石川がGENと高尾に連続防衛し、両国のメインでKUDOを迎え撃つことが決定!ケニーが友マイケルのためにKO-Dタッグ王座を奪取!

110619_DDT-1.jpgDDTプロレスリング
What are you doing 2011
日時:6月19日(日) 開始:12:00
会場:後楽園ホール
観衆:1461人(超満員)

 19日、後楽園ホールで行われたDDT『What are you doing 2011』。7・24両国国技館大会に向け、すでにKO-D無差別級選手権挑戦者決定トーナメントで優勝したKUDOがメインでタイトルに挑戦することが決まっているが、今大会ではKUDOの挑戦を受ける王者が決まる。まず"いつでもどこでも挑戦権"を持ったGENTAROが現KO-D無差別級王者の石川修司に挑戦。さらに勝者に対し、"いつでもどこでも挑戦権"を持った高尾蒼馬がすぐに挑戦するため、石川かGENTAROが両国のメインに立つには1日2試合勝たなければいけない!

 高みの見物とばかりに高尾が見つめる中、GENTAROはゴングと同時にラリアットを叩き込むと、石川を場外に追いやって捻りを加えたケブラーダを発射。さらに石川の左ヒザに狙いを定めてニークラッシャーやストンピングで集中攻撃。ドラゴンスクリューを狙ったGENTAROをサイドスープレックスで投げた石川はダブルアーム・スープレックスで投げていくが、雪崩式ブレーンバスターを返すGENTARO。
 だが、ミサイルキックをお見舞いした石川はビッグブーツ、ブレーンバスター、ダイビング・ボディプレスと畳みかける。GENTAROは何とかバックドロップを返すと、立て続けにバックドロップで投げてからコーナーに登っていく。だが、立ち上がった石川はGENTAROを抱きかかえるとファイアーサンダー。さらにスプラッシュ・マウンテンで叩き付けるが、何とかカウント2で返したGENTAROは、下から石川の足に絡みついていってシャープシューター!
 しかし脚力ではね除けた石川だが、GENTATOは奥の手のシューティングスタープレス! だが、これをかわして自爆させた石川はTSUNAMIを正面、串刺し、後頭部と連発すると、最後は自ら片膝を付きながら首をかっ斬るポーズをしたGENTATOをドロップキックで吹っ飛ばしてからのスプラッシュ・マウンテンで叩き付けて3カウント。
 石川が王座を奪った瞬間、リングに走り込んでいった高尾は、奇襲攻撃を仕掛けていく。さらにシットハート♥ファウンデーション(以下SHF)の松永智充とスーパー・シット・マシンも試合に介入! 場外に連れ出された石川を高尾がクリアボックスで殴打すると、石川は額から流血! さらに一斗缶を持ってリングに戻った高尾だが、松井レフェリーが止めに入る。すかさず石川は拷問コブラで反撃を試みるが、マシンが松井レフェリーを引きつけると、背後から松永がバックドロップで松井レフェリーを投げていく。これでレフェリー不在となり、木曽レフェリーが入ろうとするが、マシンがラリアットを叩き落とすと、松永は松井レフェリーから奪い取ったレフェリー着を着て強引にレフェリーになってしまう。
 SHFは3人がかりでスーパーパワーボムを決めると、松永が高速カウントで3つ叩くが、これは認められない。何とか石川が高尾をバックドロップで投げていくと、そこに両国のメインでKO-D無差別級王座挑戦が決まっているKUDOが入ってきて、松永とマシンを場外にぴやってトペを発射! そして松永からレフェリー着を奪い取ると、自ら着て臨時レフェリーを買って出た!

