BY砲(仮)vs.川崎葛飾最強タッグ戦で美闘が夏樹から大金星!須佐が待望の初勝利!期待の新人・鹿島沙希がデビュー!

110626_Stardom-1.jpgスターダム
grows up stars2011
日時:6月26日(日) 開始:12:30
会場:新木場1stRING
観衆:355人(超満員)

 26日、新木場1stRINGで行われたスターダムSeason2『grows up stars2011』最終戦。今大会のメインでは愛川ゆず季からの呼び掛けにより実現した愛川&美闘陽子のビジュアル・ドリームタッグ"BY砲(仮)"が、タッグ結成2戦目にして早くも夏樹☆たいよう&世IV虎の"川崎葛飾最強伝説"と、スターダム頂上タッグ戦を行った。

 白いお揃いの特攻服で入場した川崎葛飾最強伝説は、世IV虎がヤンキー座り、夏樹がコーナーの上に寝転がった状態でBY砲(仮)の入場を睨み付ける。愛川vs.世IV虎で試合が始めると、手四つの力比べを要求する世IV虎に対し、その手を蹴りで払っていった愛川。さらにハンマーロックの状態から蹴っていった愛川だが、夏樹が入ってきてスピードでかく乱すると、愛川をロープに貼り付けて、両側から100cmのバストを踏みつけていく川崎葛飾。
 さらに世IV虎が美闘を胴絞めスリーパーで悶絶させると、川崎葛飾は抜群の連係で美闘を圧倒していく。何とかライバルの世IV虎にミドルキックを叩き込み、美闘は愛川にタッチ。YKレッド(カカト落とし)から川崎葛飾の2人まとめてゆずポンスタナーで叩き付けた愛川に対し、世IV虎は「テメー、サバ読んでんだろ!」と暴言を吐く! そしてコブラクローからのショートレンジラリアットでなぎ倒した世IV虎が夏樹にタッチすると、夏樹は低空ドロップキックから掟破りのゆずポンキック(カカト落とし)! さらに蹴り足をキャッチしてドラゴンスクリューで投げていくが、そこに美闘が入ってきてダブルのミドルキック。だが、川崎葛飾も世IV虎が夏樹をオンブした状態かのボディプレスを返す。さらに世IV虎は愛川にタックルを連発していくが、愛川も水面蹴りを返すとSTFで捕獲!
 ロープに逃れた世IV虎が愛川をリバースパワーボムの体勢で担ぎ上げると、そこに夏樹がフェースクラッシャーで合体。さらにリフトアップスラムで叩き付けていった世IV虎だが、愛川もYKブルー(スピンキック)からのシャイニングゆザードを返すと美闘にタッチ。ミサイルキックや愛川との合体ブレーンバスターを決めた美闘だが、世IV虎からタッチを受けた夏樹はアイルビーバックからジャーマンで投げると、三角跳びムーンサルト。だが、美闘が愛川をアトミックドロップの体勢で担ぎ上げると、愛川がより高い位置からカカト落としという合体技を決める。
 さらにBY砲(仮)は美闘を踏み台にしての串刺し攻撃を狙うが、夏樹が先に美闘を踏み台にして愛川にドロップキック。すかさず夏樹が美闘を持ち上げると、世IV虎がデュランダルで合体。そして夏樹は美闘にたいようちゃん☆ボムを狙うが、踏ん張って回転を止めた美闘は何とインプラントで夏樹を叩き付け、そのまま抑え込んで3カウント! 7・24後楽園大会でJWPのLeonが持つハイスピード王座に挑戦することが決まった夏樹だが、完全に足元をすくわれたカタチとなり、美闘も上り調子だった川崎葛飾に対して「川崎だか葛飾か分からないけど、スターダムの顔じゃねぇんだよ!」と言い放った!
 その後、ロッシー小川代表が登場し、新設された2本のベルトをお披露目! 団体内外問わず世界レベルで争われる赤い『WORLD OF STARDOM』のベルトと、スターダム内で争われる白のベルト。全女時代を彷彿させる赤と白のベルトということで早速奈苗が赤いベルト獲りを宣言すると、夏樹に勝った美闘も名乗りをあげる。さらに世IV虎は「この白が純粋で清楚なアタシにピッタリ(?)」と言って白いベルト獲りに名乗りをあげると、愛川が「世IV虎ちゃんにそのベルトは似合わない!」と待ったをかける。星輝や岩谷らもベルト獲りに名乗りを上げ、スターダムはSeason2を終えて、赤と白のベルト争奪戦へと突入する!

