K-DOJOに乗り込み、飯伏とのタッグで真霜&関根のハードコアタッグ王座に挑戦したヨシヒコ。だが、その代償はあまりにも大きかった!
KAIENTAI DOJO
GWSP6
日時:4月29日(金) 開始:13:00
会場:千葉BlueField
観衆:161人(超満員)
29日、千葉BlueFieldで行われたKAIENTAI DOJO『GWSP6(ゴールデンウィーク・スペシャル6)』。大型連休にBlueFieldで開催される6連戦の初日だが、この日の目玉は4・17後楽園ホール大会で5WAYイリミネーションマッチを制して、見事初防衛に成功した真霜拳號&関根龍一が保持するKAIENTAI DOJO認定WEWハードコアタッグ王座に、DDTからの刺客として飯伏幸太&ヨシヒコが挑戦する一戦!
『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア』を直前に控えた前IWGPジュニアタッグ王者の飯伏が、2009年10月25日にKO-D無差別級王座を賭けて激闘を繰り広げた"地獄の墓掘り人形"ヨシヒコとタッグを結成! ヨシヒコはこれが初の他団体参戦となる。まさしくハードでコアな試合になること間違いなしだが、難敵を迎えて真霜&関根はハードコアタッグ王座を防衛することが出来るか?
凶器の使用OK、場外カウントなしのエニウェアフォールのハードコアルールということで、飯伏&ヨシヒコの挑戦者組はバーベルのプレートやスケボーを持って入場。対する真霜&関根の王者組も竹刀、チェーン、ラダーなどを持ち込んでいざ試合開始。先発を買って出たヨシヒコは関根のスリーパーに捕まりながらも下から蹴り上げて脱出。関根もサッカーボールキックを叩き込むが、FKをかわしたヨシヒコはスクールボーイで丸め込む。慌ててキックアウトした関根は真霜にタッチ。ヨシヒコも飯伏にタッチするが、真霜は控えのヨシヒコが気になる様子。
真霜のチェーン攻撃をかわした飯伏はヨシヒコにアイコンタクトするとタッチして「行け、ヨシヒコ!」と檄を飛ばす。真霜は一旦チェーンを捨てると、コーナーで仁王立ちのヨシヒコに慎重に近付いていき、何と意表を突いたハイキック一閃! さらにヨシヒコを担ぎ上げて場外に放り投げていくと、一気に場外乱闘に。リング上に大量のイスを投げ入れながら真霜と関根はヨシヒコを集中攻撃。
ヨシヒコに絶大なる信頼を置いている飯伏は、その間にバナナを食べて水を飲むという余裕を見せる。ようやく飯伏がヨシヒコを救出に向かうと、すでにヨシヒコの姿はない......。新たな凶器を探しに出ていた真霜は、記者の目の前に置いてあったチーバくんのぬいぐるみを手に取ると、何とそのチーバくんで飯伏を殴打! だが、そこに2階バルコニーからヨシヒコが姿を現し、何と高梨がブン投げ......ではなく、高梨の制止を振り切ってバルコニーダイブ!
ヨシヒコにピンチを救われた飯伏は重たいバーベルのプレートを持ち上げて、そのまま真霜に激突していくが、真霜も飯伏からプレートを取り上げると、飯伏をリングに戻して飯伏の上に重たいプレートを乗せていく。さらに関根も口に含んだプロテインを飯伏の顔面に噴射してからコンバインに捕らえ、飯伏大ピンチ!
すると、突然場内に『CRASH』が鳴り響き、何とBlueFieldのシャッターが開き始める。そして、そこに立っていたのは黒いTシャツを着たヨシヒ......ではなく、かなり可愛い顔をしており、明らかにニセモノ! 唖然とする王者組だが、何とその背後に本物のヨシヒコがいつの間にか現れ、振り返った王者組を両手のチョークスラムで叩き付ける! さらに場外に出た王者組に対し、高梨のアシストを受けながら全身でぶつかっていくプランチャを発射したヨシヒコ。そこから飯伏は開いたシャッターから真霜を会場外に連れ出していく!
観客の「ジャスコ」コールの中、真霜のバックドロップを着地した飯伏はアスファルトの上でオーバーヘッドキック! そして真霜がダウンした隙に会場入口に設置されている自動販売機の上に登った飯伏。するとヨシヒコも追いかけていき、何と2人同時に自販機上からのケブラーダを発射! "路上王"飯伏にヨシヒコも感化されてしまった!