 すると石川は一気に形勢逆転! ファイアーサンダーで叩き付けてからかんぬきに捕らえた石川は、何度も何度もヘッドバットを叩き込んでいき、グッタリした高尾をかんぬきスープレックスで投げてから必殺のスプラッシュ・マウンテン! だが、何とかカウント2で返した高尾は意地のヘッドバットを返すと、張り手とグーパンチを叩き込んでからシュバインで叩き付ける。さらにダイビング・レッグドロップ2連発を投下したが、3発目を狙ったところで石川がコーナーまで追いかけていき雪崩式かんぬきスープレックス。さらにドロップキックからカバーするが、高尾はカウント1で返す!
 しかしニーリフトの連打からTSUNAMIを叩き込んだ石川は、後頭部へのTSUNAMIからダメ押しのスプラッシュ・マウンテンで叩き付けて3カウント! 1日で2度の王座防衛に成功し、両国大会のメインに王者として立つことが決定した。勝った石川は高尾に「お前のメインに出たい気持ち、試合を通じて伝わってきたよ。お前も今回の悔しい思いを糧にして凄いレスラーになれよ」と声をかける。石川の握手に応じなかった高尾を松永とマシンが介抱する......と思いきや、何と松永が決別のバックドロップ!
110619_DDT-2.jpg 松永が「オイ、蒼馬様、いや高尾蒼馬! お前はもう必要ねぇ! 消えてくれ! 消えろ! お前がいなくなったSHFに一緒にやろうという仲間が現れた」と言うと、そこに登場したのはユニオンに参戦している矢郷良明と二代目大家健(真霜拳號)のスーザン親衛隊! 矢郷は「スーザン親衛隊、今日は1人(=円華)お仕事でいないが、このスーザン親衛隊がSHFと業務提携することになった。業務提携してスーザン・シットハート・スーパースター(以下SSS)として7月24日、両国国技館大会に出場することになった」と宣言した。
 だが、SSSが高尾を粛正しようとすると、そこに高尾には散々してやられた佐藤光留が入ってきて高尾を救出! SSSの前に立ちふさがった光留は、高尾を抱き起こそうとするが、高尾はその手を振り払って引き揚げてしまう。すると全選手がリングに上がってきて、この日がDDTラストマッチとなったディック東郷が「この1年間、本当に楽しかったです。DDTに所属して本当によかったと思います」と挨拶すると、高木三四郎大社長が「あなたがいなくなってからのDDTがどうなっていくのか、まだ自分にも彼らにも見えていないと思います。でも必ずや両国大会を成功に導いて、これからも頑張っていこうと思います。いままでどうもありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。
 続いて、男色ディーノが恒例になってきた"ドラマティック注入式"をやるように促す。両国大会のメインで外敵である石川からKUDOがKO-D無差別級王座を奪還出来るように、DDTの選手たちが次々にKUDOに得意技を叩き込みながらエールを送る。そして最後にディーノが「夢が逃げない! 逃げるのはいつも自分のほうだ。夢から逃げなかった飯伏はベルトを獲った! 高梨は帰ってきた! 東郷さんは次へ行く!」と言ってから男色ドライバーをかけようとすると、石川が乱入してきてディーノを蹴散らし、KUDOにスプラッシュ・マウンテンをお見舞い!
 「オイ、KUDO! オメーがDDTの代表ってウソだろ? オメーじゃ俺に勝てねぇな。正直言って通過点だ。俺が未来へのKO-Dのベルト巻いてやるよ!」と悪態をつき、"外敵"らしさをアピールした石川に対し、KUDOは「ふざけてねぇぞ! 俺はKING OF DDTチャンピオン! DDTを代表して必ずベルトを獲る! 両国まで俺がDDTを背負って突っ走る! みんな、俺に付いて来い!」と叫んでみせた。

110619_DDT-3.jpg 6・4新木場大会でGranmaを破り、KO-Dタッグ王座を奪取したTKG48の澤宗紀&入江茂弘。今大会では6・12博多大会でFrom the Nortgern Countryを破り、挑戦権を獲得したケニー・オメガ&中澤マイケルの"もう1つのゴールデン☆ラヴァーズ"がKO-Dタッグ王座に挑戦した。ケニーは「正直言ってタイトルはどうでもいい。友達であるマイケルを助けたいんだ」と友であるマイケルのために勝ちたいと熱く語った。
 だが、勢いに乗っている入江はケニーを相手にしても、一歩も引かない。一方のマイケルは澤に蹴られるとすぐにダウンしてしまう。すかさずTKGはトレイン攻撃から、澤が入江にフェースクラッシャーを決める形で入江の頭部をマイケルに叩き付けると、続けて入江はテディベア。さらにマイケルのスピアを受け止めた入江はブレーンバスターで投げていく。澤の張り手を食らったマイケルは「熱くなってきたぜ〜! 火照ってきたぜ〜!」と"自分のペース"に持ち込もうとするが、タイツを脱ぐ前に澤がレッグラリアットを叩き込む。
 ケニーが入ってきて何とかコタロー・クラッシャーからのノータッチトペコンを発射するが、リングに戻った澤は伊良部パンチからシャイニング・ウィザード。これを波動拳で迎撃したケニーがマイケルにタッチすると、マイケルはダイビングショルダーで澤を吹っ飛ばし、入江にはトラースキックからスピア。だが、入江もケニーのSTOP!を無視してエルボーを叩き込み、パワースラムからのランニングエルボーで反撃。そしてコーナーに登っていくが、エプロンからマイケルがしがみついていくと、ケニーが飛び付いていって雪崩式回転エビ固め。
 さらにマイケルが自分でヒザを抱え込むようにして落下する独特過ぎるダイビング・ニードロップを投下し、さらに澤にもトラースキック。その間にケニーが入江にジャンピングソバットを叩き込んでから、必殺のクロイツ・ラスで投げていって3カウント! 約束通りケニーが友であるマイケルのためにタッグ王座を奪取してみせた!
 すると、そこにHARASHIMA&HERO!が入ってきて、何と両国大会にはタッグ王者として出たいので、その前にタイトルマッチを組んでほしいと懇願。ケニーが今月末に帰国してしまい、次は両国直前まで来日しないため無理かと思われたが、HERO!ファンの鶴見亜門GMは「夢を諦めるな! 絶対に夢を諦めるな! 最後まで夢を諦めるな! そうすれば絶対に何とかなるはずだから!」というHERO!の言葉に感動し、その場で新木場1stRINGに電話。6・24新木場でケニー&マイケルvs.HARASHIMA&HERO!のKO-Dタッグ戦のワンマッチ興行を行うことが決定してしまった。

