サスケと沼二郎が東郷に一騎打ちを申し出!九龍の助っ人として景虎参上!ヤッペーマンが佐藤兄弟相手に東北タッグ防衛

110409_Michipro-1.jpgみちのくプロレス
2011年東京大会第2弾
〜東日本大震災復興チャリティー大会〜
日時:4月9日(土) 開始:19:00
会場:新木場1stRING
観衆:338人(超満員札止め)

 9日、新木場1stRINGで行われたみちのくプロレス『2011年東京大会第2弾』。みちプロは仙台で被災したため、この日新崎人生は欠場となったが、チャリティー大会として今年2度目となる東京大会を開催。
 オープニングで登場した気仙沼二郎が「子供の頃から見てきた街がなくなって......でもみんな明るく復興に向かって、日常を取り戻そうと頑張っているので、私も今日ここで頑張って試合をしようと思っています!」と故郷・気仙沼のことを思い涙ながらに語ると、ザ・グレート・サスケは「我々みちのくプロレス選手、スタッフ一同は被災しながらも辛うじて生き延びることが出来ています。我々がいま出来ることは何なのか......1にも2にも我々はプロレスラーであり、プロレス団体ですからプロレスをするしかないと思います。我々、みちのくプロレス最後まで命を懸けて闘います!」と語り、自ら募金箱を持って義援金を募った。

 試合ではサスケと沼二郎が組み、FUNAKIと6・5みちプロ後楽園ホール大会が故郷・みちのくラストマッチになることが決まったディック東郷の海援隊☆DXコンビと対戦。東郷とFUNAKIはスピーディーなタッチワークを駆使して沼二郎を捕まえていく。完全に捕まってしまった沼二郎だったが、FUNAKIの攻撃を間一髪かわしてヒップアタックをお見舞いすると、ようやくサスケにタッチ。
 「がんばろう東北」と書かれたマスクを被ったサスケはFUNAKIにマッハ!!!!を叩き込むが、そこに東郷が入ってきてサスケに合体ブレーンバスター。さらにFUNAKIはサスケのTFPボムを逃れてフェースクラッシャー。しかしサスケもFUNAKIの串刺し攻撃をかわし、コーナーからダイブして飛び付き前方回転ネックブリーカーを決めると、たっぷりとアピールしながらラムジャムを狙う。
 しかし、あまりにもアピールが長く、FUNAKIが起き上がってデッドリードライブ。サスケが沼二郎にタッチすると、沼二郎は東郷にヒップアタック、ダイビング・ヒップアタックを連続で見舞っていくと、ヘッドバットをお見舞い。東郷もナックルを返すと、突進してきた沼二郎にカウンターのラリアット。沼二郎も監獄固め+ネックロックの複合技を繰り出すが、FUNAKIがカット。するとサスケがFUNAKIを場外に追いやって逆トペを発射!
 15分を経過し、FUNAKIがリングに戻ってきて東郷と合体攻撃を狙うが、ダブルラリアットでまとめて吹っ飛ばした沼二郎は東郷に万感の思いを込めた気仙沼落としを決めていったが、続く銀鱗をかわした東郷はオクラホマロールからクロスフェース! もうダメかと思われたところにサスケがサスケ・スペシャルX Ver.10.2セグウェイでカットに入ったが、寸前で東郷が離れたため沼二郎に誤爆! すかさず東郷はペディグリーからのダイビング・セントーンを決めて3カウント。
 すると沼二郎は「東郷さんに勝ちたいんです! 悔しい、もう1回! 次はシングルでお願いします!」と涙ながらに一騎打ちを直訴。するとサスケも「東郷、この俺とのシングルも頼むよ!」と申し出る。ニヤリと笑った東郷は「俺もあとみちのくに出るのは矢巾と後楽園の2回だけだ。この2回で......5月8日の矢巾は沼二郎、そして6月5日は......俺のデビュー戦の相手を知っているか? あなただったね」とサスケに向かって語りかけた。
 これを聞いて思わず「そうだよ、素顔時代のな」と言ったサスケだが、慌ててマスクを指差して「違う、これが私の顔なんです!」と訂正。最後は6・5後楽園大会での一騎打ちを約束してガッチリ握手。6月いっぱいで国内引退してしまう東郷だが、今年はレスラー生活20周年。それでけに沼二郎とサスケとのシングル2連戦は、それに相応しいメモリアルマッチとなる。

