悲願の『G1』初優勝をやってのけた中邑が「プロレスが一番スゲエんだよ!」と絶叫!内藤は紙一重の差に泣く

新日本プロレス
ブシロード PRESENTS
G1 CLIMAX XXI 〜THE INVINCIBLE FIGHTER〜
日時:8月14日(日)開始:15:00
会場:両国国技館
観衆:11500人(超満員札止め)

 14日、後楽園ホールで行われた新日本プロレスの真夏の祭典『ブシロードPRESENTS G1 CLIMAX XXI 〜THE INVINCIBLE FIGHTER〜』最終戦。超満員に膨れあがった両国国技館で、今年の『G1』はA・B両ブロックとも最後の最後まで誰が勝ち上がるか分からない大混戦だった。

 史上最多のメンバーが揃った『G1クライマックス』は中邑信輔、悲願の初優勝で幕を閉じた。
 波乱続きの予選リーグ最終戦。Aブロックは大本命・棚橋弘至に対し、開幕から3連敗しながらもそこから連勝を続け「勝てば決勝進出」までこぎ着けた内藤哲也だった。
 歓声は判官贔屓もあり内藤に傾いていたが、棚橋はそれすら楽しむような余裕のレスリングを展開。5分を過ぎ、本人にしてみれば前菜は終了したというタイミングだったのだろう。
 だが内藤は王者のわずかな隙を見逃さなかった。メインディッシュに流れ込むきっかけとなるスリングブレイドを巧みに切り返し、ガッチリと押さえ込んでの3カウントを奪取。超新星がそれにふさわしい舞台へとコマを進めた。

 一方のBブロックは紆余曲折があったものの、中邑信輔vs.鈴木みのるの本命対決が事実上の決定戦となった。レスリングエリート同士のグラウンド戦に、相変わらず空気を読まないタイチがアクセントとなる展開。最後は新日本の"強さ"を象徴する中邑が問答無用のボマイェで決勝への切符をもぎ取った。

 どちらが勝っても初優勝となる決勝戦は、国技館の屋根が吹き飛びそうな歓声の中でゴング。内藤のボマイェ封じのヒザ攻めが中邑を何度も追い詰めたが、中邑は自らのヒザにランドスライドで内藤を叩きつけると、文字通りの"必殺技"となったボマイェで撃破。強靱なヒザを武器に悲願の初優勝を果たし「プロレスが一番スゲエんだよ!」と超満員札止めとなる11,500人の大観衆と共に絶叫した。

 なお、セミファイナルで行なわれたIWGPジュニアタッグ選手権は、王者組のApollo55がゴールデン☆ラヴァーズ相手に6度目の防衛に成功。スーパージュニア制覇以来、勢いに乗る飯伏幸太にようやくブレーキをかけた。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 G1 CLIMAX XXI Aブロック公式戦 30分1本勝負
●永田裕志【5勝4敗=10点】
4分29秒 カリビアン・デス・クリップ→体固め
○ヒデオ・サイトー【1勝8敗=2点】

▼第2試合 G1 CLIMAX XXI Aブロック公式戦 30分1本勝負
○ジャイアント・バーナード【5勝4敗=10点】
7分29秒 バーナードライバー→片エビ固め
●矢野通【5勝4敗=10点】

▼第3試合 G1 CLIMAX XXI Aブロック公式戦 30分1本勝負
○ランス・アーチャー(フリー)【4勝5敗=8点】
7分19秒 ダークデイズ→片エビ固め
●高山善廣(高山堂)【5勝4敗=10点】

▼第4試合 G1 CLIMAX XXI Aブロック公式戦 30分1本勝負
●真壁刀義【5勝4敗=10点】
8分37秒 東京ピンプス→片エビ固め
○高橋裕二郎【3勝6敗=6点】

▼第5試合 G1 CLIMAX XXI Aブロック公式戦 30分1本勝負
●棚橋弘至【6勝3敗=12点】
5分11秒 ポルボ・デ・エストレージャ
○内藤哲也【6勝3敗=12点】
※内藤がAブロックを制し決勝進出

▼第6試合 G1 CLIMAX XXI Bブロック公式戦 30分1本勝負
●後藤洋央紀【6勝3敗=12点】
7分27秒 ブロックバスター→片エビ固め
○ストロングマン(CMLL)【2勝7敗=4点】

▼第7試合 G1 CLIMAX XXI Bブロック公式戦 30分1本勝負
○"ザ・マシンガン"カール・アンダーソン【4勝5敗=8点】
8分30秒 ガン・スタン→片エビ固め
●MVP【6勝3敗=12点】

▼第8試合 G1 CLIMAX XXI Bブロック公式戦 30分1本勝負
○天山広吉【4勝5敗=8点】
14分10秒 オリジナルTTD→片エビ固め
●小島聡(フリー)【6勝3敗=12点】

▼第9試合 G1 CLIMAX XXI Bブロック公式戦 30分1本勝負
○中邑真輔【7勝2敗=14点】
12分13秒 ボマイェ→片エビ固め
●鈴木みのる(パンクラスMISSION)【6勝3敗=12点】
※中邑がBブロックを制し決勝進出

▼第10試合 IWGPジュニアタッグ選手権試合 60分1本勝負
[王者組]○プリンス・デヴィット/田口隆祐
15分1秒 ブラックサンデーV2→片エビ固め
[挑戦者組]飯伏幸太(DDT)/●ケニー・オメガ(DDT)
※第28代王者組が6度目の防衛に成功

▼第11試合 G1 CLIMAX XXI 優勝決定戦 時間無制限1本勝負
●内藤哲也
20分19秒 ボマイェ→片エビ固め
○中邑真輔
※中邑真輔がG1初優勝

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