天龍という強力な助っ人を得た高木が、東郷への挑戦が決まっている石川にフォール勝ち!村上が諸橋を救出!大家は金本戦へ

110403_Union-1.jpgユニオンプロレス
ユニオン学園入学式
日時:4月3日(木) 開始:12:00
会場:新宿FACE
観衆:465人(超満員)

 3日、新宿FACEで行われたユニオンプロレス『ユニオン学園入学式』。5・4後楽園ホール大会に向けて勢いに乗るユニオンだが、3・6新木場大会で"ミスタープロレス"天龍源一郎がTKG48に会員番号17番にして最高顧問として加入することが発表されると、ユニオン勢にレンタル移籍していた菊地毅が天龍との対戦を熱望。その結果、天龍&高木三四郎&入江茂弘のTKG48vs.レンタル移籍が延長された菊地&石川修司&妻木洋夫の6人タッグマッチが決定した。

 足を負傷している天龍は足をやや引きずりながらもTKGのTシャツを着て入場。そこにユニオン勢が奇襲攻撃を仕掛けていくと、何と天龍には妻木がエルボーで向かって行く。だが、場外戦になると入江が羽交い締めにした妻木に天龍は容赦なくイスを叩き付けていき、さらにリングに上がって菊地と相対する。かつてジャンボ鶴田さんの付き人を務めていた菊地にとって天龍は宿敵。
 久しぶりに天龍と向かい合った菊地はエルボーを打っていくが、天龍は敢えて自らの顔を指差して「もっと打って来い」とアピール。そして菊地のエルボーを受け止めた天龍は、逆水平チョップをお返し。菊地はなおもヘッドバットを打っていくが、天龍はチョップとグーパンチをガンガン叩き込む。さらに高木のゆずポンキックから天龍がコブラツイストで絞め上げると、妻木は入ってきて天龍を蹴ってカット。しかし高木も入江も天龍という強力な助っ人を得たことで勢いに乗ってユニオン勢を押しまくる。
 天龍も足があまり動かないにも関わらず、グーパンチでなおも菊地を追い込むとDDTで叩き付ける。しかし2・3新宿FACEでの菊地とのシングルマッチで鶴田ばりの怪物ファイトを見せた石川が、天龍に対して串刺しジャンピングニーから「オー」を披露。さらに高木にもジャンピングニーから「オー」、入江にはノーモーションヘッドバットで飛び込んでいってからの「オー」と、ジャンボ化していく。さらに妻木がなおも天龍に向かって行くが、天龍は「ナメるな!」とばかりに掌底のような突っ張りで妻木を吹っ飛ばすと、ショートレンジラリアットでなぎ倒す。
 さらに入江も妻木の蹴りを飯伏幸太ばりのマトリックスでかわし、ラリアットを叩き込む。続いて高木が石川に向かって行くが、石川はドロップキック、ツームストンパイル、投げ捨てフルネルソンスープレックス、TSUNAMIを叩き込むと、スプラッシュ・マウンテンの体勢に。これを何とか背後に着地してリバースネックブリーカーで切り返した高木は、ラリアットと投げ捨てジャーマンを返すと、張り手合戦からヘッドバットを打ってくる石川に対して天龍を呼び寄せて、龍原砲の十八番であるサンドイッチ・ラリアットをお見舞い! そこからジャーマンでカウント2まで追い込むと、続けてSHBで叩き付けて3カウントを奪った。
 試合後、高木は5・4DDT後楽園ホール大会でディック東郷の持つKO-D無差別級王座挑戦が決まっている石川に向かって「いまのお前じゃ絶対に勝てねぇよ! ディック東郷を甘く見るんじゃねぇよ! ユニオンの恥をさらすんじゃねぇよ!」と厳しい言葉を浴びせる。これを聞いた石川は「ディック東郷は高い壁だと思うけど、俺は必ず乗り越えてまたユニオンにベルトを持ってきます! 高木三四郎、5月4日の(夜のユニオン)後楽園で俺とシングルマッチやれ!」と要求。高木は「ふざけるんじゃねぇよ。勝ったにしろ、負けたにしろ、ディック東郷とやったあとに俺とやる? 叩き潰してやるからな」と受けて立つ構えを見せた。最後は宮城県で被災した菊地が「私、宮城のみんなに、東北のみんなに何らかの形で支援したんですけが、私プロレスしかないので、プロレスをすることでみんなを勇気づけたいと思います」と挨拶して大会を締めくくった。