110409_Michipro-2.jpg 大間まぐ狼が全治5カ月の負傷欠場となったため、九龍は新メンバー"X"の投入を予告! フジタ"Jr"ハヤト、南野タケシに続いてXが呼び込まれると、そこに現れたのはドラゴンゲートのKAGETORA。とはいえ、"ドラゲーのKAGETORA"ではなく、「九龍」と書かれた黒と青のパンタロン姿の"景虎"として登場すると、いきなり正規軍の拳王&大柳欣也&Ken45°に奇襲攻撃を仕掛けていく。
 激しい場外乱闘から試合が始まると、リングに戻った景虎はKenを張り手でなぎ倒すと、「Ken、どうした、オラ!」と挑発。さらにハヤトとの連係攻撃を見事に決めてから「もらったー!」と叫んで腕固めへ。これを大柳がカットすると、景虎は南野にタッチ。南野はKenの顔面を踏みつけてから逆片エビ固めに捕らえると、STFに移行。今度は拳王がカットに入ったが、すぐさま景虎が入ってきて拳王を場外に投げ飛ばそうとしたが、拳王はロープを掴んで堪えると、景虎と激しく睨み合う!
 何とかピンチを脱したKenが大柳にタッチすると、エルボースマッシュとワキ固めで一気に反撃に出た大柳だが、背後からハヤトが後頭部を思い切り蹴ってカット。大柳が拳王にタッチすると、拳王はハヤトとミドルキック合戦。そこから蹴り足をキャッチしてハヤトをマットに叩き付けた拳王はフットスタンプ。続いて大柳は景虎に向かっていくが、景虎はシャイニング延髄斬りを返すと、南野との連係攻撃を狙う。
 しかし大柳は1人で2人を相手にし、景虎を場外に追いやってから南野に延髄蹴り。そこから南野を捕まえた正規軍は3人で攻撃してから大柳が卍固め。Kenも景虎をドラゴンスリーパーで抑え付け、拳王もハヤトを抑え付けようとしたが、振り切ったハヤトは仲間を救出。すかさず九龍は大柳にトレイン攻撃を見舞っていき、ハヤトのスピア→景虎のダイビング・エルボードロップ→南野のライガーボムと畳みかけたがカウントは2。
 何とか丸め込みで逆転を狙った大柳だが、景虎に向かって突進していく大柳の前にハヤトが割って入りミドルキック。さらにヘルムを叩き込むと、景虎が垂直落下式ブレーンバスター。カウント2で返した大柳だが、景虎は半月から必殺の一騎当千で叩き付けて3カウントを奪った。試合後、景虎はを場外に投げ飛ばした景虎は、殴りかかってきた拳王も場外に放り投げると、マイクを持って「ハヤト、タケシ、そして九龍のみんな、今日は呼んでくれてありがとう。俺たちはいつでも、いつでも仲間だからいつでも呼んでくれ! 俺はいつでもお前らの力になるから、これからもよろしくな!」と今後も"九龍の助っ人"でいることを強調した。