110626_Stardom-2.jpg 当バトル・ニュースで好評連載中の『スターダム須佐えりの初勝利への道』でも書いている通り、いまだにデビュー以来まだ1勝も出来ていない者同士の須佐えりと岩谷麻優が、ついに直接対決! どちらかが初勝利をあげ、未勝利なのが1人だけになってしまう可能性が高いが、果たして勝つのはメインに何度も抜擢されている岩谷か? それとも外敵と対戦することで経験を積んできた須佐か?
 このところ目に見えて人気・実力ともに急上昇している岩谷は、序盤から自分のペースで試合を勧める。劣勢だった須佐も岩谷のクロスボディをかわしてのアンクルホールドや、得意のDDTで反撃はするが、ネックブリーカーを決めた岩谷はアームロックや腕十字などで須佐を追い込んでいく。さらに今度こそコーナー二段目からのクロスボディを決めた岩谷は、得意のダブルリストアームサルトで投げていく。
 須佐はオリジナル技の女子高生固めを狙うが、逆にシットダウン・コブラツイストを決めた岩谷は「元女子高生固め!」と叫ぶ。残り試合時間1分となったところで、岩谷は裏拳からスリーパーに捕らえるが、須佐も丸め込み技で切り返す。岩谷もジャックナイフ式エビ固めなどで抑え込んでいくが、様々なバリエーションのDDTを使う須佐は、ロープを駈上ってのスイングDDTで叩き付けると、そのまま首固めで丸め込むオリジナル技で3カウント!
 何と残り試合時間2秒のところで待望の初勝利をあげた須佐に対し、信じられない岩谷はなおも殴りかかっていく。試合時間が10分ということでドローも予想されたが、須佐もそれが分かっていたためドローにはしたくなったという。初勝利をあげたことで大きな目標を1つクリアした須佐だが、一方いまだ未勝利となってしまった岩谷は白いベルトに、自分のコスチュームのデザインとよく似た羽根があしらわれていることから、気持ちを切り替えて一気にベルト獲りを目標に掲げた。

110626_Stardom-3.jpg 新たなビジュアル系レスラーとして期待されている鹿島沙希が、高橋奈苗相手にデビュー戦を行う。6・12新木場大会では夏樹相手にプレデビュー戦を行った鹿島だが、「デビュー戦からダッシュして、すべての選手に追いつきたい!」と豪語。一方、なかなかタッグパートナーが決まらず、スターダム内で孤立しつつある奈苗は頑張り次第では鹿島をパートナーに抜擢すると言っていたが......。
 かなり緊張しているようで表情が固い鹿島だが、いきなりグラウンドに持ち込むとボディシザースで絞め上げたり、マウントエルボーから腕十字を狙ったりしていく。腕十字をクラッチしてこらえた奈苗は、ニーリフトやボディスラムで痛めつけていくが、鹿島も串刺しドロップキックをお見舞い。だが、奈苗は腕極め逆片エビ固めに捕らえ、悶絶する鹿島に「痛かったらギブアップしろ!」と迫るが、鹿島は「うっせー!」と言い返し気持ちの強さを見せる。
 ロープに逃れた鹿島に対し、体当たりして吹っ飛ばしていった奈苗だが、鹿島も密着するとクルクル回ってから極める独特なフェースクラッシャーを4連発で決めていく。しかしスタミナが切れてきたこともあって、エルボーを打ってもドロップキックを打っても、なかなか奈苗は倒れない。すかさずカナディアンバックブリーカーで担ぎ上げた奈苗は、そのままコーナーに叩き付けて逆さ吊りにすると、コーナースプラッシュ。
 さらにサイドバスターを狙った奈苗だが、鹿島はこれをクリストで切り返すと、続けて同じ島根出身の日高郁人から直伝されたという、飛び付いてから独特な入り方をする横十字固め、名付けて"しじみ"を決めてみせたがカウントは2。必死に張り手とエルボーを打っていく鹿島に対し、逆に強烈な張り手を返した奈苗はエルボーでなぎ倒していくと、そこからワンセコンドに捕らえてギブアップを奪った。
 デビュー戦としては十分合格点が出せる内容だと思われるだけに、奈苗も「ガッツはあったから、まぁ沙希がどうしてもって言うなら組んであげてもいいですよ」と虚勢を張って(?)パートナーに抜擢しようとするが、鹿島は「まだ1戦目なので、もっと色んな人と闘っていって......」とやんわりタッグ結成をはぐらかす! すかさず「そこは即答するところでしょ! 今時の子は分からないねぇ」と愚痴りだした奈苗は「スターダムをさらに加速させるには、もしかしたら私と沙希が組むのが一番いいとお客さんが求めるかもしれない。そう思います!」と、あとはお客さんの判断に任せるようだが、鹿島とのタッグ結成にかなり前向きになっているようだった。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 ~未勝利戦~The first victory is survived 10分1本勝負
●岩谷麻優
9分58秒 スイング式スモールパッケージホールド
○須佐えり

▼第2試合 キッズ・ファイト~夢のプロレス物語~5分間
△夢
時間切れ引き分け
△星輝ありさ

▼第3試合 鹿島沙希デビュー戦 20分1本勝負
○高橋奈苗
12分17秒 ワンセコンド
●鹿島沙希

▼第4試合 スターダム頂上タッグ戦 30分1本勝負
●夏樹☆たいよう/世IV虎
18分48秒 エビ固め
愛川ゆず季/○美闘陽子

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