大きなダメージを負った真霜をリングに戻した飯伏は、蹴りのコンビネーションからその場飛びムーンサルトを投下するとコーナーへ。再びヨシヒコも飯伏を追いかけるようにコーナーに登ると、何とゴールデン☆ラヴァーズの得意技であるゴールデンシャワーを予告! しかし、これは寸前のところで関根が阻止! 今度は関根が飯伏とヨシヒコに串刺しダブルニーを叩き込んでいき、真霜がそのまま2人まとめて肩車。関根がコーナーに登ってダブルインパクトを狙うが、ここでヨシヒコがコーナー上の関根目がけてダイブしてダブルインパクトを阻止! さらに再び肩車されている飯伏に飛び付いたヨシヒコは、何と飯伏もろとも真霜をリバースフランケンで投げていった。
大暴れのヨシヒコは関根に輪廻転生を決めていくが、惜しくもカウントは2。試合時間は20分を経過したが、ヨシヒコはさらに関根にカナディアンデストロイヤーを決めていく。カウント2で真霜がカットすると、今度は真霜のバックを取ったヨシヒコ。真霜もバックを奪い返すと、飯伏、さらに関根もバックを取っていく。そして最後にバックを取ったヨシヒコは、「面倒臭い!」とばかりに何と3人まとめてジャーマンで投げ捨てる!
4者ダウン状態の中、何とか立ち上がった真霜と飯伏は壮絶なミドルキック合戦。これに打ち勝った真霜は、ヨシヒコを捕まえると強烈な垂直落下式ブレーンバスター。さらにダウンしたヨシヒコの顔の前にラダーをセットすると、ラダーごと関根が龍切で蹴っ飛ばす。これで完全にグロッキー状態となったヨシヒコの上に、イスの山を築いた王者組。そしてコーナーに登った関根を真霜がデッドリードライブの要領でホイップするボディプレスを投下!
関根とイスの山にプレスされたヨシヒコは、ついに力尽き無念の3カウントを聞いた。試合後、王者組はヨシヒコと握手を交わして健闘を称えると、関根がマイクを取り「今日の相手はめちゃくちゃ大変だったけど、何とか防衛することが出来ました〜! ヨシヒコ、飯伏さん、今日はありがとうございました。このベルトはまだまだほかの奴に渡すわけにはいきません。ねぇ、兄弟?」とアピール。手に持ったチーバくんの腰にベルトを巻いた真霜も、難敵との試合を無事終えて安堵の表情。そして関根は翌30日に行われる千葉6人タッグ王者決定トーナメントに優勝して初代王者になることを宣言して、GWSP6の初日を締めくくった。
一方、松葉杖をつき、飯伏の肩を借りてインタビュースペースに現れたヨシヒコはあまりにもダメージが大きくしゃべることも出来ない。「いやー、ヨシヒコいるのに負けたのがちょっとありえないかなと思って。結構勝率高いはずなんですけどね」と項垂れる飯伏によると、ヨシヒコは試合序盤の右肩を骨折し、バルコニーダイブで左足を骨折。さらに自販機の上からのケブラーダで左肩を脱臼し、最後のハードコアボディプレスで首も骨折の疑いがあるという。初の他団体参戦、馴れぬハードコアルールに果敢に挑んだヨシヒコだったが、その代償はあまりにも大きかったようだ。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
滝澤大志/○梶トマト/マリーンズマスク
13分2秒 レッドアイ
Quiet storm/ベナム・アリ/●オーウェン・フェニックス
▼第2試合 シングルマッチ 15分1本勝負
○KAZMA
8分39秒 STF
●ランディ拓也
▼第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
火野裕士/●JOE
16分22秒 滝ジャーマン→片エビ固め
○ヒロ・トウナイ/佐藤悠己
▼第4試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○HIROKI
14分37秒 WARスペシャル
[リトル★ギャラクシー]●旭志織
第4試合
▼KAIENTAI DOJO認定WEWハードコアタッグ選手権試合 60分1本勝負
[王者組]真霜拳號/○関根龍一
24分40秒 ハードコアボディプレス→体固め
[挑戦者組]飯伏幸太(DDT)/●ヨシヒコ(DDT)
※第26代王者組が2度目の防衛に成功
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