KOG開幕戦で前年度覇者の鷹木を下した望月!YAMATOや鷹木も望月軍(仮)に加入し、BWと全面戦争へ

110512_DragonGate-1.jpgDRAGON GATE
KING OF GATE 2011
日時:5月12日(木) 開始:18:30
会場:後楽園ホール
観衆:2000人

 12日、後楽園ホールで行われたドラゴンゲート『KING OF GATE 2011』開幕戦。毎年恒例ドラゴンゲートのナンバー1決定トーナメント『KING OF GATE』(以下KOG)だが、今大会ではトーナメントAブロックの1回戦4試合が行われた。
 5・5愛知県大会でYAMATOを下してドリームゲート王座初防衛に成功した望月成晃と、昨年のKOG覇者である鷹木信悟がいきなり激突! 現ドリームゲート王者か、KOGディフェンディングチャンピオン、どちらかが1回戦で姿を消すことになる。

 ゴングと同時にタックルでぶつかっていった鷹木。望月も鷹木をエプロンに追いやってランニング・サッカーボールキックを返すが、スクッと立ち上がった鷹木はエプロンから望月を担ぎ上げると断崖式デスバレーボム! 文字通り望月の首を狙っていく鷹木だが、望月も鷹木の古傷である右ヒジを蹴って対抗。堪らず場外にエスケープする鷹木だが、望月は鉄柱に鷹木の右ヒジを叩き付けると、さらにリングに戻ってワキ固め。鷹木は何とか脱出してパンピングボンバーを返すが、痛む右腕では望月は倒れず飛び付き腕十字へ。
 必死に逃れた鷹木は串刺し攻撃を狙うが、カカト落としで迎撃した望月は、なおも鷹木の右ヒジを攻撃していくと、コーナーに鷹木を逆さ吊りにしてから右ヒジに蹴り。鷹木もハンマーのようなショートレンジラリアットで望月の蹴りを迎撃するが、望月は鷹木のショートレンジラリアットをエルボーで迎撃してショルダーアームブリーカー。スリーパーで切り返そうとした鷹木だが、一本背負いで投げていった望月は腕十字へ。
 さらに三角絞めに移行した望月だが、持ち上げた鷹木はマットに叩き付けて脱出。ならばと一角蹴りからの三角蹴りを狙った望月だが、コーナーに押しつけて防御した鷹木は、アルゼンチンで担ぎ上げると、そのまま前方のターンバックルに望月を叩き付けてからブラッドフォール。しかし着地した望月はバズソーキック。鷹木もパンピングボンバーを返すが、望月は倒れない。4発目のパンピングボンバーでようやく望月をなぎ倒した鷹木はSTAY DREAMを狙うが、望月は雪崩式ブルドッキングヘッドロックで切り返す!
 片膝をついた鷹木にランニングミドルからのハイキック、さらにイリュージョンを叩き込んだ望月は最強ハイキックを放つが、鷹木は左右のエルボーで迎撃。返す刀で最強ハイキックを叩き込んだ望月だが、鷹木もパンピングボンバー。ロープに飛んだ鷹木だが、望月はミドルキックで迎撃。しかし鷹木はMADE IN JAPANで叩き付けると、続けてgo2sleep! 望月も最強ハイキックを返すが、倒れない鷹木はパンピングボンバー。お互いに得意技を打ち合うが、意地でも倒れない。
 しかし鷹木のパンピングボンバーを食らった返す刀で、望月はジャンピングして飛び込むような真・最強ハイキックを叩き込み、両者とも倒れ込む。ダウンカウントが数えられると、望月は何とかカウント9で立ち上がったが、鷹木は右腕のダメージでロープを掴んで立ち上がることが出来ず、そのままカウント10を聞いてTKO負けを喫した。

110512_DragonGate-2.jpg KOGは鷹木を下した望月と、Gammaを下したサイバー・コングが2回戦で激突することが決定。そしてブレイブゲート王座を賭けて昨年11・23大阪大会で熱戦を繰り広げたPACとドラゴン・キッドの対決は、キッドがスワンダイブ式のバイブルで現ブレイブゲート王座のPACからピンフィール勝ちを収めて2回戦進出を決めた。
 また、4・14後楽園大会で久しぶりのシングル王座(フリーダムゲート)挑戦ということもあって、王者のYAMATOをあと一歩のところまで追い詰め、5・5愛知県大会では横須賀享をシングルマッチで撃破と、最近シングプレイヤーとして乗っている神田裕之は、前ドリームゲート王者の吉野正人と1回戦で激突。
 先に入場してきた吉野をリングに上がる前に背後から急襲した神田。ラフ殺法で吉野を追い込んでいった神田はジョン・ウーを狙うが、背後から引き倒して防いだ吉野はこうもりから超高角度ミサイルキックを狙ったが、かわしてみせた神田はパワースラムからエクスプロイダーを狙う。これをライトニング・スパイラルで切り返した吉野だが、続いてバックに回ると神田は急所蹴り。しかし、神田の串刺し攻撃をかわした吉野は急所蹴りをお返し。
 だが、突進してきた吉野にマンハッタンドロップを決めた神田はまたもジョン・ウーを狙うが、吉野はドロップキックで迎撃。吉野は超高角度ミサイルキックからトルベジーノを狙ったが、サイドバスターで切り返した神田は投げ捨てジャーマンで投げていくと、三度目の正直でジョン・ウーを成功させる! さらに琉'sで叩き付けるがカウントは2。神田のダイビング・エルボードロップをかわした吉野はトルベジーノ、ライトニング・スパイラルで追い込むが、神田はミサイル式ジョン・ウーを発射!
 これをかわした吉野はトルベジーノからソル・ナシエンテを狙うが、フックされる前に吉野を振り解いた神田はロープに激突した吉野のバックを取ると、もの凄い勢いのジャーマンで投げていき3カウントを奪った! 前ドリームゲート王者の吉野を下し、2回戦進出を決めた神田は、2回戦でBWの盟友キッドと対戦することになった。今年のKOGは神田が台風の目になりそうだ。

