旭&大石がK-DOJOの9周年記念大会のメインでApollo55に惜敗!ハードコアタッグ王座を防衛した真霜&関根に、難敵タッグの挑戦が決定!

110417_Kdojo-1.jpgKAIENTAI DOJO
9周年記念興行 CLUB-K SUPER evolution9
日時:4月17日(日) 開始:12:00
会場:後楽園ホール
観衆:848人

 17日、後楽園ホールで行われたKAIETNAI DOJO9周年記念興行『CLUB-K SUPER evolution9』。K-DOJO旗揚げ9周年のビッグショーということで、様々な団体から大物選手が参戦! 新日本プロレスのリングでTAKAみちのくとは激闘を繰り広げているIWGPジュニアタッグ王者チーム、プリンス・デヴィット&田口隆祐のApollo55が、3・26挑戦者決定1DAYトーナメントを勝ち上がったKが誇る老舗タッグの旭志織&大石真翔の挑戦を受けるために敵地に乗り込んだ。

 さすがに敵地ということでApollo55が登場するとブーイングが飛ぶ。新日本応援団もかなり数来ていたため「シンニッポン」コールが起こるが、すかさず「カイエンタイ」コールが大きくなっていきシンニッポンコールをかき消していく。しかしApollo55はクイックタッチで大石の左腕を代わるがわる攻撃していくと、合体のドロップキックで大石と旭を場外に追いやり、場外ダイブと見せけて田口が腰フリポーズ。その横でデヴィットのマイケル・ジャクソンばりのポーズで挑発してみせる。
 リングに戻った大石は体ごとぶつかるようなランニングエルボーで反撃していくが、なかなかタッチが出来ない。しかし左腕への攻撃からデヴィットがロープに飛んだところに、大石はカウンターでランニングエルボーを叩き込むと、ようやく旭にタッチ。デヴィットを卍固めに捕らえたところに田口がカットに入って来ると、旭はApollo55をまとめて卍固めに捕らえる。続いて大石がまたもランニングエルボーを連打していくが、デヴィットはオーバーヘッドキック。
 さらに田口は大石を救出しようとした旭も一緒にDDTで叩き付けると、大石にスリーアミーゴ。3発目を踏ん張った大石だが、延髄蹴りを叩き込んだ田口は改めてブレーンバスターで投げると、コーナー2段目からのミサイルキック。すると大石は田口の顔に唾を吐きかける。怒った田口が襲いかかるところをチンクラッシャーで切り返した大石は、旭との合体技バルスを決めると、そこから旭がラ・マヒストラル、逆さ押さえ込みと連続で丸め込む。
 何とか逃れた田口はドロップキックで場外に追いやりトペを狙ってダッシュ。しかしエプロンに登って旭が迎撃すると、大石が三角跳びムーンサルトプレスを投下。さらに旭が阿吽を叩き込むが、田口もバックドロップを返す。続いてデヴィットが大石をコーナーに乗せて雪崩式ブレーンバスターで投げていくが、大石もミラクルエクスタシーを返し、そこから旭との合体技サボテンの花を狙うが、Apollo55もブラックサンデーで切り返そうとする。何とか大石が旭を救出し、今度こそサボテンの花をデヴィットに決めたがカウントは2!
 ならばとコーナー上からの雪崩式サボテンの花を狙った旭&大石だが、田口がカット。その田口に雪崩式スタナーを決めた大石は、「メジャーにも通じる技」としてこだわったというサボテンの花をもう一度狙うが、今度はデヴィットがダイビング・フットスタンプでカット。すると田口が旭をどどんで叩き付けてからApollo55は大石にブラックホールバケーション! これは自力でキックアウトした大石だが、デヴィットがブラディサンデーで叩き付けて3カウントを奪った。試合後、田口が「リトル★ギャラクシーとApollo55、何かあるようですね。何かあるときは呼んでください」と"宇宙繋がり"のことに触れると、大石も「Apollo55とリトル★ギャラクシーでいつかでっかいギャラクシーに行きましょうよ!」と応えた。最後に旭が「K-DOJOを背負って闘ったつもりでした。もう1回なんて、簡単に出来ませんけど立ち止まっちゃいけないと思います。10周年、来年には迎えるK-DOJO。ここで立ち止まっちゃいけないと思います。負けて格好悪いことは100も承知ですけど、今日は胸を張って帰りたいと思います!」と挨拶すると惜しみない拍手が贈られた。