110403_Union-2.jpg 3・6新木場大会で諸橋晴也が直訴する形で、スーザン親衛隊の矢郷良明とシングルマッチが決まったが、黄色いハッピにハチマキという親衛隊の"正装"で登場した矢郷はナオミ・スーザン代表に向かって「私が勝つのは分かっていること。電力も無駄になるので今日は試合をしない方向で行きたいと思います。試合はしなくともスーザン親衛隊がユニオンの正規軍であることを分かっていると思います」と言うが、スーザン代表が否定していると、そこに気合い満点の諸橋が登場。
 しかし大家(真霜)拳號と円華が場外で諸橋を攻撃してからリングに戻すと、矢郷はバックブリーカーで腰を痛めつける。何とかナックルで反撃に出た諸橋だが、矢郷はレフェリーに諸橋を叩き付けていき、レフェリーの不在の状況を作り上げる。諸橋は隙を突いてクリップラー・クロスフェースを決めるが、レフェリーは見ていない。その間に大家(真霜)と円華が諸橋を場外に引きずり込み、再び攻撃。そしてエプロンに戻った諸橋に矢郷がドロップ・デッド・トワイスから垂直落下式ブレーンバスター。
 諸橋も殺人コブラを狙う矢郷をスクールボーイで丸め込み、そこからクォーラルボンバーで反撃するが、ダイビング・ヘッドバットをかわして自爆させた矢郷は今度こそ殺人コブラツイストを決めてギブアップを奪った。試合後、矢郷はまたも代表に向かって「見ての通りユニオンの正規軍はこのスーザン親衛隊だ。あなたもいまその目で見たように、この不甲斐ない奴とその廃棄物を捨てて、我々と行動を共にすべきです」と言い寄るが、そこに諸橋とかつて抗争を繰り広げたビッグ村上が登場!
 スーザン親衛隊を蹴散らした村上は諸橋に向かって「俺を倒してビッグになるんじゃないのか? もっとしっかりせんかい!」と檄を飛ばすと、スーザン親衛隊に対してケンカを売る。矢郷が人を食ったように「俺の大事なユニオンに土足で入ってきたな。まず人の家に入ってきたら『ごめんください!』って挨拶出来ないか? それが出来ないなら、いまから俺が『ビッグ村上くん』と呼ぶから『ハイ!』と元気に挨拶しなさい」と言うが、村上の返事は「ハイ」ではなく「オウ」。すると矢郷は5・4後楽園大会で、矢郷&大家(真霜)vs.村上&諸橋を要求。村上もスーザン代表に向かって「やるしかねぇだろ。アイツらの要求全面的に飲んでやる!」と言い放つと、諸橋とガッチリ握手を交わした。

