6人タッグトーナメントでの前哨戦はバーナード組が棚橋組に勝利!天コジ対決が開戦!西澤部長が"条件付き"で鈴木軍(仮)入り!?

110622_NJPW-1.jpg新日本プロレス
J SPORTS CROWN
〜無差別級6人タッグトーナメント〜
日時:6月22日(水) 開始:19:00
会場:ディファ有明
観衆:300人

 22日、ディファ有明で行われた新日本プロレス『J SPORTS CROWN〜無差別級6人タッグトーナメント〜』第2戦。3日間に渡って開催されるヘビー級、ジュニアヘビー級混合のトリオによるトーナメント戦の2日目は、初日の1回戦を勝ち抜いた4チームとシードの4チームによる2回戦が行われた。

 7・3後楽園でのIWGPタッグ&7・18真駒内でのIWGPヘビーで激突する棚橋とバーナードにとっては前哨戦でもあるだけに、入場してくるなり棚橋とバーナードは激しい睨み合い。この日ゴールダスト風のコスチュームで登場したドラダは、コーナーに登ってバーナードより背が高いとアピール。そんなドラダを下げて棚橋が先発で出て行っていきなり棚橋とやり合う。地獄突きからタックルで棚橋を吹っ飛ばしたバーナードは、ライガーにタッチ。棚橋からタッチを受けたドラダが人工衛星ヘッドシザースでライガーを場外に投げていくと、一度バック転のフェイントを見せてから隙を突いてプランチャを投下。
 続いてKUSHIDAがドロップキックから串刺しダブルニー、側転ドロップキックと決めていくが、タッチを受けたアンダーソンが突進。しかしうまく迎撃したKUSHIDAはスワンダイブ式ブレーンチョップからその場飛びムーンサルトを落とす。だが、アンダーソンがスパインバスターで叩き付けると、エプロンにKUSHIDAを出していき、バッド・インテンションズが次々に攻撃。
 場外カウント19で辛くも生還したKUSHIDAをライガーボムで叩き付けたライガーは、ジャベライゲル。さらにバッド・インテンションズがバックブリーカー+エルボードロップの合体攻撃。完全に捕まったKUSHIDAだが、10分が経過した辺りでバーナードにローリングエルボーから延髄蹴りを見舞った棚橋にタッチ。太陽ブローからスリングブレイド、ファイナルカット、ローリングセントーンと決めていった棚橋は、続くアンダーソンとエルボースマッシュ合戦からフライング・フォアアーム。
 さらにドラダがコーナーに飛び乗ってのムーンサルトアタック。そしてジャンプしてノータッチで花道に出たドラダは、花道ダッシュしてノータッチでリングインしてのコルバタで飛び付くが、アンダーソンがパワーボムに切り返すと、バーナードとライガーが入ってきてトレイン攻撃。さらにアンダーソンのジャンピング・フロントキックからバーナードがボディプレスを落とすと、バーナードはそのまま棚橋と場外へ。リング上ではドラダがウラカンを決めるがカウントは2。ならばともう一度花道をダッシュしてスワンダイブするが、アンダーソンは逆にガン・スタンで飛び付いて3カウント。バッド・インテンションズ&ライガーが準決勝進出を決めた。
 試合後、棚橋を睨み付けて改めて7・18札幌大会でIWGPヘビー級王座を奪取する宣言したバーナードは「シンニホンプロレス、イチバ〜〜〜ン!」と叫ぶと、IWGPヘビーのベルトを誇示する棚橋に対し、IWGP&GHCタッグのベルトを誇示して睨み付けていった。

110622_NJPW-2.jpg "復帰後"初遭遇となる小島と天山。天山が「小島出て来い、小島!」と指名すると、小島は本間を下げて先発を買って出る。天コジ対決はまずは小島の執拗なヘッドロックからスタート。タックル対決ではどちらも倒れず、天山はモンゴリアンチョップを売っていくが、小島はエルボーで応戦。しかしラリアットをかわした天山はファレにタッチ。ファレは真壁をタックルでなぎ倒すが、ナックルを見舞っていった真壁。井上と本間はエルボー合戦から逆水平チョップ合戦へ。
 そしてラリアットで本間がなぎ倒すと、コジマカベ組は井上を捕まえていく。小島は控えの天山に攻撃してから井上にマシンガン逆水平。さらに行っちゃうぞエルボーを投下すると、ショートエルボーの連打からラリアットを狙ったが、これを水車落としで切り返した井上は天山にタッチ。串刺しラリアットからカーフブランディング、モンゴリアンチョップと見舞った天山は、小島のブレーンバスターも逆に投げていくが、小島はコジコジカッターを返すと本間にッチ。
 突進してきた本間をマウンテンボムで叩き付けた天山がファレにタッチすると、ファレはコーナースプラッシュ、バックフリップと決めていく。しかし、そこに真壁が入ってきてラリアット。その真壁には井上がスピアー・オブ・ジャスティス。だが、小島と天山が場外で激しくやり合っている間に、本間がファレにラリアットを叩き込み、コケシを落として3カウント。コジマカベホンマが準決勝進出を決めた。試合後も周りが必死に制しする中、なおもやり合った小島と天山。天コジ対決の気運が一気に高まり、小島もインタビュースペースで「天山! 天山っ! 天山っ!!! ......もう1回やろうぜ」と叫んだ。

