今年最初のK-1は全試合判定決着!接戦の-63kgトーナメントを制したのは久保!佐藤もクラウスに三度目の正直で勝利

110625_K1Max-1.jpgK-1 WORLD MAX
K-1 WORLD MAX 2011
-63kg Japan Tournament FINAL
日時:6月25日(土)開始:16:00
場所:国立代々木競技場第二体育館
観衆:3195人(超満員札止め)

 25日、今年最初のK-1として、国立代々木競技場第二体育館で開催された『K-1 WORLD MAX 2011 -63kg Japan Tournament FINAL』。

 -63kg Japan Tournament FINAL決勝戦まで勝ち上がってきたのは、昨年準優勝だった久保優太と、K-1甲子園で準優勝した卜部功也だった。1R、久保がローで先制。卜部が舞えに出ても抱き留めて動きを止め、ヒザにつなげる。これまでのダメージもあったか、ダウンとはされなかったが、ローでヒザをつく卜部。なんとかパンチを返すものの、久保のローをカットできず、じりじり後退。いやがって背を向けるそぶりまで見せてしまう。
 3R、卜部が重い足を引きずって前に出るが、久保は冷静にロー。パンチもダッキングでしっかりかわし、ヒザを足に突き入れる。それでも残り1分で卜部は左右のフックを連打。だが冷静にかわした久保は、クリンチから、そのままリングへ落とす。体力を削られた卜部に、久保はひたすらロー。パンチもすべて空振りさせ、危なげなく試合を終えた。
 3-0の判定勝ちでトーナメントを制した久保は、感極まった声で「皆さん、今日はどうもありがとうございました。去年は決勝で負けて、1年チャンピオンになりたくて頑張ってきました。今は地震のこともあって大変ですが、K-1も復興という意味で少しでも力になれたと思って頑張りました。僕も少しでもK-1を背負えるように頑張れるので、皆さんよろしくお願いします」とアピールし、K-1を背負う覚悟を伝えた。

110625_K1Max-2.jpg スーパーファイトでは魔裟斗以降のK-1MAXを支えている佐藤嘉洋が、これまでクラウスと2度対戦して2度敗れているアルバート・クラウスと背水の陣で対戦。1R、佐藤の重いジャブとローに対し、クラウスはきっちりとが戸してフックで前進する。クラウスのローに佐藤が揺れると、そのままフックの回転速度が上がる。クラウスがローから左右のフックで佐藤をコーナーまで追い詰める。佐藤は上から抱えてヒザを突き上げるが、クラウスは構わず前進。手数ではクラウスが上回るも、佐藤も止まることなくパンチを返して1R終了。
 そして迎えた3R、体格の差が出てきたか、佐藤が覆い被さるようにパンチを放ってクラウスを封じようとする。ソバットもレバーに入れるが、クラウスはそれでも食い下がり、真下に潜り込んでアッパーを突き立てる。額をつけたままボディを抉り合う両者。最後の力を振り絞るように何度もパンチが交差する。
 ラスト10秒の拍子木が鳴ると、それを合図にしたかのようにラッシュのギアが揃って上がる。大歓声の中、打ち合いが続き、終了のゴング。判定は2人が30-29で佐藤が勝利。"戦友"の魔裟斗から勝利者トロフィーが手渡された。佐藤は「連敗中の自分を死地に追い込んでクラウスに挑戦しました。なんとか自分の中の壁を突破できたと思います」と声を詰まらせながらアピールした。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼オープニングファイト(1) K−1ルール 3分3R 70キロ契約
○KOjiman(日本/KAKOGYM)
1R 35秒 KO(左フック)
●藤井英人(日本/BLUE DOG GYM)

▼オープニングファイト(2) K−1ルール 3分3R 63キロ契約
○北山高与志(日本/BLA−FREY)
判定3-0
●源太郎(日本/喧王 ism)

▼オープニングファイト(3) K−1ルール 3分3R 63キロ契約
○木村旭洋(日本/伊原道場)
1R 1分51秒 KO(左ストレート)
●田中雄士(日本/RANGER品川GYM)

▼オープニングファイト(4) K−1ルール 3分3R 63キロ契約
●横山伸吾(日本/CRAZY WOLF)
判定0-3
○左右田泰臣(日本/シルバーウルフ)

▼第1試合 -63kg Japan Tournament FINALリザーブファイト(1) K−1ルール 3分3R延長1R
●渡辺理想(日本/極真会館)
延長 判定0-3
○谷山俊樹(日本/谷山ジム)

▼第2試合 -63kg Japan Tournament FINALリザーブファイト(2) K−1ルール 3分3R延長1R
●麻原将平(日本/シルバーアックス)
延長 判定0-3
○吉本光志(日本/ヌンサヤージム)

▼第3試合 -63kg Japan Tournament FINAL1回戦(1) K−1ルール 3分3R延長1R
○大和哲也(日本/大和ジム)
判定3-0
●HIROYA(日本/TRY HARD GYM)

▼第4試合 -63kg Japan Tournament FINAL1回戦(2) K−1ルール 3分3R延長1R
○卜部功也(日本/チーム・ドラゴン)
判定2-0
●裕樹(日本/リアルディール)

▼第5試合 -63kg Japan Tournament FINAL1回戦(3) K−1ルール 3分3R延長1R
○久保優太(日本/DC LAB.GYM)
判定2-0
●才賀紀左衛門(日本/M&Jキックボクシングジム)

▼第6試合 -63kg Japan Tournament FINAL1回戦(4) K−1ルール 3分3R延長1R
●梶原龍児(日本/チーム・ドラゴン)
延長 判定1-2
○野杁正明(日本/大石道場)

▼第7試合 -63kg Japan Tournament FINAL準決勝戦(1) K−1ルール 3分3R延長1R
●大和哲也(日本/大和ジム)
判定0-3
○卜部功也(日本/チーム・ドラゴン)

▼第8試合 -63kg Japan Tournament FINAL準決勝戦(2) K−1ルール 3分3R延長1R
○久保優太(日本/DC LAB.GYM)
判定3-0
●野杁正明(日本/大石道場)

▼第9試合 スーパーファイト K−1ルール 3分3R延長1R 70キロ契約
●アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパー プロ)
判定0-2
○佐藤嘉洋(日本/名古屋JKファクトリー)

▼第10試合 -63kg Japan Tournament FINAL決勝戦 K−1ルール 3分3R延長2R
●卜部功也(日本/チーム・ドラゴン)
判定0-3
○久保優太(日本/DC LAB.GYM)

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