねぇか?」とクネスカと新岩に提案。するとCIMAが「お前ら、リングが臭くなるから早く出ていけ! 東京のクソ野郎ども、コイツらになんで歓声送れるねん? お前らコイツらにお金でももらってんのか? K-ness.、復帰か欠場か、復帰か欠場かってお前は詐欺師か? 堀口、4vs.2でもお前らの勝ちやないか? コイツらゴミ以下だ。クソ以下や!」と暴言を吐きまくり。
 これを聞いた岩佐が「さっきから黙ってりゃ......確かに悔しいけど、いまのクネスカも新岩も結果を残していないことを認めるよ。だから次回、自分たちを追い込むために敢えてお前たちの出した条件、飲んでやるよ。だけどな、その代わりこの4人が勝ったら、勝ったチームをツインゲートに挑戦させてもらうぞ」と反論。当然拒否したCIMAだが、岩佐から「ゴミゴミ言って、そのゴミに負けるのが悔しいんじゃないのか?」と挑発されると、「お前らがその覚悟を見せるんやったらリコシェと相談して決めようやないか。お前らせいぜい頑張れや」と返答。
 復帰戦で敗れた上にゴミ扱いされたK-ness.が「まぁ今日は復帰戦だ、こんなもんだろう。でもな、アイツらの言う通りだ。俺は地獄の底に一度沈んだんだ。ゴミと一緒だ。でもここから這い上がるのが俺だ。それは俺が一番よく分かっている。岩佐、新井さん、やろうぜ」と言うと、横須賀は「クネスカはまだ終わりません。新岩にもまだ沈んでほしくない。K-ness.は俺が守ります」と宣言した。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第0試合 シングルマッチ 10分1本勝負
○超神龍
4分24秒 逆片エビ固め
●渡辺陽介

▼第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負
トマホークT.T/●トマホークKzy
9分29秒 バイブル
○ドラゴン・キッド/スペル・シーサー

▼第2試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○ドン・フジイ
8分55秒 キャメルクラッチ
●琴香

▼第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
CIMA/○神田裕之
12分32秒 琉's→体固め
望月成晃/●リッチ・スワン

▼第4試合 Blood Warriors認定オープン・ザ・ブレイブゲート選手権試合 60分1本勝負
[王 者]○谷嵜なおき
11分5秒 インプラント→エビ固め
[挑戦者]●Gamma
※Blood Warriors認定王者が防衛に成功

▼第5試合 3WAYタッグマッチ〜K-ness.復帰戦〜 60分勝ち残り戦
<1組目>
○堀口元気/斎藤了
14分38秒 バックスライド・フロム・ヘル
●新井健一郎/岩佐拓
<2組目>
堀口元気/○斎藤了
17分41秒 ダブルクロス→体固め
横須賀享/●K-ness.

▼第6試合 ノンブレ・コントラ・ノンブレ〜なにわ式イリミネーションマッチ〜時間無制限
●吉野正人/鷹木信悟/YAMATO/KAGETORA
0-1
○土井成樹/B×Bハルク/サイバー・コング/戸澤陽
<1人目>
○KAGETORA
23分42秒 影縫
●土井成樹
<2人目>
●KAGETORA
24分12秒 ファーストフラッシュ→片エビ固め
○B×Bハルク
<3人目>
○吉野正人
27分16秒 スピードスター
●サイバー・コング
<4人目>
●吉野正人
28分30秒 雪崩式E.V.O→片エビ固め
○B×Bハルク
<5人目>
●鷹木信悟
30分44秒 OTR
○戸澤陽
<6人目>
○YAMATO
33分3秒 武者返し→片エビ固め
●B×Bハルク
<7人目>
●YAMATO
36分41秒 パッケージ・ジャーマンスープレックスホールド
○戸澤陽
※1人残りでBlood Warriorsの勝利。なにわ式イリミネーションマッチは吉田式イリミネーションマッチに名称変更が決定

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