中止になった両国大会の代わりとなる関東3連戦の初日で、マライサがタッグ王座防衛!岩佐が復帰!大谷がタッグを組んだ望月に、大地戦を熱望!
DRAGON GATE
CHAMPION GATE
~東日本大震災復興支援チャリティ大会~
日時:4月12日(火) 開始:19:00
会場:新宿FACE
観衆:650人(超満員札止め)
12日、新宿FACEで行われたドラゴンゲート『CHAMPION GATE』。この大会は当初3・20に開催される予定だった"東のビッグマッチ"両国国技館大会が、東日本大震災の影響で中止となったため、急遽開催されることになった東日本大震災復興支援チャリティ大会。両国大会で行われる予定だったカードは、この日のFACE大会、13日の宇都宮大会、14日の後楽園ホール大会の関東3連戦『CHAMPION GATE』内で行われる。
『CHAMPION GATE』初日のメインは3・20両国大会で行われる予定だったBlood WARRIORSの斎藤了&堀口元気のマライサが持つオープン・ザ・ツインゲート統一タッグ王座に、YAMATOと3・2後楽園大会で緊急復帰した鷹木信悟のKAMIKAZEが挑戦する一戦。
先に挑戦者チームが入場し、コーナーに登っていると、何と王者組が走ってリングインして背後から奇襲攻撃! そのまま場外乱闘で試合が始まると、王者組は鷹木が古傷を抱えている右ヒジを集中攻撃! 鷹木は徹底的に右ヒジを攻撃され、完全に捕まってしまい、王者組のマライサは「来いよ、オラ」と挑発しながら鷹木を足蹴にしていく。鷹木も左腕一本で反撃するが、マライサは倒れない。
痛む右腕でパンピングボンバーを叩き込んでいった鷹木だが、斎了は倒れずに2発受け止めると、3発目を腕へのラリアットで迎撃。腕十字で鷹木の右腕を破壊しに出るが、鷹木はロープに脱出。15分が経過し、マライサは得意の連係攻撃マラハイサッパを仕掛けるが、堀口を大外刈りで倒した鷹木は、斎了をその上に体落としで叩き付けると、さらにセントーンを落としていき、ようやくYAMATOにタッチ。
一気に反撃に出たYAMATOだが、斎了がバックを取る。YAMATOは踏ん張るが、そこに堀口が回転エビ固めを仕掛けていくと、その反動を利用して斎了は投げ捨てジャーマン。さらに堀口がスイングDDTを決めていくと、YAMATOは堪らず鷹木にタッチ。堀口に串刺しラリアットを叩き込んでいる間に、YAMATOが斎了をエクスプロイダーで投げると、鷹木は斎了にMADE IN JAPANを狙う。
斎了が踏ん張ると、下からヒザで蹴り上げていくが、斎了もバックに回って投げ捨てジャーマン。20分が経過して斎了はドラゴンスープレックスで投げていき、さらに堀口が串刺し攻撃を狙ったが、鷹木はストマックバスターで切り返す。続けてYAMATOが垂直落下式ブレーンバスターで叩き付け、そこに鷹木がパンピングボンバーで突っ込んで来るが、堀口はかわしてYAMATOに誤爆させる!
だが、鷹木は突進してきた堀口をデスバレーボムで叩き付けると、YAMATOがスピア。堀口大ピンチだが、そこに斎了が入ってきて投げ捨てジャーマン。すかさず堀口が鷹木にバックスライド・フロム・ヘブンを決めるがYAMATOがカウント2でカット! YAMATOは斎了を垂直落下式ブレーンバスターから場外に追いやるとトペを発射。分断している間に鷹木はビーチブレイクを狙った堀口をターンバックル・パワーボムで切り返し、渾身のMADE IN JAPAN!
