田中とノンストップで30分間ぶつかり合ったあと、決勝で耕平を下した関本が、10年間追い求めてきた『火祭り』で初優勝!

110807_Zero1-1.gifプロレスリングZERO1
火祭り2011
日時:8月7日(水)開始:18:30
場所:後楽園ホール
観衆:非公開

 7日、後楽園ホールで行われたプロレスリングZERO1の真夏の決闘『火祭り2011』最終戦。最終日の公式戦はAブロックで3戦3勝でトップを走る曙と、2勝1敗で佐藤耕平が直接対決。勝ったほうが決勝戦進出となる。一方のBブロックは澤田敦士の策略にハマり両者リングアウトで痛い失点を喫した2勝1分の関本大介と、フジタ"Jr"ハヤトに不覚を取って2勝1敗で関本を追いかける田中将斗がこちらも直接対決となり、勝ったほうが決勝進出となる。

 Aブロックのほうでは耕平が曙の体重を活かした攻撃に苦しめられながらも、ボディプレスをかわしたところを丸め込み、何とかカウント2で返した曙の側頭部に蹴りを叩き込んだ耕平が3カウントを奪った。今年レスラー10周年を迎えた耕平が2度目の『火祭り』優勝を目指して、まず決勝進出を決めた。
 続くBブロック最後の公式戦で田中と関本が対決。戦前からこの2人が闘えば名勝負間違いなしと思われていたが、いきなり田中が関本をタックルで場外に追いやってプランチャ。しかしリング上でのパワー合戦になると関本が優勢。サーフボードストレッチに捕らえた田中をひっくり返した関本は、再度ひっくり返そうとする田中にそれを許さない。ならば田中が逆水平チョップ合戦を仕掛けていくと、関本はその場跳びドロップキックで田中を場外まで吹っ飛ばし、場外でも逆水平チョップ。
 だが、田中はイスを持ち出すと、関本の頭にイスを被せて、もう1つのイスでフルスイング! リングに戻った田中がスピアーを打っていくと、これを受け止めた関本がショルダーネックブリーカーに切り返す。田中もスイングDDTを返して対角線をダッシュするが、ランサルセのような形でコーナーの押し戻した関本は串刺しラリアット。だが、もう一発狙う関本を追走した田中が逆に串刺しラリアット。
 アクセル全開でやり合う両者だが、コーナー上での攻防から田中がエプロンにジャンプしながら関本をトップロープに叩き付け、ロープ越しのラリアットからスライディングキックを狙うと、何と関本はロープを飛び越してかわしていき、逆にロープに飛んで場外に出た田中にトペを発射! しかし田中もテーブルを持ち出して、関本を寝かせてコーナーへ。これを追いかけていった関本だが、田中はヘッドバットで迎撃すると、スイングDDTを狙う。うまくエプロンに着地してみせた関本は、逆に田中を抱え上げると投げ捨てパワーボムでテーブルクラッシュ!
 20分が経過し、フラフラになりながらもアルゼンチンで担ぎ上げた関本だが、田中はスリーパーで切り返す。だが、関本はそのままバックドロップで投げていく。ロープに飛んだ関本に田中が追走式エルボーを打てば、関本もロープに飛んだ田中を追走して後方回転エビ固めからのジャーマンを狙う。何とか振り切った田中だが、関本は再びバックを取ってジャーマン。だが、すぐに立ち上がった田中はラリアットを返すと、ジャンピングエルボー。
 そして最上段から雪崩式ブレーンバスターで投げていくが、投げられた関本はそこからぶっこ抜きブレーンバスター。続くダイビング・エルボードロップをかわした田中がスーパーフライを投下するが、関本はヒザで迎撃。両者顔面を歪めながら放ったラリアットが相打ちになると、田中が気合いのラリアットからスーパーフライ→スライディングラリアット→ワンツーエルボー→スライディングDと一気に畳みかける。しかしカウント2で返した関本は、またしてもそこからぶっこ抜きジャーマン! さらにラリアットを打っていくがブロックした田中。それでも延髄蹴りからぶっこ抜きジャーマンで投げていった関本。
 これもカウント2で返した田中だが、関本は渾身のラリアット。なおもカウント2で返した田中は関本のショートレンジラリアットをエルボーで迎撃すると、側頭部にスライディングD! さらに正面からもう一発スライディングD。これをカウント2で返した関本は、田中のローリングエルボーをショートレンジラリアットで迎撃すると、ハヤトが田中から3カウント取ったK.I.Dクラッチまで繰り出す。田中もデスバレーボムから後頭部へのスライディングDを叩き込むが、どうしても関本から3カウントが奪えず、最後は関本のダイビング・エルボードロップを田中がカウント2で返したとことで30分時間切れ引き分けのゴング!
 この結果、関本が2勝2分の6点でBブロック1位となり、2011年の『火祭り』決勝は耕平vs.関本というカードに決まった。

