つくしが現アイスリボン三冠王者の藤本を下し、インターネット中継限定タイトル『IW19』初代王者となる!

110322_IW19.jpg19時女子プロレス
19時女子プロレス・65
日時:3月22日(火) 開始:13:00
会場:アイスリボン道場
   (http://19pro.ne07.jp/)
観衆:未発表

  22日、19時女子プロレスが埼玉県蕨市・アイスリボン道場で『19時女子プロレスvol65』を行った。今大会では同団体の代表であり、顔である帯広さやかがケガで長期欠場するため提唱された19時女子プロレス認定インターネットシングル選手権(略称「IW19」)の初代王者を決定する1DAYトーナメントが開催された。
 このIW19のベルトは設立基金(協賛金)を募る形で作られ、番組冒頭でメインMCのさくらえみが100名以上の協賛者がいたという。なお、IW19選手権は下記のような独特なルールで行われる。

【試合形式
▼シングルマッチ19分1本勝負とする
▼観衆の有無に関係なく、選手権試合はインターネットを通じ中継されるもの。
▼場外カウントは19カウントとする(通常の19時女子では場外カウントは行わない)。
▼時間切れ引き分けの場合は王者防衛となる。
▼選手権保持者(以下王者)は、最低4週間に1度の防衛戦を行わなければならない。
▼日程および挑戦者は、王者に決定権がある(挑戦者に拒否権は無い。挑戦者からのアピールは自由)。但し、19時女子プロレスに10回以上参戦した場合は、「いつでも挑戦権」を獲得出来、好きな時に王座に挑戦表明が出来る。(その際に王者に拒否権はない)
▼いつでも挑戦権獲得のカウントは、選手権試合を行った場合はその時点でリセットとなる。
☆10回以上の参戦で得られる権利は1回のみである(10回毎に累積でたまっていくものではない)。

 初代王者決定トーナメントに出場する選手は、帯広が出身地が被災した者の中から、宮城県出身の藤本つかさ、青森県出身の飯田美花、茨城県出身のつくし、宮城県出身の宮城もちの4選手を選出した。
 1回戦第1試合では前日の後楽園大会でRay相手にICE×60王座を防衛した藤本と、後楽園大会では自身で初の白星をあげた飯田が激突。タニバットを落としていった飯田をヒザ十字に切り返した藤本。しかし飯田も藤本の蹴り足をキャッチして噛みついていくと、前日ギブアップを奪った河津落としからのグラウンド卍を出していく。リングが小さいこともあって、これは決まらなかったが、翌日が19歳の誕生日の飯田は積極的に攻めていく。しかし藤本はこのところ完成度が高くなっているドロップキックで形勢逆転すると、蹴りの連打からビーナスクラッチで勝利。
 続く1回戦第2試合では後楽園大会で仙女の悲恋と対戦したもちと、後楽園大会では同い年のりほから初のフォール勝ちを奪ったつくしが激突。ゴングと同時にクロスボディを発射したつくしだが、もちはパワーでつくしの技をはね除け、うすDONから自慢の腹をつくしの顔面に押しつけていく。つくしも串刺しドロップキックで反撃するが、もちはベアハッグ。しかしもちのボディプレスをかわしたつくしは、ミサイルキックからオースイスープレックス。これが崩れるとセカンドロープを使ってのハルカゼを決めて勝利。

110322_19Pro.jpg この結果、決勝戦は藤本vs.つくしに決定。ゴングとほぼ同時にドロップキックで奇襲攻撃を仕掛けたつくしだが、これをかわした藤本はいきなりラ・マヒストラル。辛くもカウント2で返したつくしだが、4冠王者を目指す藤本はその後もキャメルクラッチや逆片エビ固めなど厳しい攻撃を繰り出していく。ビーナスシュートは何とかかわしたつくしだが、丸め込みで突破口を開こうとしても藤本は余裕の笑みすら浮かべながらことごとく潰していく。
 ならばとエルボーの連打で必死に反撃するつくしだが、藤本は619から串刺しドロップキック、サッカーボールキックと蹴りまくる。エグい角度の逆片エビ固めを何とか耐えたつくしは、コーナーに登った藤本にしがみつくと、フライングメイヤーで引きずり降ろしてからオースイスープレックス。さらに変型の弓矢固め、ナカユビ、タイガースープレックス、ハルカゼと畳みかけたつくしは、藤本のビーナスクラッチをカウント2で返すと、セカンドロープを使ってのハルカゼを決めて三冠王者の藤本から3カウントを奪った。
 代理コミッショナーのさくらからIW19のベルトを腰に巻かれたつくしは思わず号泣。しかし初代王者として「自分がこのベルトを防衛し続けて輝かせたいと思います。おウチは海が近かったんですけど大丈夫です。ヒビが家に入ってしまって......でも元気に暮らしています!」と力強く語った。そして王者つくしは次に防衛戦の相手として「志田光選手に挑戦してきてほしいです。ブレーンバスターで2回負けているので、ブレーンバスターを返してタイガーで投げたいと思います!」と志田光を指名した。

▼初代IW19王者決定トーナメント 1回戦 19分1本勝負
○藤本つかさ(アイスリボン)
4分20秒 ビーナスクラッチ
●飯田美花(フリー)

▼初代IW19王者決定トーナメント 1回戦 19分1本勝負
○つくし(アイスリボン)
2分6秒 ハルカゼ
●宮城もち(アイスリボン)

▼エキシビションマッチ 5分間
○都宮ちい(アイスリボン)
1-0
●長野レミ(アイスリボン)

▼初代IW19王者決定トーナメント 決勝戦 19分1本勝負
●藤本つかさ(アイスリボン)
9分0秒 ハルカゼ
○つくし(アイスリボン)
※つくしが初代王者となる

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