しかし、これもカウント2で返した堀口は、鷹木のパンピングボンバーをバックスライド・フロム・ヘブンで切り返すが、こちらもカウントは2。すかさずショートレンジでパンピングボンバーを叩き込んだ鷹木は、ロープに飛んでトドメのパンピングボンバーを狙ったが、ここで堀口に神が宿り電光石火のバックスライド・フロム・ヘブンで切り返して3カウント! 厳しい試合を制してツインゲート王座初防衛に成功したマライサは、鷹木に向かって「復帰して勢いつけたいのは分かるけど、悪いけどコレがBlood WARRIORSの力だからよ。今日は防衛して当たり前」と言い放った。
勢いに乗るマライサは14日の後楽園大会でYAMATOの持つフリーダムゲート王座に挑戦する神田裕之に向かって「キャンディー(※神田のこと)はもちろん獲る自信ありますよね?」と言ってマイクを向けると、神田が珍しくハニカミ笑顔で「あるよ」と応えたため沸き上がる場内。だが、5・14札幌でのKING OF GATEのBブロック1回戦で、いきなり対決することが決まった堀口と斎了だけに、最後はコミカルな小競り合いを展開。斎了が「このハゲェ!」と暴言を吐くと、堀口は「お前、後輩のくせにハゲ、ハゲ言いやがって! お前に勝ってKOGに優勝したら俺は賞金で植毛します!」と毎年恒例になっている宣言をした。
3・20両国大会で吉野正人の持つドリームゲート王座に挑戦する予定だった望月成晃だが、大会が中止になったことでドリームゲート戦は4・14後楽園大会で行われることになった。両国大会で望月のセコンドにつく予定だったZERO1の大谷晋二郎が、スケジュールの都合で4・14後楽園大会に来場出来ないため、今大会で望月とタッグを組んでGamma&神田裕之相手に試合を行うことに。
大谷の火祭り刀にシンガポールケインで同じポーズを取って挑発するGammaは、先発に大谷を指名し、大谷がいざ出てくると、背後から神田が蹴撃! 2人がかりで大谷にタックルを見舞っていくが、ヘビー級の大谷はビクともせず、逆にタックルで2人まとめて吹っ飛ばす。さらに大谷はGammaをコーナーに逆さ吊りにしてドロップキックを叩き込むと、望月を呼び込んで同じ攻撃を指示。さらに2人で同時に串刺しドロップキックを発射。
やられた放題だったGammaに続き、神田が望月にジョン・ウーを狙うが、例の如く2回トレイして2回とも失敗。仕方なく神田がフェースバスターからマンハッタンドロップを決めると、Gammaが望月に汚水攻撃! しかし、そこに大谷が入ってきてコーナー上のGammaをデッドリードライブで投げると、望月がGammaを抑え付け大谷が掟破りの逆汚水攻撃! 何とも嬉しそうにノリノリで汚水攻撃を決めた大谷は、続けて神田に顔面ウォッシュを狙ったが、Gammaが急所攻撃!
怒った望月がGammaもコーナー下に叩き付けていくと、悶絶している大谷の指示を受けて望月がGammaと神田に顔面ウォッシュを決めていく。だが、それを見た大谷は「僕がやる!」と言って元祖・顔面ウォッシュをお見舞い。神田も大谷に対してジョン・ウーを放っていくが、大谷は吹っ飛ぶどころかビクともしない。ならばとマンハッタンドロップからミサイルキック式のジョ・ウーでようやく大谷を倒した神田だが、望月が入ってきて合体攻撃で反撃。
ダブルのフロントキックからランニングローを叩き込むと、望月がGammaを羽交い締めに。そこに大谷がフロントキックを放っていくが、Gammaがかわしたため誤爆! すかさずGammaは大谷にアックスボンバーを売っていくが大谷は倒れない。ならばと、トラースキックからガンマスペシャルをアピールするが、その隙を突いて大谷は投げ捨てドラゴンスープレックス! さらに望月の一角蹴りから大谷がスパイラル・ボムで叩き付けるが、カウント2で神田がカット。だが、望月がツイスターで叩き付けてカウント3。
試合後、望月が「思ったより自分の出番がなかったので、余った力を明後日のタイトルマッチに出したいと思います」と苦笑いしながら言うと、大谷は「毎回のことですが、試合が終わってみると僕ばっかり出しゃばって。モッチー、ごめん!」と猛省。それでも最後は「皆さん、今日ドラゴンゲートの試合と、大谷晋二郎の試合を見て、少しは元気が出ましたか? 日本中を元気にするため僕たちプロレスラーは一生懸命プロレスをやります!」と熱く叫んだ。
インタビュースペースでは初参戦となったドラゲーに関して「ドラゴンゲートだからとかじゃなくて、今はどこの団体もお客さんは何かを期待して来てんだ! それを返すのがプロレスラーの役目だから、僕たちの世代が元気与えられたのであれば、今日本当に参戦してよかった」と語った大谷は、「これ勝手な思い付きだけど」と前置きしてから「今日組んでモッチーの闘い方を見てね、なんか(橋本)大地をぶつけたくなってきたな。自分が1ファンとして、橋本大地とモッチーの闘いが見たくなったな」と、何と望月vs.大地を示唆! どちらも空手をベースにし、蹴りを得意にしているだけに、大地にとって望月はいい勉強になる相手だろう。
3・2後楽園大会で敗者復活 サバイバル・イリミネーションマッチを制して完全復活を宣言したKAMIKAZEだが、緊急復帰した鷹木に加えて、2009年の9・28『武勇伝・甦』を最後に首の治療のためにリングを離れていた岩佐拓が復帰を宣言! 当初は両国大会で復帰戦を行う予定だったが、この日約1年半ぶりにリングに立った。