110512_DragonGate-3.jpg メインで望月が鷹木を倒した瞬間、Blood WARRIORSが乱入してきた望月を袋叩きにしていく。すると望月+元WORLD-1の望月軍(仮)から共闘を呼び掛けられたものの返事を保留していたYAMATOが入ってきて、望月を救出! 吉野も加勢し、望月&吉野&YAMATOが土井に3人同時ドロップキックをお見舞い!
 だが、堀口元気&斎藤了のマライサは試合を終えた直後の鷹木を蹴撃。そこにB×Bハルクがミサイルキックで入って来ると、そのままの流れで鷹木とハルクが合体攻撃でマライサを吹っ飛ばす。だが、顔を見合わせた鷹木とハルクはやはり小競り合いを始めてしまう。そこに望月が入ってきて2人を強引に握手させると、「いまの状況見てまだ分からないのか? お前らの状況なんてここにいる全員分かっているんだよ。いまの敵はBlood WARRIORSなんだよ! お前も腹括れ!」と鷹木&ハルクを一喝。
 それを聞いた堀口が「腹括れとか関係ねぇんだよ。お前ら間違っても手を組んだな。お前らがタッグを組むんだったら、このツインゲート王者の俺たちが相手になってやろうじゃねぇか!」と現ツインゲートタッグ王者として鷹木&ハルクに対して対戦要求。続いてCIMAが望月、吉野、YAMATOに向かって「お前らがやるんやったら最後までやったろうじゃねぇか!」と言うと、吉野は「神田、今日はお前に取られたんだから、6人でやってやろうじゃねぇか! YAMATO、お前はどうするんだ?」と尋ねる。
 するとYAMATOは「イチイチ言わせるんんじゃないよ。ここに来た、それが答えだ!」と望月軍(仮)入りを表明すると取れる発言! この結果、6・8後楽園大会でマライサvs.鷹木&ハルクと、CIMA&土井成樹&神田裕之vs.望月成晃&吉野正人&YAMATOが決定! CIMAが「どういうタイミングでこのメンバーが固まったか知らんが、お前らにひと言だけ言っておく。ホンマにそれでええんか? それでホンマにおいしいと思ってんのか?」と詰め寄れば、望月も「その言葉はそっくりそのままお前に言ってやるよ。これがお前らの言うシフトチェンジか? このシフトチェンジに付いていけない奴もいるんじゃないのか? KOGは優勝者も俺らから出して、軍団抗争は俺らが主導権を握る」と宣戦布告していった。
 CIMAはこの場にいなかった谷嵜なおきが裏で動いているかもしれないと意味深発言。Gamma戦後「信悟と望月の試合、結果によって俺も考えることがあるからよ」と発言していたサイバー・コングもこの場にいなかった。鷹木は望月に勝った上で、KAMIKAZEが望月&元WORLD-1を吸収したかったようだが、望月に敗れたためひとまず自分の中でKAMIKAZEにひと区切りをつけ、ハルクとのタッグも「組むというよりは隣にいる感じ」としながらも承諾した。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負
ドン・フジイ/●苫小牧卓也
11分0秒 一騎当千→片エビ固め
YAMATO/○KAGETORA

▼第2試合 KING OF GATE 2011 トーナメント Aブロック1回戦 30分1本勝負
○神田裕之
11分57秒 ジャーマンスープレックスホールド
●吉野正人

▼第3試合 KING OF GATE 2011 トーナメント Aブロック1回戦 30分1本勝負
○ドラゴン・キッド
11分56秒 バイブル
●PAC

▼第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
堀口元気/○斎藤了
12分12秒 ドラゴンスープレックスホールド
新井健一郎/●岩佐拓

▼第5試合 KING OF GATE 2011 トーナメント Aブロック1回戦 30分1本勝負
●Gamma
12分17秒 サイバーボム→エビ固め
○サイバー・コング

▼第6試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
CIMA/土井成樹/○リコシェ
20分51秒 ヨシタニックを切り返す→エビ固め
B×Bハルク/横須賀享/●スペル・シーサー

▼第7試合 KING OF GATE 2011 トーナメント Aブロック1回戦 30分1本勝負
○望月成晃
18分18秒 真・最強ハイキック→KO
●鷹木信悟

このページの先頭へ
コラム女子プロレス団体『FEATURES』
スターダム世IV虎の番長日記
はるか悠里の格闘アイドル育成計画
スターダム須佐えりの初勝利への道
月別アーカイブ
団体