110417_Kdojo-2.jpg 山下一家解散後、関根龍一が突如結成した関根一家。そこに巻き込まれた形になっている真霜拳號だが、3月にWEWハードコアタッグ王座を奪取。今回初防衛戦を行うことになったが、いきなり4チーム8人が敵となる5WAY戦。ハードコアを得意とする稲松三郎&H.C.K狐次郎、さらにJOE&ランディ拓也、YOSHIYAとIWAジャパンの松田慶三、ヒロ・トウナイ&佐藤悠己の5チームが、凶器の使用OK、場外カウントなしのエニウェアフォールのハードコアルールで激突!
 それぞれのチームが思いおもいの凶器を手に入場してくると、いきなり状が乱闘から試合開始。ハードコア馴れしている稲松&狐次郎が優位かと思われたが、関根を集中攻撃しているところに真霜が助けに入ると、ランディ&JOEが次々にほかのチームを蹴散らしていく。しかしラダーを使った串刺し攻撃をかわした真霜がランディとJOEをまとめてコーナーに叩き付けると、ほかの選手たちが次々にトレイン攻撃。さらにJOEの頭からアルミ製のゴミ箱を被せると、全員で一斉に凶器攻撃を叩き込んで3カウント。これでランディ&JOEは失格。
 続いて真霜&関根がステージ上から高みの見物を決め込む中、YOSHIYAがイスの山の上に佐藤をパワーボムで叩き付けようとしたが、佐藤は回転エビ固めで切り返す。踏ん張るYOSHIYAをトウナイが殴打して3カウント。YOSHIYA&松田も失格に。すかさず稲松&狐次郎が佐藤をイスで殴打していき、イスの上にセットした工事用看板の上に叩き付けようとするが、トウナイが入ってきて逆に合体ブレーンバスターで投げていって看板クラッシュ!
 しかしトウナイの三角跳びプランチャをイスを投げつけて防御した狐次郎。そこに関根が飛ぼうとしたが。狐次郎がラリアットで迎撃。狐次郎はムーンサルトプレスを狙うが、これは真霜がカット。しかし稲松が関根をイスで殴打すると、今度は真霜が竹刀で殴打。さらに狐次郎の串刺し攻撃をカカト落としで迎撃すると、関根がカミカゼ→真霜が無道。稲松が竹刀攻撃でカットに入るが、真霜がかわして狐次郎に誤爆。そこに真霜が再び無道を決めて勝利。これで稲松&狐次郎も失格となり、残りは2チーム。
 場外に追いやった真霜にトウナイがイスを持ったまま三角跳びプランチャ。さらに佐藤もコーナー最上段から場外にダイビング・フットスタンプを投下すると、リングに戻って関根をイスの山に向かってジャーマンで投げるがカウントは2。ようやく関根がイスを持った佐藤にミドルキックを叩き込むと、真霜とサンドイッチロー。佐藤もイスで乱打していき、倒れた関根の上にラダーを置いてからファイアーバードスプラッシュ! だが、これをかわして自爆させた関根は、ラダーでガードしようとする佐藤をラダーごと蹴っ飛ばすと、最後はラダーを佐藤の頭から被せての龍切を叩き込んで勝利!
 目まぐるしい5WAYハードコアマッチを制し、王座初防衛に成功した真霜&関根だが、4・29千葉BlueField大会ではDDTの飯伏幸太&ヨシヒコの挑戦を受けることが決定! ゴールデンウィーク一発目で、他団体初参戦となるヨシヒコを迎え撃つことになった。