110409_Michipro-3.jpg メインでは当初3・13仙台大会で行われる予定だったが、震災のため延期となったヤッペーマン1号、2号の持つ東北タッグ王座に、九龍の佐藤兄弟が挑戦する一戦が行われた。先発で出てきた恵は1号に対して「正々堂々やろうじゃねぇかよ! タイトルマッチだからな!」と言って握手を求める。明らかに怪しいが、1号が警戒しながらも握手に応じると、何と恵はクリーンに握手をして手を離した。思わず控えの秀が「どうしちゃったんだよ!」と驚きの声をあげる中、恵はさらにロックアップでコーナーに押し込んでいった際もクリーンブレイク。
 そして再び握手を求めていき、1号がすんなり応じると「何がクリーンファイトだ!」と言ってガットショット。ようやく本性を表し、秀も「そういうのが見たかった」とひと安心。すかさず秀が口に含んだ水を拭きかけると、そこから場外戦へ。恵は花道で2号にパイルドライバーを狙うが、これを2号がリバースで切り返す。その間、秀は1号を会場外に連れ出していき、カラーコーンを腕にハメて殴打!
 恵がリング上を見て「誰もいねぇじゃねーか!」と叫んでいると、そこに腕にカラーコンを装着した秀が1号を連れて戻ってきて、リング上でカラーコーン・ラリアット。さらに佐藤兄弟は2人がかりでナックルからのダスティンを決めるが、1号は何とかピンチを逃れて2号にタッチ。スペース・ローリング・エルボーから雪崩式フランケンを決めた2号と、恵を踏み台にしてダッシュした1号は秀に串刺しドロップキック。
 これで佐藤兄弟が場外に出ると、ヤッペーマンは三角跳びトペコンを2人同時発射。2号が恵をリングに戻して攻撃していくと、なぜか恵はハルクアップから「You!」と指差してのビッグブーツ。しかし続くレッグドロップをかわすと、1号が恵にピープルズエルボーを狙うが、こちらもかわされてしまう。そこにイスを持った秀が入ってきてRVDポーズから、ローリング・サンダーを狙ったがこれもかわされて自爆。そこに2号がWORMを狙ったがやっぱりかわされて自爆という、アメプロムーヴ......
 ヤッペーマンは恵にサンドイッチ・ジャンピングフロントキックを叩き込むと、2号がコーナーに登っていく。そこに秀が入ってきてコーナー上に追いかけていくと、エプロンから1号が「こっち(=場外)に落とすぞ!」と叫んで合体で雪崩式ブレーンバスターを狙う。だが、そこに恵が近付いていき、コーナー上の3人をまとめてライガーボムで投げつけていった。20分が経過し、4者ともフラフラになってきたところで、お互いに同士討ちを誘い込む。そこから佐藤兄弟がサンドイッチ・スライディングキックを叩き込んでから、秀のスタナー→恵の回転エビ固め。カウント2で何とか返したが、恵は2号にペディグリー。
 しかし続く恵のハイキックを2号がかわすと、1号がエプロンから口に含んだ水を噴射! 佐藤兄弟のお株を奪う攻撃から2号が逆さ押さえ込みで3カウントを奪ってみせた。南野&まぐ狼から王座を奪取し、初防衛戦にして一番の難敵を倒したヤッペーマン。2号が「俺たちベルト獲ったときもそうだけど、一見ベルトを巻きそうにないけど、俺たちヤッペーマンが東北タッグチャンピオンだ!」と叫ぶと、バックステージではサスケをはじめとする正規軍の選手とも防衛戦をやって、東北タッグのベルトをヤッペーマンのシンボルにしていくと語った。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 シングルマッチ 15分1本勝負
●佐々木大地
7分22秒 逆エビ固め
○日向寺塁

▼第2試合 タッグマッチ 20分1本勝負
●剣舞/めんそ〜れ親父(沖縄プロレス)
7分36秒 逆打ち
○野橋太郎/ラッセ

▼第3試合 スペシャルタッグマッチin新木場 30分1本勝負
ザ・グレート・サスケ/●気仙沼二郎
16分58秒 ダイビングセントーン→片エビ固め
○ディック東郷(DDT)/FUNAKI(フリー)

▼第4試合 九龍のX判明!! 30分1本勝負
拳王/●大柳欣也/Ken45°
18分3秒 一騎当千→片エビ固め
フジタ"Jr"ハヤト/南野タケシ/○景虎

▼第5試合 東北タッグ選手権 60分1本勝負
[王者組]ヤッペーマン1号/○ヤッペーマン2号
21分11秒 逆さ押さえ込み
[挑戦者組]佐藤秀/●佐藤恵
※王者組が初防衛に成功

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