タッグトーナメント1回戦で望月&YAMATOがマライサを破る!BWとJIIIが"自宅待機・コントラ・自宅待機"で激突!
DRAGON GATE
Summer Adventure Tag Tournament 2011
日時:8月3日(水)開始:18:30
場所:後楽園ホール
観衆:1700人
3日、後楽園ホールで行われたドラゴンゲート『Summer Adventure Tag Tournament 2011』開幕戦。毎年恒例の『Summer Adventure Tag』だが、今年はトーナメント方式で行われることになった。
会社の凡ミスによって帰国中のリコシェとのタッグでトーナメントにエントリーされていたCIMAはトーナメントをボイコット(替わりにフジイ&琴香が出場)。さらに谷嵜なおき&Kzyが7・24京都大会で一方的にカードを変更してJUNCTION THREE(以下JIII)の吉野正人やドラゴン・キッド、Gamma、リッチ・スワンには"自宅待機"を命じるといった具合に、Blood WARRIORS(以下BW)はやりたい放題!
第1試合でシーサーBOY&超神龍&渡辺陽介の若手トリオを一蹴したCIMA組に対し、JIIIの吉野らはスワンvs.Kzyのラップバトルでスワンが勝利したら、もう1試合やれと要求。10連敗中のKzyが案の定ラップバトルで敗れると、吉野はJIIIvs.BWの8人タッグマッチを負けた選手が8・25後楽園大会を"自宅待機"により欠場となる自宅待機・コントラ・自宅待機で行うことを要求した。
セミファイナルで改めて激突したBWとJIII。CIMAが奇襲攻撃を仕掛けていって試合が始まると、BWはキッドの爆弾である腰を集中攻撃。それでも何とかキッドがKzyをコルバタで投げていくと、GammaがKzyを自軍のコーナーに連れて行き、キッドらが抑え付けたKzyの顔面に超至近距離から汚水攻撃をお見舞い! だが、BWはやはりキッドに狙いを定め、場外で腰を攻撃。動きの止まったキッドを見て、CIMAは勝手にゴングを鳴らして試合を終わらそうとするが、これは当然無効。
キッドが何とかピンチを脱すと、吉野とGammaでCIMAとメタルを場外に追いやり、そこに吉野を踏み台にしたスワンがトペコンを発射。リング上ではGammaが谷嵜をフラッシュバックで叩き付けていき、そこにスワンが合体攻撃をリクエストするが、英語のためGammaが何をやりたいのか理解出来ず、とりあえず倒れている谷嵜にスワンをパワーボムで叩き付けていった。
そこにCIMAが戻ってきてスワンを攻撃するが、コーナー二段目に登ったCIMAにジャンピングキックを叩き込んだスワンは、そのまま飛び付き雪崩式フランケン。さらにハンドスプリング式飛び付きスタナーまで決めてみせる。そして吉野の超高角度ミサイルキックでメタルとKzyを吹っ飛ばすと、1人残った谷嵜をJIIIは4人がかりで攻撃。何とかKzyが助けに入っていくが、コーナーに登ったKzyをGammaが肩車すると、キッドがスーパー雪崩式フランケン。さらにキッドの619から吉野がトルベジーノで叩き付けると、Gammaがガンマスペシャル。最後はスワンがその場跳び450°を投下して3カウント。
この結果、Kzyは8・25後楽園大会を"自宅待機"で欠場することに。するとGammaはPACから強奪したブレイブゲートのベルトを勝手に、Blood Warriors認定オープン・ザ・ブレイブゲートとして防衛戦をやっていることについて「あれは3年前に俺がやっていたガンマゲートの完全にパクリなんだよ!」と文句を付けた上で、8・25後楽園大会で挑戦すると言い出す。
だが、谷嵜は条件付きでないとGammaの挑戦を受けないと突っぱねるが、肝心な条件をまだ考えていないという。そこへCIMAが何やら耳打ちすると、谷嵜はGammaは通常のプロレスルールだが、谷嵜は3カウントではなく2カウントで勝利となる特別ルールが条件だと言い出す。一度はCIMAの入れ知恵だと拒否したGammaだが、Kzyに挑発されるとその条件で谷嵜に挑戦することを承諾! さらにブレイブゲートの挑戦条件である82kg以下に減量することも条件に付け加えられた。
『Summer Adventure Tag Tournament 2011』1回戦は、JIIIの鷹木信悟&横須賀享がBWのサイバー・コング&トマホークT.Tを、BWのB×Bハルク&戸澤陽が新井健一郎&岩佐拓を、BWの土井成樹&神田裕之がドン・フジイ&琴香をそれぞれ撃破して2回戦に進出。そしてこの日のメインではBWの堀口元気&斎藤了のマライサと、JIIIの望月成晃&YAMATOのドリームゲート&フリーダムゲート王者コンビが1回戦で激突した。
マライサは抜群の連係と、セコンドの介入を巧みに使って望月&YAMATOを追い込んでいく。さらに徹底的に望月の左ヒザを攻撃していったマライサは、悶絶する望月の頭を小バカにしたように足蹴にしていく。すると望月はあぐらをかいて座り込み、敢えて受け止める。すると斎了は思いきり望月の顔面に痰を吐きかけていった。これに激怒した望月は馬乗り張り手を見舞っていくと、蹴りをバンバン入れてから張り手で殴り倒して踏みつける。
続いてYAMATOが向かって行くが、マライサがうまく場外に連れ出すと、すかさずトマホークT.Tがトマホークチョップ。さらにカバーが外され、剥き出しになったコーナーの金具に叩き付けていく。観客からYAMATOコールが起こる中、カウンターのスピアーを狙ったYAMATOだが、これも完全に読まれてかわされて自爆。しかしマライサの串刺し攻撃をYAMATOがかわすと、望月がスワンダイブ式ミサイルキック。これもかわしたマライサだが、望月はマライサのダブルドロップキックをかわすと、ランニングローでなぎ倒す。
さらにYAMATOがドラゴンスクリューで反撃すると、望月と同時にアンクルホールドを決めていく。だが、Kzyが乱入してカット。すかさずスワンがミサイルキックでKzyを吹っ飛ばすと、望月が堀口にスーパーケンカキック。そしてYAMATOが垂直落下式ブレーンバスターで叩き付けるが、斎了が入ってきて合体攻撃で形勢逆転。堀口はビーチブレイクを狙うが、YAMATOは踏ん張って逆にバックを取るとスリーパー。斎了のカットを望月が阻止するが、セコンドのサイバーがカット。すかさず斎了がジャーマン→ドラゴンスープレックスで投げていき、試合は20分を経過。望月のランニングローを食らっても倒れない斎了にカカト落としからの三角蹴りを狙うが、斎了は望月をコーナーに押し込むと雪崩式フィッシャーマンバスター!