110807_Zero1-2.jpg 試合前にはZERO1の10周年を記念してNWAから贈られたというNWA世界プレミア級のベルトがこの試合の勝者に贈呈され、初代王者に認定されることがアナウンスされた。
 田中とノンストップで30分間やり合ったあとに耕平と対戦する関本はかなり不利な状況だけに、序盤のチョップ合戦でも耕平のチョップを食らい関本が珍しく胸を押さえて項垂れる場面も。身長差を活かして上から振り下ろすようなチョップを叩き込んでいった耕平は、ローキックで関本を倒すと胸板や背中に強烈な蹴りを叩き込む。さらに関本を場外に追いやって、なおもバンバン蹴っていった耕平。
 リングに戻った関本は雄叫びをあげながら逆水平チョップを打っていくが、耕平はニーリフトで突き上げると、ミドルキックの連打で関本をコーナーに追い詰める。歯を食いしばりながら耐えた関本だが、ついにダウン。すかさずコーナーに登っていった耕平だが、起き上がった関本はロープに飛んでのラリアットで耕平をエプロンに叩き落とすと、一番下のロープに乗っかりながら、何とロープ越しのぶっこ抜きジャーマン!
 さらにラリアット2連発、ダイビング・ボディプレスと畳みかけようとした関本だが、ヒザで迎撃した耕平はミドルキックからファルコンアロー。関本もコーナー二段目からのミサイルキックを返すとフロッグスプラッシュ、ぶっこ抜きジャーマンで反撃。だが、関本のラリアットを腕へのハイキックで迎撃した耕平は、まさに関本の脳天をマットに突き刺すようなドリル・ア・ホール・パイルドライバー!
 続くブレーンバスターを逆に垂直落下式ブレーンバスターで投げて行った関本は、エルボー合戦からロープに飛ぶが、耕平はカウンターのキチンシンク。ガクッと両ヒザをついた関本にジャンピングニーを叩き込み、タイガースープレックスで投げていった耕平だが、関本はカウント3寸前でキックアウト。耕平のハイキックをブロックしてショートレンジラリアットを打った関本だが、耕平も倒れない。それでも渾身のラリアットでなぎ倒した関本は、後頭部ラリアットからぶっこ抜きジャーマン!
 これもカウント2で返されたが、関本は間髪入れずもう一度ぶっこ抜きジャーマンで投げていき、今度こそ3カウントを奪った。両者死力を尽くした一戦だったため、試合後もしばらく大の字に倒れたままだったが、観客からは大「関本」コールが飛んだ。

