BOSJ予選トーナメント1回戦で菊地に敗れた大家、本戦出場の夢☆破れる!大物ルーキーの片鱗を見せた冨永だが、佐々木に惜敗!
新日本プロレス
NEVER.6
~ROAD TO THE SUPER Jr. 2DAYS TOURNAMENT~
日時:4月7日(木) 開始:19:00
会場:新木場1stRING
観衆:250人
7日、新木場1stRINGで行われた新日本プロレス『NEVER.6 〜ROAD TO THE SUPER Jr. 2DAYS TOURNAMENT〜』。新日本が新世代育成プロジェクトとして開始した実験的な大会『NEVER』が、5月下旬に開幕予定の「BEST OF SUPER Jr.XVIII 〜Bring it on!〜」(以下BOSJ)への出場権を賭けて2DAYSの予選トーナメントを開催! A、B2枠のトーナメントを行い、それぞれのトーナメント優勝者2名がBOSJに出場出来る。
初日1回戦の注目カードは何と言っても、2月に仙台で菅林直樹社長に直訴する形でトーナメント出場が決まった菊地毅と、それを聞いて飯伏幸太が新日本の社長と勘違いしている西澤管理部長に「社長、お願いします!」とトーナメント出場を直訴したユニオンプロレスの大家健の一戦。両者は1・3ユニオン後楽園大会で、"パン食いデスマッチ"で対戦し、その際は菊地が勝利しているが、まさか新日本マットでその再戦が実現するとは......(ルールは通常のプロレスルールだが)
「ガンバレ、俺☆」Tシャツを着て入場してきた大家は大きな声援を浴びる。続いて入場してきた菊地はコーナーに登ってポーズを取り、より大きな声援を浴びる。それを見た大家もコーナーに登って声援を促す。真似された菊地が「降りろよ!」と文句をつけながら大家に詰め寄ろうとすると、何と大家はミサイルキックで奇襲攻撃!
ここで試合開始のゴングが鳴ると、大家は菊地を場外に連れ出して場外乱闘。場外でも優勢に試合を運んだ大家だが、リングに戻ってのエルボー合戦で菊地が形勢逆転。大家もサッカーボールキックをお見舞いするが、菊地もサッカーボールキックをお返し。観客から大家への声援が飛ぶと、菊地は「大家じゃねぇぞ、菊地だぞ!」とあくまでも菊地コールを要求!
大家への声援が多い怒りを花道でのブレーンバスターでぶつけていった菊地は、さらに先にリングに戻ってロープ越しのブレーンバスターを狙ったのだが、これを逃れた大家は何とスワンダイブ式ミサイルキックを発射! そこからジャーマンで投げていったがカウントは2。ならばとコーナーに登ったが、追いかけていった菊地はスパイダー式フロントスープレックス。しかし大家はすぐに起き上がり、追いかけていって雪崩式ブレーンバスターを返す。
なおもエルボー合戦でお互いの意地をぶつけ合う両者だが、大家のヘッドバット連打に対して菊地は1発のヘッドバットで大家をダウンさせると、続けてランニングエルボー。大家も左右の張り手を返すが、菊地はもう1発ヘッドバットを叩き込むと、一気に火の玉ボムで叩き付けて3カウント。敗れた大家はバックステージで「うわぁぁぁぁぁ、終りなんすか? 終りなんすか、これ! 俺もう、(BOSJに)出れないの? ねぇ誰か、答えて!」と号泣。それを見た菊地が「オメェはいつもそうだろうが! 勝負となったら、トコトンやるんだよ! 甘えんじゃねぇ! まだまだ、これからだ!」と檄を飛ばし、なぜかガッチリ握手を交わした。菊地は8日のトーナメントA準決勝で、1回戦でマリーンズマスクを破ったSTYLE-Eの田村和宏と対戦する。
今年の1・3ユニオン後楽園大会でデビューした大物ルーキー・冨永真一郎が、キャリアわずか3カ月で新日本マット参戦&トーナメント出場という大抜擢を受けた! 1回戦の相手はDDTではFrom the Northern Countryとして活躍している佐々木大輔。
先手先手で攻撃していく冨永だが、開始早々に狙ったプランチャとケブラーダはことごとく佐々木が防御して飛ばせない。そしてエルボー合戦を仕掛けていった佐々木は、そこからドロップキックを叩き込むと、串刺しラリアット、バックドロップと見舞っていくが、2発目のバックドロップを後方に着地した冨永は、佐々木を場外に追いやり今度こそケブラーダを発射。さらにリングに戻ってダイビング・ボディアタックを見舞ってからエロワードライバーを狙うが、これは佐々木がスクールボーイで切り返す。