110622_NJPW-3.jpg 6人タッグトーナメントは1回戦敗退となった鈴木軍(仮)だが、ランス・アーチャーの暴れっぷりと、西澤管理部長を鈴木軍(仮)に勧誘していることが話題に!
 試合前からタイチに対して怒り心頭のタイガー。三上はレスリングの動きからTAKAを俵返しで投げていく。しかしスネを蹴っていったTAKAはアーチャーにタッチ。チョップを打っていった三上を軽々とチョークスラムで叩き付けていったアーチャーに対し、永田が入ってきて張り手からエルボーを打っていく。しかし延髄蹴りをブロックしたアーチャーはチョップ合戦を挑んでいく。
 続いてタイチが入って来ると、タイガーが「立て、立て」と挑発しながら何度もローキックでダウンさせる。だが、タイチがタイガーをアーチャーに向かってホイップすると、アーチャーがキャッチしてネックハンキング。さらにタイチは放送席にタイガーを連れて行き、解説の"虎ハンター"小林邦昭氏に「マスクの剥がし方を教えろよ!」と言うが、小林氏は拒否。リングに戻ったタイチは仕方なく自分でマスクを剥がそうとするが、必死にマスクを守るタイガー。さらにTAKAが襲いかかるが、ローリングソバットを返したタイガーは永田にタッチ。
 TAKAとタイチはトレイン攻撃を狙うが、永田がTAKAをフロントキックで吹っ飛ばすと、ビビったタイチは永田の前で跪いて薄ら笑いを浮かべながら握手を求める。だが、永田はタイチの握手に応じた瞬間、エクスプロイダーで投げていく。さらに自らタッチを志願した三上がTAKAに大暴走からブレーンバスターで投げていくが、背後からタイチが攻撃。さらにアーチャーがシットダウン式チョークスラムから、ファイナルデイズで叩き付けて3カウント。
 そしてインタビュースペースでは、まずTAKAとタイチが「このモンスター、1人で100人分だよ。まだまだこれからだぞ! まだ覚醒してねぇぞ、このモンスターはよ」とアーチャーを絶賛。そのあと、アーチャーが英語でアピールすると、「オイ、鈴木軍(仮)の通訳! オラ、なんだ通訳しろ!」と言って西澤部長を引っ張り込んで、アーチャーが顔面を鷲掴みにしていく。
 すると西澤部長はアーチャーのコメントを出す雰囲気そのままに「俺様がー、アーチャー! アメリカの狂気だー! シンニホンの野郎どもが、誰が来ようとも俺様の前には、アメリカンプロレスの前には、アーチャープロレスの前には敵なしだ〜〜〜〜っ!」とインタビュースペースから会場内にも聞こえるような大声で絶叫! そんな西澤部長を見て「やるじゃねぇか、鈴木軍(仮)の通訳!」と絶賛したTAKAだが、タイチは「鈴木軍に入りてぇんだったらよ、鈴木さんか、TAKAか、俺の髪型と一緒にしてこい!」とムチャクチャな"条件"を提示。TAKAは「それか(アーチャーと同じくらいまで)身長伸ばして来い!」と、これまた無茶な要求をすると、「行くぞオラ!」と言って西澤部長を連れて控室に入っていってしまった......どうなる、西澤部長!

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負
●渡辺高章
6分55秒 首固め
○外道

▼第2試合 タッグマッチ 20分1本勝負
金本浩二/●高橋広夢
8分48秒 スライス・ブレッド♯2→エビ固め
邪道/○ブライアン・ケンドリックス

▼第3試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
永田裕志/タイガーマスク/●三上恭祐
10分23秒 ファイナルデイズ→片エビ固め
○ランス・アーチャー(フリー)/TAKAみちのく(K-DOJO)/タイチ

▼第4試合 J SPORTS CROWN無差別級6人タッグトーナメント2回戦 無制限1本勝負
菊地毅(フリー)/円華(フリー)/●忍(666)
10分44秒 垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め
矢野通/飯塚高史/○石井智宏(リキプロ)

▼第5試合 J SPORTS CROWN無差別級6人タッグトーナメント2回戦 無制限1本勝負
後藤洋央紀/プリンス・デヴィット/○田口隆祐
10分21秒 キドクラッチ
田中将斗(ZERO1)/●高橋裕二郎/ディック東郷(DDT)

▼第6試合 J SPORTS CROWN無差別級6人タッグトーナメント2回戦 無制限1本勝負
天山広吉/井上亘/●キング・ファレ
13分37秒 コケシ→体固め
真壁刀義/○本間智宏/小島聡(フリー)

▼第7試合 J SPORTS CROWN無差別級6人タッグトーナメント2回戦 無制限1本勝負
棚橋弘至/KUSHIDA/●マスカラ・ドラダ(CMLL)
15分38秒 ガン・スタン→片エビ固め
ジャイアント・バーナード/○"ザ・マシンガン"カール・アンダーソン/獣神サンダー・ライガー

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