リーグ戦では1勝も出来なかった華名が、敗者復活戦から勝ち上がって波女となる!次は栗原との一騎打ちへ

110724_Wave-1.jpgプロレスリングWAVE
catch the WAVE 2011 FINAL
波女決定リーグ戦決勝トーナメント
日時:7月24日(日) 開始:18:00
会場:新宿FACE
観衆:469人(超満員)

 24日、新宿FACEで行われたプロレスリングWAVE『catch the WAVE 2011 FINAL 波女決定リーグ戦決勝トーナメント』。波女決定リーグ戦『Catch the WAVE』の決勝トーナメントは、植松寿絵vs.大畠美咲と花月vs.敗者復活戦勝者という組み合わせ。

 まず花月と対戦する敗者復活戦が行われた。10人が同時にリングに上がって試合がスタート。野崎は桜花、栗原は中川と因縁の相手に向き、残りは華名と飯田、下野と小松、水波と美央という組み合わせでの攻防となる。飯田と小松が手を組んでジュニア2冠王の下野にダブルドロップキックを決めたが、下野は2人を重ねて雷電ドロップを狙う。飯田がかわして小松だけが食らったが、下野のえびす落としからのエビ固めは中川がドロップキックでカット。小松が上になると全員がフォールして、下野が最初の退場者となった。栗ご飯がダブル攻撃を仕掛けるも、水波はダブルのスピアーでやり返す。栗原が中川をOTRにしようとすると、桜花がビッグブーツ。栗原がかわしたため、中川だけが転落。続けて水波が小松を丸め込んで3カウントが入った。飯田が美央をOTRで失格にさせる金星。飯田はNEO時代の先輩野崎にタニバットを連発したが、カウンターのビッグブーツを食らって力尽きた。水波がフォールするとなぜか他の選手がカットする展開。逆に水波が栗原のドロップキックで倒れると、全員からフォールされて退場となった。残り4人となり、まず桜花と野崎がビッグブーツを打ちあう。相打ちで両者同時に倒れると、華名と栗原のエルボー合戦がスタート。ロシアンフックをブロックした栗原がヒザを突き上げ、チンクラッシャーを決める。バズソーキックを浴びるも桜花のカットに助けられた。桜花がOTRで退場。華名がトップロープを下げると栗原が落ちそうになるも、エプロンでこらえる。しかし、直後に野崎のビッグブーツを食らって落下。華名が背後から野崎を丸め込んだが、野崎はカウント2でキックアウト。エビ固めの攻防となり、華名が制して敗者復活となった。

110724_Wave-2.jpg 準決勝第1試合ではテクニカルブロック全勝優勝の植松とビジュアルブロック優勝の大畠の対戦。ゴングが鳴ってもなかなか動かない2人。お互い警戒して攻めず、静かに時間だけが過ぎる。待ちきれずに動いたのは大畠。顔面蹴り、髪の毛を掴んでマットに顔面をたたきつけ、髪の毛を掴んだキャメルクラッチと、ヒールらしい反則攻撃。植松はのど元を掴み大畠の攻撃を止める。さらに顔面ウオッシュを浴びせ、最後の一発はスクールボーイに切り返されたが、すぐにトラースキックで元の体勢に戻し、顔面へ蹴りを3発放っていった。コーナーの金具に頭をぶつけられ、トラースキックで場外に落とされた大畠だが、コーナーに上った植松にムチを投げつけ、パワーボムでたたきつける。ダイビングボディプレスは剣山でカットされ、逆に植松のダイビングボディプレスを連続で浴びた。足4の字固め、顔面蹴り、ミサイルキックと追い込まれながらも、ジャーマンは回転エビ固めに切り返し、雁之助クラッチ、ジャーマンと反撃。植松、大畠とジャーマンで投げあい、丸め込みの攻防から大畠が逆打ち、雪崩式ブレーンバスターと決めるも、逆に植松がフォール。植松のドラゴンスープレックスをカウント2で返した大畠が、裏拳から変形の逆打ちで3カウント奪取。同リーグ戦で負けなしの植松に初黒星をつけ、決勝進出を決めた。
 続く準決勝第2試合はヤングブロック優勝の花月と、テクニカルブロックでは1勝もできなかったが敗者復活で残った華名の対戦。後から入場した花月を華名が急襲。花月のドロップキックで倒されたが、アンクルホールド、ジャーマン、コーナー上でのアームロックと休まず攻める。仕切り直してグラウンドで圧倒した華名はソバット、ネックブリーカー、ワキ固めと畳みかけた。花月はスピアー連発、スワンダイブ式ミサイルキックで反撃し、バックフリップ、スピアー、バックフリップと攻め立て、バズソーキックはブロック。直後のスピンキックは食らってしまったが、倒れずにバックフリップを決めるなど食らいついたが、最後はジャーマンからチキンウイングフェースロックでタップした。

