矢野が大歓声を味方に棚橋を血祭り葬!後藤が同期の中邑を破り、鈴木も敗れたためBブロックは5人が首位で並ぶ大混戦!

110813_NJPW-1.jpg新日本プロレス
ブシロード PRESENTS
G1 CLIMAX XXI 〜THE INVINCIBLE FIGHTER〜
日時:8月13日(土)開始:12:00
会場:後楽園ホール
観衆:2015人(超満員札止め)

 13日、後楽園ホールで行われた新日本プロレスの真夏の祭典『ブシロードPRESENTS G1 CLIMAX XXI 〜THE INVINCIBLE FIGHTER〜』第9戦。いよいよ佳境に入った今年の『G1』。最終戦の両国大会を目前に控えたシリーズ二度目の後楽園大会。
 メインではここまでIWGPヘビー級王者らしく6勝1敗の12点という好成績でここまで来た棚橋弘至が、これまで幾度となく激突して反則攻撃や巧みなインサイドワークで苦しめられた矢野通と激突。こういう時に当たる矢野は非常に厄介なだけに、逸材も油断は出来ない。

 入場時こそ棚橋に大歓声が飛んでいたが、2敗で追っていた真壁刀義が高山善廣に敗れたため、ここで棚橋が勝ってしまうとAブロックは棚橋の独走状態に。最終日を待たずに棚橋の決勝進出が決まってしまうということもあって、「ヤノトール!」コールの大合唱に変化! 大「ヤノトール」コールを浴びた矢野は表情こそいつも通りだが、明らかに"ノっている"! 棚橋の髪の毛を引っ張って引き倒すと「ヤノ・トウ・ルー!」ポーズ。そして棚橋がエプロンをダッシュしてトペコンを狙えばイスを投げつけて迎撃。さらにコーナーポストを外して剥き出しになった金具に棚橋を叩き付ける。
 逆に棚橋にはかつての棚橋低迷期を彷彿させるブーイングが飛ぶという異常事態。それでも棚橋は矢野に場外に放り出されてもトップロープを掴み、アイルビーバック状態で戻ってからジャーマンを狙う。しかし矢野は海野レフェリーを掴んで阻止すると、足を踏んづけて急所蹴り。裏霞で丸め込むがカウントは2。棚橋は抱え込み式ファルコンアローから一気にハイフライフローを投下するが、矢野はヒザで迎撃。棚橋は張り手を叩き込むが、矢野は髪の毛を掴んで投げ飛ばすと、鬼殺しを狙う。
 棚橋は回転エビ固めに切り返し、さらに逆さ押さえ込みを狙うが、レフェリーに誤爆してしまいカウントが数えられない。すかさず矢野は投げ捨てジャーマンで投げていくとイスを持ち出すが、棚橋はスリングブレイド。そして今度こそとハイフライフローを投下するが、矢野はヒザ+イスで迎撃! さらに矢野はイスで棚橋の顔面をフルスイングで撃ち抜く! ここまでやっても大歓声に沸き上がる場内。棚橋は額から流血! すかさず矢野は鬼殺しで叩き付けるが、王者の意地でキックアウトした棚橋。だが、矢野は続けて鏡割で叩き付けていって3カウント!
 大歓声を浴びながら「ヤノ・トウ・ルー!」ポーズを決めて後楽園大会を締めくくった矢野だが、対する棚橋は両肩を担がれながら控室に直行したのだが、その直前報道陣に向かって「いいか、明日勝って『G1』に優勝する! それが俺の願いだ!」とIWGP王者の意地でコメントを出した。なお、Aブロックは6勝2敗12点の棚橋トップは変わらないが、5勝3敗10点で真壁、高山、永田、内藤が追うという展開。

110813_NJPW-2.jpg 悲願の初優勝に向けて高いモチベーションを維持し、6勝1敗12点で快走している中邑真輔は、同期の後藤洋央紀と対戦。後藤は開幕直後こそ4連勝と絶好調だったが、中盤から失速。巻き返すためには中邑に負けるわけにはいかない!
 タックルでぶつかっていっても倒れない中邑に対し、意地になって場外においやって後藤はプランチャを放っていくが、かわした中邑は鉄柵攻撃。そこからヒザで何度も後藤を突き上げて、さらにミドルキックを叩き込んでいくが、後藤も蹴り足をキャッチ。しかしもう片方の足でジャンピングキックを叩き込んだ中邑は、ロープに飛ぶ。追走した後藤は時間差ラリアットを叩き込むと、串刺しラリアットからコーナーに登っていくが、中邑は下からのハイキックで叩き落とす。
 しかし後藤は串刺しニーをかわしてジャーマンで投げる。中邑もニーリフトとスピンキックを返すと、片足でのデュランダルを決めてからフロントネックロックからジャーマンをお返し。後藤も何とか追走式ラリアットを狙うが、スリーパーで捕獲した中邑。すると後藤はそのままバックドロップで投げていき、さらにやや強引に牛殺しを決める。続く昇天を逃れた中邑はバッククラッカーからリバースパワースラムを決めると、ボマイェを狙うが、後藤は特攻ラリアットで迎撃!
 ならばと中邑はコーナー二段目からのダイビング式ボマイェを打っていくが、後藤はこれも村正で迎撃してみせる。さらに中邑が奥の手ナックルパンチを狙うと、後藤はノータッチヘッドバットで迎撃し、そこから一気に裏昇天をズバリと決め、間髪入れず昇天・改で叩き付けて3カウント! 試合後、インタビュースペースで「昨日の今日で俺の内臓は破裂しかけてる。でも最終戦まで生き残った! あとは最終日、あと1試合、ストロングマンに自分の全てをぶつける。あとは当たって砕けるだけですよ」と語った後藤。