 また、前日の6・18新日本プロレス大阪大会でIWGPジュニアヘビー級王座を奪取した飯伏幸太が、ベルトを持ってホームリングに凱旋。すると鶴見GMは7・24両国大会で早速初防衛戦を行うと発表。その相手は何と前王者のプリンス・デヴィット! リングに上がったデヴィットは「イブシ、昨日本当におめでとうございます。だけど、7月24、もう1回お願いします」と言うと、飯伏とガッチリ握手を交わした。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼ダークマッチ(11:40開始予定)10分1本勝負
松永智充/○スーパー・シット・マシン
6分13秒 シットダウン・パワーボム→エビ固め
●美月凛音/星誕期

▼スペシャルダークマッチ(11:50開始予定)12:00まで
ゴージャス松野
10分8秒 時間切れ引き分け
DJニラ(フリー)

▼第1試合 マサ高梨復帰戦 アイアンマンヘビーメタル級選手権 30分1本勝負
●マサ高梨
9分3秒 ニールキック→体固め
○石井慧介
※石井が第853代王者となる

▼アイアンマンヘビーメタル級選手権
○マサ高梨
12時18分 横入り式エビ固め
●石井慧介
※高梨が第854代王者となる

▼第2試合 ボブゲームファイナルエディション 30分1本勝負
○男色ディーノ
8分37秒 男色エクスタシー→エビ固め
●セクシー・エディ

▼第3試合 8人タッグマッチ 30分1本勝負
飯伏幸太/○KUDO/佐藤光留(パンクラスMISSION)/旭志織(K-DOJO)
9分28秒 ダイビング・ダブルニードロップ→片エビ固め
HARASHIMA/HERO!/MIKAMI/●平田一喜

▼アイアンマンヘビーメタル級選手権
●マサ高梨
13時3分 セクシーフィスト→片エビ固め
○セクシー・エディ
※エディが第855代王者となる

▼第4試合 ディック東郷DDTラストマッチ 30分1本勝負
○ディック東郷/アントーニオ本多(フリー)
14分42秒 ダイビング・セントーン→片エビ固め
ヤス・ウラノ/●佐々木大輔(フリー)

▼アイアンマンヘビーメタル級選手権
●セクシー・エディ
13時24分 横入り式エビ固め
○石井慧介
※石井が第856代王者となる

▼第5試合 KO-Dタッグ選手権 60分1本勝負
[王者組]澤宗紀(バトラーツ)/●入江茂弘(チームでら)
10分29秒 クロイツ・ラス
[挑戦者組]○ケニー・オメガ/中澤マイケル
※第35代王者が初防衛に失敗。ケニー&中澤が第36代王者となる

▼第6試合 KO-D無差別級選手権 60分1本勝負
[王 者]○石川修司
11分56秒 スプラッシュマウンテン→エビ固め
[挑戦者]●GENTARO(FREEDOMS)
※第36代王者が初防衛に成功

▼第7試合 KO-D無差別級選手権 60分1本勝負
[王 者]○石川修司
13分59秒 スプラッシュマウンテン→エビ固め
[挑戦者]●高尾蒼馬
※第36代王者が2度目の防衛に成功

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