緊張した面持ちでリングに上がった岩佐。パートナーのサイバー・コングが先発で出ようとすると、対戦相手のドン・フジイは「岩佐、来い!」と指名。岩佐がこれに応じて出て行くと、いきなり激しい逆水平チョップ合戦から張り手合戦。早くも胸を真っ赤にした岩佐だが、ショルダータックルでフジイをなぎ倒す。サイバーもド迫力パワーファイトで岩佐をサポートするが、スペル・シーサーのカチ上げるようなエルボースマッシュに、ショートエルボーで応戦していた岩佐が、突如爆弾を抱えた首を抱えてうずくまる。
場内が緊張に包まれる中、フジイはその首筋に容赦なく袈裟斬りチョップを落としていき、さらに危険度の高いドリル・ア・ホール・パイルドライバーで岩佐の首をマットに叩き付けていく! さらにネックツイストまで決めていき、岩佐の動きは完全に止まってしまう。シーサーは執拗なヘッドロックで岩佐の首を絞め上げていったが、岩佐も何とかバックドロップで投げていくとサイバーにタッチ。
フジイとシーサーはうまい連係にサイバーのパワーに対抗すると、岩佐がコーナーに登ってところにシーサーが倒立で飛び付いていって、雪崩式フランケン。さらにフジイがダイビング・ニードロップを落とすと、シーサーが変型のSTFに捕らえていく。サイバーがカットしてダブルラリアットでフジイとシーサーを吹っ飛ばすと、さらに岩佐がシーサーを軸にして回転してのラリアット。
倒れたシーサーにサイバーがダイビング・エルボードロップを落とすと、岩佐が絶華で蹴り上げてから、必殺の熨斗紙で叩き付けていったのだが、カウント2でフジイがカット。さらにサイバーのパイナップル・ボンバーをかわして岩佐に誤爆させると、シーサーが背後からのミサイルキックでサイバーを吹っ飛ばし、その間にフジイが首筋への袈裟斬りチョップから後→前からのラリアットを叩き込んでから、のど輪エルボーで叩き付けて岩佐から3カウントを奪った。
復帰戦を白星で飾れなかった岩佐のところに、新井健一郎がやってきて「とりあえず岩佐、復帰おめでとう。まぁお前これからKAMIKAZEのメンバーとして最前線の闘いをしていけばいいわけだけど、1日ぐらいちょっと寄り道してもいいですかね? というわけで、14日の後楽園で久しぶりに"新岩"っていうのはどうですか? 別にこれはKAMIKAZEから岩佐を引き抜こうってことじゃない。とりあえず返事聞かせてくれよ」と、かつて戸澤塾の名物タッグだった新岩の再結成を提案。
そこにフジイが「俺もその輪の中に入れてくださいよ」と割って入ると、岩佐は「いまの自分がいきなり最前線も戻っても通用しないし、足を引っ張ると思う。だからこそこれは自分のステップアップのために、フジイさんには1からシゴいてもらって、また新井さんと組むことによってあの頃の勢いを取り戻したい。俺はそう思う。このKAMIKAZEがゴタゴタしている中、勝手ですけど、後楽園ホールでフジイさんと新井さんと組ませてもらってよろしいですか?」と、完全復活するために飛躍するキッカケとなったアラケンやフジイと一時的にタッグを組むことを承諾。
KAMIKAZEのメンバーも納得した表情で岩佐と握手を交わしたのだが、インタビュースペースではこの日、みちのくプロレスのフジタ"Jr"ハヤトと、"九龍仕様"のコスチュームでタッグを組んだKAGETORAが現れて、岩佐に向かって「5月5日の愛知県体育館で(4vs.4敗者復活サバイバル一発逆転キャプテンフォール)イリミネーションマッチでKAMIKAZE(vs.Blood WARRIORS)あるでしょ? それに(俺も)立候補したんで、そのことについて来たんですけど、もう岩佐さんも立候補してたほうがいいですよ。こいつらにメンバー決めさせたらね、また俺ら蚊帳の外になっちゃうんで」とアドバイス(?)。現時点でKAMIKAZEのメンバーはキャプテンである鷹木しか決まっていないが、果たして立候補したKAGETORAはメンバーとなるのか?
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 6人タッグマッチ20分1本勝負
CIMA/ドラゴン・キッド/○リコシェ
14分3秒 横入り式エビ固め
吉野正人/B×Bハルク/●PAC
▼第2試合 タッグマッチ20分1本勝負
超神龍/●琴香
9分9秒 一騎当千→片エビ固め
○KAGETORA/フジタ"Jr"ハヤト(みちのくプロレス)
▼第3試合 シングルマッチ30分1本勝負
○土井成樹
11分13秒 バカタレスライディングキック→エビ固め
●横須賀享
▼第4試合 岩佐拓復帰戦 タッグマッチ30分1本勝負
●岩佐拓/サイバー・コング
15分2秒 のど輪エルボー→片エビ固め
○ドン・フジイ/スペル・シーサー
▼第5試合 スペシャル・タッグマッチ45分1本勝負
Gamma/●神田裕之
12分57秒 ツイスター→片エビ固め
○望月成晃/大谷晋二郎(ZERO1)
▼第6試合 オープン・ザ・ツインゲート統一タッグ選手権試合60分1本勝負
[王者組]○堀口元気/斎藤了
23分43秒 バックスライド・フロム・ヘブン
[挑戦者組]●鷹木信悟/YAMATO
※第15代王者組が初防衛に成功
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