110724_Wave-3.jpg そして今年の決勝は植松を破った大畠vs.敗者復活戦から勝ち上がってきた華名という顔合わせに。華名は準決勝と同様に大畠の入場を襲う。場外戦となったが、Tommyレフェリーはリング内に戻ってから試合開始のゴングを鳴らした。一方的に蹴りで攻め込む華名に劣勢となった大畠だが、思いっきりコーナーにぶつけてから低空のクロスボディアタックで反撃。コーナーからジャーマンで投げ捨て、ミサイルキックを放った。華名はジャーマンで反撃する。大畠は打撃をかいくぐって丸め込みやクロスボディアタックでやり返す。華名のジャーマンに、大畠もジャーマンで投げ返したが、華名はそのまま腕関節を決めた。大畠も腕ひしぎ逆十字固めで反撃したが、華名は裏足4の字固め、ヒザ十字固めと足に狙いを変える。大畠は逆打ち、花マルどっかんで攻め込むも、顔面を蹴り上げられ再び劣勢。ニールキック、ロシアンフック、裏拳と連続でたたき込まれて撃沈した。
 表彰式で華名は「予選では勝ちもせず、ほぼ負けもせずやってきましたが、これが結果でございます。男子(マット)中心で上がってますが、外から見たら女子プロレスの独特な、特有な問題点みたいなものが見えたりしますが、向上していこうと思ったら、1人1人が目の前の試合だけではなく、いろいろ考えていかないといけないと思っています。GAMI選手、波女になったんで、言うことを聞いてもらっていいですか? 女子プロレスファンの方や、女子プロレス好きの記者たちが超期待している選手とシングルをしたいと思っているんですけど。華名vs.栗原あゆみ。これをみんなみたいんちゃいますか?」とマイクアピール。華名の要求に栗原から右手を差し出して返答。華名も握り返し、GAMIは8月28日後楽園大会でのシングルマッチを決定した。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 catch the WAVE 2011敗者復活サバイバルWAVE時間無制限
○華名
8分28秒 エビ固め
●野崎渚
<退場順>下野佐和子→中川ともか→小松奈央→紫雷美央→飯田美花→水波綾→桜花由美→栗原あゆみ

▼第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負
GAMI/○小松奈央
10分13秒 回転エビ固め
中川ともか/●下野佐和子

▼第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
春日萌花/○紫雷美央
8分24秒 三角絞め
紫雷イオ/●飯田美花

▼第4試合 catch the WAVE 2011〜波女決勝トーナメント準決勝 時間無制限1本勝負
○大畠美咲
13分38秒 ブルーダリア
●植松寿絵

▼第5試合 catch the WAVE 2011〜波女決勝トーナメント準決勝 時間無制限1本勝負
○華名
9分48秒 チキンウイングフェースロック
●花月

▼第6試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
○桜花由美/バンビ/野崎渚
10分9秒 かかと落とし→体固め
●サクホマレ(広田さくら)/栗原あゆみ/水波綾

▼第7試合 catch the WAVE 2011〜波女決勝トーナメント決勝戦 時間無制限1本勝負
○華名
10分14秒 裏拳→体固め
●大畠美咲
※華名がcatch the WAVE 2011優勝

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