110807_Zero1-3.jpg その声を聞いて立ち上がった関本に、優勝賞金300万円のほか副賞やNWA世界プレミア級のベルト、そして火祭り刀が贈呈される。火祭り刀を手にした関本はアナウンサーからマイクを向けられると、「もう......いまは最高の気分です! 絶対優勝してやる、そういう思いで闘いました。ハイ」と噛みしめるように語り、決勝でを振り替えって「本当に死ぬ思いで頑張りました。今日は勝ちましたけど、明日は分からない......それくらいの感じでした」としみじみ語った。
 そして関本が鞘から刀を抜くと、再び場内からは大「関本」コール。ほかの『火祭り』出場選手たちも関本の優勝を称えると、決勝で激突した耕平とは抱き合って健闘を称え合った。大会終了後には「耕平とは僕が『火祭りに出させてください』って道場に(直訴に)行ったときから、ZERO-ONEの合同練習でヒーヒー言いながらヒンズースクワットを一緒にやって、関節の極めっこでヒーヒー言いながら一緒に練習した覚えがあるんで。もう10年間頑張ってきて、今日決勝で耕平と思いっきり闘えて本当に嬉しかったです」と語ったように、思い入れのある相手とやれた上で優勝出来たことが相当嬉しかった様子。
 その後、自らマイクを取った関本は「本当に皆さん、最後まで応援ありがとうございました。皆さんの声援がなければ自分は立ち上がることはありませんでした。本当に感謝しています。これからもこの火祭り刀を持って頑張っていきたいと思っているので、よろしくお願いします。自分は大日本プロレスの所属ですが、このZERO1、火祭りでプロレスラーとして、人間として成長出来たと思っています。だから今日は最後、自分に締めさせてください。いくぞー! スリー、ツー、ワン、ゼロワーン!」と叫んで、2011年の『火祭り』を締めくくった。
 インタビュースペースで改めて火祭り刀を握りしめた関本は「火祭りに初めて上がらせてもらったときのことを、昨日のことのように思い出します。あの時はまだハタチの若僧でした。あれから10年経って、やっとこの火祭り刀を手にすることが出来ました。これは僕が、10年間追い求めてきた物です。莫大な時間をこの刀のために費やしてきたんで、この思いをわかっていただけると幸いです」と噛みしめるように語った。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
植田使徒/●横山佳和
6分48秒 ダイビング・ボディプレス→体固め
藤田峰雄/○ニック・プリモ

▼第2試合 火祭りAブロック公式戦 30分1本勝負
●柿沼謙太【4戦4敗=0点】
8分57秒 ジャック・ハマー→片エビ固め
○ゼウス(大阪プロレス)【4戦1勝2敗1分=3点】

▼第3試合 火祭りBブロック公式戦 30分1本勝負
○澤田敦士(IGF)【4戦1勝2敗1分=3点】
9分56秒 変形トルネードボム→エビ固め
●フジタ"Jr"ハヤト(みちのくプロレス/九龍)【4戦1勝3敗=2点】

▼第4試合 火祭りAブロック公式戦 30分1本勝負
○佐藤耕平【4戦3勝1分=7点】
6分48秒 側頭部への蹴り→片エビ固め
●曙(フリー)【4戦3勝1敗=6点】
※佐藤がAブロック優勝

▼第5試合 火祭りBブロック公式戦 30分1本勝負
△田中将斗【4戦2勝1敗1分=5点】
時間切れドロー
△関本大介(大日本プロレス)【4戦2勝2分=6点】
※関本がBブロック優勝

▼第6試合 NWAライトタッグ選手権試合 60分1本勝負
[王者組]●菅原拓也(フリー)/怪人ハブ男(沖縄プロレス)
13分52秒 スリーパーホールド→体固め
[挑戦者組]日高郁人/○伊藤崇文(パンクラスism)
※第9代王者組が4度目の防衛に失敗。日高&伊藤が第10代王者となる

▼第7試合 スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負
○大谷晋二郎/長島☆自演乙☆雄一郎(フリー)/橋本大地
12分19秒 スパイラルボム→エビ固め
崔領二/KAMIKAZE/●澤宗紀(バトラーツ)

▼第8試合 火祭り2011決勝戦 時間無制限1本勝負
●[Aブロック1位]佐藤耕平
16分9秒 ぶっこ抜きジャーマンスープレックスホールド
○[Bブロック1位]関本大介(大日本プロレス)
※関本が火祭り初優勝&初代NWA世界プレミアム級初代王者となる

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