カウント2で返した望月にプレミアムブリッジを狙うが、望月が踏ん張ったため投げ捨てドラゴンにチェンジ。しかし着地した望月はイリュージョンから最強ハイキック! だが、またしてもカウント2でサイバーがカット。怒った望月はサイバーに向かってノータッチプランチャを発射! その間に堀口がYAMATOにブルーミストを噴射してからバックスライド・フロム・ヘルを決めるがカウントは2! ならばとセコンドのボックス攻撃からもう一度バックスライド・フロム・ヘルを狙うが、YAMATOは逆に逆さ押さえ込みを決めて3カウントを奪った!
この結果、8・6大阪大会で行われるトーナメント2回戦は望月&YAMATOvs.谷嵜&Kzy、土井&神田vs.Gamma&スワン、ハルク&戸澤vs.スペル・シーサー&KAGETORA、鷹木&横須賀vs.吉野&キッドに決定。
メインでYAMATOが勝利するなり、馬乗りになって殴りかかっていった戸澤は「無事に1回戦突破出来たようだな! 俺はこのタッグトーナメント、どんな手を使ってでもYOUたちの優勝は阻止させてもらうからな! 覚えておけよ!」と宣戦布告。望月のドリームゲート王座に挑戦表明しているサイバーも「望月、俺はいつでもお前のベルトに挑戦する準備出来てるんやぞ! それから吉野! 俺はなにわ式の件は納得いってへんからな!」と宣戦布告するが、吉野に対する"なにわ式"とは何のことを指しているのか、観客はもちろん、リング上の選手たちも何のことなのかさっぱり分からない様子......
ひとまず望月が「コイツ、最近言動がおかしんだよ」と言ってその場を収めようとしたが、今度はタッグトーナメント1回戦敗となってしまった堀口が、横須賀に向かって宣戦布告。というのも、この日2月の博多大会で肩を負傷して長期欠場中だったK-ness.がリングに上がり、8・25後楽園大会で復帰することを宣言。
そこに横須賀が現れて「K-ness.が欠場している間、いつの間にかこの緑色のTシャツ着てたけど、K-ness.が復帰する以上、パートナーは俺しかいないでしょう!」と復帰戦で"クネスカ"を復活させようと申し入れた。K-ness.もこれを承諾すると、そこにアラケン&岩佐の新岩が登場し、岩佐が「いま強気は発言をしていましたけど、誰よりもK-ness.さんの本当の気持ちを分かっているのは、ずっと欠場していた僕だと思います」と言ってから「8月25日、ユニットとか関係なしに僕たちと熱い試合をして、一緒に這い上がっていきましょう」とK-ness.の復帰戦のカードとしてクネスカvs.新岩を提案。
これをクネスカも承諾して一度はこのカードに決まったのだが、堀口が「そこにマライサも入れてタッグ3WAYに変更だ! これは決定事項だ! 享、お涙頂戴の青春ドラマみたいな復帰戦にはしねぇからな!」と要求した。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 6人タッグマッチ20分1本勝負
CIMA/○谷嵜なおき/Kzy
3分32秒 リビドー→体固め
シーサーBOY/超神龍/●渡辺陽介
▼第2試合 シングルマッチ20分1本勝負
●ARフォックス
10分21秒 一騎当千→エビ固め
○KAGETORA
▼第3試合 Summer Adventure Tag Tournament 2011 1回戦・Bブロック30分1本勝負
サイバー・コング/●トマホークT.T
13分34秒 ジャンボの勝ち固め
鷹木信悟/○横須賀享
▼第4試合 Summer Adventure Tag Tournament 2011 1回戦・Bブロック30分1本勝負
○B×Bハルク/戸澤陽
13分57秒 ファーストフラッシュ→踏み付け式体固め
新井健一郎/●岩佐拓
▼第5試合 Summer Adventure Tag Tournament 2011 1回戦・Aブロック30分1本勝負
土井成樹/○神田裕之
10分41秒 流'S→体固め
ドン・フジイ/●琴香
▼第6試合 自宅待機・コントラ・自宅待機 8人タッグマッチ時間無制限1本勝負
CIMA/谷嵜なおき/●Kzy/メタル・ウォーリアー
13分48秒 その場飛び450°→片エビ固め
吉野正人/ドラゴン・キッド/Gamma/○リッチ・スワン
▼第7試合 Summer Adventure Tag Tournament 2011 1回戦・Aブロック30分1本勝負
●堀口元気/斎藤了
22分54秒 逆さ押さえ込み
望月成晃/○YAMATO
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