110403_Union-3.jpg 4・8&9の新日本プロレス『NEVER.6』で行われるベスト・オブ・ザ・スーパーJr.予選トーナメントに出場する大家健は、壮行試合として元IWGPジュニアヘビー級王者にしてBOSJでも優勝した経験のある高岩竜一と対戦! 高岩の餅つき式パワーボム対策として、自ら杵と臼で餅をついた大家だが......
 高岩のパワーに何とか食らいつけていく大家だが、大家がいくらエルボーを打っていっても高岩は「来い、オラ!」とすべて受け止めた上で逆水平チョップ一発でダウンを奪う。さらにストンピングで追い込み、大家の顔面を踏みつけていった高岩だが、大家もブレーンバスターを逆に投げていくと、ランニングネックブリーカーからボディスラム。そして「よっしゃー!」と叫んでコーナーに登っていく。
 しかし余裕の表情で起き上がった高岩は、追いかけていって雪崩式ブレーンバスター。そして餅つきパワーボムを予告するが、必死で逃れた大家は投げ捨てジャーマンでブン投げると、炎のスピアをお見舞い! そしてお株を奪う餅つきアピールからパワーボムの体勢に入るが、高岩はリバースで切り返すと、バックを取った大家にエルボー。デスバレーを狙った高岩にヘッドバットを見舞った大家は投げ捨てジャーマンからロープに走るが、高岩はカウンターのラリアットから元祖餅つきパワーボム。しかし、これもカウント2で返した大家。だが、高岩は体重を乗せたラリアットでなぎ倒すと、問答無用のデスバレーボムで叩き付けて3カウントを奪った。
 試合後、高岩は「大家くん、スーパージュニアの壮行試合、まぁ技うんぬんっていうより気合いだけはよかったよ。ただな、俺は新日本時代、餅米から餅作ったことあるからな。まぁそれはいいとして、気合いだけは認めるから、お前に紹介したい人がいるんだよ。お前、スーパージュニアに出たいんだろ? 俺より高い人がいるから紹介してやるよ」と言うと、その場で生電話。
 電話の向こうの相手は怪訝そうな声を出しながら二度も高岩の電話を切ってしまったが、三度目の電話でようやく出るとその電話の相手が新日本プロレスの金本浩二であることが判明! 高岩が「大家って奴と闘ってほしいんですけど」と言うと、金本は「大家って女子プロのか? 知らんなぁ。何て? スーパージュニアは俺も出たいけどなぁ。俺とやってくれって? 後楽園? いつ? 5月4日? あ、引っ越ししてるなぁ」と散々はぐらかしたが、最後は「あぁ分かったよ、何とか調節するわ」と承諾。ホッとした様子で高岩が「闘ってくれるかな?」と生電話らしく"例のアレ"を要求すると、金本は「エエで!」と天の邪鬼な兄貴らしく、最後までお約束を拒否した。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼ダークマッチ 10分1本勝負
○吉田充宏
3分11秒 ランニング・ニー→片エビ固め
●風戸大智

▼第1試合 タッグマッチ30分1本勝負
●冨永真一郎/翔太(フリー)
10分56秒 脇固め
○澤宗紀(TKG48会員番号4番/バトラーツ)/ノリ・ダ・ファンキーシビレサス(TKG48会員番号48番/今池プロレス)

▼第2試合 ガントレットマッチ30分1本勝負
<1回戦>
木高イサミ/○矢野ケイタ(ワラビー) with ベロニカ
5分49秒 逆片エビ固め
●趙雲子龍(新北京プロレス)/曹彰(新北京プロレス) with 真琴姫(新北京プロレス)
<2回戦>
○木高イサミ/矢野ケイタ(ワラビー) with ベロニカ
8分15秒 リングアウト
●大家(真霜)拳號(スーザン親衛隊/K-DOJO)/円華(スーザン親衛隊/フリー)

▼第3試合 アイドル・ザ・ベスト10デスマッチ30分1本勝負
○チェリー
6分44秒 なんてったってアイドル完唱
●藤本つかさ(アイスリボン)
●松本都(アイスリボン)

▼第4試合 ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.壮行試合30分1本勝負
●大家健
10分15秒 デスバレーボム→体固め
○高岩竜一(フリー)

▼第5試合 シングルマッチ30分1本勝負
●諸橋晴也
11分20秒 殺人コブラツイスト
○矢郷良明(スーザン親衛隊/フリー)

▼第6試合 6人タッグマッチ60分1本勝負
○高木三四郎(TKG48プロデューサー)/天龍源一郎(TKG48会員番号17番/天龍プロジェクト)/入江茂弘(TKG48会員番号36番/チームでら)
15分15秒 シットダウンひまわりボム→エビ固め
●石川修司/妻木洋夫/菊地毅(フリー)

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