110417_Kdojo-3.jpg TAKAみちのくは約5年ぶりにK-DOJO卒業生であるHIROKIとシングルマッチで対戦。K-DOJO創世記からTAKAの背中を見てきたHIROKIにとって、感慨深い一戦になっただろう。
 TAKAは序盤、ヘッドロックや首4の字、クルックヘッドシザースなどグラウンドでHIROKIを追い込むが、逆にヘッドロックに捕らえたHIROKIは一転してフラッシング・エルボーを落とすとTAKAの首筋にエルボーを落としてからスリーパーへ。さらにフロントネックロックや、ヘッドロックの体勢からコーナーにTAKAの頭を叩き付けたりと、文字通りTAKAの首を獲りに行く。TAKAも串刺しニーを返していくが、2発目を腕でブロックしたHIROKIはWARスペシャルへ。
 悶絶するTAKAをオースイスープレックスで抑え込むがカウントは2。TAKAは何とかジャスト・フェースロックで切り返そうとするが、HIROKIは執拗にWARスペシャルで絞め上げる。TAKAの動きが止まったところにトランスレイブを叩き込んだHIROKIだが、その直後にようやくジャスト・フェースロックを決めたTAKA。しかしロープに逃れたHIROKIはTAKAを場外に追いやるとトペを発射。リングに戻り、ライオンサルトからファイナルカットを決めるが、一瞬の隙を突いたTAKAは再びジャスト・フェースロックへ。
 どうにかロープに逃れたHIROKIはTAKAはみちドラを狙ったところを、逆にみちのくドライバーIIで叩き付けると、ヒザのサポーターを外してのトランスレイブ。腕でブロックしたTAKAだが、HIROKIは至近距離からのトランスレイブを叩き込むとマハラジャでカウント2まで追い込む。そしてもう一発トランスレイブを狙ったが、カウンターで捕まえたTAKAはそのままみちドラで叩き付けると、スーパーKを叩き込んでからシャイニング・ウィザード。
 再びみちドラを狙うと、HIROKIも切り返そうとするが、TAKAはドラゴンスリーパーの体勢からHIROKIを持ち上げると、そのままドリラーで叩き付けるみちのくドライバーβ(ベロ)で叩き付けて3カウントを奪った。試合後TAKAはHIROKIに「また近い将来、1vs.1で闘おうぜ」と言うと、休憩時間に発表された5・5千葉BlueField大会でのTAKA&HIROKIvs.ディック東郷&ヤス・ウラノのほかにも、東郷が昨年12・25後楽園大会をケガで欠場したために実現できなかった東郷、TAKA、MEN'Sテイオー、カズ・ハヤシ、FUNAKIのオリジナルメンバーによる海援隊☆DXをK-DOJOの6・18後楽園大会で結成することを宣言! 東郷の国内引退が近付いているだけにTAKAは「恐らく......いや、間違いなく5人揃うのはこれが最後になります! 5人の雄姿をしっかり目に焼きつけてほしいです」と叫んだ。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 8人タッグマッチ30分1本勝負
柏大五郎/滝澤大志/○梶トマト/マリーンズマスク
8分18秒 レッドアイ
KAZMA/●房総ボーイ雷斗/ベナム・アリ/オーウェン・フェニックス

▼第2試合 タッグマッチ30分1本勝負
●山縣優/朱里(SMASH)
8分24秒 シャイニングウィザード→片エビ固め
○バンビ/真琴(アイスリボン)

▼第3試合 KAIENTAI DOJO認定WEWハードコアタッグ選手権試合 5WAYイリミネーションマッチ時間無制限
<1組目>
[王者組]○真霜拳號/関根龍一
6分36秒 バケツを被せての一斉攻撃→体固め
[挑戦者組]●JOE/ランディ拓也
<2組目>
[挑戦者組]ヒロ・トウナイ/○佐藤悠己
9分20秒 合体エビ固め
[挑戦者組]●YOSHIYA/松田慶三(IWAジャパン)
<3組目>
[王者組]○真霜拳號/関根龍一
13分1秒 無道
[挑戦者組]稲松三郎/●H.C.K狐次郎
<4組目>
[王者組]真霜拳號/○関根龍一
17分15秒 龍切 with ラダー→体固め
[挑戦者組]ヒロ・トウナイ/●佐藤悠己
※第26代王者組が初防衛に成功

▼第4試合 シングルマッチ30分1本勝負
○TAKAみちのく
15分15秒 みちのくドライバーβ→エビ固め
●HIROKI(フリー)

▼第5試合 CHAMPION OF STRONGEST-K選手権試合60分1本勝負
[王 者]○火野裕士
18分43秒 世界一のジャーマンスープレックスホールド
[挑戦者]●Quiet storm
※第10代王者が3度目の防衛に成功

▼第6試合 IWGPジュニアタッグ選手権試合60分1本勝負
[王者組]○プリンス・デヴィット(新日本プロレス)/田口隆祐(新日本プロレス)
21分58秒 ブラッディサンデー→片エビ固め
[挑戦者組]旭志織/●大石真翔(フリー)
※第28代王者が3度目の防衛に成功

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