110813_NJPW-3.jpg そのストロングマンはこの日、前日までの時点で6勝1敗12点で中邑と並んでBブロック首位タイだった鈴木みのると対戦。ここまでストロングマンは7戦全敗だっただけに、鈴木としてはキッチリ勝利したいところ。
 鈴木は容赦なくテーピングが施されていたストロングマンの左腕を狙っていく。どうにか腕の力で鈴木を吹き飛ばしてみせたストロングマンだが、鈴木は張り手をお見舞い。だが、ビクともしないストロングマンは逆水平チョップをお返し。なおも左右の張り手を打っていく鈴木だが、まったく動じないストロングマンは「まぁ待てよ」というジェスチャーをする鈴木をブレーンバスターでエプロンまで追いやり、ロープ越しに捕まえていく。
 だが、鈴木はぶら下がり式の腕十字に捕らえていくと、そのまま場外に引きずり出して鉄柵にストロングマンの左腕を巻き付けて蹴っていく。マーティー浅見レフェリーが鈴木を注意すると、レフェリーが見ていない隙を突いてセコンドのタイチがストロングマンの左腕を攻撃。相変わらず観客のヒートを買いながらも絶妙に加入してくるタイチに、浅見レフェリーは「またテメェか!」と大激怒。
 左腕のテーピングを剥ぎ取り、ストロングマンをリングに戻した鈴木はフェースロックからランニングロー、串刺しフロントキックを叩き込んでいくが、ストロングマンもボディスラムで豪快に叩き付ける。ここでまたもタイチが介入しようとエプロンに上がってくるが、ストロングマンはロープ越しにタイチの髪の毛を引っ張り上げて、場外に投げ捨てる! そこから盟友"ナック"こと中西学お得意の「ホー」を叫ぶと、野人ダンスを踏みならしてから鈴木に串刺しラリアット!
 さらにアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げるが、スリーパーに切り返して脱出した鈴木はゴッチ式パイルドライバーの体勢に。これをリバースで切り返したみせたストロングマンは、チョークスラムの体勢に入るが、鈴木は飛び付き腕十字に切り返す。腕の力でクラッチしようとするストロングマンを三角絞めに捕らえていった鈴木だが、ストロングマンは何とそのまま鈴木を持ち上げる。
 鈴木も叩き付けられる前に脱出したが、ストロングマンは再びアルゼンチン。鈴木はまたもスリーパーで切り返そうとしたが、ストロングマンは落とされる前にバックフリップで叩き付けていって3カウント! 値千金の初白星をゲットしたストロングマン。それでもタイチがレフェリーに抗議しようとリングに入って来ると、ストロングマンはタイチをリフトアップして場外に放り投げていく。それを見た観客はストロングマンに大歓声を送った。
 インタビュースペースで「左腕は負傷しているが、自分の心は折れていない! 『G1』は非常にタフなシリーズだが、今日はその中でもタフなスズキと対戦して勝つことが出来た。非常に誇りに思っているよ。(アルゼンチンを使うときは)ナックが早くカムバックしてくるようにと思いながら絞め上げているよ。ナックとはタッグパートナーであり、友達なんだよ。だから彼が負傷したと聞いたときはとても心を痛めたよ。だから彼の分まで自分が闘おうと心に決めたんだ!」と欠場中の中西にメッセージを送った。この結果、Bブロックは6勝2敗12点で中邑、後藤、鈴木、小島、MVPが並ぶという大混戦となった。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 G1 CLIMAX XXI Bブロック公式戦 30分1本勝負
○MVP(フリー)【6勝2敗=12点】
4分59秒 オヤスミ
●ラ・ソンブラ(CMLL)【2勝7敗=4点】

▼第2試合 G1 CLIMAX XXI Bブロック公式戦 30分1本勝負
●井上亘【2勝7敗=4点】
9分51秒 ラリアット→片エビ固め
○小島聡(フリー)【6勝2敗=12点】

▼第3試合 G1 CLIMAX XXI Bブロック公式戦 30分1本勝負
●天山広吉【3勝5敗=6点】
9分39秒 ガン・スタン→片エビ固め
○"ザ・マシンガン"カール・アンダーソン【3勝5敗=6点】

▼第4試合 G1 CLIMAX XXI Aブロック公式戦 30分1本勝負
○永田裕志【5勝3敗=10点】
8分42秒 バックドロップホールド
●ランス・アーチャー(フリー)【3勝5敗=6点】

▼第5試合 G1 CLIMAX XXI Bブロック公式戦 30分1本勝負
○ストロングマン(CMLL)【1勝7敗=2点】
9分31秒 ブロックバスター→片エビ固め
●鈴木みのる(パンクラスMISSION)【6勝2敗=12点】

▼第6試合 G1 CLIMAX XXI Aブロック公式戦 30分1本勝負
○内藤哲也【5勝3敗=10点】
10分44秒 リングアウト勝ち
●ジャイアント・バーナード【4勝4敗=8点】

▼第7試合 G1 CLIMAX XXI Aブロック公式戦 30分1本勝負
●真壁刀義【5勝3敗=10点】
12分14秒 エベレストジャーマンスープレックスホールド
○高山善廣(高山堂)【5勝3敗=10点】

▼第8試合 G1 CLIMAX XXI Bブロック公式戦 30分1本勝負
○後藤洋央紀【6勝2敗=12点】
13分13秒 昇天・改→片エビ固め
●中邑真輔【6勝2敗=12点】

▼第9試合 G1 CLIMAX XXI Aブロック公式戦 30分1本勝負
●棚橋弘至【6勝2敗=12点】
16分57秒 鏡割→片エビ固め
○矢野通【5勝3敗=10点】

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