ならばとブレーンバスターを狙った冨永だが、これもオクラホマロールで切り返した佐々木はグラウンド卍で絞め上げる。何とかロープに逃れた冨永だが、佐々木はDDTで叩き付けてからコーナーへ。しかし冨永は下からジャンプして飛び付くと、そのまま雪崩式フランケン! さらにJKからムーンサルトプレスを投下していったが、これをかわして自爆させた佐々木は、トップロープに冨永を逆さ吊りにしてからドロップキックを叩き込むと、そこからNOW OR NEVERで叩き付けて3カウントを奪った。佐々木は8日のトーナメントA準決勝で、1回戦で三上恭祐を破ったK-DOJOの関根龍一と対戦する。
DDTの石井慧介は新日本の高橋広夢と三度目の対戦となったが、腰への容赦ない集中攻撃から、丸め込みで切り返してくる高橋に対して変型のgo2sleepで蹴り上げると、オーバーヘッドキックからのダブルアームDDTという厳しい攻撃で叩きのめして3カウント。桃色ニールキックを出すまでもなく勝利した石井は、8日のトーナメントB準決勝で、1回戦で浪口修に勝利して新日本勢で唯一勝ち上がったタイチと対戦する。
このほか666の忍はK-DOJOの梶トマトと対戦。お互いにトリッキーな動きを得意とするだけに、スピーディーな攻防が展開されたが、忍のSEXボンバーはことごとく防御されてしまう。しかし飛び付いてきた梶を引き離した忍は、ショートレンジのSEXボンバーを叩き込むと、S・E・Xを投下して3カウント。
4・3新日本後楽園大会では田口隆祐の持つCMLL世界ウェルター級王座に挑戦し、健闘空しく敗れた円華は、DDTの平田一喜と対戦。気迫溢れるエルボーで食らいついていった平田はロープに飛んだ円華に追走し、飛び付き式のエースクラッシャーを決めると、スライディングキックからバックドロップを狙う。これを踏ん張った円華だが、張り手を叩き込んだ平田はそこからバックドロップ。
これを体を捻って押し潰した円華は張りし込んできた平田をスクールボーイで丸め込むと、すぐさま立ち上がってバズソーキックから掌底の連打。さらにハイキックを叩き込み、棒立ちになった平田に必殺のランヒェイを決めて勝利。8日のトーナメントB準決勝では、『NEVER』では何度かタッグを組んでいるこの忍と円華が激突する!
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 ROAD TO THE SUPER Jr. 2DAYS TOURNAMENT B/1回戦 時間無制限1本勝負
●高橋広夢
8分18秒 ダブルアームDDT→片エビ固め
○石井慧介(DDT)
▼第2試合 ROAD TO THE SUPER Jr. 2DAYS TOURNAMENT A/1回戦 時間無制限1本勝負
●三上恭祐
8分56秒 龍切→片エビ固め
○関根龍一(K-DOJO)
▼第3試合 ROAD TO THE SUPER Jr. 2DAYS TOURNAMENT B/1回戦 時間無制限1本勝負
○忍(666)
8分32秒 S・E・X→片エビ固め
●梶トマト(K-DOJO)
▼第4試合 ROAD TO THE SUPER Jr. 2DAYS TOURNAMENT B/1回戦 時間無制限1本勝負
○円華(フリー)
8分53秒 ランヒェイ
●平田一喜(DDT)
▼第5試合 ROAD TO THE SUPER Jr. 2DAYS TOURNAMENT A/1回戦 時間無制限1本勝負
○田村和宏(STYLE-E)
4分21秒 HEATクラッチ
●マリーンズマスク(K-DOJO)
▼第6試合 ROAD TO THE SUPER Jr. 2DAYS TOURNAMENT A/1回戦 時間無制限1本勝負
○佐々木大輔(フリー)
10分8秒 NOW OR NEVER→片エビ固め
●冨永真一郎(ユニオン)
▼第7試合 ROAD TO THE SUPER Jr. 2DAYS TOURNAMENT A/1回戦 時間無制限1本勝負
○菊地毅(フリー)
8分12秒 火の玉ボム→体固め
●大家健(ユニオン)
▼第8試合 ROAD TO THE SUPER Jr. 2DAYS TOURNAMENT B/1回戦 時間無制限1本勝負
○タイチ
8分48秒 スライディングキック→片エビ固め
●浪口修(フリー)
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